ウルトラマンパワード 怪獣撃滅作戦
【うるとらまんぱわーど かいじゅうげきめつさくせん】
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ジャンル
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インタラクティブムービー
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対応機種
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プレイディア
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メディア
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CD-ROM
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発売元
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バンダイ
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発売日
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1994年9月28日
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定価
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5,280円
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プレイ人数
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1人
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判定
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なし
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ポイント
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『パワード』二度目のゲーム化 全体的に子供向けのゲーム内容 真エンドへの行く手を阻むダダ
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ウルトラマンシリーズ
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概要
バンダイから発売された低年齢層向けのゲーム機「プレイディア」でリリースされた特撮番組『ウルトラマンパワード』のゲーム化作品。
『ウルトラマンパワード』単体のゲーム化作品としては3DO版に次いで二作目となる。
特徴
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「ストーリー」モードと「ずかん」モードの二つがある。
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「ストーリー」は「ウィナー入隊」と「怪獣大決戦」の二種類を遊ぶことができる。
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「ウィナー入隊」はエドランド隊長から怪獣に関する2択クイズを出されて、それに全て正解するとウィナーに入隊し、怪獣との戦い方を教えてもらえる。いわばチュートリアル。
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「怪獣大決戦」では、点灯したボタン入力を行う簡易的なLDゲームのようなものをプレイする。怪獣を5回倒すとエンディングとなる。
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ただし、怪獣大決戦中にバトルポイントが最大まで到達すると、真エンドへのルート分岐が発生する。バトルポイントはマスクデータとなっており、プレイヤーが把握することはできない。
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「ずかん」はウルトラマンパワードや怪獣の身体情報や特殊能力などの情報をムービーで閲覧することができる。
評価点
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ふんだんに使用された原作映像
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本作では、ゲーム内に原作映像をふんだんに使用しており、パワードの戦闘シーンを存分に見ることができる。
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流れる原作映像の画質も時代を考えれば中々悪くない。これに関しては、映像再生に特化したマシンであるプレイディアの特性が上手く活かせていると言える。
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3DO版では戦えなかったドラコとゼットンと戦うことができる。
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ただし戦うには真エンドへのルート分岐を発生させないといけない。真エンドへのルート分岐が発生するとこの2体との戦いへと移行する。
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3DO版の記事でも解説したが、この2体はパワードファンからの人気が高い怪獣なので、この2体と戦えるのは素直に嬉しいところ。
問題点
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真エンドへの到達方法がやや難しい
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前述したように真エンドに移行するには、怪獣との戦いでバトルポイントを得て、最高評価に到達しなければならないのだが、これが地味に難しい。
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点灯したボタンを押さなかった場合などはまだしも、一部の怪獣との戦いでは、点灯したボタンを押すと失敗扱いになり、エドランド隊長から怒られる……という、トラップが存在する。
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一応このことは取扱説明書にも説明があり、「タイミングが重要」「フラッシュプリズム(パワードの変身アイテム)が表示された時は迷わず押す」などのヒントも書かれているが、初見プレイではまず引っかかる。
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更にこの真エンドへの到達を阻むのが、ランダムで出現するダダ。
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選んだ怪獣と関係なくダダとの戦いが発生することがあるのだが、なんとこのダダ戦ではバトルポイントが一切増えない。つまりダダが出現した時点で、最高評価の到達が急激に難しくなってしまう。
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最高評価まで到達せずに5回怪獣と戦うと、その時点で通常エンドとなり、ゲームは終了してしまう。そのため評価点に記したドラコやゼットンと戦うには、ダダを引く前に最高評価になるように頑張る運ゲーをこなさなければならない。
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ゲームボリュームはかなり少ない。
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原作映像を多用していることも一因かもしれないが、ゲーム自体のボリュームはかなり少ない。
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上記の真エンドを目指すことを考慮しても、2~3時間程度で遊び終わってしまう。
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本作はインタラクティブムービーというジャンルの都合上、ゲームの大部分を映像の視聴に費やすので、体感のプレイ時間は更に長く退屈になりやすい。
総評
『パワード』二度目のゲーム化は、子供向けに舵を切った、インタラクティブムービー(アドベンチャーゲーム)であった。
3DO版同様、原作映像が使用されており、更に3DO版では登場しなかったドラコやゼットンと戦えるのも、地味に評価したいところ。
その一方で、真エンドへの到達がやや厳しく、全体的に子供向けの作風の割には、難易度調整を少々ミスっている感は否めない。
インタラクティブムービーとしては、著しく出来が悪いわけではないのだが、純粋なゲーム性を求めるなら、3DO版の方に軍配が上がる内容と言えるだろう。
余談
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本作以降『ウルトラマンパワード』単体のビデオゲーム化は行われていない(2026年時点)。
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3DOとプレイディア、いずれも覇権を取れなかったマイナーハードでの発売なのは、偶然なのだろうか……。
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単にゲーム作品にパワードが出演したというだけなら、『PDウルトラマンインベーダー』やコンパチヒーローシリーズなどがあり、その中でもWin95/Pippinで発売された『ウルトラマンクイズ王』では、なんとパワードがクイズ番組の司会を務めている。
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原作に登場した人間キャラクターは俳優の肖像権の都合からか全カットされている。
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ゲームを起動するとパワードのOPムービーが流れるのだが、原作で俳優たちが映ったシーンは全てウルトラマンか怪獣のシーンに置き換えられている。
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また、ゲームの進行役としてウィナーのエドランド隊長も登場するが、こちらもイラストに置き換えられている。
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本作のウルトラマンパワード役の声優は原作と異なり、関俊彦氏が担当している。
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その一方で、エドランド隊長は原作の吹き替えと同じ内海賢二氏が担当。
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ずかんモードで閲覧できる怪獣図鑑の視聴開始直後に、何故か初代ウルトラマン版の怪獣が少しだけ映り込む。
最終更新:2026年05月14日 21:45