本項ではスーパーファミコンソフト『第4次スーパーロボット大戦』とその移植版『同・S』の紹介をしています。判定はどちらも「なし」です。
【だいよじ すーぱーろぼっとたいせん】
ジャンル | シミュレーションRPG | 高解像度で見る 裏を見る |
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対応機種 | スーパーファミコン | ||
メディア | 24MbitROMカートリッジ | ||
発売元 | バンプレスト | ||
開発元 | ウィンキーソフト | ||
発売日 | 1995年3月17日 | ||
定価 | 12,800円(税抜) | ||
周辺機器 |
スーパーファミコンマウス対応 ターボファイルツイン対応 |
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判定 | なし | ||
ポイント |
旧シリーズ一区切り作 システムの基本が完成 容量・資料不足による粗が目立つ |
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スーパーロボット大戦シリーズ |
この星の明日のためのスクランブルだ!!
『スーパーロボット大戦』シリーズの5作目にして、『第2次』・『第3次』・『EX』と続いてきた一連のストーリーの完結編。
前作『EX』までに登場した作品が総出演し、新規に『闘将ダイモス』『重戦機エルガイム』『無敵超人ザンボット3』『超獣機神ダンクーガ』の4作品と、隠しで『ガンダム・センチネル(機体のみ)』『New Story of Aura Battler DUNBINE』の2作品が参戦。
+ | 参戦作品一覧 |
現在でもお馴染みのシステムの多くは本作で登場している。
多数の勢力が入り乱れる状況
原作の救済要素
武器ごとの性能の格差
作品ごとの機体性能の格差
システム面・その他
初期版のみ
初期版・後期版共通
比較的単純だったが故に纏まっていた前2作と比べると、物語・システム共に練り込み不足・調整不足・完成度の低さが目立つ作品。
数々のシステムが盛り込まれたはいいが、それぞれが上手く機能しておらず、全体的にとっ散らかっている印象である。
一方で、大幅かつ着実な進化を果たしている事は紛れもない事実であり、これは決して無視できない評価点である。
特に反撃時の行動を選択可能になった影響は計り知れぬものがあり、深い戦略性を生み出したと同時に遊びやすさにも貢献している。
とりわけ「現行に通じるシステム面が概ね完成した」点は非常に大きく、シリーズのターニングポイントに位置付けられる作品である。
単純な長所・短所だけではしきれない、スパロボシリーズにおいて極めて重要な作品であると言えよう。
【だいよじ すーぱーろぼっとたいせん えす】
ジャンル | シミュレーションRPG | ![]() |
対応機種 | プレイステーション | |
発売元 | バンプレスト | |
開発元 | ウィンキーソフト | |
発売日 | 1996年1月26日 | |
定価 | 7,140円 | |
レーティング |
CERO:B(12歳以上対象) ※ゲームアーカイブスで付与されたレーティングを記載 |
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廉価版 | PlayStation the Best:1996年11月29日/2,800円 | |
配信 | ゲームアーカイブス:2011年7月6日/1,000円 | |
判定 | なし | |
ポイント |
初のPSスパロボ 一部キャラに初めてボイスがついた バランス調整・システム改良・シナリオ追加 SFC版から未改善の部分も多い |
『第4次』のプレイステーション移植版であり、同機では初のスパロボである。移植に際し、タイトルに『S』が追加された(*15)。
戦闘シーンで一部味方キャラがボイス付きで喋るようになったほか、SFC版から細かい部分に修正・調整が施されている。
シナリオ面
システム面
その他
SFC版からバランス調整がされた事でより遊びやすくなっただけでなく、主要キャラのみとはいえ初めてキャラの声が付いたのは特筆すべき点である。
しかし、ストーリー・システム共に大味な点は変わっておらず、やはり良移植と呼ぶには今一つな出来であった。
*1 本作でのロボット大図鑑の登場作品は「オリジナル」となっている。これは当時のゲッターロボサーガ最新作である「ゲッターロボ號」でまともに登場した真ゲッターは1のみで、2の下半身と3の全身は本作描き下ろし、また1も細部デザインは「號」に登場したものとはかなり異なっているため実質描き下ろしであり、設定も本作のみの創作である為と思われる。
*2 「敵組織ガイゾックに改造された人間が、本人も与り知らぬタイミングで大爆発を起こし死亡する」というもの。主人公である勝平の顔見知りの林や浜本、ガールフレンドのアキまでそれの犠牲となる。エピソードなどの詳細は各自検索されたし。
*3 四方を囲っていてもすり抜けられてさらわれる。
*4 恐らくは『第2次』と同様に「アムロがガンダムからνガンダムに乗り換えた」という扱いだと思われる。
*5 隠しパイロットのクェスが加入する際のイベントなので任意発生ではある。またどっちを残すかの選択もできる。が、性能が段違いでしかも図鑑登録の事を考えれば事実上選択の余地は無いだろう。
*6 なお合体イベント発生時にイーグルファイターが敵2体以上に隣接されている場合、他の3機が隣接できずダンクーガに合体できないし当然合体デモも見られないという事態に陥る。
*7 リ・ガズィ(MA形態)もΖガンダムも各ファンネル搭載型も、何らかで補給しない限り6回の使用が限度。
*8 反応に留まらず、第3次の戦艦は一律改造不可
*9 厳密に言えば、オーラシップそのものの宇宙適応はBと悪くはない。が、パイロットである女王2人がどちらも宇宙Dなので総合適応がCになってしまう。
*10 同名マップが3つあり、前出のハマーンが再登場するシナリオの次の物はこれに含まれない。
*11 敵の攻撃に対し防御を選択した場合バリアで防げるダメージ量が2倍になりしかも(何故か)ENを消費しなくなるので、雑魚MSやHMからの集中砲火を凌ぐ程度なら何とかなる
*12 ミュージィが陸Bで機体は陸-
*13 ユニットは空陸Aだがバイストンウェル兵は空B陸A
*14 「GP-02A」の核バズーカはマップ兵器なのでアニメーションには発展せず「縮退砲」はそれを使うネオグランゾンが敵専用のため自軍機しか受けることがなく必然的に24100(HPが最も高いグランガランを最大改造)までしか表示されることがない。
*15 パッケージ記載の英字タイトルによると、CMでも使われていた「SCRAMBLE」(緊急発進)の頭文字であることが分かる。
*16 シナリオの最初に1マップ追加されたことでメンバーの1番目に登録されるパイロットが甲児から主人公に変更されたため。
*17 『ハイパージェリル』で出てくるジェリルの乗ったレプラカーンと『ビヨン・ザ・トッド』で出てくるトッドの乗ったライネックも同じくハイパー化するため普通の奴よりHPが低い。この2体に関してはSFCでも同様。