依子の日記


あらすじ

(昭和二十二年九月六日)

 殺人――

 簡潔すぎる二字。でもこれが、この山奥の一軒家で今日まで二ヵ月に亘って繰り広げられた残忍きわまる物語の結論となった。もう他に方法などありはしない。あの女――突然、私達夫婦の平穏な暮しに凶器をもって踏みこんできて、私達から全てを奪いとり、最終的には私から夫までも奪おうとしているあの女を殺害する以外に、もう、残された道はないのだ。

作家の滝内竣太郎と妻が静かに暮らす山奥の別荘に、辻井薫という女が尋ねてくる。滝内の仕事を手伝い始めた女は、徐々に夫婦の生活に食い込んでいき、そしてついに牙を剥いた。夫婦は女の殺害を決意するが……。

登場人物

  • 滝内竣太郎
    • 小説家。、人嫌い。
  • 滝内依子
    • 竣太郎の妻。
  • 辻井薫
    • 来訪者。
  • 村木和彦
    • もうひとりの来訪者。

解題

(スタブ)

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最終更新:2017年05月21日 05:13