『Fate/Zero』のバーサーカー。本作ではヘラクレス、タマモキャットに続いて実装された、古参の★4バーサーカー。
ステータスはATK偏重型。成長は凸型でレベル50前後では他の2体を大きく上回る。
★4狂ではヘラクレス、エルドラドのバーサーカーに次ぐ3位、全体宝具持ちではトップのATKを持ち、HPでも11騎中6位タイの高水準。
方針はセイバーの自分と同じく「秩序」だが、性格は「善・悪・中庸」のいずれにも属さない「狂」となっている。
(同様の性格を持つサーヴァントは、現時点でヘラクレスと森長可のみ)
これにより、性格を対象とするスキルや効果の対象になりにくい(7章のケツァルコアトル戦など)
Hit数は「Q/A/B/EX」で「2/2/1/3」と少ない上、N/Aが適正値から1.03→0.5と極端に下げられており、通常攻撃でNPを貯めるのは非常に苦手。
スキル
いずれもCT:7-5で短く、持続時間3Tのクリティカル関連の効果を含むスキルで統一されている。
【スキル1】無窮の武練 A+ CT:7-5
3Tの間、自身のスター集中度をアップする。
通常であればバーサーカーの素のスター集中度は非常に低く、クリティカルを確実に狙うのは難しい。
しかし、「無窮の武練」の集中度アップ倍率は非常に高いため問題なくスターを集めることができる。
集中度はLv1で310、Lv10では610に達し、ライダークラス(平均200)と並べても十分にスターを集中させることが出来る。
Lvが低くても実用可能な上昇量を持つが、独占したければ上げるに越したことはないため、CT短縮の恩恵も含めてLvを上げる価値は十分にある。
【スキル2】精霊の加護 A CT:7-5
3Tの間、自身のスター発生率をアップする。
通常攻撃のHit数は少ないため、宝具発動に合わせるのが実用的。
参考までに、スキル使用時の「宝具によるスター発生数」への影響を記載する。
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宝具によるスター発生率アップの影響
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スター発生率の計算(簡易版)
ランスロットのSR(スター発生率)は[0.05]で固定。
Q宝具のカード補正はカード順に関わらず[0.8]で固定。
Qカードバフは、「Qカード性能アップ」による効果。今回は無しで計算。
スター発生率バフはLv1で10%[0.1]、最大で30%[0.3]になる。
DSRは敵ごとの補正。敵の種類によって[-0.1~+0.2]-10%~+20%。今回は0%で計算。
オーバーキルした場合は[0.3]の補正が加わる。今回はオーバーキル有りで計算。
1hitあたりの発生率
= SR[0.05] + ( カード補正[0.8] × Qカードバフ[1.0] ) + DSR[0] + スター発生率バフ[0.1~0.3] + オーバーキル加算補正[0.3]
= 0.05 + 0.8 + 0.0 + (0.1~0.3) + 0.3
= 1.25 ~ 1.45
= 125~145%
宝具は敵全体(3体)に10hitするため、計30hit。
100%分の30個が確定し、25~45%の確率による抽選が30回行われる。
よって、獲得スターは30~60個の範囲になる。
敵の種類によっては加減算される場合がある。オーバーキル補正が入らない場合スター発生率100%を超えるために、0%の敵ではLv4以上、-10%の敵ではLv9以上必要。
獲得数が30個で十分な場合は「精霊の加護」は必要ないが、50個を狙う場合は「精霊の加護」に加え「Quick性能バフ」などで補助をする必要がある。
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【スキル3】魔力逆流 A CT:7-5
最終再臨後に強化クエストをクリアすることで習得できる。
自身に1Tの「NP獲得量アップ」と3Tの「クリティカル威力アップ」を付与する。
NP獲得量の倍率は、元々のNP効率が劣悪なランスロットに合わせてかなり高めに設定されており、
宝具を撃つターンに使えば敵のクラスにもよるが、Lv10でおよそ30%前後のNPをリチャージ出来る。
諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕やスカサハ=スカディ、魔術礼装などでNP供給すれば2ターン連続で宝具を撃つ事も可能。
1回目の宝具で出したスター+宝具カードが選択出来ることにより、クリティカル確率が上昇しブレイブチェインも狙いやすくなる。
スターがある時に「無窮の武練」と合わせて使えばアーツクリティカルやブレイブチェインでも30〜50%のNPを獲得出来るようになった為、カレイドスコープ以外の礼装も選択肢に上がるようになった。
クリティカル威力アップも、ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕などが持つスキル「自己改造」と同じ倍率であり、クリティカルブレイブチェインの攻撃力はバーサーカー全体でも随一。
総じてクリティカル型バーサーカーというランスロットの地位をより高めた強力なスキル。
最短CTも5と短いためランスロットを使うなら最優先で育成することを勧める。
宝具「
騎士は徒手にて死せず
」
宝具発動前に自身に3Tの攻撃力バフを付与する、全体Quick宝具。
Quick属性でHit回数も多く、攻撃後に大量のスターを生み出す。「精霊の加護」付きでオーバーキルすればスターが40個を上回ることも珍しくない。
オーバーチャージ時には攻撃力アップ量が増えるという大きい恩恵があるので、宝具チェインの際には後に持ってくるとお得だが、敵の数が減っているとスターを産出できないというトレードオフが存在する。
バーサーカーは例外なくスター集中率が低いが、「無窮の武練」で自身にスターを集めることができるのも大きな強み。
が、コマンドカードはBusterに偏っている上にQuick・Artsの性能も低いため、NPを溜めるためにはパーティーメンバー選びから工夫が必須。
スカサハ=スカディのQサポートとNP供給の組み合わせによるQ宝具連射が強力。詳しくは下記の編成例にて記述。
総評
宝具使用からのクリティカル攻撃が強力なアタッカー。編成次第でQ宝具連射システムに対応している周回向けキャラクターでもある。
宝具を使用するだけで大量のスター獲得が望める上に、自前で持続型のスター集中とクリティカル威力アップを持つため宝具クリティカルのコンボを一人でも成立させやすい。バーサーカー故活躍できる場所を選ばないのも評価できる。
なお、育成面においてもスキル3を強化しておけば良いというお手軽さを併せ持つ。
ただし、本人はNPを貯めるのが苦手なのに加えて、防御手段も捨てた攻撃全振りアタッカーで耐久力も低い。
サポーターで挟んで援護しないと真価を発揮しないが、爆発力は高めというピーキーな性能をしている。
ゲーム最初期から存在し恒常入手可能なキャラの一人であるが、一時はWスカサハ=スカディとの組み合わせによるエネミー3体構成相手にしたQ宝具連射で一斉を風靡した。
現在はアペンドスキル2の追加及び、より強力なQサポーターであるスカサハ=スカディ(ルーラー)の登場により連射のハードルは低くなっている。
上記要素の追加によってオーバーキルや敵のエネミークラスに左右されるが、NP50%礼装からでも宝具連射ができる場合がある(エネミー3体編成前提)
また、変則クエストなどで2連射するだけでよいなら黒の聖杯を所持できる場合もある。
マスター礼装によるNP獲得量アップが必要になったりならなかったり、スキルを切るタイミングなどもあるので条件はやや複雑。
相性の良いサーヴァント
Qサポーターの筆頭であるスカサハ=スカディ/ルーラーおよびスカサハ=スカディで挟んだ宝具連射は強力。
ルーラー版のほうがQカードの総バフ量が多いので、組むのであればルーラー版のほうがおすすめ。下記編成例のWスカディシステムを行う場合、宝具連射のハードルが下がる利点も大きい。
また、ルーラースカディは持続型攻撃バフ持ちかつ、Bバフ・Bクリティカルバフもあるので、Bカード3枚のランスロットとのシナジーがより高い。
編成例
Buster性能アップ礼装をつけて単純に殴るだけでも十分実用的な強さはあるが、ランスロットの強みを生かすための運用は大きく分けて「宝具型」と「クリティカル型」、2つのタイプがある。
スカサハ=スカディの登場によって宝具連射(Wスカディシステム)を軸に運用も出来るようになった。現在は宝具連射が主流となっている。
宝具の使用を主眼に置いた戦術。
使用後のスターを利用し、「Wave2に宝具で殲滅→Wave3にスキルを使って殴る」ということも可能。
単純火力ではクリティカル型に届かないが、安定感と全体攻撃で経験値やQPクエストの周回に向いている。
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メリット
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デメリット
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本体は堅いと言い難い上にNPの溜まりが遅いため、礼装は開始時NPでないと間に合わない(カレイドスコープほぼ確定)
他のサーヴァントでスターを稼ぎ、「無窮の武練」で集めてクリティカルで殴る戦術。
複数処理では宝具型に劣るが、単体への火力が高く対サーヴァント戦を含めた高HP単騎相手に強い。
(Lv80ランスロット + フォウ1000 + リミテッド/ゼロオーバー +「瞬間強化」で バスターブレイブチェインが全てクリティカル だと総ダメージは20万に迫る試算)
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メリット
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単体火力
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礼装の自由度が高い(威力重視でBuster強化やクリティカル強化が第一候補)
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(ランスロット本人だけで言えば)宝具やスキルへの依存が少ないため、育成の敷居が低い
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スターとカードさえあれば場に出てきたターンから火力を発揮できる(オーダーチェンジで引っ張り出す運用も可能)
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クリティカル威力アップのスキルを持つためクリティカルダメージに限って言えば多くの☆5バーサーカーを上回る
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デメリット
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ランスロットは宝具以外でスターを稼げないので、フレンドを含むパーティメンバーにはスターの稼ぎ役が必須
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カードの引き、前のターン稼いだスター数、クリティカル率と火力を変動させる変数が多いため根本的に安定しにくい(水着BBで無理やりできないこともないが)
宝具型の派生。Qサポータースカサハ=スカディやスカサハ=スカディ/ルーラーを用いて宝具3連射を行う戦術。
「原初のルーン」×2だけでオーバーキルなしではDTDR1.0の剣槍弓3体相手には30%(1体あたり10%)しか獲得できないが、「魔力逆流」Lv1を使うだけでも45%、Lv10では60%獲得ができる(1Tしか持続しないため1Waveしか使えないが)。
DTDRは術1.2、騎1.1、剣槍弓1.0、殺0.9、狂0.8となるため、上のNPのDTDR倍がそれぞれのクラスごとの回収NP。
さらにオーバーキル補正によって1.0~1.5倍にしたものが実際の回収NPとなる(1Hit目でHP0にした場合に1.5、6Hit目で1.25、HP0に出来なければ1.0)。
マスター礼装の2004年の断片を用いてWave1を凸カレスコ+「コード:H」、Wave2で「魔力逆流」
もしくは魔術協会制服を用いてWave2で「霊子譲渡」+「魔力逆流」を用いれば、3T周回が可能。
もちろんカルデア戦闘服から孔明やパラケルススをオーダーチェンジでも可能。
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メリット
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狂クラスのため敵クラスを選ばずスカディシステムを構築できる
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ランスロット以外の概念礼装に自由が利く(報酬増加礼装5枚も可)
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妥協してアーラシュ入りで2連射の担当にすれば構築はかなり容易になる
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ランスロットの宝具で星飽和するので、wave2/wave3はクリティカル追撃も計算しやすい
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デメリット
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自前のスカサハ=スカディが必須(もちろんその育成も)
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オーバーキルが必須のため宝具Lvによって敵を選ぶ
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ランスロットの概念礼装やマスター礼装が限定される、3T周回の場合凸カレスコもしくはオダチェン孔明やパラケルススが必須
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