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*太鼓の達人 Wii 超ごうか版 【たいこのたつじん うぃー ちょーごうかばん】 |ジャンル|和太鼓リズムゲーム|&amazon(B00974WSZ0)|&amazon(B00974WTUY)| |対応機種|Wii|~|~| |発売・開発元|バンダイナムコゲームス|~|~| |発売日|2012年11月29日|~|~| |定価|太鼓とバチ同梱版:7,980円/単品:5,040円|~|~| |レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~|~| |判定|なし|~|~| |ポイント|決定版より若干ボリュームダウンしている&br;ナムコオリジナル・一部の曲は高評価|~|~| |>|>|>|CENTER:''[[太鼓の達人シリーズリンク>太鼓の達人シリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 人気ゲーム『[[太鼓の達人]]』のWii5作目。同シリーズのWiiでの最後の作品でもある。 **評価点 -難易度や演奏に関わるシステムは新筐体基準。 --システムの流用が多い本作だが、旧筐体での特殊音符「イモ音符」は新筐体の特殊音符である「くす玉音符」に変わっており、新筐体から追加された新要素「100コンボごとに追加得点」もしっかりと導入している。 --また、旧筐体から本作に入った曲を除き、基本的に難易度は新筐体基準。そのため、本作から太鼓の達人を始めても安心である。 -ナムコオリジナル・その他の曲の豪華さ。 --『決定版』と同じく、ナムコオリジナルやゲームミュージックの評価は高い。 --ナムコオリジナルは「主にシリーズ物の楽曲+『[[KATSU-DON>太鼓の達人 KATSU-DON]]』Ver.の新曲+α」で構成されている。 --その「シリーズものの楽曲」が本作は異様に多く、他の作品は「基本は3,4シリーズ、5シリーズ以上あればいい方」なのに対し、本作は''10シリーズ''が収録されている。 --さらに、2000シリーズのように一曲しか入っていない「シリーズ曲」もあるが、約三分の一以上のシリーズが''そのシリーズ全曲、またはほぼ全曲''入っている。 ---主なシリーズとしては世阿弥作曲の「Roseシリーズ」、独特な曲調が多い「ミカシリーズ」、綺麗な音使いが特徴的な「SORAシリーズ」、様々な曲のジャンルで構成されている「ACシリーズ」など。 --また、天空の城ラピュタの主題歌「君をのせて」や当時この曲を使ったエクササイズで評価され、CS未収録だった「EZ DO DANCE」、''踊り子の動きがカクカクしており、さらにノルマ達成時の背景で腹筋崩壊したドンだーが大量発生した''「グレート!アニマルカイザー!!」などが収録されている。また、今や初音ミクの代表曲、太鼓の達人の定番の曲と言っても過言ではない「千本桜」が太鼓の達人で初収録された作品でもある。 --ゲームミュージックも、前述のアニマルカイザー以外に同ジャンル旧筐体最難関である「Doom Noiz」やWii作品の中では唯一の収録となる古参の「もじぴったんメドレー」、そして本作初出の星10である事実上のボス曲「Angel Halo」など充実している。 ---そのため、選曲に関してはドンだーからの評価は高めである。但し、ナムコオリジナル曲のチョイスはACだとやや空気曲(その曲をプレイする人が少ない)気味なものが多いか。 -難易度「おに」の出現条件の緩和。 --過去の作品と比較し、むずかしい5曲クリアで解禁できるという最も緩い条件となった。 -初心者から上級者まで楽しめるゲームバランス --前述の通り、本作は版権曲の難易度は低く、対照的に他のジャンルは強めの曲が多めである。 ---また、版権曲にも裏譜面のあるものや強めの曲もある。 --特にナムコオリジナルのおに譜面が星6以下の曲は、''わずか一曲。'' --さらに、ナムコオリジナルに至っては、当時最高クラスの難易度を誇った「スーハー2000」と「初音ミクの消失 劇場版(裏譜面付き)」が収録されている。 ---また、ナムコオリジナルは多くの裏譜面が収録されているため、腕を上げるには最適の一本とも言える。 -新モード「はやい!カンタン!何度でも! 瞬間爽快!どんちゃん騒ぎ!」の収録。 --過去の家庭用作品に収録されたミニゲーム+新作を瞬発的に、連続でプレイするシステム。収録されているミニゲームは、PS2時代の懐かしいものから新作まで、その数30種類以上。 --もちろん4人同時プレイも可能なので、家族や友達と一緒にワイワイ楽しむことが出来る。 **問題点 ***楽曲関係 -今作では楽曲『[[New スーパーマリオブラザーズ Wii]]』が『わいわいパーティ☆三代目!』『太鼓の達人 Wii 決定版』に続き、なんと''Wii作品で三作品連続で収録された。''これには少しうんざりした人もいるのではないだろうか。 --有名アニメ曲や千本桜などといった有名どころではないため尚更である。 ---ちなみに千本桜に関しては、これを合わせると家庭用で5作連続で収録されている。 -本作のメインテーマ曲、「どきどき☆どんちゃん騒ぎ」の解禁方法がモード「瞬間爽快!どんちゃん騒ぎ!」を&bold(){50回プレイ}である。 --1プレイ当たり約10分程掛かるので、人によってはかなり面倒である。 ***きせかえ・ゲームモード関係 -Wii前作『決定版』の着せ替えの衣装がもらえる条件は「その楽曲を一回クリア」という仕様で105曲もあったため着せ替えは105+2((フルコンボするとさらに衣装がもう一着もらえる曲が2曲あったため。))の''107着''もあった。 --しかし、本作は「太鼓を叩くとたまる太鼓カウンターで解禁」と「特定のジャンルを一定回数遊ぶと解禁」の仕様となり3D化の関係か着せ替えの数も''34着''にまで減ってしまった。 -「はやい!カンタン!何度でも! 瞬間爽快!どんちゃん騒ぎ!」はランダムでゲームが出る為、やりたいゲームを指定してやる事ができない。 **賛否両論点 -前作3DS『[[太鼓の達人 ちびドラゴンと不思議なオーブ]]』から、デザインが一部新筐体基準となったが、本作は''旧筐体基準であるWiiシリーズの作品からデザインを流用している''。 --新デザインに変えてほしかったという意見もあるが、旧デザインに問題があるわけではなく、ゲーム的にも大した違いもない。 ---コスト等も考えれば使い回しは妥当・仕方ないともいえる。 -『ちびドラゴン』同様、版権曲の難易度「おに」の星6以下が多い。 --その数は25譜面中16つ。およそ半分がいわゆる「低難度譜面」。『ちびドラゴン』と比べれば随分減ったが、それでもまだ多い。 --しかし、裏を返せば「おに」をやり始めたドンだーに優しい仕様とも言える。 ---その上、耳に覚えのある版権曲なので、気軽にプレイできるのも嬉しい点。 -ナムコオリジナル曲が45曲と多く、約半数を占めている。 --これは『決定版』でも言われていたことでもあるが、ファミリー向けで約半分がオリジナル曲、というのはいかがなものか。 ---一応、『決定版』よりは減っている((ちなみに、決定版のナムコオリジナル曲は50曲。))。 --主に、ナムコオリジナルをやらない層からは不評ではあるが、ドンだーからは好評である。 -ナムコオリジナルの復活曲は、Wii決定版が大量にあったのに対し、本作はわずか''1曲しか入っていない''。 --しかし、その曲は「PSP一作目で配信予定だったが、諸事情により配信出来なかった曲」であり、復活した価値はそれなりにある。 -新筐体の裏譜面の仕様変更により難易度「むずかしい」以下の裏譜面なし。 --裏譜面とは、AC11で登場した隠されたおまけ譜面のことである。 --AC14までは「タイトル画面でコマンドを入力し、裏譜面は基本鬼のみ」という仕様だった。 --CS作品でも登場したが、裏譜面が初登場した『ドドーンと2代目』から『ちびドラゴン』まで「基本、裏譜面は太鼓カウンターで解禁し、裏譜面は全譜面に存在する」というACとは違った仕様だった。 --むずかしい以下の裏譜面が消えたことによりWii前作の決定版と比べ、楽曲数は同じでも''45譜面''も無くなっている。 ---これは一曲につき四つ譜面が作られていると計算すると、11曲分が入っていないことになる。 -だが「むずかしい」以下の裏譜面はそれほど需要もなく、譜面自体もいわゆる「手抜き譜面」(糞譜面ではなく)の類に入る。そのため、少し話題にはなったが、それほど騒ぎが大きくなることはなかった。 --例を挙げると「裏かんたんが表ふつうの譜面に、裏ふつうが表むずかしいになり、いわゆる難度が繰り上がっただけの裏譜面」や「表の譜面を早くしただけの裏譜面」などあり、極めつきは「譜面自体は新規だが表譜面に比べ''簡単になっている''譜面」もあり、もはやなんのためにあるのか分からない裏譜面ばかりだった。 --しかし、裏譜面と表譜面は別曲扱いのため、多人数でプレーする場合には注意である。 -「フウガとミライの太鼓教室」の縮小 --Wii前作『決定版』には「フウガとミライの太鼓教室」という「太鼓道場」のシステムと「ストーリーモード」のシステムが合体したようなモードで、楽しくストーリーを進めながら太鼓の達人のシステムや太鼓の叩き方を覚えられるモードがあった。 --しかし、今作は「フウガとミライの太鼓教室」はあるものの、ストーリーの部分がゴッソリ削られてしまった。 --だが、本作はその代わりに新モード「瞬間爽快!どんちゃん騒ぎ!」が収録されているため、ストーリーの削減は妥当ともとれる。(Wii1作目、2作目、決定版にはストーリーがあり、3作目はストーリーが無い代わりにパーティモードが収録されていた。) **総評 オプションの重ねがけができないという問題はあるものの、基本的に演奏ゲームなどには問題がない作品である。~ しかし前作と楽曲数が同じでありながら、難易度「むずかしい」以下の裏譜面を(ネタ譜面ばかりとはいえ)なくしたため、着せ替え・太鼓教室と併せ、ボリュームダウンしてしまったといえる。~ しかし、ボリュームダウンがあるとはいえ太鼓の達人のメインである演奏ゲームに関しては収録曲の違いがあるため単純に比較して「悪い」と言うべきものではない。~ また、収録されている「ナムコオリジナル」ジャンルの曲が「''シリーズもの中心''」であり、これまでバラバラに収録されていたシリーズものの楽曲を一つにまとめており、まさしく「超ごうか版」の名に恥じない出来栄えであると言える。 **余談 -本作が発売された時期に「関ジャニの仕分け∞」で『太鼓の達人』が紹介され、当時最新作であった本作はそこそこ売れた。 --また、『太鼓の達人』自体もジワ売れするタイトルのため、2013年での集計では''60万本''という売り上げを記録した。
*太鼓の達人 Wii 超ごうか版 【たいこのたつじん うぃー ちょーごうかばん】 |ジャンル|和太鼓リズムゲーム|&amazon(B00974WSZ0)|&amazon(B00974WTUY)| |対応機種|Wii|~|~| |発売・開発元|バンダイナムコゲームス|~|~| |発売日|2012年11月29日|~|~| |定価|太鼓とバチ同梱版:7,980円/単品:5,040円|~|~| |レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~|~| |判定|なし|~|~| |ポイント|決定版より若干ボリュームダウンしている&br;ナムコオリジナル・一部の曲は高評価|~|~| |>|>|>|CENTER:''[[太鼓の達人シリーズリンク>太鼓の達人シリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 人気ゲーム『[[太鼓の達人]]』のWii5作目。同シリーズのWiiでの最後の作品でもある。 **評価点 -難易度や演奏に関わるシステムは新筐体基準。 --システムの流用が多い本作だが、旧筐体での特殊音符「イモ音符」は新筐体の特殊音符である「くす玉音符」に変わっており、新筐体から追加された新要素「100コンボごとに追加得点」もしっかりと導入している。 --また、旧筐体から本作に入った曲を除き、基本的に難易度は新筐体基準。そのため、本作から太鼓の達人を始めても安心である。 -ナムコオリジナル・その他の曲の豪華さ。 --『決定版』と同じく、ナムコオリジナルやゲームミュージックの評価は高い。 --ナムコオリジナルは「主にシリーズ物の楽曲+『[[KATSU-DON>太鼓の達人 KATSU-DON]]』Ver.の新曲+α」で構成されている。 --その「シリーズものの楽曲」が本作は異様に多く、他の作品は「基本は3,4シリーズ、5シリーズ以上あればいい方」なのに対し、本作は''10シリーズ''が収録されている。 --さらに、2000シリーズのように一曲しか入っていない「シリーズ曲」もあるが、約三分の一以上のシリーズが''そのシリーズ全曲、またはほぼ全曲''入っている。 ---主なシリーズとしては世阿弥作曲の「Roseシリーズ」、独特な曲調が多い「ミカシリーズ」、綺麗な音使いが特徴的な「SORAシリーズ」、様々な曲のジャンルで構成されている「ACシリーズ」など。 --また、天空の城ラピュタの主題歌「君をのせて」や当時この曲を使ったエクササイズで評価され、CS未収録だった「EZ DO DANCE」、''踊り子の動きがカクカクしており、さらにノルマ達成時の背景で腹筋崩壊したドンだーが大量発生した''「グレート!アニマルカイザー!!」などが収録されている。また、今や初音ミクの代表曲、太鼓の達人の定番の曲と言っても過言ではない「千本桜」が太鼓の達人で初収録された作品でもある。 --ゲームミュージックも、前述のアニマルカイザー以外に同ジャンル旧筐体最難関である「Doom Noiz」やWii作品の中では唯一の収録となる古参の「もじぴったんメドレー」、そして本作初出の星10である事実上のボス曲「Angel Halo」など充実している。 ---そのため、選曲に関してはドンだーからの評価は高めである。但し、ナムコオリジナル曲のチョイスはACだとやや空気曲(その曲をプレイする人が少ない)気味なものが多いか。 -難易度「おに」の出現条件の緩和。 --過去の作品と比較し、むずかしい5曲クリアで解禁できるという最も緩い条件となった。 -初心者から上級者まで楽しめるゲームバランス --前述の通り、本作は版権曲の難易度は低く、対照的に他のジャンルは強めの曲が多めである。 ---また、版権曲にも裏譜面のあるものや強めの曲もある。 --特にナムコオリジナルのおに譜面が星6以下の曲は、''わずか一曲。'' --さらに、ナムコオリジナルに至っては、当時最高クラスの難易度を誇った「スーハー2000」と「初音ミクの消失 劇場版(裏譜面付き)」が収録されている。 ---また、ナムコオリジナルは多くの裏譜面が収録されているため、腕を上げるには最適の一本とも言える。 -新モード「はやい!カンタン!何度でも! 瞬間爽快!どんちゃん騒ぎ!」の収録。 --過去の家庭用作品に収録されたミニゲーム+新作を瞬発的に、連続でプレイするシステム。収録されているミニゲームは、PS2時代の懐かしいものから新作まで、その数30種類以上。 --もちろん4人同時プレイも可能なので、家族や友達と一緒にワイワイ楽しむことが出来る。 **問題点 ***楽曲関係 -今作では楽曲『[[New スーパーマリオブラザーズ Wii]]』が『わいわいパーティ☆三代目!』『太鼓の達人 Wii 決定版』に続き、なんと''Wii作品で三作品連続で収録された。''これには少しうんざりした人もいるのではないだろうか。 --有名アニメ曲や千本桜などといった有名どころではないため尚更である。 ---ちなみに千本桜に関しては、これを合わせると家庭用で5作連続で収録されている。 -本作のメインテーマ曲、「どきどき☆どんちゃん騒ぎ」の解禁方法がモード「瞬間爽快!どんちゃん騒ぎ!」を&bold(){50回プレイ}である。 --1プレイ当たり約10分程掛かるので、人によってはかなり面倒である。 ***きせかえ・ゲームモード関係 -Wii前作『決定版』の着せ替えの衣装がもらえる条件は「その楽曲を一回クリア」という仕様で105曲もあったため着せ替えは105+2((フルコンボするとさらに衣装がもう一着もらえる曲が2曲あったため。))の''107着''もあった。 --しかし、本作は「太鼓を叩くとたまる太鼓カウンターで解禁」と「特定のジャンルを一定回数遊ぶと解禁」の仕様となり3D化の関係か着せ替えの数も''34着''にまで減ってしまった。 -「はやい!カンタン!何度でも! 瞬間爽快!どんちゃん騒ぎ!」はランダムでゲームが出る為、やりたいゲームを指定してやる事ができない。 **賛否両論点 -前作3DS『[[太鼓の達人 ちびドラゴンと不思議なオーブ]]』から、デザインが一部新筐体基準となったが、本作は''旧筐体基準であるWiiシリーズの作品からデザインを流用している''。 --新デザインに変えてほしかったという意見もあるが、旧デザインに問題があるわけではなく、ゲーム的にも大した違いもない。 ---コスト等も考えれば使い回しは妥当・仕方ないともいえる。 -『ちびドラゴン』同様、版権曲の難易度「おに」の星6以下が多い。 --その数は25譜面中16つ。およそ半分がいわゆる「低難度譜面」。『ちびドラゴン』と比べれば随分減ったが、それでもまだ多い。 --しかし、裏を返せば「おに」をやり始めたドンだーに優しい仕様とも言える。 ---その上、耳に覚えのある版権曲なので、気軽にプレイできるのも嬉しい点。 -ナムコオリジナル曲が45曲と多く、約半数を占めている。 --これは『決定版』でも言われていたことでもあるが、ファミリー向けで約半分がオリジナル曲、というのはいかがなものか。 ---一応、『決定版』よりは減っている((ちなみに、決定版のナムコオリジナル曲は50曲。))。 --主に、ナムコオリジナルをやらない層からは不評ではあるが、ドンだーからは好評である。 -ナムコオリジナルの復活曲は、Wii決定版が大量にあったのに対し、本作はわずか''1曲しか入っていない''。 --しかし、その曲は「PSP一作目で配信予定だったが、諸事情により配信出来なかった曲」であり、復活した価値はそれなりにある。 -新筐体の裏譜面の仕様変更により難易度「むずかしい」以下の裏譜面なし。 --裏譜面とは、AC11で登場した隠されたおまけ譜面のことである。 --AC14までは「タイトル画面でコマンドを入力し、裏譜面は基本鬼のみ」という仕様だった。 --CS作品でも登場したが、裏譜面が初登場した『ドドーンと2代目』から『ちびドラゴン』まで「基本、裏譜面は太鼓カウンターで解禁し、裏譜面は全譜面に存在する」というACとは違った仕様だった。 --むずかしい以下の裏譜面が消えたことによりWii前作の決定版と比べ、楽曲数は同じでも''45譜面''も無くなっている。 ---これは一曲につき四つ譜面が作られていると計算すると、11曲分が入っていないことになる。 -だが「むずかしい」以下の裏譜面はそれほど需要もなく、譜面自体もいわゆる「手抜き譜面」(糞譜面ではなく)の類に入る。そのため、少し話題にはなったが、それほど騒ぎが大きくなることはなかった。 --例を挙げると「裏かんたんが表ふつうの譜面に、裏ふつうが表むずかしいになり、いわゆる難度が繰り上がっただけの裏譜面」や「表の譜面を早くしただけの裏譜面」などあり、極めつきは「譜面自体は新規だが表譜面に比べ''簡単になっている''譜面」もあり、もはやなんのためにあるのか分からない裏譜面ばかりだった。 --しかし、裏譜面と表譜面は別曲扱いのため、多人数でプレーする場合には注意である。 -「フウガとミライの太鼓教室」の縮小 --Wii前作『決定版』には「フウガとミライの太鼓教室」という「太鼓道場」のシステムと「ストーリーモード」のシステムが合体したようなモードで、楽しくストーリーを進めながら太鼓の達人のシステムや太鼓の叩き方を覚えられるモードがあった。 --しかし、今作は「フウガとミライの太鼓教室」はあるものの、ストーリーの部分がゴッソリ削られてしまった。 --だが、本作はその代わりに新モード「瞬間爽快!どんちゃん騒ぎ!」が収録されているため、ストーリーの削減は妥当ともとれる。(Wii1作目、2作目、決定版にはストーリーがあり、3作目はストーリーが無い代わりにパーティモードが収録されていた。) **総評 オプションの重ねがけができないという問題はあるものの、基本的に演奏ゲームなどには問題がない作品である。~ しかし前作と楽曲数が同じでありながら、難易度「むずかしい」以下の裏譜面を(ネタ譜面ばかりとはいえ)なくしたため、着せ替え・太鼓教室と併せ、ボリュームダウンしてしまったといえる。~ しかし、ボリュームダウンがあるとはいえ太鼓の達人のメインである演奏ゲームに関しては収録曲の違いがあるため単純に比較して「悪い」と言うべきものではない。~ また、収録されている「ナムコオリジナル」ジャンルの曲が「''シリーズもの中心''」であり、これまでバラバラに収録されていたシリーズものの楽曲を一つにまとめており、まさしく「超ごうか版」の名に恥じない出来栄えであると言える。 **余談 -本作が発売された時期に「関ジャニの仕分け∞」で『太鼓の達人』が紹介され、当時最新作であった本作はそこそこ売れた。 --また、『太鼓の達人』自体もジワ売れするタイトルのため、2013年での集計では''60万本''という売り上げを記録した。

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