登録日:2010/04/07(水) 23:23:35
更新日:2024/04/09 Tue 09:43:49
所要時間:約 7 分で読めます
■データ
全国
図鑑No.289
分類:ものぐさポケモン
英語名:Slaking
高さ:2.0m
重さ:130.5kg
タマゴグループ:陸上
性別比率:♂50♀50
タイプ:
ノーマル
特性:なまけ(一回行動すると次ターン行動出来ない)
HP:150
攻撃:160
防御:100
特攻:95
特防:65
素早さ:100
合計:670
ナマケロがレベル18でヤルキモノに
進化、
ヤルキモノがレベル36でケッキングに進化する。
■概要
第一形態のナマケロは
ナマケモノのような姿をしており、その見た目通りとてもぐうたらな性格をしているが、
ヤルキモノに進化すると二本足で立ち上がって山猿のような姿になり、途端にやる気を出し始め森を駆け巡って興奮を静めないと眠れない程血気盛んになる。
若干
オコリザルとキャラが被ってるような気がする。
しかし最終形態のケッキングになるとゴリラともナマケモノとも取れるゴツい姿になり何故か再びナマケロ時代同様に怠けだす。
一体何があった。
一日中ほとんど動かず、手の届く範囲にある草や木の実を食べながら生活する。
周りに食べる物が無くなるとしぶしぶ移動する。
まさに
ニートである。
名前の由来は「欠勤」と「キング」を合わせた物。
通称「欠勤王」
たまに「ケッキングパパ」とか言われる
しかしこんなぐうたらな性格だがその身体には絶大なパワーを溜め込んでおり舐めてかかると本気を出されて手痛い反撃を食らう。
やれば出来る子なのに何故ベストを尽くさないのか。
■ゲームでのケッキング
進化前のナマケロは「トウカのもり」に低確率で出現する。
特性「なまけ」により育てるのは大変だが、頑張って育てれば中盤以降はそこそこ活躍してくれる。
上述の仕様から本編攻略においては敢えてヤルキモノで進化を止めた方が使いやすいことも。
「かわらずのいし」を持たせればレベルアップの度にBキャンセルする手間がなくなるので便利。
「いしのどうくつ」で拾えるほか、野生の
イシツブテや
ゴローンからも入手できる。
トレーナーでは
ジムリーダーの
センリが切り札として使用。
その高い能力値に絶望したトレーナーは多いだろう。しかもエメラルド以外はこれが
2匹。
「なまけ」による1ターンのハンデがあるとはいえ、超火力と耐久力を併せ持ち素早さも高い。
「からげんき」で次々と手持ちが倒されていき、あと一歩のところで「かいふくのくすり」を使われた暁にはもう……。
ハリテヤマや
キノガッサ等の高火力格闘を用意できれば突破しやすくなる。
実は「まもる」があれば完封できる(わざマシン入手は先だがペリッパーやココドラ等が自力習得)。
■対戦でのケッキング
ギラティナと同じHPに
グラードンすら超える超絶な攻撃値を誇り、
その他の能力も特防を除いて高く、合計種族値自体も
グラードン・カイオーガと同等。
しかし
2ターンに1回しか動けないマイナス特性「なまけ」という超絶なデメリットも持つというなんともハイリスクハイリターンなポケモン。
使い手の腕が試される。
その特性的にアタッカー以外の役割を持つ事が難しいため、
「
こだわりハチマキ」や「こだわりスカーフ」を持たせての撃ち逃げが基本。
素早さ種族値は激戦区の100であるため、スカーフを巻かない限りは最速推奨。
特性のおかげで「
まもる」「
みがわり」「
きあいのタスキ」等にとても弱いので注意しよう。
特性が「ありじごく」や「かげふみ」のポケモンと対面した時は完封される可能性が高い。
GBA世代では彼に匹敵する決定力を持つポケモンは
伝説のポケモンぐらいだったので一時猛威を奮っていた。
特に攻略本等では、なまけを逆手に取って「
はかいこうせん」を撃たせるという戦法が紹介されており、かなり有名だった。
しかし、
DPt(
DS世代)からは火力がインフレで道具や特性のコンボによりケッキングに近い火力を発揮するポケモンが出現。
さらに「みがわり」も再び技マシン化し大安売りされだしたため、思うように活躍できなくなってしまう。
その上、
XYでは同タイプの
メガガルーラをはじめとする
メガシンカ勢、
SMからは
Zワザとより手軽に高火力を発揮できる手段が充実。
結果、火力と引き換えに1ターン行動不能という重いハンデを背負うケッキングは現環境ではすっかり
影が薄くなってしまっている…
しかしその決定力は未だに侮れない物があり今でも全然戦える。
その決定力と耐久力でPTの苦手な相手を無理矢理落とすような立ち回りが理想。
似たような能力を持つポケモンに
レジギガスがいるがあっちは出した直後に暴走出来ないのでケッキングのほうが圧倒的優位。
デメリットが特性「なまけ」と重なる超
威力の「ギガインパクト」(GBA世代は「はかいこうせん」)とは相性が良い。
しかし、反動で交替が出来なくなるため撃ち逃げが出来ないのは痛い上、オーバーキルにもなりがち。
「すてみタックル」の方が撃ち逃げ型としては扱いやすいだろう。反動ダメージもHPの高さからあまり気にならない(「メガトンキック」は反動なしだが命中率が不安)。
しかし覚えるには今のところGBAを経由しないといけないので手間がかかる。
面倒なら「おんがえし」でも良いが、少し決定力不足かも。
ORAS以降のレーティングバトルでは
第6世代以降で捕獲・孵化したポケモンしか使用できないため、現在では実質おんがえし一択になってしまっている。
また「みがわり」対策に「みだれひっかき」を使う手もある。
ただし威力・命中率共にとても不安定。
サブウェポンは優秀な相性補完技「
じしん」「
けたぐり」「アームハンマー」
ゴースト対策に「ふいうち」「つじぎり」「シャドークロー」「だましうち」(第3世代では「シャドーボール」)
鋼の「
だいもんじ」「ほのおのパンチ」に
ドラゴン対策の「れいとうパンチ」
等々、ノーマルらしく豊富。
特殊技もかなり豊富で特攻も何気に95とそこそこなので特殊型も意表が付けるかも。
補助技も「ちょうはつ」「なまける」「カウンター」「あくび」「ビルドアップ」「アンコール」と異様に豊富。
しかし、特性的にサポート役として扱うのは難しい。
もっともケッキングの「なまけ」ターンは積み技を誘発しやすくケッキング=拘り系アイテムという印象も強いため、
それを逆手に取り拘り系以外のアイテムを持ち「アンコール」を仕込むと案外有効だったりする。
ただし逆に読まれると他のポケモン以上に悲惨。
ダブルバトルでは相方に「いえき」や「
スキルスワップ」等を使ってもらい、特性「なまけ」を取り除いてもらうのも有効。
シングルバトルではなかなか見られない、やる気を出して暴走する欠勤王の勇姿を見ることができる。
素早さが高い「いえき」使いとしては
アギルダーや
ジャローダ、
デンチュラ、
三猿等が存在する。
「スキルスワップ」を覚え、かつメガシンカが可能なポケモンなら「スキルスワップ」で移した「なまけ」も即上書きできる。
他にも、味方の
デスカーンに攻撃することでケッキングの特性を「ミイラ」にするという手もある。
ゴーストに半減される
虫技で初撃の威力が低い「れんぞくぎり」ならデスカーンへのダメージも最小限に抑えられる。
ちなみに「なまけ」に対して「なやみのタネ」「シンプルビーム」「なかまづくり」は効かない。
「シンプルビーム」が効けば「ビルドアップ」が超性能になり、元々高めの素早さも相まって手がつけられなくなるのだが……
この点ではレジギガスの方に分があると言えるか。
USMでは教え技として前のターンに怠けていると一致(or拘り)「じしん」並の威力になる「じだんだ」を習得。
ただし、場に出て最初のターンには最高威力を出せないという制約は厳しく、撃ち逃げを前提とするスカーフ型でも最高威力を出すためには1ターン怠ける必要が生じる。
また「ギガインパクト」関連でも指摘された通り、交代せず相手の行動を許すデメリットも大きい。
特性との相性が良いとは言え、採用するかは慎重に検討したい。
■進化前 ヤルキモノ
全国図鑑No.288
分類:あばれザルポケモン
英名:Vigoroth
高さ:1.4m
重さ:46.5kg
HP:80
攻撃:80
防御:80
特攻:55
特防:55
素早さ:90
合計:440
努力値:素早さ+2
あえて進化前のこちらで戦うのも手。
種族値こそケッキングよりもかなり低いが、特性「なまけ」が無いので劣化にはならない。
素早さが少し高い以外は平均的かそれ以下でやや力不足感を感じるが、持ち前の豊富な補助技を上手く活かせばなかなか戦える。
特性のおかげで催眠技に強いのも利点。
「ドわすれ」や「ビルドアップ」を積んで「なまける」で回復する耐久型や「あくび」からの「きあいパンチ」によるコンボ、
いざというときの「きしかいせい」「じたばた」「カウンター」等やれる戦法は豊富。
BWからは新アイテム「
しんかのきせき」により耐久に磨きがかかり、かなり厄介な存在に。
素の耐久力では
ポリゴン2に負けるものの、補助技が豊富なおかげで使い方によってはかなり鬱陶しい。
ただし「なまける」や「ドわすれ」等一部ナマケロ時代しか覚えない技があるため注意。
余談だが、「ポケモン総選挙720」では
コロモリ、
コマタナと同率で717位だった。
その圧倒的不人気ぶりに加え、単独最下位だったバオッキーと違い殆ど話題にも上がらないことから「真の不遇ポケモン」と呼ばれることも。
リトルバトルでしか使われないコロモリ達と違い、こちらは普通の対戦で使える性能にも関わらずこの順位と考えるとより悲惨かもしれない。
ゲームと違って能力値は普通なのに特性「なまけ」はそのままな謎仕様。
どう考えても進化前のヤルキモノの方が強いので、よほどケッキングが好きでない限り進化させないほうがいい。
■アニメでのケッキング
ゲーム同様ジムリーダーのセンリがナマケロ、ヤルキモノと共に使用。
何故かアニメのケッキングは常に本気を出しており怠けない。
何このチート。
ケッキング「毎ターン動いたら負けかな?と思ってる」
トレーナー「よし、
パッチール!欠勤王に…スキルスワップだ!」
ケッキング「み な ぎ っ て き た !!」
- こいつのモチーフはゴリラではなくメガテリウム(オオナマケモノ)だと信じている。 -- 名無しさん (2013-12-26 17:14:45)
- 珠持たせてマジガランクルスにスキルスワップしてもらってるところを妄想してる。強い(確信) -- 名無しさん (2014-02-14 17:28:09)
- シナリオ攻略ではほぼ最強、凄い傷薬を適当に使って回復するだけで無双できる -- 名無しさん (2014-05-10 23:59:46)
- 特性に無効技貫通くらいつけても良さそうだが -- 名無しさん (2014-09-30 10:31:50)
- んもう、悲しいよ。カエンジシのなかまづくりでじしんかじょうしたら強いと思っていたら効かないとは。 -- 名無しさん (2014-10-11 10:51:18)
- 初手ギガインパクトかますだけで落ちる落ちるw -- 名無しさん (2014-12-16 23:30:13)
- ORASで二体同時育成してみたらストーリーがこいつだけで簡単終了して大草原。きりさく連打で敵が溶けてく -- 名無しさん (2015-02-17 21:08:37)
- あまり知られていないけど物理耐久指数はクレセリアを上回る -- 名無しさん (2015-03-12 13:52:36)
- ↑しかし実際は特性が足を引っ張り回復速度で大きく負けてしまう。それにしても「なまける」を「なまけ」るとは、一体全体どういう理屈なのだろうか -- 名無しさん (2015-03-12 14:51:50)
- 種族値だけならメガポケモンにも引けを取らない -- 名無しさん (2015-05-09 20:25:19)
- 今こそメガケッキングを…… -- 名無しさん (2015-06-08 07:55:47)
- 攻撃技が2ターンに1回なら、まだ立つ瀬も有ろうが… -- 名無しさん (2015-09-07 22:35:32)
- ナマデスってなんだよ・・・(哲学) -- 名無しさん (2015-09-23 21:43:45)
- ↑5 怠けるにも種類があるんだろうよ。本読んだり昼寝したりな、前者なら体力は回復しないが、後者なら回復するだろ? -- 名無しさん (2015-09-23 21:50:42)
- 4世代基準だと、特化力持ち鉢巻ケッキングの大爆発の指数は524250 特化メガボスゴドラ乱数1発 -- 名無しさん (2015-10-22 19:42:26)
- メガガルと差別化するにはスカーフかラムを持たせるしかないのか? -- 名無しさん (2015-10-22 22:02:35)
- アニメAGレンタル版でレッキングって誤植されてたな -- 名無しさん (2016-06-13 20:51:11)
- そろそろ自分の特性を無効化させる持ち物を出してくれ -- 名無しさん (2016-12-21 08:33:37)
- リアルケッキングみたいなやつが職場にいる -- 名無しさん (2017-04-24 23:57:48)
- ↑つまり胃液をかければ -- 名無しさん (2017-07-08 14:32:20)
- つまり何回も居酒屋をはしごさせるか、パワハラで鬱にさせてやれば(なやみのタネ)真面目になるんだな。 -- 名無しさん (2017-07-08 15:26:44)
- 中間形態のヤルキモノは、おそらく何かに追われてる状態なんだろうね。ナマケロ時代に何もしなかったことを後悔するあまり、行動しなければ、行動しなければっ、成長はないっ!!!と焦っているような状態なのかもしれない。色々やってみて、色々見て回って、あれこれ考えて、やはり「なまけ」こそが自分の本質だとついに悟る。その悟りきった中年時代(?)がケッキングなのかと。 -- 名無しさん (2017-08-15 09:53:14)
- ギガス様とついでに弱いと思われてるが、はっきり言って天と地ほどの差があるんだよなぁ。特に回りのサポートいらないし、スカーフ持ってるだけで、某皮お化けと竹姫以外には幅広く有利がとれる。 -- 名無しさん (2017-12-23 20:30:08)
- ↑その天が正直高いとは言い難いのがね・・・ -- 名無しさん (2018-02-10 15:20:07)