剣を集めることが趣味の大金持ちの貴族。彼は珍しいもの好きだ。防具や剣だけでなく、家具や美術品に至るまで、滅多に手に入らない逸品を収集している。ある日、極上品が手に入ったと貴族の元に売人がやって来た。
売人が持参したのは身の回りの世話ができる女の機械人形。貴族は一度断るものの、格安でなんでもできるという宣伝文句に惹かれ貸し出しを受ける。期待していなかったが女との生活に慣れると満更でもない。
時が過ぎ、再び売人が貴族の元を訪ねる。返却期限が来たと言う。交友関係の狭い貴族はいつの間にか彼女に依存しきっていた。彼女なしの生活が考えられなかったため、追加料金を払って彼女を手元におくことにした。
延長を繰り返し膨大になる支払い。最後まで残していた大切な剣を売り飛ばし、有り金をかき集めた。その金も尽きた貴族は絶望し自らの命を絶った。主人が不在になると女は売人の元に自ら歩いて帰った。売人は言う、お前はなんでもできる便利な女だなと。
武器種 | 大剣 | レアリティ | ★★★★ |
属性 | 光 | シリーズ | |
追加日 | 2021年10月11日 | ||
EN | Fortune's Tusk |