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新SD戦国伝 機動武者大戦 - (2014/08/22 (金) 18:03:57) の編集履歴(バックアップ)
新SD戦国伝 機動武者大戦
【しんえすでぃーせんごくでん きどうむしゃたいせん】
ジャンル
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リアルタイムシミュレーションRPG
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対応機種
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プレイステーション
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発売元
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バンダイ
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発売日
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1996年12月20日
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定価
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通常版:5,800円 / 限定版:6,800円
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ポイント
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武者頑駄無シリーズ7作目と8作目のミッシングリンク ロードして候 しばし待たれよ 前作と比べて出来が微妙 登場キャラは盛りだくさん 資料的価値は高い
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SDガンダムシリーズリンク
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概要
SDガンダムのシリーズの一つである『武者頑駄無』を題材としたゲームであり、数少ないオリジナルストーリーのゲームである。
武者頑駄無シリーズ7作目『超機動大将軍』と8作目『武神輝羅鋼』の間にあった話を舞台としている。因みに『武神輝羅鋼』は『超機動大将軍』の15年後。
システム面は前作『大将軍列伝』といくらか共通している。
参戦作品は『七人の超将軍』『超機動大将軍』『武神輝羅鋼』他。
限定版にはフルカラーメッキ仕様の武者號斗丸のプラモデルが付属していた。
特徴
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基本的な作りは前作と同じで、個々に行動ターンが設定されている。
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使用回数に制限のある必殺技、心力を消費して放つ術法システムもそのまま。
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一応戦闘アニメは前作よりスピーディになるなどで進化している。戦闘アニメオフもあるが必要がないくらいテンポ良く進む。
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特にマップ兵器は戦闘アニメ後にマップ画面に移動し、マップにエフェクトが出た後でそれぞれにダメージが表示される。
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変幻時のアニメーションはそれぞれそれなりの出来。特に下記の主人公3人はアニメやSEにやたら気合が入っている。
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本作の最大の追加点として、本作オリジナルデザインとなる3人の主人公から、1人を選ぶことが可能になった。能力が高いうえ、変幻の能力を持っている。口調を含めシナリオは全員共通。
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『月影』は白兵向き、一番主人公っぽい外見だが、変幻すると獅子そのものになり、唯一ガンダムでなくなる。
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『飛燕』は法術向き、変幻前は笠を被った僧侶のような姿だが、変幻すると笠を放り投げ、鳥羽の映えた形態になる。こいつが一番天来変幻らしい変化。
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『龍虎』は中距離戦向きの性能。外見がかなり武者精太に似ており、変幻状態もケンタウルススペシャルと同じである。
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それぞれのデザインは他の参戦作品と混ぜても違和感がなく、それぞれ完成度は高い。
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ちなみに彼等は名前を決めることが出来る他、メイン武装となる刀の名称もフリガナを含めて自分で決められる。
問題点・賛否両論点
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ロードが頻繁に入るうえに長め。
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敵ステータスや図鑑を確認するだけでもかなり長いロードが入る。本作で1番よく見るであろう画面は「ロードして候 しばし待たれよ」であるとすら言われる。
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会話イベントや戦闘アニメと変幻アニメ再生中にはBGMが再生されない。おかげでマップBGMがかなり途切れ途切れになり、あまり印象に残らない。
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戦闘アニメオフでも何故かBGMが再生されない。これのせいかテンポまで悪く感じてくる。
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一部のキャラの必殺技があっさりしすぎている。
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特に號斗丸の鳳炎水凰斬は、せっかく必殺技時だけ號斗丸のグラフィックが変化するのに、技のエフェクトが即座に相手へ飛んで行くのですぐ終わってしまう。
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グラフィックはポリゴンが粗く、ユニットアイコンもどことなくチープ。
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全体マップの移動が場合によってはそこそこ時間を食う。
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また、行き先がわからなくなることがままある。特別合戦も発生がわかりにくい。
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出撃選択画面は廃止され、本作ではユニットは全員戦闘に参加するようになった。
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本来なら2軍行き確定のような雑魚キャラも強制になってしまうが、兵糧の消費などはなく、出撃させることにデメリットはない。
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正直一々動かすのが面倒なのだが、死にキャラに使い道(回復役など)ができるので悪い点とも言い難い。
評価点
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SDガンダムファンの間でも語り草となるほどのOPムービーの出来の良さ。
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コミックワールドの漫画を並べただけであるが、かつて将頑駄無などを演じた永井一郎氏による「SD戦国伝の歴史を語る」それはかなり胸熱もの。
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BGM・SEなどサウンドクオリティはかなり高い。
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印象に残らないとされてはいるが、全面的にBGMの質は高い。どれをとってもほぼ隙がないレベル。
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最初のステージで流れる特別戦などにおけるギターサウンドBGMは聞いているだけでもかなり熱い。
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SEはかなり小気味良い。刀で斬った時のSEは時代劇さながらの爽快感。格闘(殴る)のSEも必聴。
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一部の決定音などはうるさかったりもあるが、そう頻繁に出るものではない。
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マップが3D化し、マップの回転、縮小と拡大が可能となった。
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前作では選択から移動までややラグがあり、ユニットを移動させる時も何故か重たかったが、今回は非常に早く移動させられる。
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初期設定だと小さすぎて何がなんだかわからないが、拡大するとちゃんとドッド絵化されたキャラが表示されるようになる。
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ただしマップが無駄に広くなったのでやや見づらい。全キャラ強制出撃と相まって移動が面倒に感じることも。
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前作よりもネタっぽさが増した。
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後述の敵解説、一部のキャラの台詞、一部の特別合戦など。
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図鑑モードの追加。
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キャラクターだけでなく、各キャラが使う武器や術の説明まで徹底している。
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何故か敵の解説は全体的にネタ路線を突っ走っている。
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裏技を使えば、当時のプラモデルCMを見ることも出来る。
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本作品独自のキャラクターが多く、人気もある。
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マイナーキャラも多く登場する。
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また、各タイトルの主要キャラが続々登場し仲間になっていく様はファンならワクワクせざるを得ない。
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他にも堂我一族を率いる『十四代目漣飛威』『新生風林火山四天王』などファンならニヤリとくるはず。
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特別すごいわけではないが、何気に万屋画面は芸の細かいつくりになっている。
総評
ゲームとして見れば前作よりも地味かつ微妙な作品となってしまった事は否めない。
しかし、数少ないオリジナルストーリー作品である事やオリジナルキャラクターが多いこと、図鑑などの存在により資料的価値は高い。
ゲームテンポは早いので、頻繁にステータスを見るなどしなければロードもある程度はマシになる。図鑑は不便だが初期メニューの図鑑モードで見るのがオススメである。