遠火 - 連城三紀彦データベース（仮）

• 分類：短編小説
• 初出：「オール讀物」1993年12月号
• 雑誌時挿絵：宮嶋康子
• 収録短編集：『前夜祭』

あらすじ

「ああ、そうだ。忘れてた……」
　妻の久枝はお茶をいれていた手をとめて、椅子の上の山積みになった雑誌やダイレクトメールを漁った。何日のかわからない新聞紙も混ざっている。

広田は、八年前の浮気相手の津木子が事故死したという葉書を受け取った。半月後、津木子の夫から電話が掛かってくる。津木子の夫は、かつて広田と津木子が逢い引きに使っていた喫茶店で会いたいと言い……。

登場人物

• 広田
  • サラリーマン。
• 久枝
  • 広田の妻。
• 靖
  • 広田の息子。
• 野瀬津木子
  • 広田の元愛人。
• 野瀬康三
  • 津木子の夫。

解題

（スタブ）

関連作品

• 『前夜祭』収録作
  • 「それぞれの女が……」
  • 「夢の余白」
  • 「裏葉」
  • 「薄紅の糸」
  • 「黒い月」
  • 「普通の女」
  • 「前夜祭」