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バーニングフォース」を以下のとおり復元します。
*バーニングフォース
【ばーにんぐふぉーす】
|ジャンル|擬似3Dシューティング|&image(http://bandainamcoent.co.jp/cs/download/virtual_consolearcade/detail/detail37/image/pic_title.gif)|
|対応機種|アーケード (システムII)|~|
|発売・開発元|ナムコ|~|
|稼働開始日|1989年|~|
|プレイ人数|1~2人(交互プレイ)|~|
//|レーティング|【VC】CERO:|~|
|配信|バーチャルコンソールアーケード&br;【Wii】2009年7月14日/800Wiiポイント|~|
|判定|なし|~|
//|ポイント||~|
|>|>|CENTER:''[[UGSFシリーズリンク>UGSFシリーズ]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要
ナムコ製作の擬似3DSTG。~
SF+美少女ヒロインという取り合わせの80年代SFアニメテイストを加味したギャルゲー風味ながら、中身はいたってオーソドックスな内容になっている。

//当時『[[スペースハリアー]]』や『[[ナイトストライカー]]』が好評だったため、それを意識したものと思われる。~
//当時各メーカーが(出来はともかく)多数の擬似3DSTGを製作していた。

**バックストーリー
>宇宙時代に対応すべく2100年に設立された教育機関「地球大学」。~
この大学の2本柱は、地球を自らの環境破壊から守る方法を研究する学問である「地球学」と、~
地球外環境で人間が生きるための宇宙生活、惑星移住、惑星探索などを研究する「宇宙学」である。~
宇宙学専攻生でありパイロット志願である女学生・天現寺ひろみは、数日間に跨って行われる実戦形式の卒業試験に挑む。

**システム
-舞台は地球大学の試験場であり、5日間の訓練に1日の実戦、計26エリアをクリアする事が目的となる。
--訓練の5日間は午前・午後・夜・夜明けに分かれている。
---午前と午後はエアバイク、夜はエアプレーンの操縦を行い、夜明けはボーナスステージ。夜にはボスが出現する。
--エアバイクは左右への平面移動のみ可能でレバー上下で加減速する。ジャンプ台を使って一時的に空中移動が可能。敵本体・障害物との接触ではミスにならないが、後方に弾かれて硬直が発生する。~
エアプレーンは上下左右に自由に移動できる代わりにスピードコントロールは一切できない。また、バイク同様、敵本体と敵本体・障害物との接触ではミスにならない。
---エアバイク・プレーン共に敵弾との接触で1ミスとなり、残機0でゲームオーバーとなる。
--午後のエリアをクリアするとエアバイクをエアプレーンに換装するデモと共に、女性教官・ミス教子が登場してボスの弱点を教えてくれる。

-基本操作は8方向レバー2ボタン。ショットボタンで各種アイテム取得により変化するメインショット。ミサイルボタンで使用回数制限のあるミサイルが撃てる。
--ミサイルはミスしても補填されず、アイテムを取得しない限り増加しない。

**評価点
-川元義徳によるBGMは評価が高く、SF世界観と舞台設定にマッチした疾走感あるカッコいい曲がそろっている。
--1面BGM「Bay Yard」は特に人気が高く、音楽ゲームなどでもアレンジされている。

**賛否両論点
-女性主人公を押し出したギャルゲー的な雰囲気。
--87年の『[[ワンダーモモ]]』あたりから見られ始めたヒロイン推しの傾向だが、本作ではいかにもアニメオタク層を狙ったようなSF+メカ+スーツに身を包んだ美少女という取り合わせや、タイトル画面いっぱいに表示される主人公のフェイスグラフィックなどのギャルゲー的な趣は賛否あった。
---とはいえ、演出面においてヒロインを押し出すようなことは一切なく、主人公自身の姿もエンディングやスタッフロールくらいにしかでてはこないので、そこまで忌避感を抱かせるようなものでもない。内容的にはいたって普通のSFシューティングである。

**問題点
-雰囲気を出すために基本画面の装飾が凝っているのだが、残機表示や残ミサイル数がわかりにくい。

-最終面の仕様
--最終ステージのみ''コンテニュー不可''。いくらクレジットを投入して時間をかけてプレイしてもここでのゲームオーバー後は1面冒頭からやり直しである。
---鬼畜というほどの難易度ではないが、ステージが進むにつれて敵の攻撃が激化しそれなりに難しくなってくるので厳しいところ。
---ただし、この当時のアーケードゲームでは終盤(アルゴスの戦士)や最終ステージ(初代[[ストリートファイター]]など)はコンティニュー不可なゲームは珍しくはなく、本作だけの問題ではない。

**総評
サウンドは優秀だが、ゲームの出来については特に語るべき点は無い。
可もなく不可もなく、いたって平凡なステージ構成。狂ったような難易度があるわけでも、初見で楽にクリアできるわけでもない、繰り返しプレイ推奨の覚えゲー。~
ギャルゲーSTGの走りではあるが、内容だけ見れば卒なくまとまった凡ゲーと言ったところだろう。

**家庭用移植
-『バーニングフォース』(MD版 1990年10月19日発売 ナムコ/ノバ)
--リリース当時における唯一の家庭用移植。ライフ制の導入や一部BGMの削除・短縮、AC版では日本語だった文字表示が英語表記になっているなどの変更点がある。ハード性能の都合で演出含めパワーダウン感は否めないが、移植度はそれなりに良好。

-『バーニングフォース』(wii バーチャルコンソール 配信開始日:2009年7月14日 &bold(){※サービス終了につき配信終了})
--アーケード版の完全移植。オプションが用意されており、連射速度や自機数、エキストラスコアなどの設定が可能(難易度設定のみ不可)

**余談
-エアバイクには詳細な設定があり、サウンドトラックのブックレットに記載されている。
--名称:SIGN DUCK(サインダック) 10-B
--定価:$41,100
--装備重量(燃料除く):175kg
--試験重量:182kg
--馬力/回転数:840/35,000
--トルク/回転数:55/31,000

-主人公ひろみは後に『NAMCOxCAPCOM』で『[[バラデューク]]』の主人公「トビ・マスヨ」と共に参戦している。
--『NAMCOxCAPCOM』では『地球大学卒業後にUGSFに所属した』という設定になっているが、ゲーム本編がUGSFと関連付けられたのは『NAMCOxCAPCOM』が初めてで、後にUGSFの世界観に正式に正史として組み込まれた。
---また本作では同じくUGSF所属のマスヨの後輩という設定になっているが、この点についてはクロスオーバー限定の二次設定である。(GSF公式サイトでの年表における時系列上ではバーニングフォースとバラデュークの間には約200年の開きがある)

-音楽ゲームで本作の楽曲が収録された。
--太鼓の達人では1、2、4面のBGMをメドレーアレンジした「バーニングフォースメドレー」が、アリカから発売の「テクニクティクス」の続編「テクニクビート」では、テクノアレンジされた1面BGMが「Burning Force」のタイトルで収録されている。
--後に太鼓アレンジ版はタイトーの『[[GROOVE COASTER 3EX DREAM PARTY>GROOVE COASTER 3 LINK FEVER]]』のイベント「超STG祭其ノ弐」のナムコ枠として移植もされた。
--ただし、他社STG作品のキャラクターがナビゲーター及びアバターとして配布されたが、今作からは楽曲だけの参戦となった。%%ひろみちゃんは泣いてもいい。%%

-かつてゲーメストで発売・開発会社をナムコではなく''データイースト''と表記される誤植が存在した。
--上記の通り、美少女が主人公の当時のナムコらしい(?)作品であるため、男臭いバカゲーに溢れるデータイーストとは真逆の作風である。

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