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*ゾイド 邪神復活! ~ジェノブレイカー編~ 【ぞいど じゃしんふっかつ じぇのぶれいかーへん】 |ジャンル|RPG|&amazon(B000069S26)| |対応機種|ゲームボーイカラー(全GB共通)|~| |発売元|トミー|~| |開発元|ウィル|~| |発売日|2000年8月4日|~| |定価|4,725円|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |ポイント|&bold(){アニメ準拠のゲームなのに登場ゾイドの大半が旧ゾイド}&br()劣悪な戦闘バランス&br()&bold(){図鑑コンプリートバグ}&br()登場ゾイドのラインナップは非常に豪華&br()ゾイドのおまけ|~| |>|>|CENTER:''[[ゾイドシリーズリンク>ゾイドシリーズ]]''| |>|>|CENTER:''[[コロコロコミックシリーズリンク>コロコロコミックシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -当時リニューアルされた組み立て玩具・ゾイド(通称''新ゾイド'')を原案としたアニメ・コミックのキャラクターが活躍するRPG。ストーリーはゲームオリジナル。 -上記の通り登場キャラは当時放映されていたアニメに基づいており、登場ゾイドも当然アニメで活躍する新ゾイド目白押し、''かと思われたが…'' ---- **問題点 ''ターゲットが不明確'' -登場ゾイドは、当時のアニメに出ていない1982年発(いわゆる旧ゾイド)の方が圧倒的に多い。「オルディオス」「ガンギャラド」といった人気の旧ゾイドだけでなく、「ガルタイガー」や「''いどうトーチカ''」のようなドマイナーなゾイドも多数出現する。 -スキルやパーツも「ダンカンのちすじ」のように旧ゾイドにちなんだものが多い。 -当然メインターゲットであるはずの当時の小中学生は完全においてけぼりであり、本作における一番の問題点といえる。 --しかし、ゲームの時系列前にアニメに登場した旧ゾイド以外のゾイドは「サーベルタイガーとセイバータイガー」等の名前違いと「アーバイン仕様コマンドウルフ」等の旧ゾイドのアニメキャラのカスタム機を除けば「ジーク」「シャドー」「ブレードライガー」「ジェノザウラー」「ストームソーダー」「ガンスナイパー」「レブラプター」しか存在せず、多くの敵キャラを用意しなければいけないRPGとして旧ゾイドを出したことは決しておかしい判断ではない。 --当時の少年にとってみて「まだ見ぬ知らないカッコいいゾイドたち」を山ほど知れた事は事実で、問題点ばかり山積みの本作であるが、旧ゾイド大登場コンセプト自体はゲームを貶めているとは言いづらい。まぁ、ジェノブレイカーをフィーチャーしていてギルベイダーにワクワクさせられるのはちょっと斜め上だったのは確かだが… ''全体的にテンポが悪い'' -敵ゾイドとのエンカウント率が高め。移動速度が上がる「ホバーボード」を使っている時はエンカウント率がさらに上がる。 -ザコ敵のレベルは自軍パーティのレベル平均に合わせて上昇する仕様。そのためどんなに自軍のレベルを上げても楽にザコを倒せない。また、「にげる」の成功率がかなり低く失敗すると1ターン無駄にしてしまう。そのため、その辺のザコ相手に全滅させられることも珍しくない。 --一応平均レベルに依存するため、わざと低レベルのゾイドを戦闘不能状態でパーティに加え「平均レベルを下げる」戦術が通用する。 --その反面、ボスは弱い。タイトルにもある「ジェノブレイカー」より、わらわらと出てくるその辺のザコのほうが断然手ごわい。 -ダンジョンは入るたびにランダムでマップが変わる仕様。もちろん階段の場所なども毎回違うため、ダンジョンを進むのに時間と労力がものすごくかかる。さらに各ダンジョンには戦闘でスタン効果のある階やダメージを負う階があったり、先に進むのに特定のスキルを持ったゾイドが必要な場面がある。 --深く潜れば潜るほどマップが広がっていき、最終的には8*8画面を超えていくことになる。マップ表示機能がないため自力でマッピングしないと延々と迷うことすらある。 -こんらんやスタン効果がかなり鬱陶しく、エンカウントが高くにげるの成功率が低いこともあってダンジョン攻略のテンポがかなり落ちる。効果は次の階に行くまでの間だけだが、階段が見つからないと詰む可能性もある。 --この特殊効果の出る階もランダムで決まり、深い階層ほど高確率になっていくためテンポの悪さに拍車がかかってしまっている。ただし階段前でセーブし特殊階が来たらリセット回避することは可能。 --状態異常を回避するスキルのついた装備アイテムは存在するが、どうしても他の強力な武器と比べると攻撃力は落ちる。ゾイド一体につき追加装備枠は4つまでなので、状態異常回避を優先すると、道中のザコ敵に苦労するハメになる。 -ランダムでイベントが起こるZ印のアイテムが落ちているのだが、滅多に手に入らないレアな武装が手に入ったり、「キングゴジュラス」などのレアゾイドとの戦闘が発生し仲間にするチャンスが訪れるので、前述したお助けキャラも含めて広大なマップを探索する楽しみが少なからずある。 ''致命的なバグ'' -''仲間にしたゾイドが消滅するバグがあり、図鑑コンプリートはほぼ不可能。'' --「消滅するたびに再度捕まえる」を繰り返すことで図鑑コンプリートは可能だが、コンプリートしてもすぐにバグで仲間ゾイドが消滅するのでたちが悪い。 ''ストーリーがかなり薄い'' -拠点が1つで、攻略対象の塔が5つある。塔は30階まであるのだが、ストーリークリアまでは10階までで、それ以降はクリア後のやりこみ要素である。 -主人公のライバルのレイヴンはストーリーの本筋に関らず、殆ど喋りもしないというファンサービスの為の顔見せ程度の出番しかない。「レイヴンの姿をした何か」「主人公が見た幻」レベルの存在である。 --もっとも、このゲームのストーリーはアニメ「無印ゾイド」と続編の「GF編」の間にあった話という位置付けで、レイヴンは無印の時点で主人公に撃破されて生死不明状態となっている(数年後設定のGF編で再登場する)ので、派手に暴れられない事情はある。 -アニメ等の他の媒体ではラスボス級の扱いの「デスザウラー」が中ボス扱い。 --もっとも下記のスキルの存在により中ボスにあるまじき強さを持ち、下手をすればラスボスよりも強いと言われることも。またデスザウラーに対抗できるゾイドを捕獲しに行くイベントが用意されているため、冷遇されているとはいえない。 --一方でジェノブレイカーの方は完全に前座扱いでただの噛ませ。 //--ラスボスが旧ゾイドでもトップクラスの大物なのでデスザウラーが中ボスなのには違和感は無い。 //-ラスボスがアニメに出てこない旧ゾイドだったり、タイトルの邪神が何なのかまったく言及されない。一応、旧ゾイドが大量に出演してるので「復活」といわれればそうでもあるが……。 ''戦闘バランスの悪さ'' -基本的に敵への命中率がかなり悪い。一応命中率を上げる補助技もあるが、装備していなければザコ戦で詰む。それに加え、敵飛行ゾイドへの命中率が輪をかけて低い。 --ゾイドの世界観で飛行ゾイドは地上ゾイドに対して強い設定なので、そこを再現している。また対空パーツを付ければ飛行ゾイドと戦いやすくなる。 -「ペガサロス」という小型飛行ゾイドが序盤の強敵。ザコ敵で一度にわらわら出てくるが、中々こちらの攻撃が当たらない。ペガサロス自身の性能は低いので致命傷は受けないが、大量に何度もエンカウントするので力尽きてしまうことが多い。 --飛行ゾイドは飛行ゾイドの塔に纏まって出てくる為、念入りな飛行ゾイド対策はその塔の攻略時のみ必須。後はパーティに1体対空技を持っているゾイドが居れば何とかなる。 -中ボスのデスザウラーだけが持つ技「ヘルジャジメント」が反則的な性能を誇る。 --命中率威力ともに高く、一度にすべての敵に攻撃可能。当たれば大抵の敵を一撃で倒せる(ただ、たまに与えるダメージが0になるときもある)。しかも消費エネルギーは0(他の必殺技級の武器は大抵100前後消費する)。 --このデスザウラーはある手段を踏むと仲間にできる特殊なゾイドで、おそらくボス仕様のステータスのままなのだろう。 ---- **評価点 -BGMは良い。 -ゾイドのグラフィックは体のバランスはやや大味だが細かい所まで良く描き込まれている。 -旧ゾイドファンなら思わず唸る、豪華な登場ゾイドの数々。 --雑誌の作例のみのゾイドである「クレーンザットン」「アウェアキャット」「クラフトゲーター」や、少数だが戦闘用に改造される前の野生体ゾイド、公募によって誕生したオリジナルゾイド「ディープフォレストゴジュラス」「ブレードコング」など、上げればキリが無いほどの超レアゾイドが多数登場している。 --それだけに容易に図鑑を埋められないのが非常に残念である。 ---- **総評 数々の旧シリーズのゾイドや小ネタの存在は評価できる。~ しかし、本作は対象層のズレっぷりと、そのズレを踏まえて楽しもうとしたユーザーにも追い討ちをかけるバグなどが、総合的な出来の残念さに拍車をかけている。 ---- **余談 -初回限定版と第二次出荷版には、オリジナル成型色のコマンドウルフのキットが付属していた。 -攻略本がペラペラ。しかも8割ほどがデータ集であり、ストーリー攻略は8ページだけだった。 --すべてがランダムダンジョンなのでRPGの攻略本の大半を占めるダンジョンマップを載せる事ができず、自然とページ数も薄くなってしまった。 --もっとも、ダンジョンに関するオブジェクトの解説、ダンジョンを進む為に必要なスキルと覚えるゾイド、隠しパスワード、隠し連携攻撃の出し方、各パーツの覚える技と、登場する全ゾイドがイラスト付きで載っており眺める分には中々楽しく、攻略本として必要な情報は全て載っている。その上でペラい、というあたりが「本作ならでは」である。
*ゾイド 邪神復活! ~ジェノブレイカー編~ 【ぞいど じゃしんふっかつ じぇのぶれいかーへん】 |ジャンル|RPG|&amazon(B000069S26)| |対応機種|ゲームボーイカラー(全GB共通)|~| |発売元|トミー|~| |開発元|ウィル|~| |発売日|2000年8月4日|~| |定価|4,725円|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |ポイント|&bold(){アニメ準拠のゲームなのに登場ゾイドの大半が旧ゾイド}&br()劣悪な戦闘バランス&br()&bold(){図鑑コンプリートバグ}&br()登場ゾイドのラインナップは非常に豪華&br()ゾイドのおまけ|~| |>|>|CENTER:''[[ゾイドシリーズリンク>ゾイドシリーズ]]''| |>|>|CENTER:''[[コロコロコミックシリーズリンク>コロコロコミックシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -当時リニューアルされた組み立て玩具・ゾイド(通称''新ゾイド'')を原案としたアニメ・コミックのキャラクターが活躍するRPG。ストーリーはゲームオリジナル。 -上記の通り登場キャラは当時放映されていたアニメに基づいており、登場ゾイドも当然アニメで活躍する新ゾイド目白押し、''かと思われたが…'' ---- **問題点 ''ターゲットが不明確'' -登場ゾイドは、当時のアニメに出ていない1982年発(いわゆる旧ゾイド)の方が圧倒的に多い。「オルディオス」「ガンギャラド」といった人気の旧ゾイドだけでなく、「ガルタイガー」や「''いどうトーチカ''」のようなドマイナーなゾイドも多数出現する。 -スキルやパーツも「ダンカンのちすじ」のように旧ゾイドにちなんだものが多い。 -当然メインターゲットであるはずの当時の小中学生は完全においてけぼりであり、本作における一番の問題点といえる。 --しかし、ゲームの時系列前にアニメに登場した旧ゾイド以外のゾイドは「サーベルタイガーとセイバータイガー」等の名前違いと「アーバイン仕様コマンドウルフ」等の旧ゾイドのアニメキャラのカスタム機を除けば「ジーク」「シャドー」「ブレードライガー」「ジェノザウラー」「ストームソーダー」「ガンスナイパー」「レブラプター」しか存在せず、多くの敵キャラを用意しなければいけないRPGとして旧ゾイドを出したことは決しておかしい判断ではない。 --当時の少年にとってみて「まだ見ぬ知らないカッコいいゾイドたち」を山ほど知れた事は事実で、問題点ばかり山積みの本作であるが、旧ゾイド大登場コンセプト自体はゲームを貶めているとは言いづらい。まぁ、ジェノブレイカーをフィーチャーしていてギルベイダーにワクワクさせられるのはちょっと斜め上だったのは確かだが… ''全体的にテンポが悪い'' -敵ゾイドとのエンカウント率が高め。移動速度が上がる「ホバーボード」を使っている時はエンカウント率がさらに上がる。 -ザコ敵のレベルは自軍パーティのレベル平均に合わせて上昇する仕様。そのためどんなに自軍のレベルを上げても楽にザコを倒せない。また、「にげる」の成功率がかなり低く失敗すると1ターン無駄にしてしまう。そのため、その辺のザコ相手に全滅させられることも珍しくない。 --一応平均レベルに依存するため、わざと低レベルのゾイドを戦闘不能状態でパーティに加え「平均レベルを下げる」戦術が通用する。 --その反面、ボスは弱い。タイトルにもある「ジェノブレイカー」より、わらわらと出てくるその辺のザコのほうが断然手ごわい。 -ダンジョンは入るたびにランダムでマップが変わる仕様。もちろん階段の場所なども毎回違うため、ダンジョンを進むのに時間と労力がものすごくかかる。さらに各ダンジョンには戦闘でスタン効果のある階やダメージを負う階があったり、先に進むのに特定のスキルを持ったゾイドが必要な場面がある。 --深く潜れば潜るほどマップが広がっていき、最終的には8*8画面を超えていくことになる。マップ表示機能がないため自力でマッピングしないと延々と迷うことすらある。 -こんらんやスタン効果がかなり鬱陶しく、エンカウントが高くにげるの成功率が低いこともあってダンジョン攻略のテンポがかなり落ちる。効果は次の階に行くまでの間だけだが、階段が見つからないと詰む可能性もある。 --この特殊効果の出る階もランダムで決まり、深い階層ほど高確率になっていくためテンポの悪さに拍車がかかってしまっている。ただし階段前でセーブし特殊階が来たらリセット回避することは可能。 --状態異常を回避するスキルのついた装備アイテムは存在するが、どうしても他の強力な武器と比べると攻撃力は落ちる。ゾイド一体につき追加装備枠は4つまでなので、状態異常回避を優先すると、道中のザコ敵に苦労するハメになる。 -ランダムでイベントが起こるZ印のアイテムが落ちているのだが、滅多に手に入らないレアな武装が手に入ったり、「キングゴジュラス」などのレアゾイドとの戦闘が発生し仲間にするチャンスが訪れるので、前述したお助けキャラも含めて広大なマップを探索する楽しみが少なからずある。 ''致命的なバグ'' -''仲間にしたゾイドが消滅するバグがあり、図鑑コンプリートはほぼ不可能。'' --「消滅するたびに再度捕まえる」を繰り返すことで図鑑コンプリートは可能だが、コンプリートしてもすぐにバグで仲間ゾイドが消滅するのでたちが悪い。 ''ストーリーがかなり薄い'' -拠点が1つで、攻略対象の塔が5つある。塔は30階まであるのだが、ストーリークリアまでは10階までで、それ以降はクリア後のやりこみ要素である。 -主人公のライバルのレイヴンはストーリーの本筋に関らず、殆ど喋りもしないというファンサービスの為の顔見せ程度の出番しかない。「レイヴンの姿をした何か」「主人公が見た幻」レベルの存在である。 --もっとも、このゲームのストーリーはアニメ「無印ゾイド」と続編の「GF編」の間にあった話という位置付けで、レイヴンは無印の時点で主人公に撃破されて生死不明状態となっている(数年後設定のGF編で再登場する)ので、派手に暴れられない事情はある。 -アニメ等の他の媒体ではラスボス級の扱いの「デスザウラー」が中ボス扱い。 --もっとも下記のスキルの存在により中ボスにあるまじき強さを持ち、下手をすればラスボスよりも強いと言われることも。またデスザウラーに対抗できるゾイドを捕獲しに行くイベントが用意されているため、冷遇されているとはいえない。 --一方でジェノブレイカーの方は完全に前座扱いでただの噛ませ。 //--ラスボスが旧ゾイドでもトップクラスの大物なのでデスザウラーが中ボスなのには違和感は無い。 //-ラスボスがアニメに出てこない旧ゾイドだったり、タイトルの邪神が何なのかまったく言及されない。一応、旧ゾイドが大量に出演してるので「復活」といわれればそうでもあるが……。 ''戦闘バランスの悪さ'' -基本的に敵への命中率がかなり悪い。一応命中率を上げる補助技もあるが、装備していなければザコ戦で詰む。それに加え、敵飛行ゾイドへの命中率が輪をかけて低い。 --ゾイドの世界観で飛行ゾイドは地上ゾイドに対して強い設定なので、そこを再現している。また対空パーツを付ければ飛行ゾイドと戦いやすくなる。 -「ペガサロス」という小型飛行ゾイドが序盤の強敵。ザコ敵で一度にわらわら出てくるが、中々こちらの攻撃が当たらない。ペガサロス自身の性能は低いので致命傷は受けないが、大量に何度もエンカウントするので力尽きてしまうことが多い。 --飛行ゾイドは飛行ゾイドの塔に纏まって出てくる為、念入りな飛行ゾイド対策はその塔の攻略時のみ必須。後はパーティに1体対空技を持っているゾイドが居れば何とかなる。 -中ボスのデスザウラーだけが持つ技「ヘルジャジメント」が反則的な性能を誇る。 --命中率威力ともに高く、一度にすべての敵に攻撃可能。当たれば大抵の敵を一撃で倒せる(ただ、たまに与えるダメージが0になるときもある)。しかも消費エネルギーは0(他の必殺技級の武器は大抵100前後消費する)。 --このデスザウラーはある手段を踏むと仲間にできる特殊なゾイドで、おそらくボス仕様のステータスのままなのだろう。 ---- **評価点 -BGMは良い。 -ゾイドのグラフィックは体のバランスはやや大味だが細かい所まで良く描き込まれている。 -旧ゾイドファンなら思わず唸る、豪華な登場ゾイドの数々。 --雑誌の作例のみのゾイドである「クレーンザットン」「アウェアキャット」「クラフトゲーター」や、少数だが戦闘用に改造される前の野生体ゾイド、公募によって誕生したオリジナルゾイド「ディープフォレストゴジュラス」「ブレードコング」など、上げればキリが無いほどの超レアゾイドが多数登場している。 --それだけに容易に図鑑を埋められないのが非常に残念である。 ---- **総評 数々の旧シリーズのゾイドや小ネタの存在は評価できる。~ しかし、本作は対象層のズレっぷりと、そのズレを踏まえて楽しもうとしたユーザーにも追い討ちをかけるバグなどが、総合的な出来の残念さに拍車をかけている。 ---- **余談 -初回限定版と第二次出荷版には、オリジナル成型色のコマンドウルフのキットが付属していた。 -攻略本がペラペラ。しかも8割ほどがデータ集であり、ストーリー攻略は8ページだけだった。 --すべてがランダムダンジョンなのでRPGの攻略本の大半を占めるダンジョンマップを載せる事ができず、自然とページ数も薄くなってしまった。 --もっとも、ダンジョンに関するオブジェクトの解説、ダンジョンを進む為に必要なスキルと覚えるゾイド、隠しパスワード、隠し連携攻撃の出し方、各パーツの覚える技と、登場する全ゾイドがイラスト付きで載っており眺める分には中々楽しく、攻略本として必要な情報は全て載っている。その上でペラい、というあたりが「本作ならでは」である。

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