仮面ライダークウガ

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仮面ライダークウガ - (2016/04/16 (土) 19:00:12) の編集履歴(バックアップ)


-A NEW HERO. A NEW LEGEND.(新たな英雄、新たな伝説)-


概要

2000年に放送された特撮番組『仮面ライダークウガ』に登場する仮面ライダー
昭和で一時終わった仮面ライダーシリーズから平成で地上波初の作品の主人公であり、
この作品以降は「平成仮面ライダーシリーズ」とも呼ばれる。
仮面ライダーディケイド』にも登場している(後述)。

主な変身者は、世界を旅する冒険家である「五代 雄介(ごだい ゆうすけ)」。
遺跡で発見されたベルトを何かに導かれるように装着したことで、クウガへの変身能力を持つようになり、
殺人ゲームを行うグロンギ族と戦うようになる。
警察側からはクウガの姿は「未確認生命体第4号」として認識されている(後述)。

+ 原作ストーリー
超古代。戦いを好むグロンギ族は、霊石「ゲブロン」の力を用いて異形の怪人に変身し、各地の他民族を脅かしていた。
一方、グロンギ族によって全滅の危機に瀕した平和的な古代民族リントは、グロンギ族の凶行を止めるため、
彼らのものと同質の霊石「アマダム」によって人間を超人に変身させる変身ベルト「アークル」を開発。
完成したベルトを身につけた正義の勇者は、戦士クウガに変身し、クウガの活躍によってからくもグロンギ族は打ち倒され、
戦士クウガの命をもって封印された。

そして西暦2000年。日本アルプスの九郎ヶ岳遺跡で、奇怪な殺人事件が発生。
冒険家の青年・五代雄介は、友人の沢渡桜子が遺跡の古代文字を行っていたことから遺跡を訪れ、
そこで不思議な鼓動を発する謎のベルトと遭遇する。
やがて、事件を追う長野県警警備部の警察官・一条薫が、桜子にベルトの文字解読を依頼したことから、
ベルトと再会した雄介は、突如出現した怪人に襲われる中、ベルトから放たれたイメージによってその力を察知。
咄嗟にベルトを装着し、戦士クウガに変身した!
かくして超古代の変身ベルトを受け継ぎ、戦士クウガとなった雄介は、彼が最も愛する人々の笑顔を守るため、
人類を脅かす怪人たちと対決する……!

+ 五代雄介
「戦います、オレ!こんな奴等の為に、これ以上、誰かの涙は見たくない!
 みんなに笑顔でいて欲しいんです!だから見てて下さい!オレの、変身!!」

世界を旅する冒険家。笑顔とサムズアップがトレードマーク。1975年生まれの25歳。
北海道夕張生まれの神奈川県山北町育ち。みのりという妹がいる。
飄々とした能天気な性格で、少々変わり者な所はあるが強い意思と深い優しさを胸に秘めた男。
初対面の人には「夢を追う男・○○○○(その時点で持っている技の数)の技を持つ男」と書かれた自作の名刺を手渡す。
なお、1番目の技は笑顔であり、クウガへの変身が2000番目の技となった。
物語序盤、成り行きでクウガに変身し、それを知った一条薫に未確認生命体絡みの事件に首を突っ込む事を止められる。
(これは民間人である雄介を事件に巻き込まないようにするための配慮だった)
が、ある切っ掛けを経て皆の笑顔を守るために未確認生命体との戦いに身を投じる。

最初は未熟だったり迷走したりする事が多い平成ライダーの中では珍しく、
最初からある程度完成した、一本線の通ったライダーである。
しかしそれでも拳を振るうことを「いい気持ちはしない」と嫌っている事が劇中で度々描写され、
彼もまた(段々と生物兵器としての肉体に近づいていくのとは対照的に)悩める人間である事を示し、
特に最後の戦いにおいて変身が解けた際の彼の表情は“泣き顔”であり、
誰かを傷つける事を楽しむグロンギの首魁ン・ダグバ・ゼバの“笑っている顔”とは対照的な姿を見せる事でそれを如実に示していた。

+ クウガの各フォーム
「超変身!!」
グローイングフォーム(白のクウガ)
「……変わった!」
不完全形態。基本カラーは白。他のフォームに比べて角が短い。ボディの形状はマイティフォームに酷似している。
物語序盤、雄介の戦士としての心構えが不十分だったのか変身するとこの姿になっていた。
また他フォームの変身限界時間(後述)を経過したり、深刻なダメージを負ったりするとこのフォームになってしまう。
必殺技の「グローイングキック」はマイティキックとは刻印が不完全なもので威力も低くなっているが、
中盤で一度雄介を瀕死に追い込んだメ・ギノガ・デ戦において、何度もキックを打ち込むことで
マイティキックと同じ刻印を撃ち込んで敵を倒したこともある。
最初のうちは一条などの例外を除いた警察側には「未確認生命体第2号」と呼ばれ、
「未確認生命体第4号」の呼び名がついた後述の4形態とは別個体と認識されていたが、
後に第4号の別形態と認識を改められた模様。

マイティフォーム(赤のクウガ)
「だから見ててください!俺の、変身!」
クウガの基本形態。基本カラーは赤。炎を司る戦士。
身体能力のバランスに優れた形態で、素手での打撃による格闘戦で真価を発揮する。
偏った能力の相手には弱く相手の能力を表すため苦戦することも多く、
この傾向は後のフォームチェンジライダーに受け継がれている。
グランドフォームソードフォームキバフォームサイクロンジョーカー等)
必殺技は「マイティキック」。封印エネルギーを筋肉が異常発達した右足に収束させて放つ。
後に雄介の107番目の特技・空中回転を加えることで「強化マイティキック」となった。威力は約30t。
『邪悪なるものあらば、希望の霊石を身につけ、炎のごとく邪悪を打ち倒す戦士あり』

ドラゴンフォーム(青のクウガ)
「‥‥青くなった!」
クウガの特殊形態。基本カラーは青。水を司る戦士。
跳躍力や俊敏さに優れているが、パワーや耐久力はマイティフォームよりも低下している。
高い所へ跳躍する時のみこのフォームになることもある、というより、物語後半は殆どジャンプ要因としての活躍が多かった。
手すりや鉄パイプなど「長きもの(状の物)」をイメージさせる物を手にすることで作り出される「ドラゴンロッド」を武器とする。
必殺技は「スプラッシュドラゴン」。ドラゴンロッドを敵に突き立て、先端から封印エネルギーを流し込む。
余談だが初登場回は、高いジャンプ力を持つ敵に苦戦するうちに偶発的に変身するも、
「長きもの」で戦うことがわからず素手で戦ったため全くダメージを与えられずに惨敗してしまう。
これはパワーアップ回にしては異例の、自身の弱点を強調される演出だった。
その後次週でコツを掴んだことと、友人の考古学者がドラゴンフォームの特徴を示した古代碑文を解読してくれたことで
ようやく使いこなせるようになった。
しかし更に次の回で「パワーアップした」と思って青のフォームで戦った所、防御力が無い為にアッサリと敗北。
おやっさんから「しょう油にはしょう油の良さ、ソースにはソースの良さがある」というアドバイスを受け、
フォームを使い分ける事に気づいたのである。
『邪悪なるものあらば、その技を無に帰し、流水のごとく邪悪をなぎ払う戦士あり』

ペガサスフォーム(緑のクウガ)
「緑になった‥‥!?」
クウガの特殊形態。基本カラーは緑。風を司る戦士。
視覚、聴覚、反応など感覚神経が数万倍まで研ぎ澄まされた形態で、
紫外線や赤外線を見ることや超音波を聞くことが出来るが、接近戦は不得手。
この能力で遠く離れた敵や動きの速い敵、保護色で姿を隠した敵をも正確に捕捉出来るようになる。
その感覚の鋭さは、初変身した際に雄介が鋭くなりすぎた感覚に混乱しているうちに制限時間が終わってしまったほど。
その鋭敏さ故か他の形態と比べて消耗が激しいため、このフォームを維持できるのは、僅か約50秒間だけである。
ただ制限時間内に変身を解除さえすれば、ギリギリだったとしても特に支障は無いようである。
拳銃など「射抜くもの(射撃)」をイメージさせる物を手にすることで作り出される「ペガサスボウガン」を武器とする。
必殺技は「ブラストペガサス」。高密度に圧縮された空気弾を封印エネルギーと共にボウガンから撃ち出す。
短時間しか変身できないという設定上戦いの描写は超長距離からの一撃必殺になり、
戦闘シーンが単調になってしまう為、武器の利点を生かせずすぐに接近戦になってしまう後の銃使いライダーとは
未だに一線を画している。
『ディケイド』において士もこの形態にカメンライドし、クロックアップしたワームの動きを捉えて撃破している。
『邪悪なるものあらば、その姿を彼方より知りて、疾風のごとく邪悪を射ぬく戦士あり』

タイタンフォーム(紫のクウガ)
「あいつにも、避けずに攻めます!」
クウガの特殊形態。基本カラーは紫。大地を司る戦士。
パワーや耐久力に優れた形態。その反面、運動性は4フォーム中最も低い。
劇中での相手の攻撃を避けも受けもせず歩いて近付く様子から走れないと誤解されがちだが、
これは雄介が剣道をしながら考え出した
「回避を捨てて防御はタイタンの装甲に任せ、攻撃に専念して一撃で確実に仕留める」
という戦法であって、スペック上はそれなりに機敏に動くことは可能。
その防御力から、強力な敵の攻撃からの緊急回避としてこのフォームになることもある。
「斬り裂くもの(剣)」をイメージさせる物を変化させ作り出される「タイタンソード」を武器とする。
ただし劇中ではトライアクセラー(警棒)や折れた金属の柵からも変化した事から実際は「金属」ならいいらしい。
おそらく当時(古代)の金属=武器(剣)として存在していた為に、
現代にある金属の物体の中で殺傷能力を持たない道具でも変化させられるのだろう。
必殺技は「カラミティタイタン」。タイタンソードで敵の体を貫き、刀身から封印エネルギーを流し込む。
『邪悪なるものあらば、鋼の鎧を身につけ、地割れのごとく邪悪を切り裂く戦士あり』

ライジングフォーム(金の力)
クウガがマイティ、ドラゴン、ペガサス、タイタンの各フォームから、放電を伴って強化した形態。雷(電気)の力が加わっている。
遺跡から発掘された碑文にはこの放電に関する直接的な記述はなく、
劇中でも古代には存在しない形態だったのでは、と予想されていた(雄介曰く「ミレニアム特別バージョン」)。
発現の原因は上述のメ・ギノガ・デの毒で瀕死の状態となった雄介への応急措置として行われた電気ショックにより、
アークルに備わっていたアルティメットフォームへの変身能力が部分的に覚醒したためと考えられる。
一度倒されたギノガが肉片から再生したギノガ変異体以降の戦いで、
謎の放電現象(雄介曰く「ビリビリ」)としてその力の予兆が現れ始め、雄介の特訓により顕現した。
ベルト部はアルティメットフォームと同様金色の装甲が追加され、各フォームで使用する武器なども強化された。
戦闘能力は格段に上昇するが、アマダムには負担が大きいため、約30秒間しか変身を維持出来ない。
しかしクウガと同じく金の力を手に入れた最後のゴ怪人ゴ・ガドル・バに敗れた雄介が
再び電気ショックを受けたことにより、永続的に維持出来るようになった。
(といってもこの時点で敵はガドルとダグバしか残っておらず、それが直接的な戦果を挙げたかというと…)

なおこの形態になり必殺技の威力が上がったことでグロンギが爆発した際の範囲も拡大、
4フォームの中では最後に変身したライジングマイティに至っては半径3kmが壊滅するという
凄まじい威力を持つことになってしまう。
そのため、一時は警察上層部からクウガの存在を危険視する声も上がったが、グ
ロンギ関係の事件を追っていた合同捜査本部の説得もあり窮地を脱し、
これ以降、一条をはじめとする合同捜査本部の協力を得てグロンギを爆発させても問題ない場所へと誘導、
もしくはバイクで体当たりをしかけたまま無理やり移送し、そこで仕留める事が多くなった。
『戦士の瞼の下、大いなる瞳になりし時、何人たりともその眠りを妨げるなかれ』
余談だが数多く入るフォームチェンジ形態を取るヒーロー物の中で、既存のフォーム合体
てんこ盛りはあれど、単純なパワーアップではない「基本フォームの強化形態」は結構珍しい。

アメイジングマイティ(黒の金のクウガ)
「…黒くなった」
ライジングマイティからさらに強化され、体色が黒に変質した形態。雷を司る戦士。基本カラーは黒・金。
上述のゴ・ガドル・バに敗れた際に受けた二度目の電気ショックにより発現した。
右足に加え左足にもマイティアンクレットが装備され、手甲のリント文字も「雷」に変わっている。
その姿は限りなくアルティメットフォームに近いものであるが、赤い瞳が証明するように、
この段階ではまだ自我を保っての戦闘に支障はない。
戦闘における基本的な性質はライジングマイティと同様だが、これを遥かに上回る戦闘能力を有し、
両足から繰り出す「アメイジングマイティキック」の威力は約75tにも達する。
ドラゴン・ペガサス・タイタンもアメイジングが存在するのか、ライジングの時間制限は無くなったがアメイジングはどうなのかなど
劇中で使われたシーンが少なく、公式にもアナウンスがないため不明な点が多いフォームでもある。
また、放送当時の玩具展開や放送前のネタバレ情報公開がよくあった児童向け雑誌などでも、
後述のアルティメットフォームが割と早いうちから取り上げられていたのに対し、このフォームは文字通り影も形も見当たらず、
登場後に急遽商品が開発・発売された(この形態が登場したのは最終回の3話前)という話も存在するため、
スポンサーである各業界の会社もこのフォームの存在は知らされていなかった可能性がある。
実際まともに戦った描写はガドル戦の決着時のみ、次の登場時は回想でダグバに完敗という短命なフォームだったし…

アルティメットフォーム(凄まじき戦士)
「じゃあ見ててください、俺の変身
クウガが、古代の碑文にある「聖なる泉 枯れ果てし時」、つまり優しい心を失ってしまうことで、
グロンギの首魁ン・ダグバ・ゼバと等しい存在『凄まじき戦士』になった状態。
角状の突起や血管を模した模様が特徴的な外観をしており、クウガの他のどの形態よりもマッシュアップされたボディをしている。
基本カラーは黒で、本来の瞳は黒色。この姿になったクウガは理性を失い、戦うためだけの生物兵器となる。
他フォームを圧倒的に凌駕する身体能力・感覚を持っており、特にパンチ力(80t)とキック力(100t)は『仮面ライダーキバ』までに
登場したライダーの中では最も高い。必殺技アルティメットキックは威力415t。純粋なキック技としてはこちらも最強クラス。
設定上は各ライジングフォームの専用武器や必殺技も使えるが、劇中では使っていない。
その他ダグバと同じく様々な特殊能力を持つはずなのだが、後述する通りダグバ戦でしか変身しておらず、
その際は互いの能力を相殺していたため、対象の原子を操作してプラズマ化させる超自然発火能力以外の描写はされていない。
古代文字や劇中の描写からして、天候操作は可能と思われる。

中盤、雄介は残虐なゲゲル(後述)を行うグロンギへの憎しみにより一度このフォームになりかけており、
このフォームの危険性を知った後は使わないことを決めるが、アメイジングマイティがダグバの圧倒的な力の前に敗北を喫し、
それによってダグバの更なる大量殺戮を許してしまったことで変身を決意。
しかし、人々を守ろうとする優しい心を保ち続けたことによって、
伝承とは異なる自我を保ったアルティメットフォーム(瞳は赤)となることができた。伝説は塗り替えるもの!

……この形態に変身しての最終決戦は、お互いが死ぬまで(変身が解けても)ただ殴り続ける殺し合いであり、
吹雪の中に飛び散る鮮血、狂喜と言える笑顔で殴るダグバと悲痛そのものの泣き顔で殴る雄介のコントラストと相まって、
全ライダーシリーズの中でも類を見ない凄惨な雰囲気を漂わせたものとなっている。
『聖なる泉涸れ果てし時、凄まじき戦士雷の如く出で、太陽は闇に葬られん』

+ 専用ビークル
トライチェイサー2000
TRCS-2000とも呼ばれる、前半のクウガ専用バイク。モデルはGASGASのパンペーラ250。
初出は第4話(第3話でも劇中映像に映っていた)で、俊足を誇るグロンギ、ズ・メビオ・ダにどうしても追いつけない雄介に一条が譲り渡し、それ以降クウガの愛機となる。
無公害エンジンを搭載し、出力は150馬力。警棒にもなる右グリップ、トライアクセラーを差し込み暗証番号を入力しないと起動しない。
歴代主人公ビークルでも珍しい出自を持ち、開発者は 警視庁 。本来は最新鋭白バイ、「トライチェイサー2000A」の試作機であった。
量産型の方も後にグロンギ対策に全国の警察に配備されている。劇中コンソールが破損した後は、本機も量産型と同じコンソールに修理された。
電気信号により車体の色が変化する機構を搭載しており、デフォルトでは白バイらしい白黒のカラーリングだったが、
雄介は通常時に黒、クウガ変身時は金色のカラーにしている。ヘッドにクウガのリント文字を書き込んでおり、金色時のみ視認可能。
後述のトライゴウラムへの合体で金属疲労を重ね、バギブソンとの激突を繰り返したため
第33話で 破損してしまう という、これまた歴代ビークルでは珍しい運命を辿っている。
しかしクライマックスとなる第48話で修理され、クウガと共に最後の戦いの場に赴くその雄姿は、このマシンもまた疑いようもないライダーの相棒であることの証左だろう。
最大時速は 300km/h 。現実的に考えれば非常識極まりない猛スピードマシンだが、実際には歴代ライダーのマシンではトップクラスに 遅い
初代1号のサイクロン号の400km/hにすら劣るスピードは、クウガの世界観を現実に近づけるのに一役買っている。

ちなみに雄介は日常の足としてもこのマシンを使っているが、車検を通るわけもなく、ナンバープレートもないこのバイクをどのように警察に誤魔化していたかは謎。
一条が便宜を図ってくれたのだろうか?

ビートチェイサー2000
BTCS-2000とも呼ばれる、終盤でのクウガ専用バイク。モデルはTRCS同様パンペーラ250。
あくまで白バイの試作機であったTRCSと異なり、激化するグロンギとの戦いのためクウガ専用に開発されたワンオフ機。
そのため、ゴウラムとの合体を前提にしたフレームや、最高時速400kmを可能にするエンジンが搭載されたモンスターマシンとなっている。
起動手段はトライアクセラーと暗証番号のまま。カラーは雄介時に青、クウガ時に赤と金を主体にしている。
第33話で初登場。クウガの力を危険視した警視庁上層部が一時引き渡しを渋ったが、最終的にトライチェイサーを失った雄介の下に届けられた。
後日談小説によると、第48話で最終決戦の地に向かった後、 置いておかれる という憂き目に遭った。
スクラップのまま続編まで放置されるよりはましなのだろうが…
同作中では、一条が受け継いだほか、改良型のビートチェイサー3000が登場する。

装甲機ゴウラム
リントがクウガのサポートメカとして造られたクワガタムシ型のマシン。
遺跡から金属片として発掘され、中盤でパーツがすべてそろったことで起動。
周辺の金属を吸収して失われたエネルギーを補い、クウガ=雄介の下に現れた。
頭脳とエネルギー源を兼ねたアマダムと同質の霊石を持つのだが、
劣化してしまっているのかことあるごとにエネルギー切れで欠片に戻ってしまっており、
そのたびに金属吸収やアマダムからの供給で戻っている。
クウガとテレパシーでつながっているため呼べば飛んでくるし、古代言語で話すことも可能。
単体でクウガの空中移動手段として使われるほか、バイクの強化装甲に変形し、「トライゴウラム」及び
「ビートゴウラム」、そのままライジングフォームに合わせて「ライジングビートゴウラム」
になることができる。合体時には突進して角の先から封印エネルギーを流し込む必殺技
「トライゴウラムアタック」や「ライジングビートゴウラムアタック」が使用可能。

本来、凄まじき戦士の足になってしまわないよう、クウガがアルティメットフォームに変身したら
砂になるはずだったのだが、雄介は殺戮者とならなかったため戦いの後も姿を保っていた。

+ グロンギ族について
   ゲームを   始めるぞ
「ゲゲルゾ ザジレスゾ」

人間とほぼ同じ血液構造を持つ人類に極めて近い戦闘種族。だが、その性格は残虐かつ闘争本能旺盛。
元々は狩猟民族だったらしいが、隕石から作り出した武器を手にした事で凶暴化し、獣のような姿へと転じたらしい。
超古代にその邪悪さから近隣の集落を襲って楽しんでいた為、リントの戦士クウガによって封印されていた。
これはリントには殺人の概念がないので、古代では封印による決着をつけるしかなかった為と思われる。

九郎ヶ岳遺跡発掘に伴い、200体あまりが現代に復活した。警察や世間には、「未確認生命体」として認識されている。
普段の外見は普通の人間と変わりない(ただし、体のどこかに怪人体を表す刺青があり、奇抜な格好をしている者も多い)が、
腹部にアマダムと同質の物体ゲブロンが埋め込まれており、これによって動植物の力を持った怪人体に変身するのだ。
(「ゲブロン」という名称は、「仮面ライダークウガ コレクションボックス」内の「アート・オブ・クウガ」に記されている。)
昭和ライダーからの伝統故か基本的にクウガとグロンギは同じ力に基づいている。
アマダムもまた隕石として飛来した事が語られている為、これらは全く同じ存在なのである。

クウガの技で死亡する場合、殆どが肉体に打ち込まれた封印エネルギーがこの腹部の核に伝達する事で爆発する。
その為、クウガの必殺技を受けても、その箇所を強引に引き剥がして逃走したグロンギもいる。

グロンギには、“凄まじき闇”、“究極の闇をもたらす者”などと称されるン・ダグバ・ゼバを頂点として、
ゴ集団・メ集団・ズ集団の階級が存在し、階級ごとに怪人体時に装着しているベルトのバックルや、
プロテクターなど装飾品の色が異なる。
リント(現代人類をリントの末裔と見なす)を標的とする殺人ゲーム「ゲゲル」を進行役のラ集団のもとで行う。
ゲゲルの権利はランク(ゴ集団>メ集団>ズ集団)の低い集団から順番に与えられるため、
後に登場する度に強さが増していき、ゴ集団の終盤の三体はクウガのフォームチェンジに当たる形態変化が出来る。
また、上記の他にダグバのベルトの修復など裏方仕事を担当していたヌ集団や、
本編ではグロンギの一人の台詞で存在が示唆されただけの最下層階級であるベ集団
(キャラクターショーなどではベ・ジミン・バが登場)もいた。

独自の言語(グロンギ語)と9進数という数え方を持ち、個体差はあるが日本語や自動車・バイクの運転、
インターネットなどを短期間でマスターするほどに知能は高い。またゴ集団の中には人類の芸術に興味を示す者もいた。
しかし彼らにとって人類=リントはあくまでも種族風習たるゲゲルの標的であり、
クウガすらゲゲルの難易度を上げる障害物、またはちょっと強い標的としか見ていない。

グロンギの名前は 集団名 + 個人名 + モチーフとなった生物のカテゴリー*1で構成されている。
また、グロンギの頂点であるダグバの場合は昆虫に類するものを指す「バ」の前にグロンギ語で「聖なる」を意味する
「ゼ」が付けられている。

彼らの起こす殺人は、九郎ヶ岳遺跡のある長野県を皮切りに福島県から岐阜県まで広い範囲で行われたが、
主に人口の多い東京都を中心とした関東地方周辺に集中していた。
グロンギが関係すると思われる殺人及び窃盗などの事件は「未確認生命体関連事件」として広域指定事件とされ、
警視庁に置かれた合同捜査本部によって捜査される。

グロンギは警察によって「未確認生命体第○○号(○○の部分には警察が怪人体を発見した順番に番号が振られる)」の
呼び名を付けられており、雄介や一条などの現代の人々はこちらの呼び名を使っている。
クウガも初めはグロンギの同類と思われていたため、「未確認生命体第4号」(グローイングフォームのみ「第2号」)と
呼ばれており、警察と共同戦線を張るようになってからもその呼び名を使われていた。

+ ゲゲル
定められた期間内に定められた人数のリントを狩る(殺す)ことが出来るかどうかを試すというもの。
制限時間と人数はラ・バルバ・デによって提示されることも、自己申告で決めることもある。
一度にゲゲルを行うのは1名のみで、プレイヤー以外は絶対に人間を殺してはならないとされており(ダグバは除く)、
実際、ゲゲル開始前に殺人を犯したズ・ゴオマ・グはゲゲルプレイヤーの権利を最後まで与えられなかった。
そのため、ゲゲルプレイヤー以外の者は警官隊に襲われてもルールに従い抵抗もせず逃げてしまう。
また彼らがクウガを倒せる状態にあっても倒さないのは、クウガは非リントの為スコアにならない事や、
あえて生かしておくことでゲゲルの難易度を上げ、より楽しむことが目的であるため。

ゲゲルに成功した者は上位ランクに昇格し、より困難な条件でのゲゲルに挑戦することとなる。
メ集団のゲゲルは単にズ集団より殺すべき人数が多いだけだが、
ゴ集団のゲゲルは「ゲリザギバス・ゲゲル(セミファイナル・ゲーム)」と呼ばれ、
プレイヤー自身が独自のルールを追加しゲゲルを行うというものである(殺す人間や殺害方法を制限し難易度を上げる目的がある)。

ちなみに、メ集団からゴ集団への昇格を賭けたゲゲルもゲリザギバス・ゲゲルに準じたルール
(相違点は達成困難と判断した場合メ集団のルールに変更して行ってもよいこと、グゼパ(後述)を使用すること)に則って行われ、
挑戦者はゲゲルに使用する武器完成の時点からゴ集団のプレイヤーとして扱われる。

ゲリザギバス・ゲゲルに成功すればダグバと一対一で戦う「ザギバス・ゲゲル(ファイナル・ゲーム)」に臨み、
そしてダグバを倒せば彼の変身ベルトを受け継ぎ、強大な力を手に入れられることになっている。
ちなみに劇中では1例のみだが、カメレオン種怪人「ガルメ・レ」がズ集団からメ集団へ昇格している。

当初はプレイヤー自身が犠牲者の数をカウントするための「グゼパ(腕輪)」を支給されていたが、
ゲリザギバス・ゲゲルでは上記の理由でラ・ドルド・グが「バグンダダ(カウンター)」と呼ばれる
ソロバン状の物を持ち歩いて直接記録を採るようになる。

RX以来久々に製作されたテレビでレギュラー放送する仮面ライダーであり、
その今までの子供向け特撮番組とは異なる大人も楽しめる作風で一大ブームを巻き起こし、
以後10作以上続く平成ライダーシリーズの礎になった(同様の例では『ウルトラマンティガ』が挙げられる)。

ただ、以後の作品がシリアスなストーリーを繰り広げつつもある程度は今までの特撮番組のような
「お約束」を許容していった(後述)ことに対して、そういった「お約束」を徹底的に排除、もしくは理由を付けたことに
クウガの特徴と、以後のシリーズとは一線を画すところがある。

例えばロケは全て脚本上の場所と同じ場所で行い(そのため最終話では、たった1シーンのために
 特撮番組では前例のない海外ロケ(それも近隣諸国ではなく、中米のキューバ)まで行われた)
劇中での時間経過は実際に移動した移動時間まで計算に入れたものになっている。
シリーズ構成を務めた荒川稔久氏は後に「『クウガ』はシミュレーション」と専門誌のインタビューで振り返っている。

後のシリーズでは描写される事が少ない『各フォームの個性(延いては長所、短所)』がクウガではハッキリと表現されており、
新たなフォームに変身できるようになっても最初の内は使い方が解らず苦戦してしまう事が多く、
(ロッドを使った攻撃が得意なドラゴンフォームで素手での格闘を仕掛けたり、
ペガサスフォームの超越感覚に翻弄され何も出来ないまま変身可能時間が終わってしまったり 等)
その後の遺跡の古代文字の解読や雄介自身の工夫の末各フォームを使いこなせるようになる過程がリアルに描かれている。

また主人公もしくはその関係者が偶然怪人に遭遇するというパターンをなるべく廃し、
雄介が怪人の行動を知り対策を立てることができるのは警察内に協力者がいて情報を流してくれるからという設定が為された。
他にも「怪人は1エピソードで1体、弱い順に現れる」(先述のように昇進のための殺人ゲームだから)
「怪人は東京都内、遠くても近郊でしか活動しない」(人口が多く人口密度も高く、ゲゲルを行うには最適の環境)
「怪人は倒されると爆発する」(クウガの必殺技に含まれる封印エネルギーによるもの)
「怪人は回りくどい作戦で人々を襲う」(ゲームのルールで対象や方法が定められているから)
「怪人はライダーを倒せそうな時も見逃すことがある」(スコアにならない&生かしておいた方が楽しい)
といったお約束全てに設定上の細かい理由を付ける等、異常とも言える拘りを持って作られている。
そのため特撮ファンの間では、平成ライダーでもクウガとそれ以降はまた別物であるという声も多い。

今までのライダーではほとんど描かれなかった、 警察の活躍 がフォーカスされているのも特徴。
現実的に考えれば、正体不明の反社会勢力が出没すれば、警察も動くのは当たり前の話であり、リアリティ構築に一役買っている。
特に一条は本作の「もう一人の主人公」と言える活躍を見せており、それもまた本作の魅力だろう。

+ 無粋に見ると…
……とまぁ「警察」にスポットを当てた珍しい作風の本作だが、
無粋に見ると法の番人たる警察の暗部までリアルに描き切っていると言えなくもない。

そもそも、根本的な話として、一条が一般人である雄介に情報提供したり、
一条が個人的友誼から「未確認生命体2号=4号」である事実を隠匿したりというのもヤバイ(服務規程違反)のだが、
最新鋭白バイであるトライチェイサー2000を勝手に雄介に譲り渡す (窃盗罪)
一般人の雄介に警察の装備である拳銃を貸し与える (銃刀法違反)
など、一条はもっとダイレクトな犯罪行為にも手を染めている。

が、そんな一条の暴走を警察上層部が 黙認しているかのような 発言をしているのが一番問題だろう。
……最終的にクウガは人類を救う偉業を成したわけであり、結果論としては警察の姿勢は間違っていなかったのだが、
仮にこれでクウガが大敗したり、悪事に手を染めたりしていたらどうなっていたことやら……
この辺りの法律的考察は盛田栄一氏の『空想法律読本2』(メディアファクトリー)に詳しい。

+ クウガの放送当時の裏話
雄介を演じたオダギリジョー氏は元々変身ヒーロー物に出演するのが好きでは無く、そのため理不尽な批判や悪戯をされ
本人としては良くない思いもしてしまい、役者を辞めることも思っていた程であった。
しかしそれでも毎週嫌な思いはしたが、最後までやり通した影には、
プロデューサーからの「これまでの仮面ライダーの形をぶち壊したい」という言葉に、
オダギリ氏も「壊すことなら自分は得意だ」という思いが繋がったからという。
また『クウガ』という作品自体やスタッフを尊敬している旨の発言もしている。

また、上記の大人も楽しめる作風は新しいファンを多く増やした反面、
今までのライダーシリーズには見られなかった異色の作風、様々な新要素は従来の特撮ファンからは
受け入られなかった人も多く、放送当時は賛否両論の嵐だった。このスタートとライダーシリーズ特有の作風の為で、
以降のシリーズもクウガ程ではないがこの傾向が他の特撮シリーズに比べると強い。

ちなみに、設定面で過剰なまでにリアル性を重視した事は、制作予算や制作進行に負担をかけることになってしまい*2
制作体制が破綻寸前となり従来のヒーロー物路線への大幅なテコ入れすら上層部から指示される事態となったが、
急遽ヘルプで参加したサブプロデューサーの白倉伸一郎氏と脚本家の井上敏樹氏が
『クウガ』に深い感銘を受け、理解を示し、スタッフ一丸となってその作風を維持するよう尽力したため
当初の路線を最後まで貫徹できた……という裏事情が『クウガ』のスタッフを描いた漫画で語られている。
そのため次回作以降は、このような「お約束」をどう「リアル」の中に馴染ませていくかが課題となっていった。
(例えば、『』の「アンデッドサーチャー」や『キバ』の「ブラッディローズ」といった、怪人の存在を察知出来る存在を出して
 遭遇に説得力を持たせるなど。また、『龍騎』のミラーワールドや『W』の風都など、
 リアリティ重視の内容を徐々に緩和していく傾向になりつつある)
なお、本作と同じプロデューサーによる『仮面ライダー響鬼』も、原因こそはっきり明かされていないものの
同じようにプロデューサーや脚本のテコ入れが入っており(奇しくも本作と同じ白倉Pと井上敏樹氏)、
こちらは製作体制を含め大きな路線変更を遂げたことで賛否が分かれることになったため本作と比較されることも多い。

余談だが設定や描写、グロンギの殺人シーンが日曜の朝8時に家族そろって見るには
あまりにもグロかったり過激すぎたりした為、当然の様に親の方々から放送局へクレームが多く寄せられるなど、物議を醸した。
……まあ、どう見ても見た目頭の不自由な人がニヤニヤ笑いながら女子高生をトラックのバックでじわじわ轢き殺す
なんてやれば抗議が来ない方が不思議である。
その為、物語後半では「被害者を搬送中に救急隊員が怪人の毒による二次災害にあった」
グロンギのせいで新幹線が運休等、間接的にグロンギの恐怖を表すようになり、
次回作の『仮面ライダーアギト』では現実には実行不可能でかつ恐怖を演出する「不可能犯罪」という、
「グロさを押さえながらも恐怖は同等」のまったく新しい殺害摸写を作り上げた。

商業面では変身ベルト等の人気で好成績を記録したが、
ドラマパート重視の作劇により結果的に戦闘シーンが極めて短いエピソードが生じたり、
10月に発売されていたクウガの最強形態が、翌年1月の最終回直前まで本編に登場しなかったり(出番も1、2分程度だった)等の
展開が行われた他、逆にスポンサーの玩具会社の担当者も知らなかった新形態が登場し、
急遽その商品が開発・発売されるなど販促番組としても異例づくめの記録を残すこととなった。

その集大成ともいえる最終回では、AパートとBパートの間にCMを挟まず一気にEDまで放送、
変身後の主役ヒーローが一切登場せず戦闘パートが無い内容だったことが賛否を呼んだ。

また、主題歌「仮面ライダークウガ!」は『北斗の拳』の「愛をとりもどせ!!」などで知られる
クリスタルキングの元メンバーである田中昌之氏が務めた。
喉の負傷事故でかつてのハイトーンボイスは見る影もなくなったものの、
それを乗り越えたハスキーボイスが魂に訴えかけるアツイ曲である。
中でも特に「熱く蘇れ」というフレーズはストーリー上のクウガだけでなく、
平成の時代での『仮面ライダー』自体の復活をも象徴しているように感じられ、非常に印象深い。
ちなみに田中氏は本作より前に『ウルトラマンガイア』でも主題歌を歌っており、
そちらの主題歌もまた『ウルトラマンガイア!』というヒーロー名+!のタイトルである。
新ライダー企画の仮タイトルに『仮面ライダーガイア』があったという話もあり、妙な偶然を感じるところである。

+ 『仮面ライダーディケイド』以降のクウガ
『仮面ライダーディケイド』では役者・設定が一新されている。
名前は「小野寺 ユウスケ」。ちなみに「小野寺」は仮面ライダーの生みの親である石ノ森章太郎先生の本名である。
ディケイドの次作の主人公と合わせれば石ノ森先生のできあがりというわけである。ろくに共演したことないけど

「だって俺、クウガだし」

元々は「自分を認めてもらいたい」という目的でパートナーの女性刑事・八代藍と共にグロンギと戦ってきていたが、
門矢士の言葉と八代の死を切っ掛けに「世界中の人々を笑顔にする」ために戦うようになった。
その後、キバットバットIII世の妹のキバーラに連れられて「キバの世界」以降も異世界を巡る士達の旅に同行することになる。
いざという時に変身しないため、視聴者からは「変身しろよ」と突っ込まれることも多いが、
そもそも変身出来そうにない場面が多く、逆に目立ってしまうと唯でさえ扱いにくい士(ディケイド)が
空気になってしまうから仕方ない。

なお、彼もTV版で二度、『MOVIE大戦2010』では一度アルティメットフォームに変身する機会があるのだが、
いずれも瞳の色は「黒」である。
尤も、このTV版の二度の変身は特殊な状態であったのでユウスケの心が弱いわけではない。
(一度目はヒロインの夢の中。二度目は士を庇い倒れた後、キバーラに噛まれ魔皇力を注入されて復活した時)
そして『MOVIE大戦2010』では瞳は黒にも関わらず理性を保っていた。…なんなんだ貴様ぁ
ちなみにユウスケの存在も考慮してかコンプリートFでアルティメットはTVでは召喚されなかったが、
てれびくんのハイパーバトルDVDでは平成歴代最強フォームと共に召喚され、
放送から10年以上経ってようやく必殺技のアルティメットキックが使用された。
(他のライダーのキック技との合体攻撃という形ではあったが)

変身後のクウガにもユウスケが未成長であることや2000の技を持っていない関係上、違いが現れているのだが、
(ペガサスで走って連射や高く飛んだり、タイタンで俊敏に動くなど。オリジナルでもたまにやっていたが、
 ドラゴンの素手格闘は弱くなるので×。一応一般人よりは高いスペックをマークしているので出来ない事は無いが、
 やはり違和感は拭えない)
第2話のディケイド戦や地獄兄弟戦では2000の技のことを忘れた人が多かったのか、多くの人に誤解されていた。

だが、ディケイドがカメンライドしたクウガではオリジナルのような使い方で戦闘する。
……ユウスケよりうm(ry

ディケイドの能力による超絶変形・ファイナルフォームライド形態は、ゴウラム型の『クウガゴウラム』。
ゴウラム同様自在に空を飛び、大顎で敵を攻撃する。この大顎で敵を挟み込んで急降下し、
下から上昇してくるディケイドのキックを浴びせる『ディケイドアサルト』がファイナルアタックライド。
また『MOVIE大戦2010』では、アルティメットフォームから自力でカラーリングが黒くなった『アルティメットゴウラム』へとFFRしている。

劇場版『仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』では、
クウガの新たな最強形態「仮面ライダークウガ ライジングアルティメット」に変身する。
名前通り、アルティメット+ライジングといった感じの姿で、グロンギの首領ン・ダグバ・ゼバに近い姿になっている。
大神官ビシュムの「地の石」による究極の闇の力によって変身した際は理性を失った黒い瞳のブラックアイ(ダークアイ)だったが、
洗脳が解けた後は赤い瞳のレッドアイに覚醒。
『MOVIE大戦2010』ではディケイドコンプリートフォームの力で再びライジングアルティメットに変身している。
スペック的にはアルティメットフォームをも上回っている。
(身長:210cm / 体重:150kg / パンチ力:100t / キック力:120t / ジャンプ力:ひと跳び110m / 走力:100mを1秒)

『ディケイド』以外では、映画『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』にも出演。
物語終盤の処刑広場での戦いに駆けつけ、ショッカー参加のグロンギ怪人を相手に立ち回りを見せている。

+ 漫画作品におけるクウガ
漫画作品としては、放送当時に『てれびくん』誌にてたなかてつお氏によるコミカライズが連載されていた他、
ゾイドの漫画版などでも知られる上山道郎氏による外伝漫画が『てれコロコミック』にて掲載されていた。
内容はTVシリーズに登場せず、設定上存在していたグロンギ怪人の登場エピソードとして描かれたもので、
ストーリー原案を東映から提供された上で製作した、事実上の公式外伝となっている。
単行本などには未収録だが、現在は上山氏のサイトにて無料公開されており、閲覧する事が可能。

そして2014年末、『月刊ヒーローズ』誌にて時代設定を2015年に置き換えるなど世界観をアレンジした漫画版が連載開始。
企画は白倉伸一郎氏、脚本は井上敏樹氏、作画は『伴天連XX』等の作品にも関わった横島一氏。
雄介がクウガになるプロセスが大きくアレンジされていたり(ただし「雄介は何故戦うのか?」の理由づけについては変わっていない)
クモの怪人やコウモリの怪人の能力が掘り下げられたりしている。
あと(雄介に限ったことではないが)人物の容姿もかなり異なる。特に雄介はどう見ても 別の冒険家なライダー にしか見えない
これらアレンジの大きさ故か、読者からドラマ版と比較される事が多く賛否両論の傾向にもある。

+ 小説作品におけるクウガ
月刊ホビージャパンに連載されている小説作品群『S.I.C HERO SAGA』では
クウガ編の『オデッセイ』とディケイド編の『-ストロンガーの世界-』に登場しているが、
どちらの作品でも変身者は五代雄介ではない。

『オデッセイ』は超古代にグロンギと戦った先代クウガの物語。
基本的に非公式なHERO SAGAでは珍しく、クウガの高寺プロデューサーが関わっている公式作品である。
本作の主人公リクは戦いを嫌う心優しい青年だったが、呪術師にグロンギの脅威に立ち向かう戦士クウガとして指名されてしまう。
(後に呪術師はグロンギだった事が判明。戦士に不向きな者としてリクを選んでいた)
彼は仲間達、何よりも盲目の妹ミオを守るために仲間達と共にグロンギに向かっていった。
仲間達が全滅した後もミオの思いに応えて生まれたゴウラムと共に戦い抜き、遂にはグロンギの長ダグバをも倒す事に成功した。
なお、リクは基本4フォームのみでグロンギを全て倒すという快挙を成し遂げている。
この時代のダグバはまだ不完全体だったとはいえ、恐るべき強さである。
ただし、「戦士」の概念が無いはずのリント族に「戦士」が存在していることや、TV本編でグロンギ族が雄介クウガを指して
「今度のクウガは強い」と言っている事から、リククウガがTV版での先代と言えるかどうかは意見が分かれている。

『ストロンガーの世界』は、リ・イマジネーションされた仮面ライダーストロンガーの世界を舞台にした作品。
変身者は小野寺ユウスケ。ディケイド一行と「ストロンガーの世界」のデルザー軍団、
さらに原典に近い世界からやって来た異世界の城茂も交えた混戦の中でディケイドと共に岩石大首領に立ち向かう。
終盤には悪に堕ちた「ストロンガーの世界」の城茂によって電気エネルギーを流し込まれ
ライジングアルティメットになってしまうが、異世界の城茂の協力で無事元に戻る事ができた。

2013年6月29日には講談社キャラクター文庫より、TV版の脚本も務めた荒川稔久氏による小説版が発売された。
(当初は『カブト』『W』『オーズ』と同時の2012年11月発売予定だったが、著者の多忙による執筆の遅れで
 延期に延期を重ねて半年以上経ってようやく発売され、それまではファンをやきもきさせていた)
グロンギの事件から13年経った紛れもない“現在”、五代雄介が姿を消した後の世界を一条の視点から描いた傑作であり、小説ライダーシリーズの中でも特に高い評判を誇る。
本作ではクウガにプロトタイプがいた事が判明。そのベルトを手に入れたTVシリーズにも登場する「とある人物」が
グロンギ残党に立ち向かうために変身し2人目のクウガとなったが、戦いの中で自身の心の闇に呑まれてしまう。
なお、TV本編のクウガ=五代雄介も出番は決して多くはないがちゃんと登場する。

+ 『ガンバライド』におけるクウガ
第2弾でマイティフォームとペガサスフォームがスーパーレアで参戦。
マイティフォームはこの時ライダースキルがコウエイ向けだったため、
前衛で戦うには低レアを使うか、スキルを殺すかの二択を長らく強いられる羽目に。
なお、前衛で使える高レアマイティフォーム登場は001弾とかなり遅かった。
ペガサスフォームは原作では時間制限があるが、ガンバライドではずっとペガサスフォームのままである。
第5弾でタイタンフォームがレジェンドレア、ドラゴンフォームがスーパーレアで参戦。
しかし、タイタンフォームの演出あり必殺技「カラミティタイタン」は、
相手にタイタンソードが突き刺さず、突き飛ばしてしまう」と演出がとても微妙である。
これは「突き刺す」という残虐描写に伴う規制によるものであり、同様の事情で残念な演出になってしまう後発技は「カラミティ現象」と呼ばれた。
この残念な演出と低い必殺技威力で当初はガッカリレアかと思われたが、後に高攻撃力による撲殺デッキ向きと判明し地位を回復している。
また、カラミティタイタンはシャバドゥビ1弾で演出が見直され、カラミティ現象の回避にも成功した。

基本フォームは非常に早い時点から登場したものの、ライジングフォームはシャバドゥビ弾以降の参戦と遅かった。
シャバドゥビ1弾で必殺技がライジングマイティキックのマイティフォームがレジェンドレアで登場。
続くシャバドゥビ2弾で最初からライジングマイティで戦えるスーパーレアも参戦した。
そしてシャバドゥビ5弾EXステージでの先行登場を経て、ガンバライド最終弾であるシャバドゥビ6弾でアルティメットフォームが参戦。
レジェンドレアと究極キャンペーンで登場。レジェンドレア版は最終弾にして筐体排出カード最強の必殺技攻撃力を誇る。
なお、ライジングドラゴン・ペガサス・タイタンとアメイジングマイティは残念ながら未参戦のまま終わった。

専用必殺技はマイティフォームがマイティキック、ドラゴンフォームがスプラッシュドラゴン、
ペガサスフォームがブラストペガサス、タイタンフォームがカラミティタイタンと一通り原作技が実装されている。
また、この4フォームにはシャバドゥビ1弾で必殺技「超変身」。変身し、別フォームの原作技を繰り出す。
マイティフォームはこの他、オーズと一緒にコンビネーションキックを叩き込む半専用技「クウガ&オーズタッグキック」もある。
ライジングマイティはライジングマイティキック。ライジングマイティの場合はそのまま技を繰り出すが、
マイティフォームで発動すると技を出す前にライジングマイティに超変身する。
ステージが風都タワーであろうが月面基地であろうがライジングマイティキックで3キロ四方の爆発を出せる。危ねぇ!
アルティメットフォームは「凄まじき拳」というオリジナル技だが、演出は48話の超自然発火能力、
そしてダグバのベルトを破壊した超重いパンチを組みあわせたもので、原作再現度は高い。

ディケイド版のクウガに関しては、
第7弾で『オールライダー対大ショッカー』に登場したライジングアルティメット(RU)レッドアイがレジェンドレアで参戦。
第7弾HEXで先行登場した後、第8弾でRUブラックアイがレジェンドレアで参戦。
RUブラックアイは登場から03までの長い間、必殺技威力最高値を誇っていた。
専用必殺技はRUレッドアイがRUマイティキック。原作ではオールライダーキックに紛れて使ったため地味だが、
ガンバライドでは爆発以外はライジングマイティキック並に派手で、重量のある重いキックを見られる。
RUブラックアイは原作でライダー数人をまとめて吹き飛ばした暗黒掌波動。

また、ディケイド版クウガを前提にした技として、ディケイドに「ディケイドドッジ」という必殺技が実装されている。
これはFFRでクウガをボールに変形させ、敵目掛けて投げつけるという凄まじいもの。
実はコレ、小学館の必殺技コンテストでの大賞作品なのだが、
本来の大賞案では「ボールに変形したアギトをディケイドとクウガが投げ合い、敵にぶつける」というものだったところ、
実装時に気付いたらクウガ自身がボールにされてしまっていた。まぁ、原作で相棒ポジションである小野寺クウガしか、こんな扱いできなかったのだろう。

シャバドゥビ弾のライダータイプはマイティフォームが()、ドラゴンフォームが(ミズ)、ペガサスフォームが(カゼ)、タイタンフォームが(ツチ)
ライジングマイティとRUレッドアイが(カミナリ)、RUブラックアイが(ヤミ)、アルティメットフォームが万能(マルチ)

ちなみに、ガンバライドでは雄介クウガとも小野寺クウガともとれる声。
どちらの設定のクウガでも同じ声優が声を当てている。

+ 『ガンバライジング』におけるクウガ
1弾からしっかり参戦。今回はゲーム作品では非常に珍しい、グローイングフォームを引っ提げての登場。
「バースト」という戦闘中のパワーアップ演出を中核に据えた本作において、最初からバースト時に超変身の専用動作付きと恵まれている。

1弾ではディケイドばりに高レアが複数出ており、グローイング、マイティ、ドラゴン、ライジングマイティ、そしてアルティメットが参戦。
グローイングフォームからマイティフォームへの超変身という、ありそうでなかった姿も見られる。
必殺技はグローイング以外はガンバライドから引き続き原作技と「凄まじき拳」。
グローイングはバースト前専用なので下位技のみだが、パンチ3連打はがむしゃらに拳を繰り出していた初期のグローイングフォームらしいと評判である。

+ 『バトライド・ウォー』シリーズにおけるクウガ
『1』ではグローイングフォーム以外の全フォームが登場。雄介クウガのためライジングアルティメットもなし。
基本4フォームで溜め攻撃をすると各種ライジングフォームに変身する仕様で、最終回後の時間軸のためライジングの時間制現もない。
ついでに何故かペガサスフォームの制限時間もなく、飛び道具主体にも関わらず癖もなく他の3フォームに比べてかなり使いやすい。
ただしアメイジングマイティはライジングマイティの必殺技演出のみの登場。
超必殺技とディケイドコンプリートフォームのFARはアルティメットフォームに変身してのパイロキネシス。
設定は原作の雄介クウガだが、ディケイドの目覚めステージに小野寺クウガ(声優、台詞に違いはない)が登場する。

『2』ではアメイジングマイティが1のアルティメットのモーションを引っさげてプレイアブルになり、アルティメットのモーションが新規になった。相変わらずペガサスが強い。
映画が舞台のため映画が存在しないクウガはどうなるかと危惧されていたが……まさかの救済措置なしで冗談抜きで仮面ライダークウキ状態に。
映画ステージがないため今回の主役の鎧武勢との会話もなく、ディケイドステージに小野寺クウガが登場する事もなく、
ディケイド最強コンプリートフォームのFARにライジングアルティメットが登場する事もないとかなり不遇。
(電王も最強コンプリートのFARはライナーのままだがあちらは究極形態で超クライマックスになれる)

ちなみにン・ダグバ・ゼバとの決戦ステージは敵がダグバオンリーということもあってかなり周回しやすく、レベル上げに便利なため、ダグバ道場の愛称で呼ばれている。
ただしクウガ本人でこのステージに挑むと、アルティメットフォームになるまでダメージを与えられないため効率が悪い。

『創生』では原作第1話再現ステージのあるキャラに選ばれた……のだが、クウガのみ1話ではなく2話の「変身」になっている。
戦う決意を込めた名台詞、燃え盛る教会の派手さ、グローイング製作の手間からだろうか。教会じゃなくて前作の城に見える?気のせい気のせい
また新キャラとして小野寺クウガが実装、プレイアブルキャラとしても使用する事が出来る。
こちらは各種ライジングがオミットされ溜め攻撃を当てるとアメイジングマイティの代わりに黒目アルティメットに変身可能になる。
最強フォームはライジングアルティメットで、他のフォームと違い五代クウガからモーションが一新される。
ただし、同一人物同士でもないのに何故か五代クウガと小野寺クウガを組ませる事は出来ない。てつを?あの人は例外だから

(以上、Wikipediaから引用、改変)


MUGENにおける仮面ライダークウガ

平成仮面ライダーキャラでおなじみのqzak氏が手書きで平成ライダーの殆どを公開していたこともあり、
かつては平成ライダー唯一のMUGEN不在キャラクターであった。
+ 平成ライダーのMUGEN事情
当時の平成ライダーはディケイドまでだった。キバは一応DCDキバが作られており、後に単体化した
現在はWオーズが公開されているが、それ以降のライダーはフォーゼがWのストライカーになっている以外、
作られていない模様(中の人ならいるが)。ウィザードに至ってはディケイド1号の演出でしかMUGENに参戦していない。
…とか言ってたら鎧武の方が先に完成してしまったよ(さらにはドライブも)。あとアクセルも居るよ!のりものだけど。
一応qzak氏の仮面ライダーディケイドにクウガ要素があったが、
純粋な仮面ライダークウガとしてのキャラはDOS時代の頃から本当に長い間、存在しなかった。

しかし現在は琉衣氏&吾妻氏を始めとする制作チームによるクウガが公開されている。
現在は2012年9月27日に公開されたver1.61版に2013年10月26日公開の対バダー用イントロパッチを適用したものが最新。
小野寺ユウスケボイスになるボイスパッチがかじゅみ氏によって公開されている(ver1.20用)。

2009年8月19日のα版から10年8月8日のβ2公開を通じて一部ドットの描き直し、
スパキャンやカウンター、根性値(逆根性値)等のシステム。追撃、立ち回り強化の為の細かいモーションの追加や、
各フォームに対応した勝利ポーズや演出、それ以外にも各種F数、速度設定等の内部的な部分も含めた、
相当に丁寧な作りでの更新が続けられている。

ただし、『クライマックスヒーローズ』等のように形態変化して戦うというのは無理な様子。
(MUGENの仕様上変身キャラを作るのは非常に難しいが、それ以上に形態変化するとスプライトを書く手間が倍になってしまう)
なので、今回はスパコンのみでフォームチェンジする事になったらしい。
ドラゴンは乱舞技、ペガサスは唯一の飛び道具、タイタンはアーマーで攻撃を耐えつつ剣で反撃する(当身ではない)技となっている。
ペガサスフォームに関しては変身時間の制約があるので、原作再現ともいえる。

5Pカラーではチェーンコンボ小足・小パンが連打キャンセル可、
移動技の岡本ダッシュが使用可能(以前は通常版で使用可能だった)、スパコンのコマンドの簡略化などの性能変化が加わった
初心者用プチ簡易操作モード」となる。
\クウガァ/

ver1.48ではとうとうアルティメットフォームも使用可能になった。

また6P選択でアメイジングマイティ風カラーの暴走モードが起動するようになった。
このカラーだと常時ゲージMAXに加え体力が微回復し続けるようになり、更にライダーキックの威力が強化される。
ただし微回復のためにアルティメットフォームの条件が満たしにくくなるので注意。
ゲジマユとはいえAIがゲージ技連射を自重しているためランク的には凶中位レベルか。

現時点でも十分な完成度と思える出来なのだが、まだ制作チームは満足していないらしく、向上意欲の高さが伺える。
比較的多彩な動きをするAIも搭載されているため、大会動画等にも使えるだろう。

なお、ボイス・AIパッチ各種の制作は自由で、製作用の資料が同梱してある。
製作者曰く「AIは専門外なので、β版時代のを最新版に対応させバグが出ないようにしてるだけ」らしい。
更新により、AIもタイタンやアルティメットを使うようになったが、それでもやや不安定な面もあり飛び道具や対空には弱いらしい。
フォームチェンジを活用した格好いいクウガを見たい人は、自分でAIを作成しよう。
2013年7月にはスコープドッグなどを製作しているバルバトス氏による外部AIが公開された。
デフォルトAIをベースとして超反応やジャストディフェンス頻度が増加しており、また常時アルティメット点灯状態となっている。

過去とその他のクウガ作成動画はこちらに記載。

製作動画マイリスト
nicovideo_mylist: エラー ( 正しいマイリストURLを入力してください. )


2016年4月、龍騎なども改変したななび氏により新たにリイマジ版の小野寺クウガが公開された。現在α版。
qzak氏のディケイドをベースにクウガ素材を改変して作られたキャラとなっている。
現在搭載されている技は突進技のマイティキックと対空技の空牙
1ゲージ技の超マイティキックとスプラッシュドラゴン、3ゲージ技の超自然発火能力が存在する。
超マイティキックはしっかり前方宙返り無しの飛び蹴り。
超自然発火能力は黒目アルティメットに変身しつつ前方に手を翳して見えないガード不能のロック判定を放ち、
それが当たると『バトライド・ウォー』のように紫の炎で燃やし、相手の懐まで一瞬で接近してストレートパンチで決める。
演出の割に威力は低い(3割半)が、それ以外の性能が高いので致し方なし。
ちなみにロック判定は翳した手の指先ぐらいの高さまでなのでキャラ次第では見てからジャンプで避けられる。

出場大会

+ ...
削除済み
更新停止中
凍結

出演ストーリー



*1
上述のダグバやガドルのような昆虫やそれに近いものをモチーフとした場合は「バ」、
バルバやギノガのような植物やそれに近いものは「デ」、鳥類やコウモリのような翼を持つものは「グ」、
陸上哺乳類は「ダ」、爬虫類や両生類は「レ」、魚類やヤドカリのような水辺に住む生き物は「ギ」となる。

*2
上述の「お約束」は、予算の枠内での制作や、撮影場所を確保しなければならない関係上から編み出されたものが殆どだった。
そもそも初代『仮面ライダー』自体、クランクイン当時に制作会社である東映がストライキの渦中にあったため
予算や撮影環境が十分確保できない中、スタッフたちの創意工夫により作られたものだった。