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*マニアックマンション 【まにあっくまんしょん】 |ジャンル|アドベンチャー|~| |対応機種|ファミリーコンピュータ|~| |発売元|ジャレコ|~| |開発元|ジャレコ、ルーカスフィルム|~| |発売日|1988年6月20日|~| |定価|5,500円|~| |プレイ人数|1人|~| **概要 -元はルーカスフィルム(現・ルーカスアーツ)から発売されたPC向け同名ADVの移植。 -プレイヤーは主人公デイブとその仲間を2人を操作し、仲間をその時々によって切り替え、仲間の特技を駆使しながら謎を解き進めていき、協力して主人公のガールフレンド・サンディを救い出していくのが目的。 -海外では様々なプラットフォームに移植されており、NES(海外版FC)にも移植されている。 --なお、NES版もジャレコが移植を担当しているが、日本語版に移植されるにあたってグラフィックが全て日本向けに描き直された。 **特徴・評価点 -プレイヤーは画面上のキャラクターに対し、「コマンドの指示」→「画面上のオブジェクト及び持物を選択」という形式で行動を進めていくのが特徴。文章にするとわかりにくいかもしれないが、実際にやってみると直感的に分かりやすいインタフェースとなっている。 --実際ゲームシステムの完成度は非常に高く、後発のルーカスフィルム(現・ルーカスアーツ)作品にも本作のシステムが改良されて使われている。 ---ちなみに、このシステムを構築しているスクリプト言語はSCUMM(Script Creation Utility for Maniac Mansion)と呼ばれている。 -選択した仲間によって謎解きの手法が変わったり、エンディングの種類も変わったりするのでボリュームとしては十分。 -演出面もブラックユーモアが多分に含まれており、ゲームの進行や経過時間によって随所にイベントシーンが挿入されるので演出面の評価もなかなかに高い。 **問題点 -原作に比べ、コントローラ起因のために操作性に難がある。 --元々の原作がマウス前提の操作系統のゲームであるために、十字キーのパッドから来る操作性の面ではどうしても難が付きまとう。 --その上一部のイベントではかなりシビアな時間制限付きイベントや敵対キャラクターの回避が要求される局面もあるため、そういった面でも難易度が高くなっている。 -謎解きの難易度は全体的に高い。 --仲間の能力で実際に何ができるかを適切に判断しないとクリアは覚束ない。 --コマンドの組み合わせをうまく見つけるまでの試行錯誤も必要な上にヒントも少ないため、かなり厳しい。 ---結構突拍子もないコマンドやアイテムの使い方を要求される局面が多く、人によっては館に入ることさえ困難を極めることも。 ---一応、序盤のヒントは取扱説明書に書かれているものの、ほぼ焼け石に水。 --指定対象のオブジェクトのサイズがかなり小さいものがあり、慣れないとオブジェクトの指定がうまくいかないことがある。 --デストラップも結構な割合で仕掛けられており、そういった面でも非常にシビア。 --また仲間の死亡やアイテムの選択ミス等によってゲームがクリア不能になることもある。 -メッセージが全てひらがなで表示されているため可読性に難がある。 -コンティニューがパスワード制なのだが、そのパスワードの文字数が100文字超とファミコンのゲームの中でも屈指の長さ。日本よりも先に発売されたNES版ではバッテリーバックアップであったのに...。 **総評 日本向けにアレンジされている部分はあるとはいえ、元々の難易度が結構高く、操作性の難もあってか投げだす人も結構多かった作品。~ しかしながら元々のシステムの完成度が高く、一種ホラーチックでブラックな要素もあり人によっては結構印象に残りやすい作品でもある。~ 現在は攻略サイトも充実しているので、手に触れてみるのも一興であろう。 **余談 -本作には続編『Day of the Tentacle』も存在するが、残念ながらPC版のみでしかリリースされておらず日本語版も発売されていない(日本向けにはソフトの内容はそのままで日本語マニュアルつきで発売されている)。 -また、本作のリメイクとして、『Maniac Mansion Deluxe』がWindowsのフリーソフトでリリースされている。こちらはFC版ベースではなくPC版をベースにしたリメイク。