- 分類:短編小説
- 初出:「小説新潮」1998年8月号
- 雑誌時挿絵:荒井冨美子
- 収録短編集:単行本未収録
あらすじ
東京を出る時にはまだ晴れていた空が西に向かうにつれて、和紙を墨にでもひたしたように暗くなり、とうとう雨になった。
車内アナウンスが米原への到着を告げると同時に、窓を時雨のように雨が襲った。
桐沢は十五年前に別れた元愛人の柚子に会うため、加賀温泉を訪れた。桐沢と別れた後、島根の人気旅館の女将として知られるようになっていた柚子。だが旅館で桐沢を待っていたのは、部屋に残されたいくつかの折り紙だけで……。
登場人物
解題
(スタブ)
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最終更新:2017年07月21日 23:00