クィン・マンサ

登録日:2011/12/11(日) 06:50:05
更新日:2020/07/07 Tue 19:58:48
所要時間:約 8 分で読めます




よくもまぁノコノコと、
恐れる心がないのかい!


クィン・マンサとは『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場したMSである。


目次




緒元

型式番号:NZ-000
全高:39.2m
重量:264.7t
出力:21,370kW
推力:287,100kg
装甲材質:ガンダリウム合金

武装
頭部三連メガ粒子砲
胸部メガ粒子砲×2
腕部メガ粒子砲×2
背部メガ粒子砲×2
ビームサーベル×2
ファンネル×30

搭乗者
プルツー
アンネローゼ・ローゼンハイン


機体解説


本機はネオ・ジオンを象徴する機体として開発されたMSである。
また、重武装化することで火力を徹底的に高めた、第4世代MSの頂点といっても過言ではない。
ティターンズから接収した巨大MAサイコガンダムMk-Ⅱや当時のジオン系統の機体の技術力のノウハウを結集して開発された。
ただし、当時の技術力ではサイコミュシステムの小型化までには至っておらず本機もまた、サイコガンダムなどと同等の大型サイズになってしまっている。

機体が大型化したことにより動きが鈍重になりがちであるが、本機は大出力のスラスターを機体各部に内蔵することで通常サイズのMS以上の機動力、運動性を手に入れている。
また、サイコガンダム系同様操縦にサイコミュを利用することで機体追従性を向上させているが、結果として本機を操縦出来るのはNTあるいは強化人間に限定されている。

コクピットは頭部にあり、劇中では披露されることはなかったがサイコガンダムMk-Ⅱ同様に分離、脱出ポッドとして使用することが可能である。

両肩にある大型のバインダーにはメガ粒子偏向器が内蔵されておりバインダー自体がシールドとしても機能している。
本体の装甲も大変厚く、劇中では終始目立ったダメージを受けることなくほぼ無傷の状態だった。

本機は40m級という非常に大型なサイズであるが、8年後のU.C.0096では後継機のクシャトリヤがサイコフレームなどの技術進化のおかげで当時のMSのサイズとしては平均的な20m級にまで小型化に成功している。

ガンダムにおける所謂"曲がるビーム"の元祖なのだがフォビドゥンなどに株を奪われがちで、ある意味では不遇なMS。


デザインラインが既存のMSと明らかに異なっているがそれもそのはずで当初はオーラバトラーのようなデザインだった。が、御大がブチ切れたため今のようなデザインになった。
そして頭部デザインの出所は同じく頭部デザインが変更されたドーベン・ウルフの没案であり、つまるところ頭はガンダムMk-Ⅴなのである。



武装


  • 頭部三連メガ粒子砲
頭部の額に内蔵された三連型のメガ粒子砲。
胴体と分離した際の頭部にある唯一の武装でもある。


  • 胸部メガ粒子砲
胸部に内蔵された2門のメガ粒子砲。
本機の武装の中でも特に強力であり、メガ粒子砲は状況に応じて拡散と収束に使い分けることができる。
特に拡散時にはビームが弧を描き雨のように降り注ぎ驚異的な攻撃性能を発揮する。


  • 腕部メガ粒子砲
両腕の手首に内蔵されたメガ粒子砲。
籠手部分ではなく手首の内側に配置されている。


  • 背部メガ粒子砲
背部テールバインダーの上部に内蔵されたメガ粒子砲。


  • ビームサーベル
両肩のバインダー内に装備された大型のビームサーベル。ビーム刃は黄色。
グリップ部には鍔のようなパーツがある。


  • ファンネル
背部のテールバインダーに装備。
本体形状や収納方式自体はキュベレイの物と大差無い。
機体が大型なために通常のMSの倍以上の数を装備している。(射出口の数は14)



劇中での活躍


『ΖΖ』

本編終盤、ザビ家の遺児ミネバ・ラオ・ザビの摂政であることを利用してジオンを掌握しようとしたハマーン・カーンに反旗を翻したグレミー・トトの一派によって運用。

プルツーの新たな機体としてジュドーの乗るΖΖガンダムを倒すためにネェル・アーガマを襲撃するが、エマリー・オンスが操作する大型ドック艦ラビアンローズに阻まれてしまう。
ΖΖガンダムがその場にいないことを感じて引き返そうとするが背中を見せた隙にラビアンローズが射出したアームに直撃する。
怒ったプルツーはファンネルを駆使してラビアンローズを撃沈、エマリーは散華した。

エゥーゴ、ハマーン派との三つ巴の最終決戦では量産型キュベレイを操縦するニュータイプ部隊を率いて出撃、キャラ・スーンのゲーマルクを圧倒する。

その後、マシュマー・セロの駆るザクⅢ改とも交戦するが強化されたマシュマーの強力なプレッシャーに逆に圧倒されてしまう。
さらにジュドーやプルの声を聞いたプルツーは混乱、グレミー・トトのいるアクシズ内に逃げ戻ってしまう。

グレミー・トトが同乗したことにより持ち直したプルツーはアクシズ内に侵入してきたルー・ルカΖガンダムを半壊状態にまで破壊、エル・ビアンノのガンダムMk-Ⅱを行動不能にするまで追い込んだ。
ガンダムMk-Ⅱにトドメをさそうとした瞬間、間一髪でやってきたジュドーのフルアーマーΖΖガンダムと対峙。
ジュドーの必死の説得によりプルツーはクィン・マンサを降りた。

グレミーは自身の元から離れたプルツーを引き止めようとコクピットから出るがルーのΖガンダムに狙撃され、グレミーは死亡、クィン・マンサの頭部は爆発。
残ったボディはそのままアクシズに放置された。


『ミッシングリンク』

グレミー軍残党の手により機体は回収・修復され、アンネローゼ・ローゼンハインが搭乗することになる。
外見上の差異としては機体カラーが赤くなり、マルコシアス隊のエンブレムがペイントされた。
ただし、NT能力の不足のためファンネルの最大展開数や機体稼働時間に制限がかけられている。

ΖⅡギラ・ドーガ、トーリスリッターと交戦し、撃墜されるがパイロットは脱出ポッドで生還した。



バリエーション


  • クィン・マンサ・セプテット
ガンダムトライエイジにのみ登場するゲーム限定MS。
グレミーが結成したプルシリーズによるニュータイプ部隊専用に開発していた専用MSという設定。

見た目は少女が搭乗するのにぴったりなイメージがあるピンク色。
6基のバインダー全てにはプルシリーズの少女がそれぞれ個別に搭乗し、独立したモビルアーマーとして動くというかなり独特な機能を持つ。
分離したバインダーと連携して変幻自在に攻撃するという想定で、機体名も七重奏の攻撃を見せるという意味合いがある模様。

しかし、グレミーがルー・ルカに惚れこんだことで開発が疎かな状況となり、完成せずに終わってしまう。哀れ。



  • グラン・ジオング
松浦まさふみの漫画『機動戦士ガンダム ムーンクライシス』に登場するネオ・ジオン/ヌーベルエゥーゴ共同軍のMS。
「ジオング?」と思うだろうが名前とは違いクィン・マンサの発展型で、ジオング要素よりクィン・マンサの要素の方が多い。
バインダーの代わりに巨大なアームを備え、無線サイコミュを無効化するアンチ・ファンネル・システムを持つ。



ガンプラ


BB戦士で発売されたが、少々サイズが小さめ。(ΖΖより小さい)
その後ガンプラコレクション特別版として1/400スケールで発売。一部塗装済みで、同スケールのフルアーマーΖΖが付属。



ゲームでの活躍


昔のスパロボではMAP兵器でハイメガキャノンを装備していた。頭部のメガ粒子砲をスタッフが勘違いしたのだろうか?
『第2次』では特定のビルにプルを配置すると味方の機体として手に入る。この他のシリーズでも自軍として登場する事が多い。
ただ、大型機の宿命故か攻撃力はあるが回避も防御も中途半端になりがち。
IMPACT』では二人乗りが可能であるため、精神コマンド要員を乗せるのに役立つ。
(原作ではコクピットが二つあったわけではなく、飽くまでグレミーが相乗りしていただけのはずだが…)
X』では終盤のボスユニットとして登場。最初はメインパイロットがプルツーで、同乗しているグレミーとの掛け合いも有るという原作表現に加え、
HPが減ると機体からプルツーが離脱し、その後はグレミーパイロットが変更して本番に移行するという力の入れようを発揮している。
更に条件を満たすとグレミー共々一人乗りの味方ユニットとして使用可能。武装数の少なさは惜しまれるが、アニメーションは気合充分。


  • Gジェネシリーズ
初代からの常連。ビームサーベルとメガ粒子砲、そしてファンネルを備え射程に隙の無い強力なユニット。
しかし流石に空は飛べず、「魂」以降はそのサイズが仇となり若干使いづらい印象。


  • VSシリーズ
ガンダムVS.ガンダムNEXTではCルートのMA戦、G下ルート三面で登場。
サイコガンダム同様巨体だが、機動性があり、尚且つ横の誘導性が優秀なゲロビや格闘攻撃、さらにはファンネルを使ってくる。
しかし、やはりその巨体が仇となり、サザビーの射撃CSや、アッガイの特殊射撃等には滅法弱い。
Extreme vs.では家庭用で追加されたFルートの7-F(EX)で中ボスとして登場。
今作の中ボス相当の大型機体はどれも非常に強くなっており、本機も前作とは比べものにならないくらい強化されている。


『3』から登場。
サイコガンダム同様敵もしくはアシストキャラとして登場。
ファンネルやメガ粒子砲を使うが若干間合いが狭く当たり難い。
しかしサイコ系に比べ近接攻撃の出が早く、全方位ファンネル攻撃の密集位置に居ると即死しかねないので敵だと地味に危険。
『真』では晴れてプレイアブル機に昇格したが拡散メガ粒子砲は自機周辺しか打てず、腕部メガ粒子砲も範囲限定だったりと間合いや攻撃方向のクセの強さは相変わらず。
SP攻撃も使い難いため新登場のデストロイなどの陰に隠れがち。


第3作ガンダムバトルクロニクルから登場。
他のファンネル装備機より遥かに展開数が多く、出しておくだけで防御壁になってくれる。射撃武装と相俟って弾幕は非常に強力。
チャージダッシュ格闘で何故か超級覇王電影弾を繰り出すことができ、威力・HIT数共にエグい。

大型機体の割にブースト持続がよく、大型機体中唯一の数段にわたる格闘コンボ持ち。"曲がるビーム"もしっかり再現されており、近くの機体に撃つとこれでもかと言うぐらい曲がる。ただ、威力は高いが命中率はあまりよろしくない




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