ハルク

「ハルク」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

ハルク - (2013/01/15 (火) 11:39:07) の編集履歴(バックアップ)




"…Who's Next…"

マーベルコミック『インクレディブル・ハルク」』の主人公。直訳すると「信じられないほど馬鹿でかい人」。
("Hulk"というのは「図体のばかでかい男」や「巨大な荷物」等の意味。)
マーベルコミックを代表する怪力キャラクターの一人であり、
度々同社を代表するキャラクターとされることがある。
天才的な物理学者ロバート・ブルース・バナー(Robert Bruce Banner)は、
新型爆弾ガンマ・ボムの実験中に実験場に迷い込んできた少年リック・ジョーンズを助け、大量のガンマ線を浴びてしまう。

致死量のガンマ線を浴びたはずが生還したバナー。しかし、バナーの体はある変化が起きていた。
怒りや憎しみなど、負の感情の高ぶりによって、
緑色と人間離れした怪力を持つ巨人「ハルク」に変身する体質となってしまっていたのだ。
体重約500kg、身長は2.7m程度。

何もしなければおとなしいハルクは、少しでも危害を加えられると怒りに身を任せて暴れまわり、
圧倒的なパワーでありとあらゆる物を破壊してしまう。

その圧倒的な破壊力を危険視した軍上層部は、ハルク/バナーを亡き者とする事を決定する。
国家権力から命を狙われることになったバナーは、元の体に戻る方法を模索するため、
なにより生きるために逃亡生活を送ることになる。
その後バナーは、ハルクへの変身後の暴走を克服し、理性によってそのパワーをある程度制御できるようになったり、
さらに凄まじい暴走状態を引き起こして結局制御不能という状況になったり、バナーとハルクの人格が統一されたり、分離したり、
同じハルクの中に別人格のハルクが誕生したり(その際に体の色が変化する。グレイ・ハルク、レッド・ハルクなどと呼ばれる)
物語の進行につれて状況は変化していく。

また余談ながら、ブルースがハルクとなる契機となった少年リック・ジョーンズもまたハルクと行動を共にすることで大きく運命が変わり
一時期宇宙的英雄キャプテンマーベルと一体化したり
キャプテンアメリカの相棒候補として戦闘訓練を受けたりとヒーローに縁の深い人物となる。
彼が世界を支配している並行世界まであるのだとか。

マーベル世界において怪力の代名詞のようなキャラで、
力の強さを表す際に「ハルクと互角のパワー」、「ハルクをも上回る怪力」などと良く比較対象にされる。
ちょっと損な役回りではあるが、それだけ彼の強さが知れ渡っているということなのだろう。
ハルクより数段下のパワーとされるコロッサスですら
暴走する巨大機関車を正面から受け止めたり、ゴジラをブン殴ってノックアウトさせたり出来る辺り
いかにハルクが強力な力をもっているのか分かるというものであろう。

だからだろうか、クロスオーバー物ではちょくちょく理性を失って、ヒーロー達と敵対する機会が多い便利なポジション
事実マーベルコミック最初にして最大のヒーローチーム「アベンジャーズ」の結成は彼の存在無しでは有り得なかっただろうし、
ウルヴァリンの紙面デビューのお仕事も、ハルク退治である。

ちなみに彼のパワーは怒りとともにほぼ際限なく上昇するという特徴を持っており、
上記のような「ハルクに匹敵する」「ハルクをも上回る」というのは基本的に通常時のハルクと比較して、ということが大半である。
つまりは相手の格付けの枕詞に使われつつも必ずしもかませ犬扱いされることはなく(される時もあるが、アメコミだし)、
全力で切れるとマジ強いというあまり格の下がらない便利なポジションである。
いくつかの事例として全力で地球をブン殴った際に地球が割れたことも。
また、最大限に激昂した場合はフルパワーとなり腕力で物理法則を超越する「物理法則もあったもんじゃねえな」

例としてはジーン・グレイのテレパシーによって完全に理性を飛ばしてもらった際には、
生まれたてとはいえ仮にもコズミックビーイングにさえ分類されるオンスロートの「物理攻撃を完全に無効化する鎧」を腕力で破壊し、倒している。
また、理性を保ったまま完全にぶち切れて「ワールドウォー・ハルク」という事件を起こした際は地球のヒーローたちをまとめてぼこぼこにのしており、
百万の太陽の爆発に匹敵するパワーを持つセントリーと完全に互角に殴り合った。
……それもこっちとは違って 正史世界で である。

また、マーベルコミック公式ではないとはいえ日本未放送のアニメ作品、
「アルティメットアベンジャーズ」においてはソーのムジョルニアを
ハルクが己の腕力のみで持ち上げてしまうというシーンが存在する。

また他の能力として超再生を可能とするヒーリングファクターと呼ばれる因子を持っており、ちょっとした切り傷や刺し傷程度ならばすぐに再生する。
作中で再生する描写は何度もあるのだが案外知られていない。
この辺はおそらく、ヒーリングファクターの代名詞であるウルヴァリンほど強力な回復能力ではないためであると思われる。

アイアンマン、ソーらと共にヒーローチーム『アベンジャーズ』に参加していたが、
創設時のみの参加で俗に「60年代追加メンバー」と呼ばれているヒーロー達が
新しくアベンジャーズに参加した頃には脱退していたようで、
メンバー一覧にハルクの名前は掲載されておらずそれ以降加入しなおすことも無かった。
また、「ワールドウォーハルク」においてはハルクを中心とする、
惑星サカーの奴隷達によるチーム、「ウォーバウンド」のリーダーを務めている。

映画は2作作られているが、最初の映画『ハルク』はヒーローものでありながら人間ドラマに焦点を当てたためか、評価があまり良くなかったことから、
スタッフ、キャストを一新し、前作をリセットして完全新作『インクレディブル・ハルク』が公開された。
こちらは前作と違い、ヴィラン(悪役)としてアボミネーションが登場し、ヒーローものの要素が高く評価もなかなかのもの。
なお、日本語吹き替えのブルースの声を水嶋ヒロが担当した。

現在ではハルクといえば緑色の肌だが、連載初期には彩色担当者に肌の色について
特に指示が出て居ない状態だったため、緑色と灰色で彩色された。
その後すぐに緑に統一され、灰色が用いられたのは初版のみであるが
後に別バージョンのグレイ・ハルクとして、この灰色の肌のハルクが登場する。
このグレイ・ハルクは知性的だが非常にエゴイストな性格のキャラとなっており、
後に製作されるカプコン製格闘ゲームにおける2Pカラーはこのグレイハルクが元ネタ。
また、肌の赤い「レッドハルク」も関連作品に登場するがこれは別人のロス将軍が正体。

2011年現在の最新の展開では、ある程度バナーとハルクの相互理解が進み、その上ハルクの知性もかなり上昇してきたため
かつてのように簡単に暴走することが無くなり、ある程度制御が効くようになっていたのだが
大型クロスオーバー「Fear Itself」のラストにおいて何故か体がブルース・バナーとハルクの二つに分離してしまった。
分離したハルクはその後、Drストレンジの元に身を寄せており、
かつてDrストレンジやシルバーサーファーネイモアらと組んでいた対魔術師ヒーローチーム「ディフェンダーズ」を再結成した。
では別れたブルースは?というとなんとハルクのヴィランになりつつある。

+ ハルク・ホーガン
プロレスラーのハルク・ホーガンのリングネームの由来も実はこのハルクである。
元々「スーパー・デストロイヤー」「テリー・ブルドー」「スターリング・ゴールデン」等、
様々なリングネームを名乗っていたのだが、テレビドラマ版「超人ハルク」で
ハルク(変身後)役を演じていたのルー・フェリグノ氏と同じカメラに収まる機会があり
その際にのルー・フェリグノ氏を凌ぐ彼の大きく力強い肉体が話題となった。
(当時のルー・フェリグノ氏は国際的ボディビル大会の頂点である
 「ミスターオリンピア」で、チャンピオンの座をアーノルド・シュワルツェネッガー氏と
 争うトップビルダーだった。)
「まさにリアル・超人ハルク」という評判がたったため、
超人ハルクにあやかってリングネームをハルク・ホーガンと改めたという経緯があり、
キャッチコピーも「超人ハルク」から取って「超人」とされることがある。

日本ではあまりなじみが無いが、アメリカでよく使うフィニッシュムーブとして
「ハルク・アップ」というものがあり、これはピンチに陥った際に
ファンの声援を受け、小刻みに体を震わせながら戦意を高揚させるムーブ。
このムーブ中に相手の攻撃を受ければ受けるほど怒りのパワーでパワーアップし、
この状態になった際はほぼ無敵状態とされている。
「ハルク・アップ」で相手の攻撃を受けきった後には相手のパンチを受け止め、
怒りでパワーアップしたパンチを逆にお見舞いし、そこから必殺技でしとめるという
「怒りによってパワーアップするハルク」をイメージしたフィニッシュムーブである。

ちなみに中国版では緑巨人浩克という名前にされている。
浩克を中国語読みで発音すると「ハァオク」と言う感じになるのだが、ひろかつ君と読んでしまうと、非常にマヌケな響きになってしまう。


CAPCOM製対戦格闘ゲームでのハルク

『MSH』以後キャップスパイディウルヴィーとともにMARVELの顔としてレギュラー出場。
2Pカラーでグレイハルクになるというファンサービスが嬉しい。勿論技や性能に変化は無いので安心して使える。
初出場の『MSH』と、その再現である『MVC1』のEXキャラクター「MSH性能ハルク」、最新作の『MVC3』を除き、
『MVS』『MVC1』『MVC2』の三作品を通してスーパーアーマー効果を常に帯びている。
ちなみに『MVC2』まででは変身しても理性を保ったままで髪も分けてあるのだが、
『MVC3』ではバナーとしての理性が飛んでいるらしく片言で喋り(一人称が「ハルク」だったりなど)、髪も分けられていない。
また『MVC3』では自分の血を輸血した結果パワーを身に着けた従姉妹の女性ヒーロー・シーハルクも参戦している。

MVC2』でのハルク

マヴカプ2では見た目どおりのパワーキャラ。
本体性能としては、単発火力が高く、通常技はリーチ・判定に優れ、防御力も高い(被ダメが87%)が、
代わりに機動力が低く、全体的に大振りな技が多い。
さらに、常時スーパーアーマーで、通常技にも削りダメージがあるという特性を持っており、
強引な攻めを展開しながらダメージを与えていくことができる。
必殺技で主に使うのは突進技の「ガンマチャージ」。
タメ技であることが欠点だが、弱い飛び道具程度なら無視して攻撃できる上に、
「ガンマクェイク」(後述)でキャンセルすれば当たっていればコンボ、ガードされても隙消しになるとなかなかの性能。
ハイパーコンボはどれも癖があるが、パワータイプらしく威力は大きい。
そのうちもっとも多く使うのは「ガンマクェイク」。
分かりやすく言えば地面を殴って、大量の岩を降らせる技。
岩の位置がランダムのため、ダメージが安定しないことが欠点だが、
ガンマチャージからのコンボ、隙消しに重宝(というかこれ以外のHCが(ry)するため使用頻度は高い。
「ガンマクラッシュ」は発動と同時に上昇し、隕石とともに落下してくるHC。
発生が遅いため対空としては機能しにくく、また当てたとしてもダウン短縮で回避が可能。
と、単体ではションボリな技だが、ディレイドとして使ったときにその真価を発揮する。
というのも、技のフィニッシュ部分のダメージには、コンボ補正がかからず大ダメージな上に、
下降部分を空中の相手に当てると、なぜか2回以上ヒットするという恐ろしい事態になる。
下手をすれば、1ゲージで100ダメージ越え(MUGENでいうなら700ダメージ越え)という大惨事になる。
(ちなみに下の動画での即死コンボはこの現象を利用したものである。)
また、アシストとしても持ち前のタフさとスーパーアーマーで
本体の盾に、割り込みにとなかなかの性能を誇る。

ここまで見ると、普通に強キャラに思える。がそんなことはなかったZE!
というのも、このゲームのシステム上、キャラとして強いかどうかは
優秀な飛び道具を持っているか、もしくは機動力が高いかで決定する。
そのため、でかくて鈍いハルクはこのゲームにおいては、典型的な弱キャラなのである。
優秀な飛び道具持ち相手には、近づくことすら許されず
高い機動力持ち相手には、触れることすら許されない
挙句の果てには、同じでかキャラのくせに移動技ひとつで弱点の全てを克服し、本体・アシスト・ステータスのどの点においても最強なキャラが存在するので、
「完全劣化センチ」「でかキャラとして使う意味がない」とか言われることも…。
ならば他のでかキャラであるジャガーノートはどうかというと、中堅上位である。
簡潔に述べると、「ハルクよりもアシストのカバー範囲が広い」「パワーアップバグによって高い火力を維持できる」「HCなどがハルクよりも当てやすい」等、
お手軽火力キャラとなっているため。
火力も、パワーアップバグによってジャガーノートの方が総合的に上となってしまっている。報われねぇ…。
アーマーという特性自体も、キャプテンコレダーサイブレイドスピンキャノンスパイク等の上位タイプのアシストには効果がないため、
ガンマチャージ見てからアシスト余裕でした。とかやられる。
ディレイドなどの控えに関してはかなり戦力になるのだが、それ以外の役に立たなさがハルクの大きな欠点となっている。
確定ポイントの作りにくさの問題上、基本ぶっぱしかないしね。

原作での彼の扱いがよく分かる参考動画

「ふざけんな!」
「殺すぞ!」

「ホンマすんません…」

ちなみに彼を使用している人がいた場合
単純にハルクが好きか、ハルクで上位キャラとやりあえる猛者か
の2択であることが多い。
そういう意味では、とても愛されているキャラなので、ハルクスキーな方はぜひハルクを使ってみよう。

+ MVC3でのハルク
いつも通りのパワータイプ。Lv1HCしか持たないが、火力の高さは群を抜いている。
地上で追い討ちのできるHCが便利。
高体力に加え、切り返しに使える技も多い為、中々頼れる。
反面、上を目指そうとすると小回りの利かなさと食らい判定のでかさが足を引っ張る場面が多くなる。
初心者向けだが、上を目指すならばそれなりの覚悟と努力が要るキャラクターである。

ちなみに必殺技ガンマスラムが「ガンマウェイブ」、HCガンマウェイブが「ガンマツナミ」と名称変更された。
また、今回は原作の展開に準拠し「ハルク強い!ハルク殴る!」と片言で喋る。

クリス・レッドフィールドとはOPで戦闘したり、勝利台詞などでモンスター扱いされているが、
エンディングでは仲良くバイオハザードの洋館に突入している。


MUGENでのハルク

  • MGMURROW氏の通称ボスハルク
『マーヴル・スーパーヒーローズ』版にMVC1のスーパーアーマーを付け
(ジャガーノートがリストラされたので、遅い固い強い系の打撃キャラという立ち位置)、
さらに無敵時間を追加した感じの超性能ハルクで、いろんな意味で暴れまわっている。
巨体のくせに速い上にパワーもあり固いうえにアーマー持ち…。
あまりにブッ飛んだ性能からか「ハルクならしょうがないな」とある種の諦観と共に親しまれている。
ニコニコではAIレベルを最高にしたものをAIレベルの名前(Easy,Hard,BossのうちのBoss)から通称「ボスハルク」と呼んでいる。

その強さは某MUGEN動画の中でも遺憾なく発揮され視聴者に強烈なインパクトを与えた。
スーパーアーマーのおかげで殆ど怯まないため、攻撃されても確実な反撃で逆に大ダメージを与えるのだ。
また素のAIも非常に良く、空中での機動性が高く巨体殺しの弾幕を張る東方キャラとですらほぼ互角の勝敗となる。
ゲジマユ状態で且つ相手が過去の不完全なバージョンだったとはいえ、ADS12Pを倒したことすらある。
(流石に現在のバージョンには完全に不可能)
まさに強靭!無敵!最強!とはハルクのことである。

ただ各作品の良いとこ取りをしたとは言っても元が弱キャラなため、
ボスハルクがもし原作に居たとしても、せいぜい中堅ぐらいにしかならないとも言われている
まあ確かに、に比べたらまともな格ゲーしてるしなぁ……

  • Kong氏製作のハルク
MVCキャラクターに定評のあるKong氏のもの。
多少アレンジは利いているが強すぎるということはなく、普通の大会に出すならこちらの方がいいだろう。

  • One Winged Angel氏製作のMVCハルク
デフォルトのAIはないが、うんこマン氏がAI+改変パッチを公開している。
氏曰く「投げとぶっぱだけ」とのことだが、投げからガンマチャージとガンマクラッシュのコンボで6割御馳走様でしたとなり、
ジャガーノートと互角に戦うレベルの凶悪な強さとなっている。

最近、D4版ハルクが作成されたようだ。

  • Kamekaze氏製作のハルク
MVC2仕様で作られている
なかなか強いAIも入っている

「俺に勝てるのは、カミさんぐらいなもんさ!!」

出場大会

+ ...
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示

出演ストーリー

+ ...

その他