紙の別れ

  • 分類:短編小説
  • 初出:「小説新潮」1998年8月号
  • 雑誌時挿絵:荒井冨美子
  • 収録短編集:単行本未収録

あらすじ

 東京を出る時にはまだ晴れていた空が西に向かうにつれて、和紙を墨にでもひたしたように暗くなり、とうとう雨になった。
 車内アナウンスが米原への到着を告げると同時に、窓を時雨のように雨が襲った。

桐沢は十五年前に別れた元愛人の柚子に会うため、加賀温泉を訪れた。桐沢と別れた後、島根の人気旅館の女将として知られるようになっていた柚子。だが旅館で桐沢を待っていたのは、部屋に残されたいくつかの折り紙だけで……。

登場人物

  • 桐沢康年
    • 大手建設会社社員の57歳。
  • 藤倉柚子
    • 桐沢の元愛人。松江の旅館「増井」の女将。
  • 桐沢静江
    • 桐沢の妻。

解題

(スタブ)

関連作品

  • 《新・細うで繁盛記》

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最終更新:2017年07月21日 23:00