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無双アビス

【むそうあびす】

ジャンル ローグライト無双アクション
対応機種 Nintendo Switch
プレイステーション5
プレイステーション4
Xbox Series X/S
Windows(Steam)
メディア ダウンロード専売ソフト
発売・開発元 コーエーテクモゲームス
発売日 2025年2月12日
レーティング CERO:C(15才以上対象)
定価 【通常版】2,970円(税込)
【スタートダッシュエディション】4,950円(税込)
【フルコスチュームエディション】9,680円(税込)
判定 良作
ポイント 無双×ローグライク
自分だけのビルドで無限に遊べる
無双シリーズ


概要

事前情報なし、コーエーテクモゲームズ発の作品としては異例の低価格でリリースされたローグライトアクションゲーム。
無双シリーズにローグライクのシステムを取り入れた作品。
プレイ中に手に入れたキャラや印で操作キャラを強化していくランダム性の高いゲームシステムとなっている。


システム

  • エンマ(CV:ファイルーズあい)が統治する地獄の無事を取り戻すために、 英傑 と呼ばれる武将達が召喚された。
    • 英傑達はそれぞれ固有の能力を持っている。
    • 英傑のステータスを底上げする能力系・属性系と、ステータスには影響しないが後述の特性の発動条件である特殊系から成る。
    • 能力系は力、技、速、堅、知、魅の6種類、属性系は炎、氷、風、雷、斬の5種から成り特性は軍師や猛将といったプロフィールや織田や魏といった所属勢力などを示す。
      これは英傑や陣営の特徴付けにもなっていて、例えば「呉の武将は炎持ちが多い」「『超忍』ことリュウ・ハヤブサは忍印を3つも持っている」「限界突破すると蜀印が追加される*1孫尚香」などがある。
  • 浄玻璃の若樹
    • 区画の敵を全て倒すと出現し、英傑と盟約を結ぶ(ピック)ことが出来る。
    • 通常は一度に3人の英傑が映し出されるが数は閻魔帳や遺宝によって変化する。
  • 陣形
    • 道中で盟約を結んだ6人の英傑を配置する事が出来、陣形によって効果が異なる。
    • 特定位置にはスロットボーナスがあり、攻撃力が強化される。
  • 操作時特性
    • 各英傑が1~2つ所持する操作時の特性。ユニーク武器を獲得するとさらに増え、限界突破すると効果がより強力になる。
  • 固有戦法
    • 道中でピックした英傑が特定の条件を満たし且つ陣形に配置している際に発動する効果。
      英傑ごとに特定の特性を取得していないと発動しない。
  • 召喚技
    • 陣形の位置に対応するチャージ攻撃を繰り出した際に英傑が放つ技。
    • 特定の条件を満たすことで攻撃範囲などが大幅に強化される。
    • 発動後はクールタイムが課せられ一定時間使用不可能になる。魅の印を集める事で短縮可能。
  • 一斉召喚
    • 一斉召喚ゲージを全消費して全ての英傑を召喚し一斉攻撃ができる。
    • 一斉召喚中かつ魅を1個以上取っていればは 陣形技 が発動し陣形によって様々な有利な効果が得られる。
  • 業蛍火・魂結の間
    • 敵を倒すと手に入る業蛍火を魂結の間で消費する事で新たな英傑や陣形の解放が出来る。英傑達は線で結ばれており順番に解放していく必要がある。
    • 解放するごとに武将全員の初期能力も上がるので、どんどん解放していくのが得策。
  • 大王の紅涙・大王の大釜
    • 赤い宝石の紅涙を道中にある大王の大釜で消費することで英傑や陣形の入手、体力の回復ができる。所謂ショップ。
    • 紅涙を入手することで攻撃力が上がる英傑もいるので、紅涙ビルドと呼ばれるビルドも存在する。
  • 亡者の記憶
    • 区画開始時に稀に発生するランダムイベント。選択肢によって永続バフや一時バフなど様々な効果が得られる。代償としてデバフがかかる選択肢も。
    • 画像は過去シリーズのムービーから流用されており、ちょっとしたファンサービスになっている。
  • 階層・区画
    • クリアまでに4階層あり、8つの区画が存在する。最後の区画には 階層の主 と呼ばれるボスが待ち構えている。
  • 遺宝
    • 階層をクリアすると最大3つまで手に入る強化アイテム。ランダムに3つ表示され、どれも強力な効果を持つが代償に大きなデバフがあるものも。
  • ユニーク武器
    • 業蛍火を消費するか宝箱で低確率で手に入る英傑の武器。入手すると固有特性が増える。
  • 限界突破
    • ユニーク武器を所持している英傑に業蛍火を消費すると可能。初期能力が上がり、操作時特性がより強力なものとなる。
  • 累計レベル
    • 英傑ごとに設定されているレベルで、高いほど初期能力が上がる。プレイごとに上がるほか業蛍火を消費しても上げる事が可能。
  • 閻魔帳
    • 地獄を踏破レベル1以上でクリアすると手に入る持ち込みアイテム。プレイ時に1つだけ持ち込む事が出来、様々な効果がある。
    • 中には遺宝の効果を変えるものも。
  • 随行武将
    • 真・三國無双 ORIGINS』DLCを購入すると使用可能。敵を倒すと溜まる随行ゲージを消費して一定時間随行している英傑と交代出来る。
    • 交代中は無敵になるので回避として使える。
    • 3つの随行時特性が設定されており、1つ目は最初から使えるが残り2つは条件を満たすと使用可能となる。
    • 操作時特性は元の操作英傑のものが引き継がれる。

ゲームモード

  • オリジナルモード
    • 「地獄に挑む」から挑戦できる通常のモード。初回プレイ時にはエンマとの会話デモもある。
    • クリアすると修羅の大獄と練磨の門が解放される。
      また踏破レベルの1つ難しい難易度が開放され、最後となる踏破レベル6は今までと違う縛りプレイが要求されるようになる。これにはストーリー上でも理由付けがされていて、最後の展開が変わる。
      さらに踏破レベル6をクリアすると通称「裏6」と呼ばれる超高難易度モードが開放される。
  • ORIGINSモード
    • 『ORIGINS』DLCを購入すると「地獄に挑む」から挑戦できる。各階層のボスが『ORIGINS』の武将となっており、区画も下層ごとに1つずつ減少している。
    • 時折勢力イベントが発生し、クリアすると台詞とともに特殊効果が得られる。
  • 修羅の大獄
    • オリジナルモードでクリア時に作成した 魂の記憶 をもとに、さらに深い地獄へと挑む。
    • 無間修羅獄 は提示される呪い(デバフ効果)を選びながら敵を倒していく。
    • 刹那修羅獄 は制限時間内にどれだけの区画を制覇できるか競う。ミッションは1500人撃破のみで、3区画ごとに若樹も出現するのでさらに強化可能。
  • 練磨の門
    • 特殊ルールが設けられた地獄に挑むモード。魂の記憶は作成不可能だがそれ以外はオリジナルモードと同じ。
    • 踏破レベル1と4でクリアすると特別な閻魔帳が手に入る。
  • 封印の儀
    • 特定の英傑、陣形、遺宝をゲーム中に出現させないように出来る。
    • 初期コストは10だが随行武将との絆レベルを最大まで上げるとコストが増加する。

評価点

  • ローグライトとシナジーの高いシステム
    • 100人以上におよぶ英傑と盟約を結び、自分好みに強化していく楽しみがある。
      有名なのは「戦場の華」を同時召喚する『ライザ』を最初のスロットに置き、「魅」を上げることで召喚技のクールタイムを0まで減らして超強力な召喚技を持つ『本多忠勝』を含め3~4体を同時に召喚し続ける無限召喚ビルド。
      更にこれを変形して『張郃』(「優美」持ちを同時召喚)で『今川義元』(優美持ち、大名を同時召喚)を経由して対ボス障壁用の『長曾我部元親』(大名持ち)を呼び出すというパズルじみた事も可能。
    • 英傑によってビルドを変えていく臨機応変さも求められ、かなり戦略性の高いシステムに仕上がっている。
    • 最大強化した状態の召喚技は爽快感抜群。ビルド次第では強力なボスも一瞬で溶かす事が出来る。
  • お気に入りの武将を無限に強化していく楽しさ
    • ユニーク武器・限界突破・累計レベル・絆レベルと多くの強化要素があり好きな武将は極限まで強化したい所。
  • 初期はカメラが遠くせっかく購入した衣装が見づらかったが、アップデートでカメラをズームする事が可能になった。

問題点

  • ユニーク武器と限界突破がやや面倒。
    • 魂結の間からいちいち目的の武将を探し出さねばならず、武将選択画面から強化させて欲しかった所。
  • エンマとの会話デモを後から見返すことができない。
    • 選択肢によってエンマの反応などが変わるので、新しく見るにはセーブデータを新たに作る必要がある。
  • 閻魔帳をキャラごとに設定できない。
    • 英傑によって得意能力は異なるため、プレイごとではなくキャラごとに設定させて欲しかった所。
  • 無双OROCHI3』でも指摘されていたが、召喚技のエフェクトで画面が見づらくなることがある。
  • Switch版
    • 元々のゲームエンジンがSwitchに適していないので仕方ない部分はあるが、元々30fpsだがプレイ中はそれすら満たせず常時処理落ち状態。スペックに余裕のあるSwitch2でプレイできれば改善する。
  • ステージ順は完全固定。
    • 一応開始ポイントはランダムだが、ローグライトを名乗るにはランダム成分が不足しがち。

総評

低価格DLソフトとは思えない程ボリューム満点のローグライク無双に仕上がっている一作。
システムも本編とはひと味違った魅力を放っており、本編をやり込んだ人にも無双シリーズに初めて触れる人にもオススメしたいゲームだ。


余談

  • 発売後に『真・三國無双』の人気投票が行われ、董白、左慈、練師、于禁の4名がアップデートで追加された。
    特に驚かれたのは董白で、わざわざ無双8以降のエンジン用のキャラをOrochi3用のエンジンにレトロフィットさせているのである。
最終更新:2026年09月16日 12:40

*1 =劉備に嫁入りする。