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ホラーストーリー (AC) - (2015/09/03 (木) 18:00:08) の編集履歴(バックアップ)
ホラーストーリー
【ほらーすとーりー】
ジャンル
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アクションシューティング
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対応機種
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アーケード
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発売・開発元
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東亜プラン
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稼動開始日
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1989年
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判定
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なし
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ポイント
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東亜屈指のマイナーアクションSTG クセのあるジャンプを使いこなせるかが鍵
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概要
1989年に今は亡き東亜プランがリリースした、強制横スクロール型アクションシューティングゲーム。
東亜プランには珍しいホラーモチーフの世界観を、ポップなデザインで構築したコミカル色の強いゲーム。
世界各地を舞台に様々な幽霊や妖怪、モンスターといった化物たちを相手に戦い抜き、長き眠りから目覚めんとする魔王ディモーンの打倒を目指す。
二人同時プレイ可能、全7ステージ構成。
主なルール
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ショット&ジャンプで自機(主人公)を操る事になるのだが、ボス戦以外は常に強制スクロールであるため、それを念頭に置く必要がある、
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レバー操作は左右で自機移動、下でしゃがみ。ボタンは二つ使用し、それぞれがショットとジャンプとなっている。また、ジャンプは飛行中に移動調整が可能。
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ジャンプ中にもう一度ジャンプボタンを押すと、二段ジャンプが可能。但し、一段目のジャンプの上昇中にしか入力が効かず、下降中にボタンを押しても二段ジャンプはできないので注意が必要である。また、二段ジャンプ中にレバー下で地面に急落下する事もできる。
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ジャンプ中に大半の敵を踏みつけて倒す事が可能。また、踏みつけた後はその場から再ジャンプを行うので、場合によっては連鎖的に連続踏みつけもできる。
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ときおり画面左から、時間経過で5種類に切り替わる武器アイテムが飛行してくるので、それを取ると使用しているショットを変えられる。以下その種類を示す(カギカッコ内はアイテムの表示パネル、その右は武器の名前)。
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「M」標準ミサイル…1Pプレイヤーの初期装備。直進型に弾を4連射できる。
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「>」カッター砲…射程距離は短いものの、攻撃判定が強力で常に連射が可能。
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「L」標準レーザー…2Pプレイヤーの初期装備。連射か効かない代わりに、一発あたりの射程判定が長いレーザーを放てる。
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「B」ボンバー…放物線状に2連射しか弾を放てないが、全ショット中最大の攻撃力を持つ。
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「3」3WAYショット…自機の斜め上方向に三方向の弾を放つ。大きな攻撃範囲で連射は効く反面、攻撃力は全ショット中最弱である。
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このゲームにはショットのパワーアップ強化という概念は存在せず、自機が所持しているショットと同じアイテムを取得するとボーナススコアが加算される。
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武器関係以外のアイテムも存在する。以下その効果を示す。
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ハート…敵を倒すとたまに出現、取るとスコアアップ。
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「P」…同上、3つ集めると自機のダメージを一回だけ防いでくれる「プロテクト」の効果が得られる。
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ベル…厳密にはアイテムではなく、触れると効果を得られるオブジェというべき存在。触れる度にスコアアップ。
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途中復活の残機制で全部ミスするとゲームオーバー。ミス条件は自機が敵及び敵弾のダメージを受ける、トラップに触れる、落とし穴に落ちる、スクロールと壁に挟まれる(プロテクト効果中も例外ではない)、のいずれかである。
批評点
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強制スクロール型のアクションシューティングという関係上、任意スクロールのように自分のペースで進む事はできないため、難易度は高い。
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また、本作の難易度を大幅に上げている要因として、自機のジャンプのクセの強さが挙げられる。まず、これを熟知しないと前半ステージすらもクリアできない可能性は高い。
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一段目のジャンプはかなり上方向への跳躍がかなり短く、ジャンプというよりは軽いスキップ動作といった表現の方が正しい。もちろんそれではジャンプの機能が果たせないので二段ジャンプを駆使するのは必至なのだが、その二段ジャンプはやたらと高く飛ぶ上に前後方向の移動量が非常に小さいためコントロールし辛いという問題がある。
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しかも、二段ジャンプは最初のジャンプの上昇中のみにしか受付が効かないので、『超魔界村』のように一段目のジャンプ後の下降中に再ジャンプという行為ができないのも、クセの強さに一役買ってしまっている。
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また、そのクセの強いジャンプを使いこなす事を前提とした初見殺しポイントも多く存在するので、難関場所の対処方を知らないと、例え場所を覚えていても、ほぼ強制的にミスとなりやすい。
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但し、敵そのものは全体的にそんなに強くはなく、単純にシューティング部分としての難易度はさほど難しくはない。本作の死亡要因は、ジャンプ関係によるミスが大半を占めるといっても過言ではない程である。
総評
ただでさえ東亜プランの中でもかなりマイナーな存在なのに、操作のクセの強さが災いして、多くのプレイヤーから馴染められず、早々と店から姿を消してしまった。
東亜ファンからして見ても「存在すら知らなかった」「存在は知っていたが、あれが東亜製だったとは知らなかった」という人は結構いるはずである。その位に東亜らしくないゲームであった。
そういうマイナーな存在だった故に、家庭用移植はPCエンジン版しかリリースされなかった。もちろんAC同様、PCEユーザーからして見ても、ソフトの存在を知っている人は少ないと思われる。
家庭用移植
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PCエンジン スーパーCD-ROM2版(1993年2月26日発売、NECアベニュー)
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唯一の家庭用移植。CD-ROM2関係としては珍しく、BGMのアレンジ化や敵キャラの耐久力減少など、若干のアレンジが加わっている。AC版冒頭にあったネーム入力はカットされているが、二人同時プレイはきちんと再現されている。
余談
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本作の基板は第1ステージが中国ステージから始まるものと、アメリカステージから始まるものの異なるバージョンが存在し、一般的には前者の方が出回っている。
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後者の方はステージ順変更の他、面構成自体も大幅に異なっており、上述のPCE版は前者に準拠した移植となっている。