八雲藍

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八雲藍 - (2011/12/03 (土) 00:54:00) の編集履歴(バックアップ)


「私も畜生どもと一緒にされたくはない。私はとある方の式神。
 式神とはいえ、そんじょそこらの妖怪より力はある」

『東方Project』の登場キャラクター。初出は『東方妖々夢』Extraボス及びPhantasm中ボスとしての登場。
名前の読みは「やくも らん」。中国語風に「 らん 」。「あい」ではない。
「式神を使う程度の能力」を持つ大妖獣「九尾の」に憑く式神。八雲紫の式神である。
+ 東方Projectにおける式神について
東方Projectにおける式神は、元々式神となる前の物に、術者が式神を憑けることで形成された物を言う。
式神の術とは数式によって形作られた方程式であり、憑依させた物の心に機能(パターン)を創る力がある。
これを妖獣などの自ら動く心を持った生き物に憑けることで、必要な機能を持たせた「式神」にするのである。
こうして形成された式神は、パターンを創る術者の力量にもよるが、
使役者の命令通りに決められた通りの動きを取ることで、元々の式神となる前の物の時より複雑・正確・強力な力を発揮出来る。
逆に、命令以外のこと、決められた通り以外のことをするとその力は比較にならないほど弱ってしまう(式神を憑ける前の元々の力より下がるかは不明)。

こういった幻想郷における式神の定義上、性質が似通っているパーソナルコンピューターは外の世界の式神に例えられることが多い。
PC(元々の物)に、ソフトウェア(式神)を、インストールさせる(憑ける)ということ。
森近霖之助が外のコンピューター関連本を読んでそういった考えに至った他、
八雲紫はコンピューターを式神扱いするだけでなく、自分の式神も道具扱いしており、
「プログラム」「デバック」「バグ」などあからさまにコンピューター用語を藍や橙などの式神に対して用いている。

二つ名は「すきま妖怪の式」「珍しい動物」「策士の九尾」など。
紫からは「藍」、からは「藍様」と呼ばれる。ファンからの呼称も一般的に「藍様」とか、「らんしゃま」とか。
専用BGMは「少女幻葬 ~ Necro-Fantasy」。の専用BGM「ネクロファンタジア」の原曲でもある。

東方萃夢想』及び『東方緋想天』には紫のスペルカード(超必殺技)として出演している。
両作品ともに非常に高性能なスペルであり、特に萃夢想においてはこちらのスペカ宣言後に紫にスペカ宣言されると、
ゲージ量にもよるが通常攻撃をガードしただけで半分近く失うことになる脅威のスペルであった。

+ 詳細な原作設定
八雲紫の式神(化け狐)。名前は式神を憑けるにあたって紫が付けたものらしく、それ以前の名は不明とされる。
(この辺のくだりについては、『かぐや姫』だの『因幡の白兎』だのがガチで存在するこの作品の事、彼女の正体も『』なんじゃないか……とはファンの間で時折囁かれる説ではある)
+ アレ

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       「橙をいじめたのはお前か。」
式神だが強大な霊力を身につけており、自身も橙という式神を使役する。紫と同じ家に住んでいるとされる。
ただし、紫ほどの力が無いせいなのか、媒体にした妖怪の力が足りなかったのか、
自分と違って橙は子供程度の知恵しかない。
また、橙は藍の言う事を完全に聞いている訳ではない。
そのためマタタビで釣ることで言う事を聞かせている事がたまにある。嗚呼哀しい哉中間管理職

紫には忠実で、紫が寝ている間(たまに起きてる時でも)は彼女が活動している。
…といっても、その主は 一日12時間寝ていて冬眠までする のだが。
基本的な仕事は博麗大結界の定期点検やその他妖怪社会の定例会議等に代理出席など。

紫の力を尊敬し、基本的に式神として忠実なため、紫からもある程度信頼されている。
しかし橙が倒された際に式神としての命令を無視して行動、橙を虐めた(と思った)霊夢などと戦ったため、
後日式神としての能力が下がった状態で戦った愚かさを、紫に傘で何度も叩かれるというお仕置きで叱られてしまった。

藍の場合は「八雲藍」と言う九尾の狐を媒体として、なんらかの式神を憑けている。*1
式神は数式によって形作られるものとされ、術者が強力な頭脳の持ち主である藍は数学が得意である。
暇潰しに三途の川の長さを求める方程式を開発したこともある。
これ以外の能力は特に明らかにされていないが、紫の命令通りに式神として動けば紫並の力を発揮できるらしい。
強力な妖怪なので色々な妖術なども使えると思われるが、
藍が単体で行動する事がほとんど無いので、不明なままである。
紫の攻撃手段として出演するときは、とにかくクルクル回る事が多い

九尾の狐とは数々の伝説にあるようにそれ自体がトップクラスの力を持つ強力な妖怪であり、
幻想郷においてもそれは同じである。
それに加えて超人的な頭脳まで併せ持っているのだから、その実力たるや計り知れない。
そんなに強力な妖怪が式神の身に甘んじているのは、ひとえに主人である八雲紫の強大さによる。
主人とのコンビに直接的な力で逆らえる者は殆どいない。

ただ、パーフェクトなデキる女かと言うとそうでもないらしく、
橙の敵討ちに勝手に臨んだ事を式神として不適切な行動という事で紫にお仕置きされていたり(傘叩きの刑)、
自分の式神であるはずの橙も今一つ言う事を聞かせられていなかったりと、抜けている部分もいくつかある。
『永夜抄』結界組グッドエンディングでは、藍は人間味の少ない妖怪であり月に影響されやすいとのことで、
久しぶりの満月を見て少し気分が高揚するが、主人である紫が満月を見ても平気なのを見て尊敬の念を見せた。
『求聞史紀』には「狐だからか油揚げが好きで、遭遇時には油揚げを与えてその隙に逃げると良い」と記されている。

性格は穏やかで、自己中心的な戦いは避ける傾向にある。
人里にもしばしばやってくるらしく、自身の好物の油揚げを含めた色々な買い物もする。
礼儀も正しく、こちらから嫌がらせでもしない限り人間を襲う事はまず無い。
二次設定のアクが強すぎて霞んでいる節があるが、紫との関係は至って真面目で忠実である。
雑用を殆ど押し付けられているのは事実であるが、
主人である紫を使役者と言うだけでなく大妖怪として純粋に尊敬、畏怖している。
紫には畏まった敬語を使い、その他目上の者や取引相手などの頭を下げる必要のある相手にも基本敬語で喋るが、
敵や同格以下の相手には普通にタメ口で話す事が多い。
また、式神が憑いてない時は姿かたちは普段と変わりが無いが性格は丸くなるらしい。

Phantasmステージ中ボスや攻撃手段としての登場が多いため格下、前座的な立場に見られがちだが、
Extraステージボスとしての彼女も決してナメてかかれる相手ではなく
他作品のExtraステージボス達同様綿密な攻略パターン構築と精密操作と長期戦に耐えるプレイヤーの精神力が求められる。
Phantasmステージボスの紫はスペルカード内容等藍のアッパーバージョン(藍が紫の下位互換)の関係だが、
Extraの方がPhantasmよりもエクステンド(残機の回復)が少なかったり、一部の紫のスペルが 明らかに弾密度が減少 していたりするため実際の難易度はどちらも大して変わらない。
むしろ紫には藍でのノウハウをそのまま活かせるスペルが多いためか体感的に藍の方が攻略し辛く、 部下の方が強くね? 等と言われる事も。いや弾幕ごっこは実際の力量ではないが。
参考動画

+ 二次創作での扱い
主に「 橙を溺愛して鼻血を噴出する程度の能力 」と、「 スッパテンコーする程度の能力 」、
主人を蔑ろにする程度の能力 」を持つ。

橙を可愛がっているのは公式設定であるが、二次ではそれが暴走気味なレベルにまで達している。
橙の一挙手一投足に必要以上に心配してオロオロしたり、橙が微笑むと鼻血を噴出して空を飛ぶ。
また橙が少しでもいじめられるとどこからでも瞬時に飛んでくる。
酷いときには デコピン一発で殺人未遂だの言い出して訴訟や復讐に走る ほどのモンスターペアレントぶりを発揮する。
橙からは「藍しゃま」と呼ばれている事が多いが、これは公式ではなく二次創作の産物であることに注意。
橙の舌っ足らずな子供っぽさを演出するためのものであろうか。

もう一つ、何かあると 服を脱ぎ捨て、一瞬で全裸になる 性癖を持つとされている。キャストオーフ チェーンジ スッパテンコー
ストレス解消だとかそんな設定が付くことも。
人目を忍んでこっそりとスッパするか、人前でも堂々とスッパするかは描き手によって異なる。

このため、キャストオフつながりで褌店主との絡みが見られることもある。

なおこちらは人によって好き嫌いが激しく分かれるネタであり、かつ結構古いので、
少なくともニコニコ以外の場所では既にかなり風化しているネタである。
このネタはニコニコ外での安易な使用はもちろん、ニコニコ内でもよく空気を読んでから使おう。
ちなみにスッパテンコーは昔2chの東方スレに突如出現した「垂れ目かーいいよー!アイナブリッジ大佐のガイドライン」
の改変にたまたま藍が抜擢されただけであり、原作での藍とは 何も関連性がないネタ である。
強いて言うならば彼女のスペルカード「プリンセス天狐」のテンコと言う部分が語呂が良かった事くらいであろうか。

3つ目の主人を蔑ろにする程度の能力はまさに文字通りである。
紫の式神使いの荒さに嫌気が差したのか、紫のいない所で悪態をついたり陰湿な嫌がらせを考え付いたりと、
黒くなっている場合が多々ある。通称「 八黒藍 」。
時には本人の目の前で素でババア呼ばわりするなど、蔑ろどころか紫を逆に虐待していることすらある。
当然、そんな事をした後はお仕置きなのだが、 余裕で下克上してしまう パターンもある。

八雲一家の中では家計を握り家事を担当するお母さん的ポジションにいる事が多い。
エプロン(割烹着)が良く似合うというか普段の服と差が少ないよ!
藍の九尾の尻尾はとってもモフモフしていて気持ちよいらしい。モフモフモフ

戦闘力は原作絵からは個人の好きに判別できるが、
橙の保護者という立場からくる母親属性の影響もあり巨乳で描かれるパターンが大半である。
下に橙(ほぼ幼児体形)がいるせいもあるが、主人共々主従揃って大きいのは幻想郷でも珍しいコンビである。

最近、 東方GTA で主人公に抜擢されたようだ。
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身長は元々高めな主人よりも高い東方キャラトップクラスの長身キャラとして描かれる事が多いが、
原作者のZUN氏によれば、藍の身長は紫よりも低く、霊夢アリスと同程度とされている。
多くの二次創作においてこれが逆転しているのは、恐らくグータラな主人に代わって一家を支える働き者のイメージか、
古くは牛若丸と弁慶から、現在においても『ドラゴンボール』のベジータ辺りで定着した「でかいのと小さいのが居たら、小さい方が強い」という印象が影響しているのだろう。



MUGENでの八雲藍

一応、昔からMUGENにはキャラとして居たには居たのだが
長らく独立したキャラとして存在せず、八雲紫の必殺技演出のみの登場であった。

ちなみにこんなのもある。原作でやれ…ねえか。縦シューだし。

八雲藍(ファンタズム仕様)

2009年4月20日にα版、5月20日にβ版が公開された。
製作者はbarai氏、ドット絵を1021gundamoo氏が担当。
2011年4月5日更新版が氏曰くこれで100%完成かな、との事でAIも搭載されている。
イントロでこれの起動音っぽい音がしたかと思うとしっぽをドリルやロボットアームに変形させたりファンネルとして射出したり、
バックステップするときにジェット噴射したりと、機械的…… と言うか機械そのもの な挙動が特徴。
主人の代わりにPhantasmボスの座についてパワーアップしたそうだが……
一応、念のため言っておくが、原作の藍にこういったメカニックな要素は 一切無い 。どうしてこうなった。
ただ、「コンピュータは式神」という定義付けは主人考察好きの道具屋がしてたりするので、
「式神がコンピュータ」でもなにもおかしくは……いや、どうなんだ。
それはともかく、ロボットでマシーンな部分を差し引いても魅力的なキャラではある。

勝利ポーズでは服装が変わる
こいつのコスプレを始めたり。おっぱい!おっぱい!


気づいた人は限りなく少ないようだが、イントロ(上のgif)には元ネタがある。
+ 参考動画(01:12~)

また、のりものの始祖といえる 新たな乗り物 としてのりものの仲間入りしたようだ。
乗られる方ではあるが技には双方の技がバランスよく取り入れられている。
彼と組み合わせた理由についてはあゆあゆミキサー大帝1969号に近いものがあるが上下は逆である。

早苗フランドールのように、単体でのキャラ製作以前から
紫の秘書的な立場でストーリー動画に出演することが多かった。
概してフリーダムに暴走する紫の制止役、或いは被害担当艦としての印象が強い。
……え、? HAHAHA、ゆかりんはそんな年r(スキマ

出場大会

凍結
【瑞兆の龍“狐”チーム】

出演ストーリー

+ 一覧
Drえーりん診療所
Medium Heart
MUGEN STORIES INFINITY
MUGEN街の夜雀亭(黒い)
Transfer Avengers
萃まれ!萃香温泉
ウドン13(非戦闘)
怪獣王 王座復権への道(現在非戦闘)
風と星の夜話
霧雨魔法店(ファンタズム仕様)
幻想郷戦隊ハクレンジャイ(ただしその姿は世紀末救世主
サイキョー流珍道中
崎さんと霊夢の便利屋爆走記
さつきとDIO
紳士と少女
すごい漢シリーズ藍&橙
たとえばこんなサプライズ
チルノ絵日記(藍&橙)
てんこちゃん愛してる!
豆腐屋 早苗さん
東方一年戦争
東方腋巫女虎闘記【シグルイ編】(シューティング藍)
永江一家の正しい過ごし方
なこるる茶屋
パチュリー・ノーレッジは静かに暮らしたい
半人半霊のこころ
ヒナナイの剣(番外編)
百鬼運送業
~ミハエル喫茶店にようこそ~(特定条件下で 変態化
夢幻暁光奇譚
無限を馳せる者(今のところ非戦闘)
冥界のHARUKAZE!
妄想式家族計画藍の可能性あり?)
厄神さまのおしごと
八雲家の家庭の事情(母親はこの人
リュウが咲く!(非戦闘)
ロックマンゼロが幻想郷の住人と戦うシリーズ

*1
藍の式神である橙については鬼神を憑依させてると明言されているが、藍の場合は憑依している式について情報が出ていない。

関連項目: 東方妖々夢のキャラクター一覧