河沼郡代田組代田村

陸奥国 河沼郡 代田組 代田(よた)
大日本地誌大系第33巻 83コマ目

府城の北に当り行程2里。
家数18軒、東西1町40間・南北1町25間。
四方田圃(たんぼ)なり。

東7町19間熊野堂村の界に至る。その村まで12町10間余。
西7町13間笈川組王領村の界に至る。その村まで9町10間余。
南2町笈川組八日村の界に至る。その村まで8町余。
北5町51間島村の界に至る。その村は亥(北北西)に当り16町50間余。
また辰(東南東)の方1町40間京手村の界に至る。その村まで4町30間。
巳(南南東)の方3町20間高畠村の界に至る。その村まで8町20間余。
丑(北北東)の方4町40間方便村の界に至る。その村まで18町。
寅(東北東)の方4町2間大和田村の界に至る。その村まで11町20間。

村東に出羽国米沢に通る裏街道あり。

小名

北畠(きたはた)

本村より3町丑(北北東)の方にあり。
家数13軒、東西35間・南北1町15間。
四方田畝なり。
寛政2年(1790年)家居を構ふ。

端村

六段田(ろくたんた)

本村より1町北にあり。
家数4軒、東西1町・南北1町。
四方田圃なり。
昔は3町計丑(北北東)の方にあり。後今の地に移す。

山川

渠川(せせなきかわ)

村より1町30間未(南南西)の方にあり。
広5間計。
高畠村の方より来り、西北に流るること10町計王領村の界に入る。
ザコ、川ざいの類を産す。

水利

大和田堰(おほわたせき)

大和田村の方より来り、田地に(そそ)ぎ下流渠川に入る。

神社

稲荷神社

祭神 稲荷神
勧請 不明
村南20間にあり。
鳥居拝殿あり。島村武藤河内が司なり。

天神社

祭神 天神?
相殿 伊勢宮 2座
   稲荷神 3座
   三島神
   宗像神
   若宮八幡
   湯殿神
   明神
   八幡宮
   熊野宮
境内にあり。

寺院

弥陀寺

村中にあり。
代田山と號す。
府下天寧寺町宗英寺の末山曹洞宗なり。
何の頃にか若狭の八百比丘尼この寺を草創しみづから弥陀の像を刻て安置すという。
天正17年(1589年)兵燹(へいせん)に罹り燒亡す。
慶長15年(1610年)宗英寺2世月翁来て再興す。
本尊弥陀客殿に安ず。