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THE 推理シリーズ - (2015/10/01 (木) 16:16:12) のソース

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*THE 推理 シリーズ

注意:このページでは、『SIMPLE1500シリーズ Vol.59 THE 推理』と、その続編を併せて紹介する(判定は『THE どこでも推理 ~IT探偵:全68の事件簿~』のみ''良作''。それ以外は''なし'')。
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#contents(fromhere)
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*SIMPLE1500シリーズ Vol.59 THE 推理 ~IT探偵:18の事件簿~
【ざ すいり】
|ジャンル|アドベンチャー|&amazon(B00005OUXF)|
|対応機種|プレイステーション|~|
|発売元|D3パブリッシャー|~|
|開発元|トムキャットシステム|~|
|発売日|2001年4月26日|~|
|定価|1,500円(税別)|~|
|レーティング|CERO:B(12歳以上対象)|~|
|配信|ゲームアーカイブス:2010年5月26日/300円(税5%込)|~|
|判定|なし|~|
|ポイント|すべてはここから始まった&brあさめしパクパクにゃ~|~|
|>|>|CENTER:''[[SIMPLE1500シリーズリンク>SIMPLEシリーズ]]''|
**概要
-『SIMPLEシリーズ』アドベンチャーの代表作。複数の続編や『[[THE 鑑識官>SIMPLE DSシリーズ THE 鑑識官]]』『[[THE 密室からの脱出>SIMPLE DSシリーズ Vol.27 THE 密室からの脱出 ~THE推理番外編~]]』などのスピンオフ的作品も発売されている。
--『THE 鑑識官』の主人公は本作に登場する警視(後に警視正)の姪。
--『THE 密室からの脱出』1作目は本作のボスがそのまま主人公。
-現在の数年後を舞台に、猫や女性の姿のナビゲートシステム「擬人」と共に事件を解決する推理アドベンチャー。殆どの場合現場に赴かずパソコンなどで情報を集め、安楽椅子探偵的に事件を解決するのもシナリオ面の特徴。
--全く移動しないのにアドベンチャーとはこれいかに。
-IT探偵とあるが、IT絡みの話はむしろ世界観の方が強く、解決する事件の大半は現代(むしろ昭和)と変わらないご近所のいざこざ。
**システム
-まず、事件の導入などの会話パートがある。短い話だとこの会話パートでの登場人物の発言の矛盾点を指摘することで終わってしまう。
-会話だけでは判らない場合、ボスのPCに現場写真(複数の場合もある)が送られてくる。この現場写真の不審なところをクリックし、詳しく調べたり当事者に説明を求めたりする。現場写真を一通り調べ終わると「推理(シンキングタイムにゃ〜)」へ進める。
-推理パートは4個以内の選択肢から正解を選ぶ形式で推理を進める。
--ここで間違った選択肢を選ぶと「シンキングタイムにゃ〜」前後に強制的に戻される。つまり、正解を選ぶまでこのパートはループする。
-正しい選択肢を選ぶと会話パートに入り大団円となる。
**評価点
-グラフィックが多く、表情豊かな「擬人」の相棒のジニー(女性)・賢作(猫)を中心とした多数の個性的なキャラクターも魅力。
--登場人物の多くは続編にも再登場する。
-1話10分前後で終わる一話完結の短編集のような構成が売り。緊張感に欠ける構成だが、小さな暇にのんびりとプレイするゲームを目的としているのだろう。
--1話ごとの謎解きの中にジニーと賢作に関する謎も織り込まれており、続きが気になる魅力的なシナリオ。
**問題点
-18話で1,500円、1話当たり100円以下という価格設定から考えて推理可能だと思うが、本格的な推理モノを期待していると肩透かしを食う。
-システム上、シナリオ上の粗も目につくが、前者については移植でかなり改善されている。
**総評
 後述する『THE どこでも推理』の購入があまりにもオススメなので、今となっては良作とは言いがたい。

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*SIMPLE2000シリーズ Vol.17 THE 推理~新たなる20の事件簿~
【ざ すいり】
|ジャンル|アドベンチャー|&amazon(B00006S22X)|
|対応機種|プレイステーション2|~|
|発売元|D3パブリッシャー|~|
|開発元|トムキャットシステム|~|
|発売日|2002年12月26日|~|
|定価|2,000円(税別)|~|
//|レーティング|CERO:()|~|
|判定|なし|~|
|ポイント|後日談が追加された|~|
|>|>|CENTER:''[[SIMPLE2000シリーズリンク>SIMPLE2000シリーズ]]''|
**概要(第2作)
-『THE 推理』の正統な続編。問題の質は良くも悪くも変わっていない。
**ストーリー
-ボスがアメリカに旅立って暇をもてあます野良擬人・賢作はとあるPCへの侵入に成功。そのPCの持ち主は高飛車な少女「お嬢」だった。
**評価点(第2作)
-前作にはクリア後のおまけはなかったが、今作から全話クリア後に後日談が読めるようになった。
**問題点(第2作)
-タイトルがトリックや凶器のネタバレになっている話がある。
**総評(第2作)
 後述する『THE どこでも推理』の購入があまりにもオススメなので、今となっては良作とは言いがたい。

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*SIMPLE2000シリーズ Vol.67 THE 推理 ~そして誰もいなくなった~
【ざ すいり】
|ジャンル|アドベンチャー|&amazon(B00061Q76Y)|
|対応機種|プレイステーション2|~|
|発売元|D3パブリッシャー|~|
|開発元|トムキャットシステム|~|
|発売日|2004年11月11日|~|
|定価|2,000円(税別)|~|
//|レーティング|CERO:()|~|
|判定|なし|~|
|ポイント|1作目の18話 + 新作20話 でお得|~|
**概要(第3作)
-THE 推理 シリーズの正統な続編。
-今作は暗号文の問題が多い。メモ必須です。
-クリア後のおまけに「トリックの解説」が追加された。
--一応今作分の「トリックの解説」は次作『THE どこでも推理』に収録されたが、本作以外の話にこの機能はついていない。
--次次作の『SIMPLE DSシリーズ Vol.47 THE推理~新章2009~』にもこの機能はついていない。
--ありがたみについては評価点としていない時点でお察しください。
//**評価点(第3作)
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**問題点(第3作)
-1作目の再録部分はキャラクターボイス無し。
-推理ではなく名作推理小説のカルトクイズになっている話がある。
**総評(第3作)
 計38話収録は魅力的だが、後述する『THE どこでも推理』の購入があまりにもオススメなので、今となっては良作とは言いがたい。

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*SIMPLE2500シリーズ ポータブル Vol.3 THE どこでも推理 ~IT探偵:全68の事件簿~
【ざ どこでもすいり】
|ジャンル|推理|&amazon(B000CQIXT2)|
|対応機種|プレイステーション・ポータブル|~|
|発売元|D3パブリッシャー|~|
|開発元|トムキャットシステム|~|
|発売日|2006年4月27日|~|
|定価|2,500円(税別)|~|
|レーティング|CERO: A(全年齢対象)|~|
|配信|2010年7月22日/500円(税5%込)|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|ポイント|過去3作全部入り+新作10話|~|
|>|>|CENTER:''[[SIMPLEシリーズ(携帯機)リンク>SIMPLEシリーズ(携帯機)]]''|
**概要(第4作)
-過去作全話が収録された上に新作10話も収録。
--ジャンルが推理に変更されているが、内容に変更はない。
---少しだけ現場に行く話もあるが、アドベンチャーというレベルではないことに気付いたと思われる。
--1作目はレーティングがB(12歳以上対象)だったのに対し、1作目を再録している本作のレーティングがA(全年齢対象)になっているが、内容に変更はない。
-新作分はすべて日本ではなくT国での話。
**評価点(第4作)
-全話キャラクターボイス付き移植。
-全話に後日談追加!
--後日談には効果音はあるけれどもキャラクターボイスはない。
-新作の最終話にて賢作の前世(?)が判明!
**問題点(第4作)
-会話画面のキャラクターグラフィックが何故かPS版など本来のもと比べて非常に横に伸びている。
--PSPのアスペクト比である16:9の機種に4:3アスペクトな機種の画像をそのまま使用したため画面比に合わせて引き延ばされてしまったのだと思われるが、他の流用グラフィックでは起きていないものもあるため、調整は可能だったはずである。
--なおこの問題点は同社の『THE 鑑識管』シリーズの3DS移植版でも発生している。
**総評(第4作)
 これまでの全話が収録されてPSストアで514円(税8%込)は、1話当たり10円未満。価格破壊というレベルを越えている。

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*SIMPLE DSシリーズ Vol.47 THE推理 ~新章2009~
【ざすいり】
|ジャンル|推理|&amazon(B001Q9EI3O)|
|対応機種|ニンテンドーDS|~|
|発売元|D3パブリッシャー|~|
|開発元|トムキャットシステム|~|
|発売日|2009年3月5日|~|
|定価|2,667円(税別)|~|
|レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~|
|判定|なし|~|
|ポイント||~|

**概要(第5作)
-新作20話を収録。問題の質は良くも悪くも変わっていない。
-ストーリーは、過去作の続きのはず・・・だが。
--前作でT国に事務所を移したという設定が無かったことになっている。
-後日談のオープンは1話毎となった。
**評価点(第5作)
-過去作に比べ、1話当たりの長さは若干長め。あくまで「若干」であるが、少なくともクイズ数問だけということはない。
**問題点(第5作)
-DSの画面の狭さゆえか、現場写真をスクロールして見渡さなければならない
--タッチペンでのスクロール操作をミスると「そこには怪しい点はない」と言われて余計にストレスが溜まる。
-キャラクターボイスはごく一部にだけ付いている
--過去作からの使い回しなのか、他の登場人物も賢作の声で「シンキングタイムにゃ~」と言う。
-探偵免許の話など過去作をプレイしていないと説明不足な点がある。
-本作では妙に登山絡みの話が多い。
**総評(第5作)
 シリーズ内で一番高額だが、それに見合うだけのボリュームアップはなされていない。

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*余談
-『[[SIMPLE2000シリーズ Vol.91 THE ALL★STAR格闘祭]]』に本作からジニー&賢作が操作キャラクターとして出演している。
--声優は同じだが、原作では実態の無いキャラであることをいいことに同作ではテレポートや放電など「なんでもあり」なキャラクターと化している。