「Killing Floor」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

Killing Floor - (2016/11/07 (月) 14:40:56) の編集履歴(バックアップ)


Killing Floor

【きりんぐ ふろあ】

ジャンル CO-OP サバイバルホラーFPSアクション
対応機種 Windows
プレイ人数 1~6人
開発元 Tripwire Interactive
発売元 【Steam】Valve Software
【Winパッケージ】Tripwire Interactive
発売日 2009年5月14日
定価 【Win Steam版】1,980円(各税込)
判定 良作

概要

  • 元々は「Unreal Tournament 2004」というスポーツFPSのMODとして開発されたゲームだったが、人気だったためMODの開発メンバーごとTripwire Interactiveが買い取り、単独販売されたゲーム。
  • MOD出身ということもあってユーザーのカスタムマップやルールが豊富。100を越すマップを遊ぶことができる。
  • 英語のみだが有志によって一部日本語化されている。だが、そこまで難しくないのでわざわざ日本語化する必要もない。
  • ゾンビでCO-OP前提ということでLEFT 4 DEADとよく比較されるが、あちらが敵から逃げ延びて生き残るのが目的ならこちらは敵を殲滅させて生き残るのが目的となる。

システム

  • Wave
    • 1Waveにつき指定された数の敵を倒すことでインターバルを置いて次のWaveへと移行する。基本的に後のWaveの方が強力な敵が登場する。
    • Waveの数は難易度やルールによって異なるが5~10Waveが基本となる。
    • Wave中にプレイヤーが死亡すると次のWaveまで復活はできない。また所持していた武器も無くす*1
    • 全Waveを終えるとボスが登場し、ボスを倒すとゲームクリアとなる。
  • Perk
    • 他FPSで言う所の兵科のようなもの。装備できる銃器の違いや得意とする武器が異なる。
    • Field Medic
      • 回復に特化したPerk。注射器の回復速度があがる。
      • メンバーの生存率があがるが火力が低いので、あまりたくさんいると敵に対抗できなくなりジリ貧になりがち。
    • Support Specialist
      • ショットガンや溶接が得意。また所持可能重量が多い。
      • 扉を溶接することで敵の進行を制限したり足止めできるので重要*2
    • Sharp Shooter
      • ヘッドショットにダメージボーナスが付くPerk。
      • 強敵を少ない弾数で素早く倒すことができるが正確なAIM力が要求され、また強力な武器は弾倉の数が少ない。
    • Commando
      • アサルトライフルにダメージボーナスが付くPerk。
      • また、敵の体力ゲージが表示されるため透明な敵にも対応しやすい。
    • Berserker
      • 近接攻撃な得意なPerk。移動スピートと防御力もあがる。
      • 高い耐久力を活かして囮役としても活躍できるが敵の攻撃をまともに受けるので立ち回りが重要。
    • Demolition
      • 爆発物に特化したPerk。
      • 爆発物は強力だが粉塵や自爆に注意。
    • Firebug
      • 火炎放射器が得意なPerk。
      • 大量の雑魚の殲滅力はあるが、HPの高い強敵は不得意。
    • 各Perkは特定の行動をこなすことでレベルアップする*3
    • Perkをレベルアップすると初期装備がPerkに対応した強力な物になる。
  • Trader
    • 各Waveの合間にだけマップのどこかに現れる武器商人。敵を倒して得たお金で武器をアップグレードできる。
    • ロンドンが舞台なので通貨はポンド。
    • 出現ポイントは決まっているが次にどこに現れるかは次のWaveにランダムに決まる。
    • 60秒*4という短い時間なのでWave最後の敵はTrader付近で倒すのが暗黙の了解。
    • ここでWave間につき一度だけPerkを変更できる。
  • Zed-Time
    • いわゆるバレットタイム。プレイヤーの誰かがヘッドショットで敵を倒すと発生。Zed-Timeは全プレイヤー共通で発生する。
    • Zed-Timeにヘッドショットをするとコンボで時間を延長できる。

評価点

  • 爽快感溢れるFPS
    • 大量に現れるゾンビ(Specimen)を大量の銃弾と爆薬でなぎ倒す爽快感溢れるゲーム。
    • 弾切れはあるがマップにポップするアイテムで補給も可能。思う存分トリガーハッピーを満喫できる。
  • 協力プレイ
    • 仲間との協力を前提とした難易度である。強敵や大量の敵を協力して切り抜けられると楽しい。
    • 所持金や武器を渡すことができるので途中のWaveから入ってきた人に渡してあげることで素早く戦力補給ができる。
    • 1人のうまいプレイヤーで殲滅もできなくはないが効率的ではない。
  • 個性豊かな敵
    • 本作は生化学実験で生まれたSpecimenと呼ばれる化物から生き延びることを目的としている。
    • ゾンビのように鈍重な者から透明になって忍び寄ってくる者、巨大で強力な者など多彩な敵を相手する。
    • 敵によって倒し方の最適解が異なるのでメンバーのPerkをバランス良くし、協力しあって倒すことになる。
  • 多彩なカスタムマップ
    • 上記の通りユーザーによるカスタムマップやルールをサーバにおいて誰でも気軽に遊べるようになる。
    • 基本はWaveごとに現れる敵を殲滅するのみだが、ゴールまで生き延びることを目的にしたマップやバイオハザードを模したマップなど色々。

賛否両論点

  • 初心者に優しくないゲームデザイン
    • ソロプレイモードがあるがマルチプレイと同じルールを1人でやらされるオマケみたいなもの。
      • 当然難易度が高いため生き残るのは困難極まりない。ソロでルール等を覚えてから、なんてことは出来ないと考えたほうがいい。
    • そのため、ゲームを楽しむためにはマルチプレイに飛び込むのが一番だが、篭り場所やWaveの最後の敵はTrader付近まで引っ張るなど暗黙の了解を理解するまではなかなか楽しめない。
    • 外国人プレイヤーが多いため簡易チャットで意思疎通を図ることになるが基本英語のみである。
    • また、ゲーム中にマップを確認できない。繰り返し遊んで覚えるか、メンバーからはぐれないよう頑張るしかない。
    • Waveの途中ではゲーム入れないがインターバル中に新規プレイヤーが入ることができる。が、途中からの参戦だと初期装備と少ない所持金しかないので戦力を整えられない。
      • 先に参加しているプレイヤーからお金を貰えれば整えることもできる。が、インターバルは短いため素早くこなす必要があるので経験がものを言う。

問題点

  • 参加人数で難易度が異なる
    • 最大6人参加できるが1人はもちろんのこと、2人や3人でも最後まで生き残るのは難しい。逆に6人だと非常に楽になる。
    • また、ゲームシステムとして参加人数によってWaveで沸く敵の数が異なるようになっている。
  • 途中抜け
    • ゲームの途中で退席すると枠が1つ空くが、ゲームの難易度は参加人数の最大数で決まるため次のWaveで新プレイヤーが補充されない限り難易度が高くなる。

総評

古いゲームを元にしたゲームだが、現在までもプレイしてるファンの多いFPS史に名を残す名作である。
Steamで英語のみとなっているが、安価でお手軽なので気軽に楽しめることができる。
また、続編がPS4でも発売されているのでそちらもチェックしてみてもいいだろう。