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流星のロックマン ペガサス/レオ/ドラゴン - (2013/09/03 (火) 21:34:43) のソース

*流星のロックマン
【りゅうせいのろっくまん】
//↑はひらがなです。そのままコピペしたら何にもなりませんよ
|ジャンル|ブラザーアクションRPG|&amazon(B000K0D2Y6)|&amazon(B000K0B6WQ)|&amazon(B000K0D2W8)|
|対応機種|ニンテンドーDS|~|~|~|
|発売・開発元|カプコン|~|~|~|
|発売日|2006年12月14日|~|~|~|
|定価|5,040円(税込)|~|~|~|
|レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~|~|~|
|備考|ペガサス/レオ/ドラゴンの3バージョン発売|~|~|~|
|分類|BGCOLOR(lightsteelblue):''賛否両論''|~|~|~|
|ポイント|ロックマン20周年記念の大作&br()エグゼの続編だが、エグゼファンからは不評&br()ぼっち涙目(''と誤解された'')新システム&br()シナリオ評価は高い|~|~|~|
|>|>|>|>|CENTER:''[[ロックマンシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/383.html]]''|
|>|>|>|>|CENTER:''流星のロックマンシリーズ'':''1'',2,[[3>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/1575.html]]|

**概要
ロックマンシリーズの20周年を記念して作られた新ロックマンシリーズ。GBAにて大ヒットを記録した『ロックマンエグゼ』の続編でもある((ただしエグゼの世界観を受け継いではいるが、作品内でのファンサービスや、ダブルスロットによるエグゼシリーズとの連動のみで、物語的には一切繋がっていないのでエグゼシリーズを遊んでいなくても全く問題はない。))。

**あらすじ
舞台は220X年。電波技術の急速な発展により人々は豊かな生活を実現していた。

しかしその傍ら、小学5年生の「星河スバル」は父親が事故で行方不明になったショックにより不登校児になってしまう。~
「大切なものは作りたくない、大切なものを失ったショックの辛さと比べれば、最初から持たなければいい」と考えてしまう。

あるとき、彼の唯一の外出目的でもある展望台へ行ったとき、FM星人の「ウォーロック」と対面する。~
直後にウォーロックを追ってきた使者の手により、スバルは戦わざるを得なくなってしまう。~
なにやらウォーロックが父親のことを知っている模様なので、スバルはウォーロックと生活を共にする。

**エグゼとの相違点
***バトルシステム
-エグゼのバトルチップを選んで戦うシステムは、バトルカードに概念が変更され、カードカスタム画面にてカードを選ぶルールが『エグゼ』と比べて単純となった。
--2×3の計6つのカードが1回のセレクト画面に出るが、一緒に選べる条件が「縦に並んだカード」or「カードの名前が一緒」or「ホワイトカード((元から白くなっているものと、プレイヤーが選択することで白くなるカードであり、『エグゼ』でいうアスタリスク(*)のようなシステム。))である」の3パターンとなっている。

***ブラザーバンドシステム
-同ソフトを持っている友達や、ゲーム内に出てくるキャラクターとブラザーバンド((一言でいうと友情の証、brotherは兄弟という意味合いでは使われている言葉ではない。))を結ぶことで、ロックマンがさらに強くなるというシステム。
--ブラザーを結ぶことにより、ゲーム内のキャラクターではロックマンのステータスを上げることができる「アビリティ」が手に入るほか、同ソフトを持っている友達と結ぶことにより、その友達のVerの変身システムを使うことができる。


**評価点
-ストーリーの完成度
--20周年を記念して作られただけあって、ストーリーの出来の評判は高い。
--テーマの「絆」がさまざまな形で表現されれており、ストーリーの評価もシリーズ一貫で高い評価を得ている。
--CERO:A(全年齢向け)ではあるが、大人でも考えさせられるエピソードも多い。
---本当に子供向けなのかと疑わしくなるような鬱要素も多いが、その分感動的なシーンもあり、序盤からプレイヤーの涙腺を刺激してくる。

-3Dになったグラフィック
--『エグゼ』とは違いバトルが3Dになったことにより、グラフィックもエグゼから進化して3Dポリゴンで描写されている。
--ラスボス戦でのラスボスの変形シーンはなかなか力が入っているので必見。

-BGMは良曲揃い
--BGMの完成は基本的にどの曲も非常に高い。ボス戦のBGMやEDのBGMはかなりのクオリティを誇る。


**問題点・賛否両論点

-やや単純なバトルシステム
--''エグゼファンの心を掴むことに失敗した最大の原因''とも言われている。
--上述の変更によって、1回のセレクトで選ぶことのできるカードの枚数は基本的には一緒になり、どのカードがくるかが運にかかっているという結果になった。
---これは、「(枚数制限に反しない限り)自分の入れたいようにカードを只入れればいいシステムであり、自由すぎる」とエグゼプレイヤーから一蹴された。
--またエグゼとは違い3D視点だからなのか、自由に動ける範囲が狭いことへの不満も多かった。それに対し敵キャラは自由に動き回れることも不満が出た。

-面倒くさいミニゲームの数々
--本作はボスエリアの電脳世界でミニゲームを強制的にやらされるのだが、どのミニゲームも「タッチペンを強制的に使わせる」「単純につまらなくて時間がかかる」など問題点のあるものばかり。
--『トラックの電脳』でのミニゲームはウシに振り落とされないようにタッチペンで画面をタッチするのだが、強制的にタッチペンを使わせるようなゲームでただただつまらない。
--『ぎじうちゅうの電脳』のミニゲームはタッチペンでミサイルを上画面を動き回るアヒルにスライドして当てるのだが、これももちろんタッチペン強制。
---上記のもの以外にもミニゲームはあるがどれもおつかいだったり、デメリットがあるかつ時間がかかったりで、ボス戦の前からプレイヤーのやる気を下げてしまっている。

-SPボスのエンカウント仕様
--エグゼ同様、シナリオでのボスキャラを撃破すると、特定の場所で倒したボスキャラ(EXボスと呼ばれる)と再戦出来る。『EXボス』を倒すと出てくるより強い『SPボス』が特定のエリアで雑魚的と同様の扱いでランダムで出没する。
---SPボスは高評価で倒せば特定のカード(エグゼで言うナビチップ)を落とすため、カードコンプのためには戦って高評価を獲得する必要があるが、出現確率をあげるサブチップ要素がエグゼとちがって存在しないため、電波世界を運頼みで走り回らねばならない。


-本シリーズの目玉システムではあるブラザーバンドシステムの誤解。
--情報が先走りから、「''ぼっちはブラザーを結ぶ相手がいないからゲームクリアなんてできない''」という誤解を生むことになった((勿論ゲーム内のキャラクターとブラザーをつなげることはできるからぼっちだからゲームクリアは不可能という事態はないのだが、現実の友達と結ぶという部分が協調されてしまった結果生まれた誤解である。))。


**総評
完成度の高かった『エグゼ』の続編ということと、最初の段階でありやや調整不足であったことが理由でエグゼファンからは敬遠されがち。~
しかし1つの作品としてみれば20周年記念の名に恥じぬ完成度を持ったゲームでもあるので、もしも興味があれば買ってみるのもいいだろう。


**漫画版・アニメ版
流星のロックマン発売に伴ってコロコロコミックでは漫画版『流星のロックマン』が連載された。~
しかし、漫画の作者が本当にゲームをプレイしたのかさえも謎の内容であり、ファンからは「流星のロックマンの評価が低い理由の一つ」とまで言われている。~
-その後、流星のロックマン2も同作者によってコミカライズされたが、本作の漫画版よりさらに原作からかけ離れた謎の内容となっていた。たしかにタイトルに「外伝」とはついていたが…。
アニメ版においても10分枠の中で放送するために原作の内容の一部が削れてしまう結果となってしまい、お世辞にも評判は良くない。