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遊☆戯☆王デュエルモンスターズ NIGHTMARE TROUBADOUR
【ゆうぎおうでゅえるもんすたーず ないとめあ とらばどーる】
ジャンル
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カードバトル
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対応機種
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ニンテンドーDS
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発売元
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コナミ
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発売日
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2005年7月21日
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定価
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4,980円
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廉価版
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コナミ ザ・ベスト:2006年6月28日/2,800円 ※廉価版には特典カードは封入されていない。
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判定
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良作
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ポイント
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『遊☆戯☆王 デュエルモンスターズ』準拠のソフトとしては最終作 原作・アニメのキャラクターと友好度を上げられるシステム
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遊☆戯☆王 関連作品リンク
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概要
OCGルールを採用した遊戯王のゲーム作品。
原作・アニメの「決闘者の王国編」「乃亜編」「バトルシティ編」のキャラクターが登場し、ストーリーもオリジナルであるものの原作・アニメのストーリーを一部踏襲している。
『遊☆戯☆王 デュエルモンスターズ』準拠のソフトは現在本作が最終作となっている。
システム
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ソリッドビジョン
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モンスターを召喚すると、そのモンスターが3Dポリゴンで登場するソリッドビジョンシステムが存在する。
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デュエリストサーチ
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対戦相手の探索は、下画面のフィールドの中でカーソルを移動させることで行える。通常のカーソルの色は青だが、デュエリストに近付くにつれて緑→赤と色が変わっていき、赤の状態でその近辺にカーソルを移動させるとデュエリストを発見できる。
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フィールドでは朝・昼・夜の時間が存在し、時間によって戦えるデュエリストの顔触れが変わる。
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闇のゲーム
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夜にデュエリストサーチでデュエリストと戦おうとすると、時折闇のゲームを挑んでくるデュエリストが乱入してくる。
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闇のゲームは、デュエルの内容自体は普通のものと変わらないが、敗北するとゲームオーバーとなる。
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友情度
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登場するデュエリストには、一部を除いて「友情度」のパラメーターが存在し、デュエルをするたびに上がっていく。友情度を一定まで上げると「デュエリスト登録」が可能になる。
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デュエリスト登録すると、デュエル終了後に勝敗に関わらずランダムでトレードを申し込まれるようになったり、そのデュエリストの使用するデッキのデッキレシピが貰えたりする。
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長期間デュエルをしなかったり、トレードやデュエリスト登録を断ると友情度は下がる。
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デュエリストレベル・KCポイント
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デュエルに勝利すると経験値とKCポイントを得られる。経験値は一定まで貯まるとプレイヤーのデュエリストレベルがアップし、ストーリーが進行したり、ショップで買えるパックの種類が増えたりする。KCポイントはショップでパックを購入したり、パスワードを入力してカードを得るのに必要となる。
評価点
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適度な難易度。
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CPUの思考は後述のようにお粗末なものの、どのデュエリストもデッキ自体は完成されているため、歯ごたえはある。
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特にレベッカのキュアバーンデッキなどはかなり完成されており、罠対策が無いと厳しい。
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中盤には途中セーブ無しの4連戦(しかも4戦目には自分と相手のターンを合わせて20ターンのターン制限あり)があったりと、気を抜けない部分もある。
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原作・アニメのキャラクター達との友好度を上げられるシステム。
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このシステムの存在から、同じデュエリストと何度もデュエルしても飽きにくくなっている。
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海馬や羽蛾などはかなりデュエルの回数を積まないとデュエリスト登録してくれないため、長くプレイすることになる。
問題点
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バカすぎるCPU。
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CPUはこちらのセットカードや手札を全く認識しない。そのため、1度表側表示になった後、《月の書》などの効果で再度裏側表示になったモンスターを低攻撃力のモンスターで攻撃したり、こちらの手札が1枚の状態にも関わらず《旅人の試練》の効果に何度も引っ掛かったりする。
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この仕様のため、デュエリストの1人であるエスパー絽場は、相手の手札・デッキ・セットカードのピーピング効果を持つカードを使用するが、前述の通りCPUはピーピングしたカードの内容を全く認識しないため、《真実の眼》・《千里眼》・《マインド・ハック》などを使用されてもプレイヤーの得になるだけである。
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他にもLPが残り少ない状態で《墓荒らし》や《死霊の誘い》の効果で自滅したり、《王家の神殿》がない状態で《リビングデッドの呼び声》で《聖獣セルケト》を蘇生させて自壊させてしまったりと、全体的に雑な行動が目立つ。
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なぜか本田と御伽が一切登場しない。アニメでその2人と組んでデュエルを行った静香でさえ参戦しているというのに。
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ファンからはたびたび空気だの背景だのとネタにされる2人だが、まさか公式からも空気扱いされるとは誰が想定したことだろうか。
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中途半端な収録カード。
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収録カードは当時主流だったカードや原作・アニメ出身カードが中心であるが、《仮面呪術師カースド・ギュラ》と《メルキド四面獣》が収録されているのに《仮面魔獣デス・ガーディウス》は未収録、スピリットモンスターで収録されているのは《八汰烏》と《月読命》のみ、原作でわずかな出番しかない《クロコダイラス》や《グラップラー》が収録されているのに《炎の剣士》が未収録、BIG5のメンバーがデッキマスターとして使用したカードの中で《深海の戦士》と《ペンギン・ナイトメア》だけが未収録など、全体的に中途半端である。
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一部のモンスターのモーションが手抜き。
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大半のモンスターの3Dは守備表示にすると守備のポーズに変わるのだが、なぜか《青眼の白龍》や《ブラック・マジシャン》などのメジャーどころのモンスターのほとんどは守備表示にしても守備のポーズを取らない。
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レート違いなトレードを持ちかけてくるデュエリストの存在。
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プレイヤーの《青眼の究極竜》と《ランプの魔精・ラ・ジーン》をトレードを持ちかけてくる海馬などはその最たる例である。
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逆に、プレイヤーの《体力増強剤スーパーZ》を《青眼の白龍》とトレードしてくれる双六、プレイヤーの《悪魔のくちづけ》を《ハーピィ・レディ三姉妹》とトレードしてくれる舞など、「ほんとにいいの?」と思えるお得なトレードを持ちかけてくるデュエリストもいる訳だが。
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バグの存在。
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デュエリストの1人であるペガサスは、一定までゲームを進めると一切出現しなくなる。デッキレシピを入手したいならゲームを進めずに戦い続けて友好度を上げる必要がある。
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ペガサスとトレードすることで入手可能なはずだった《王宮の勅命》も入手不可能となっている。《王宮の勅命》もカードリストの収集率に関わっているため、他のカードを全て集めても収集率は99.9%にしかならない。
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後に公式サイトでお詫びが公開された後、イベントで配信されたが、配信が終了した現在では入手不可能である。
総評
問題点もあるものの、それに目をつぶれば良作と言える出来である。
原作・アニメのキャラクター達との友好度を上げられるシステムの存在からキャラゲーとしての出来も良い。
余談
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タイトルの「TROUBADOUR」は、「南部フランスや北イタリアなどで活躍した吟遊詩人」を意味するが、ゲーム中ではこの言葉は一切登場せず、何を示しているのかは不明である。
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上記の《王宮の勅命》以外にも、通常プレイでは入手できない《ワイトキング》と《ワタポン》がイベントで配信された。
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『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX めざせデュエルキング!』をニンテンドーDSのGBAカートリッジ用スロットに挿して本作を起動すると、隠しカード《ハネクリボー》が手に入る。