熱い闇

  • 分類:短編小説
  • 初出:「小説宝石」1982年初夏特別号
  • 雑誌時挿絵:中原脩
  • 収録短編集:少女

あらすじ

「ベッドの上の幸子に黒いリボンをさしだし、突然、男は、目隠しをしてくれないかと言った。幸子は言われたとおりに、リボンを目に回した。男は自分の手で力いっぱい結び目をしばりあげた。太く厚い生地のリボンは幸子をまっ暗な闇の世界にとざした……」
 地下鉄に乗り、由紀が傍目も気にせず原稿を広げると、小説はそう始まっていた。題名は『熱い闇』とある。

編集者の秋川由紀は、官能小説家・上原京介から連載の第一回の原稿を受け取った。そこに描かれている情事の場面は、前夜彼女が恋人と交わした情事とそっくりで……。

登場人物

  • 秋川由紀
    • 「週刊世代」の編集者。
  • 青木広志
    • ボクサー崩れの男。由紀の恋人。
  • 上原京介
    • 官能小説家。
  • 上原幸江
    • 上原の妻。

解題

(スタブ)

収録アンソロジー

  • 日本推理作家協会編『白骨ハンティング 現代ミステリー傑作選〈下〉』(1984年、カッパ・ノベルス)
    • 日本推理作家協会編『悪夢のダイアリー 日本ベストミステリー選集15』(1992年、光文社文庫)
  • 佐野洋・五木寛之編『短編で読む推理傑作選50〈下〉』(1995年、光文社)

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最終更新:2017年08月10日 13:05