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EZ2ON REBOOT:R - (2026/03/16 (月) 02:06:54) のソース

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*EZ2ON REBOOT:R
【いーじーつーおん りぶーとあーる】
|ジャンル|音楽|&image(https://cdn.cloudflare.steamstatic.com/steam/apps/1477590/header.jpg,width=300px)|
|対応機種|Windows(Steam)|~|
|発売元|Neonovice|~|
|開発元|Neonovice&br()SQUARE PIXELS|~|
|アーリーアクセス|2021年3月17日|~|
|正式発売日|2022年4月14日|~|
|定価|4,750円|~|
|プレイ人数|1人~9人|~|
|備考|Nキーロールオーバーのキーボードが必須|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|ポイント|EZ2シリーズ最新作、事実上の日本初上陸&br()デフォルトで268曲、アンロック要素なしの大量楽曲|~|
|>|>|CENTER:''[[EZ2シリーズ]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要
韓国で20年以上に亘って人気のあるアーケード音楽ゲーム『EZ2DJ』ならびに『EZ2AC』シリーズ。そのオンラインゲーム版である『EZ2ON』の最新作。~
//((諸事情もあり2013年の新作稼働からタイトルが『Ez2Dj』から『EZ2AC』に改名された))
過去『EZ2ON ONLINE TRAX』(2008年)、『EZ2ON REBOOT』(2013年)と2回サービスを提供していたものの、どちらも1年以内にサービス終了しており本作が9年ぶり3度目の挑戦となる。~
本作の開発にはアーケード版『EZ2AC』シリーズを開発していたSQUARE PIXELSも参加しており、展開が中断されたアーケード版の要素も多分に含んだものとなっている。

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**ゲームシステム
-上から降ってくるノートをタイミング良く押していく。『[[beatmaniaシリーズ]]』『[[DJMAXシリーズ]]』と同じプレイ方法である。
--アーケード版同様HPゲージ制が導入されており、ミスが多すぎるとHPがゼロになってゲームオーバーとなる。
--4K/5K/6K/8Kと4つのボタン数、EZ/NM/HD/SHDと4つの難易度種別がある。基本的にどの曲も全ボタン数と全難易度が用意されているので、1つの曲に16の譜面があると考えてよい。
--アーケード版とは違い本来押すべきボタンとは違うボタンを押してもミス判定(FAIL)を取られない。

-スコアシステム
--1100000点満点の方式を採用。それに加えてコンボスコアとして最大コンボの数値がそのまま加算される((例えば最大200コンボを繋いでいた場合、200点が入る。よって理論値は1100000+総ノーツ数となる。))。
--S+++からFまでの評価がある。1000000点以上でS評価になる。

-レーティング
--プレイヤーの腕前指標として、STANDARDでは各ボタン数ごとにレーティングが集計されている。
--詳しい計算式は公開されていないが、DLC曲も含めたより難しい上位譜面をより高いスコアでクリアすると数値が上がりやすいとのこと。ただし、レーティングの計算から除外されている曲もある。

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**ゲームモード
-BASIC
--初心者向けのモードで、ジャストタイミング判定幅(KOOL範囲)とHPゲージがSTANDARDに比べて緩くなっている他、一部のEZ譜面がより簡単なものに置き換えられている。
--それ以外はSTANDARDとほぼ同じで、上位譜面も(判定とHPゲージが緩いこと以外は)内容が同じ。
--初心者向けという位置付けだが、このモードだけ遊ぶことも想定しBASICだけでもほぼすべての全通常譜面を遊ぶことができる。
--やりこみの指標はキー毎の合計スコアのみだったが、アップデートによって暫定的ながらこのモード用のレーティングが追加されている。

-STANDARD
--標準的なモード。キー毎の合計スコアに加えて、難易度ごとの平均成績に応じたレーティングも算出される。
--現行バージョンではプレイヤー経験値レベル10以上で選択可能になる。

-MULTIPLAYER
--最大9人までオンライン対戦ができるモード。
--カジュアルな「PARTY MODE」と、勝敗が記録される1vs1の「BATTLE MODE」の二種類がある。
---BATTLE MODEではボタン数・譜面・判定モードが全プレイヤーで同一の選択になり、真剣勝負を楽しむことが可能。
--BASICモード判定も選べる。PARTY MODEではBASIC判定とSTANDARD判定が混ざってのプレイも可能。
--持っていないDLCの曲が選ばれた場合、強制的に観戦モードになる。

-COURSE
--コンセプトに沿った4曲を連続でプレイするモード。またプレイ中ポーズができない。
--STANDARDとは違う専用の譜面が用意されており、4曲完走でコースクリアとなる。この中にはSTANDARDのLv20より難しい''ボスコース''も用意されている。
---このボスコースはEZ(EASY)、NM(NORMAL)、HD(HARD)、CHALLENGEと難易度が細かく分けてある。なお誤解されやすいが''HARDが標準的な難易度''であり、CHALLENGEに関してはアーケード版をやりこんだ層に向けたのものとしている。
--コースごとに判定も異なる。「nB」がBASIC判定、「nS」がSTANDARD判定、「nX」がSTANDARDより狭い特殊判定となっている。
--スコアシステムに関してはBASIC/STANDARDとは異なり、ノーツ×判定毎の得点が完全固定になり、コンボボーナスも無い。ただし「ALLCOMBO CHALLENGE」のタグが付けられたコースのみは現在コンボ数によりノーツ毎のスコアが増加する(1500コンボ以上で最大値)、旧EZ2ACに近い仕様となる。
--コースにはレベルが設定されているが、表記レベルより+1か+2程度のレーティングが想定されている。低難易度なコースもあるにはあるが、譜面も含めてコンセプト優先のものが全てであり、基本的に初心者向きではないかなりマニアックなモード。

-LOUNGE
--各曲やプレイヤー総合・プレイ履歴の成績確認をしたり、MVを視聴したりするモード。
--MVは一回プレイすると解禁されるので、未購入DLCのMVを見ることはできない。

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**楽曲について
本作の収録楽曲は大きく分けると3つの世代に分けることができ、それぞれで方向性が大きく異なっている。~
長い歴史を持つだけにファン層がそれぞれの世代で異なったりするため、一概にどれが良い・悪いかは断言しづらいので注意。~
以下ゲーム内のカテゴリを用いて解説する。~

-第一世代(1ST~6TH)
--主に、4TH~PT以降に独立して『[[DJMAXシリーズ]]』を立ち上げるスタッフ陣が制作していた時期にあたる。作曲陣もプロの作曲家で構成されている。
--ボーカル曲が過半数を占め、初期の『beatmania』シリーズを彷彿させる曲が多い。現代で5鍵時代のフォロワーは希少。
--日本で一世を風靡した「1986オメガトライブ」のメンバーだった和泉常寛(ユニット「Ruby Tuesday」としての参加)やカルロス・トシキも参加しており、楽曲のクオリティが全体的に高く評価されている。
---『[[BEMANIシリーズ]]』で「ウルトラハイヒール」「A HAND TO HOLD」のボーカルを務めたAngel O'Brienも参加している。

-第二世代(7TH、2008、CV、2013の一部)
--韓国や日本で活動していたBMS作家などのアマチュア作曲家が過半数の楽曲を提供していた時期にあたる。後にプロデビューする作曲家も多数参加している。
--第一世代とは打って変わってトランスなどのシンセ系インスト曲が大幅に増え、譜面の難易度も全体的に上昇傾向にある。~
また楽曲の質に関しての懸念から、本作に収録されないであろう曲も存在する((事実、「CODENAME VIOLET」楽曲DLCには『クオリティが低すぎる』という理由でアーケード版から収録されなかった楽曲が存在する。))
//---ボーカル曲が極端に少なく、その中にはピッチを無理矢理上げて女性ボーカルっぽくしただけのやっつけ仕事も混ざっている(しかも中の人は当時のプロデューサー((この人物は本作の開発にも携わっている。)))。
--BONUS EDITION以降の一部収録曲(一時派生していたSabin Sound Starシリーズなどからの移植曲)は版権所在の問題からか、現在でも本作への再録の目処が経っていない。
-第三世代(2013の一部、2021やAE以降)
--『EZ2DJ AZURE EXPRESSION』以降から本作に至るまで開発に携わる「SQUARE PIXELS」が製作した時期にあたる。
--スタッフは第二世代の一部が続投しているものの、曲のジャンルに関して多様化が見られるなど、第二世代とは大きな違いがある。
--旧曲のリマスターや第二世代曲の復活収録といった過去曲の保全は、このうち『EZ2AC TIME TRAVELER』以降から始まった流れである。
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**評価点
-豊富な楽曲群
--アーケード版基準で初代『EZ2DJ The 1st TRACKS』から『[[EZ2DJ 7thTRAX ~Resistance~ Ver2.00>Ez2Dj 7thTRAX ~Resistance~]]』までのほぼ全ての楽曲が収録されている。更に「神威」など過去2回のオンラインサービス時に提供された楽曲((7th Ver3.00以降からの収録曲のカテゴリ名は「2008」と「2013」と、サービスを提供していた年代別で表記されている。ちなみに本作新曲枠が「2021」となる。))、そして本作の新曲枠としてアーケード版の最新作『EZ2AC FINAL』と『EZ2AC FINAL:EX』の新曲、バラエティー枠としてBMSの楽曲なども収録されており、''デフォルトで268曲というかなりの楽曲数を誇る。''
---アンロックなどの要素が一切無く、いきなり全曲に挑戦することができる。
--追加楽曲DLCとして、アーケード版の『CODENAME VIOLET』『ENDLESS CIRCULATION』『TIME TRAVELER』などの楽曲パックや、日本勢を含む豪華音ゲーコンポーザー陣による新曲パック「PRESTIGE PASS」「Lucent Soirée」、コラボDLCである「O2JAM」「GROOVE COASTER」「[[DJMAX>DJMAX RESPECT V]]」「HARDCORE TANO*C」楽曲パックなどが用意されている。これらのパックの多くにはそれぞれのバージョン再現などのこだわりがあるスキンも同梱されている。

-超低遅延、タイミング判定の改善
--本作がこだわりにしている最大のポイントで、徹底的な遅延削減をしている。
--ASIOやNVIDIA Reflexに対応しており、対応機器を繋げることでさらなる低遅延を目指すことが可能。
--またノーツの位置でタイミング判定していた旧作までと違い、今作は現代の音ゲーらしく「時間単位でのタイミング判定」で実装されている。

-キー音
--本作にはアーケード版同様''全曲に''「キー音((ボタンを押すと音が鳴り、タイミング良く押していくことで楽曲が完成するシステム))」が実装されており、演奏感を引き出すことに成功している。
--コラボDLCである「O2JAM」では、マスタートラックの都合で一部のキー音が歯抜けになっていた。そこで''楽器を完全再現することで新しくキー音を作成する''という荒療治で全曲キー音搭載を実現している。

-やりごたえのある譜面
--全体的にアーケード版最初期からの高難易度志向は踏まえつつも、キーボードでのプレイ・オンライン対戦を考慮しノーミスプレイが現実的である程度に譜面がデザインされている。
---1レーン・1キーごとのサイズが小さい&ダブルプレイモードがないということもあってか、十分なやりごたえを保ちつつも理不尽さは抑えた方針であり、連打や過激な複合などが多くの曲でアーケード版より弱体化されている。
--概ねLv13を超えた辺りからかなり難しくなり始め、Lv18を超えると熟練者をも唸らせる高密度譜面となるものの、EZ譜面に関してはどの曲であっても初級者を圧倒しすぎるような物量はない。好きな曲を楽しみながら音ゲーに慣れていくことができる。
--5Kはアーケード版に限りなく近いレーン数ということで、アーケード版の譜面を彷彿とさせるパターンがあったり、アーケード版終期における5K ONLYモードの譜面をそのまま移植・再現したものもある。
--8Kに関しては人体構造的に動かしにくい小指を使うため、両サイドの2レーンはあまりノートが降ってこないように配慮されている。

-全楽曲&全BGAのリマスタリング
--楽曲およびその背景で流れるムービー/BGAのリマスタリングを改めて行っており、音質および画質が当時に比べて大幅に向上している。
--『EZ2AC TIME TRAVELER』から引き続き一部の初期楽曲はマスタートラックのカッティングからやり直しており、初出時より尺を長くした旧楽曲もいくつかある。
--特に本シリーズの場合、アーケード版が最終作を迎えてなお640x480というSD低解像度で稼働しているため、''BGAをフルHD画質で楽しめるのは本作のみとなっている。''

-細かなカスタマイズ
--ノートやギア、判定やコンボの文字といった各種スキンが多数収録されており、好きなものを自由に組み合わせることができる。選択できるスキン((旧作モチーフのギアスキンは作品ごとに5 Street Mix/*K STANDARDなどで選択できたもののみで、Radio mixやSpace Mix
専用スキンからは拾われていない。))・判定文字・コンボ文字はシリーズ歴代のもの殆どを収録。
--ここまでは一般的な音楽ゲームと同様だが、本作はさらに判定・コンボ表示の高さ、FAST/SLOWを表示させるタイミングのしきい値などを数値スライダーで上下させるなど細かなカスタマイズができる。
--LIVE CTRLという機能が実装されており、テストプレイしながらの調整も可能。

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//**賛否両論点

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**問題点
-一部ムービーは点滅が激しく、目が疲れやすくなっている。
--本作において旧曲はすべてリマスターされているのだが、楽曲の演出の尊重もあるためか、修正されることなくそのままとなっている。
--代わりにこの問題に対する処置として、起動画面に点滅に関する警告が事前に表示される。
--またBGAを暗くする機能もあるため、回避は可能。

-曲中でBPMが変更される、いわゆる「ソフラン曲」についてEZなど低レベル譜面でソフランを削除する以外は特に対処せずそのまま実装されていたが、以下のDLCにある特定楽曲は特殊仕様となっている。
--「AZURE EXPRESSION」DLCで導入:低速区間中は判定がBASIC相当に緩くなる。描画位置準拠で判定していた旧仕様の疑似再現。ちなみにBASICでは更に緩くなるわけではないためSTANDARD限定。
--「HARDCORE TANO*C Vol.2」DLCで導入:BPMが変更されても見かけ上のノート速度が変化しないように補正され、結果としてソフランを擬似的に削除している。
--これに加えて今までの方式(何も手を加えない・ソフランを削除)と合わせると、''ゲーム内で4つの仕様が混在していることになるためやや混乱しやすい。''
--コースモード含め上記DLC以降も仕様がバラバラで確定しておらず、Lucent Soiréeパックの「OPAQUE」という曲では「HARDCORE TANO*C Vol.2」の方式が、その次に出たNIGHT TRAVELERパックの「GEHENNA」という曲では先祖返りして「AZURE EXPRESSION」の方式が採用されるなど、統一されていない。
---公式は「難易度を想定の範囲内に収めるため」と説明している。つまりSTANDARDでの譜面や、コース専用譜面を想定している難易度へと調整するために、様々な方式を柔軟に選択しているとのこと。~
特に「GEHENNA」はそのままではSTANDARDの範疇すら逸脱しかねない強力なソフランギミックがあるが、しかしEZ2AC NT当時からソフランで有名な曲だったため安易に消すことは個性を削ぐことにもなる。そのせめぎ合いでこのような仕様になったのだと思われる。
--ある意味ソフランギミックを否定しているのだが、そもそもゲーム内でハイスピードをワンタッチで倍増・半減するキーアサインが用意されているため、元から有名無実化していた。

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**総評
豊富な楽曲数、やりごたえある譜面、きめ細かなカスタマイズなど、いわゆるVSRG((Vertical Scrolling Rhythm Gameの略。))の音楽ゲームとして特に優れていると言えるだろう。~
かなり硬派な仕上がりではあるが、BASICなど初心者に向けた施策を行っているのも高評価。~
日本での知名度こそ低いものの、20年以上にわたるシリーズの歴史に裏打ちされた確かなものがある。是非手に取っていただきたい。~

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**余談
-STANDARD限定で「Sudden Death」という曲があるが、これはいわゆる判定曲で判定が極端に狭く設定されている。譜面自体は表拍を打つだけと非常に簡単だが…
--最低難易度のEZでもKOOL判定幅がわずか''10ms''しかなく((ちなみにSTANDARD共通のKOOL判定は22ms))、難易度が上がるごとに判定とミス時のゲージ減少量がより熾烈になっていく。
--2025年現在EZ/NM/HDはプレイ動画付きのクリア報告があるものの、最高難易度のSHDはKOOL判定幅がたったの''&color(red){2ms}''&''1回ミスしただけで90%のHPを持っていく''と明らかにクリアさせる気がない。
---なおSHDはチート対策の''仕様''でもあるとのことで、実際クリアしたアカウントは証拠がないこともあってBANされている。