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仮面ライダーアギト - (2015/08/07 (金) 15:16:12) の編集履歴(バックアップ)


仮面ライダーアギト

【かめんらいだーあぎと】

ジャンル 対戦格闘
対応機種 プレイステーション
発売元 バンダイ
開発元 KAZe
発売日 2001年11月29日
定価 4800円
判定 なし
ポイント キャラゲーとして少し進化
しかしまだまだ荒削り
仮面ライダー対戦格闘シリーズリンク


概要

同名の特撮番組を原作としたゲームソフト。
制作は『仮面ライダー』『同・V3』『同・クウガ』に続きKAZeが担当。同社が開発した最後のライダーゲーでもある。

登場キャラ

  • 仮面ライダー
    • アギト(グランドからストーム・フレイム・バーニングのどれか1つにチェンジ可能)、アギトシャイニングフォーム、G3、G3-オリジナル、G4、ギルス、エクシードギルス
  • ロード怪人
    • ジャガー(褐色・赤・クイーン)、トータス(銀)、スネーク(男)、クロウ(1体目)、スコーピオン、ハイドロゾア
  • 敵専用キャラ
    • G3-X、ジャガー(青)、トータス(金)

評価点

  • 前作『クウガ』ではできなかった、バトル中でのフォームチェンジが可能。
    • 但しアギトのみ。またチェンジするフォームは戦闘前に予め選択する。
  • ストーリーモードで優勢になると、番組の挿入歌が流れる。この演出は以降のライダー格ゲーにおいて定着した。
  • 小ネタが豊富。
    • VSモードでアギトのハンディキャップを最大に設定すると、ストーム・フレイムフォームの外見がトリニティフォームに変わる。ただし性能は変わらず。
    • ストーリーモードでは、ラスボスであるクイーンジャガーロードが死に際に原作同様のアクションを行う。
    • 登場怪人の中で、ハイドロゾアは原作で喋った唯一の台詞を「勝ち台詞」として喋ってくれる。「人が人を殺してはならない」
    • カードゲットモードでは、アギトの津上とG3の氷川が掛け合い風のボイスで解説をしてくれる。
    • G3のストーリーモードでは、ダメージを与えた時・受けた時で、それぞれ小沢警部の合いの手が入る。
      • …のだが、1種類ずつしかないのでクドくもある。
  • OPのクオリティは高い。前作『クウガ』から確実に進化している。
  • カードゲットモードは、『仮面ライダー』『クウガ』同様入手済みのカードを何度も入手してしまう仕様だが、種類によってカードの色が違うので、少しは判別に役立つ。

問題点

  • 本作より、ライダー格ゲーでは同キャラ対戦ができなくなる。
    • 色違いの怪人を、敵専用キャラではなく2Pカラーとして出すという手もあっただろうに…。
  • 劇場版限定キャラであるG4はG3-Xのモーションを流用しており、ボイスを一切発しない。原作で使用したミサイル「ギガント」もまったく出てこない。
    • ただしG4が勝利ポーズで頭を抱えて苦しむ動作をしたり(G4装着によるシステムの副作用)、登場時に空中から落下して登場する(劇場版ではヘリから落下して登場している)。など劇場版を思わせるネタが無いわけではない。
  • ソフト制作時期を考えると仕方がないことだが、アナザーアギトとG3マイルドは未登場。
  • ストーリーモードはアギト・G3・ギルスと3種類のルートが用意されているのだが、どれも最終面の展開は同じ。
  • 通常のG3の他に、プレイヤーがカードゲットポイントでカスタマイズできる「G3-オリジナル」というキャラもいるのだが、改造できるのは3種類の武器だけなので面白みに乏しい。
    • なおフルチューンすると「G3-X オリジナル」に変化する。これはプレイヤーが操作できるのだが、通常のG3-Xは敵専用キャラとなっている。

総評

G3のカスタマイズやメインライダーごとのストーリーを用意するなど、意欲的な要素を盛り込んだソフトではあるのだが、どれも洗練不足という感じが拭えないものとなっている。
とはいえ、良くも悪くも話題にならなかった前作よりは明らかに良い意味での特色を持ったソフトである事と、翌年デジフロイドに交代してからのゲームが大味なソフト続きであった事などから、『カブト』が発売されるまでは「遊べるライダーゲー」と呼ばれていた。