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*Dance Dance Revolution X2 【だんすだんすれぼりゅーしょん えっくすつー】 |ジャンル|音楽シミュレーション|&image(http://www.konami.jp/products/am_ddrx2/images/AP.jpg,height=160)| |対応機種|アーケード|~| |販売・開発元|コナミデジタルエンタテインメント|~| |稼動開始日|2010年7月|~| |判定|なし|~| |ポイント|豊富な楽曲群&br;新しいボス演出|~| |>|>|CENTER:''[[Dance Dance Revolutionシリーズリンク>Dance Dance Revolutionシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- *概要 Dance Dance Revolutionは「足でプレイする」というユニークなスタイルに加え、東芝EMI(現EMIミュージック・ジャパン)の『Dancemania』シリーズとのタイアップで実現したクオリティの高い楽曲が、ゲームファンのみならず一般層にも受け、1998~99年頃にブームとなった。~ しかしそれ以降は沈静し、2002年の8作目『Dance Dance Revolution EXTREME』をもって一旦アーケード版の開発は休止された。~ ~ ところが高いフィットネス効果からか、アメリカ・ヨーロッパで新たなブームを起こしたことと、国内ファンの根強い要望により、2006年に3年半ぶりの復活作『Dance Dance Revolution SuperNOVA』が稼動開始、ファンは狂喜した。~ ~ そして、2010年7月7日に今作『X2』が稼働した。~ アーケード版X2ではサウンドプロデューサーにbeatmania IIDXのサウンドディレクターを長年勤めた、dj TAKAが就任。サウンドディレクターにはTAGが本格的に就任。稼働前から新作に期待する声も多く聞かれた。~ ただし楽曲については前作と打って変わって、J-POPやアニソンのライセンス楽曲が多い。~ ---- *特徴・評価点 -前作でのSTARTER MODEはHAPPY MODE(楽)に変更。通常プレイモードとCOURSE MODEはPRO MODE(激)に統合。 --MAX~EXTREMEまでの漢字の難易度表記「楽」と「激」が復活し、一部のファンを喜ばせた。 -DANCE DRILL MODEのゲージが前作に比べて、非常に減りやすく回復しにくくなった。 --レベル1~10までだったコースレベルは15まで拡張され、より細かくプレイヤーの腕前を測ることができるようになった。 -曲が始まってからも、一定の時間ハイスピードの変更が可能になった。 --筐体の左右ボタンが白く点滅している間は、ハイスピードを変更することができるようになり、これでコースモードやダンスドリルでのハイスピード変更が可能になった。 ---また、オプション画面に入るのを忘れて、合わないハイスピードでプレイしなければいけなくなった、という事故も少なくなった。 -新オプション「RISKY」 --ギタドラシリーズではおなじみのオプションであるが今作にも採用された。 ---ギタドラでは1・5など、選べるようになっているが、DDRではENCORE EXTRA STAGEと同じく、一度GOOD以下の判定を出したらFAILEDするようになっている。フルコンボチャレンジ用、パーフェクトフルコンボチャレンジ用のオプション。 -新オプション「HIDDEN+/SUDDEN+」 --beatmania IIDXシリーズではおなじみのオプションであるが今作にも採用された。 ---こちらのオプションは新筐体専用オプションであり、曲が始まってから筐体の上下ボタンで調整、決定ボタンで出し入れができるようになっている。 -FAST/SLOW判定表示 --携帯サイトで、PERFECT以下の判定についてMARVELOUSのタイミングから早いか遅いかを表示する、FASTとSLOWの判定を出せるようになる。 ---8分や16分が並ぶ譜面などでは、一定のリズムをキープするのに非常に有用なオプションである。 -専用ダンスステージ・ダンスステージ+ムービーの新規ステージ --X2新曲には、背景のモニターに専用ムービーが映っているダンスステージが使用されるようになった。 ---また、後述のReplicant D-Action楽曲には専用ステージが設けられている。 -エントリー画面の多機能化 --前作まではプレイデータ・ワークアウト用の体重設定画面・ライバル画面があったが、新しくダンサーキャラ選択・アクセサリー装着画面が追加。 ---前作までは、決定後にキャラクター選択画面があったが、こちらに統合されたことで、プレイ画面までのフローが少なくなった。 -移植曲 --今作では一部を除いてほぼ全ての移植曲が移植元のサイズと同じサイズで収録されている。 ---以前は体力を使うDDRのゲーム性のためか、他機種からの移植楽曲はサイズを縮められていることがおおく、所謂「がっかりカット」という現象も往々にして起きていたので大きな改善点。 --移植は音楽的親和性の高い、beatmania IIDXシリーズからの移植が多く、人気曲であった「smooooch・∀・」「She is my wife」「FIRE FIRE」「Second Heaven」「GOLD RUSH」など、キャッチーでわかりやすい楽曲が選ばれた。 ---中でも「She is my wife」はbeatmania IIDXのムービーで話題になった楽曲であるが、元のムービーで汎用であった部分がDDRではダンサームービーになっており、徐々にアップになるAFROがボイスと共にSUPER STAR 満 -MITSURU-に切り替わる瞬間は話題を呼んだ。 ---また、「GOLD RUSH」はIIDX版に加えてランダムでアーケード版DDRシリーズとCS版DDRシリーズのカウントアップに分岐し、シリーズのファンを喜ばせた。 -往年のDancemaniaライセンス楽曲の人気曲が復活 --今作では北米版家庭用Xで復活していたものの、AC版Xでは復活しなかった「HERO」、同じく2ndMIXの人気曲「IF YOU WERE HERE」、3rdMIXの人気曲「DAM DARIRAM」と「CAPTAIN JACK(GRANDALE MIX)」が復活。 ---いずれもフリーズアロー・ショックアロー付きの新譜面も搭載して復活したことに、前作から引き続き古参プレイヤーは歓喜した。 -DDRオリジナル曲の追加 --多くはX2の前に発売されたWiiの「MUSIC FIT」からの移植が多いが、従来のDDRのレギュラーメンバーであったNAOKI、jun、U1-ASAMiの新曲が多く、さらにはAC用の書きおろしも豊富。 ---特に今まで国内版のDDRには参加していなかったRyu☆、kors k、L.E.D.といったbeatnation recordsのメンバーの書きおろし・リミックスに話題が集まった。 -イベント「APPEND FESTIVAL」 --2011年3月10日にjubeatを中心とした、BEMANI全機種連動イベント「APPEND FESTIVAL」が始まり、DDRには当時のjubeat最新機種の最深部隠し楽曲であった「I'm so Happy」が無条件で移植された。 --3月23日に稼働した「jubeat knit APPEND」にて、DDRで「I'm so Happy」をプレイしたe-Amusement Passを使用してプレイすると、新曲「Theory of Eternity」が出現する。当楽曲をプレイするとDDRでもプレイできるようになる、というもの。 ---DDRには特に条件を満たさずして、当時jubeatでも屈指の人気であったI'm so Happyが移植されるということで、ユーザーには好意的に受け止められた。 *賛否両論点 -FINAL専用楽曲の廃止及びEXTRA進出条件の変更 --前作までは一定の条件を満たしてFINALステージに進出すると、専用楽曲が出現、さらにその曲で条件を満たすとEXTRA専用楽曲が出現するようになっていたが、今作では「FINALステージまでの全ステージでAA以上を取得」で進出できるようになった。 --前作まではFINAL STAGEでのみAA判定を取れば、EXTRAステージに進出できていたが、条件が厳しくなった。 ---また、ENCORE EXTRA STAGEには任意の難易度で進出することができたが、今作からはEXPERTでしか進出できなくなった。 -「ボス曲」に関して --BEMANIシリーズにおける、条件を満たすことでプレイできる高難易度楽曲のこと。前作のXにおけるボス曲は残念ながら「地味」という評価が多かった。 --通常EXTRA楽曲は先述の通り、FINAL STAGEまでAAを取った上で、難易度条件を満たすことでMUSIC FITにも収録されていた「KIMONO PRINCESS」が出現。 --DDRシリーズではおなじみのjunによる、和風ハッピーハードコアでキュートな曲調。一方でEXPERT譜面の鬼畜さ(特にDOUBLE譜面)も相まってか、ENCORE EXTRA STAGEへの高過ぎる壁として、君臨することになった。 ---通常ENCORE EXTRA STAGEには、同じくMUSIC FITから「roppongi EVOLVED」が収録。 ---以前の家庭用で出現したEVOLVEDシリーズの楽曲と同じくA~Cの3パターンに分岐することが事前にわかっていたが、アーケード版の新バージョンである「ver.D」も追加され、話題になった。 -選曲画面の大幅な刷新 --前作までは5thMIX以来の右側に曲名・アーティスト表示が並び、左側にバナー・グルーヴレーダー・レベルが並ぶといった構造であったが、今作は画面上部にジャケット画像が横に並び、画面下部にグルーヴレーダー・レベルが並ぶようになった。 --バナー画像は初代以来の伝統のようなものであったため、バナー廃止を寂しがる人もいる一方、EXTREME当時までの曲開始・終了時の曲専用一枚絵がジャケットとして復活している曲もあり、古参ファンには賛否両論であった。 ---SuperNOVA以降の新曲はバナーの上下に画像が追加される形になっている。また、ライセンス楽曲はその楽曲が収録されているシングル、もしくはアルバムのジャケット画像になっている。 -MARATHON MODEの搭載 --KONAMIの電子マネー「PASELI」を使って、1曲単位で支払いができるモード。少しだけ、または設定曲数以上遊びたいときなどに便利なモードとなっている。 ---ただしEXTRA STAGEには進出できないため、EXTRA STAGE楽曲は通常解禁されるまでは出現しなかった。 ---1曲単位での課金のため、設定曲数以上遊ぶときのマナーなど、問題になった。 ---X3ではQUICK PLAY MODEと名前を変え、☆を集めるとEXTRA STAGE専用楽曲も出現するようになった。 -ダンサーの動き(演出)がBPMに依存しなくなった --前作までは、BPM・譜面停止に合わせてダンサーキャラの動きの速さが変わっていたのだが、今作からはBPMに依存しなくなった。 ---超高速の「Fascination MAXX」や「Pluto Relinquish」、譜面停止の多い「CHAOS」などで、ダンサーが常人には不可能な異常な動きをすることはなくなったものの、それはそれで寂しいという人も多い。 -楽曲のチョイス --そもそも前作は北米での稼働も視野に入れていたためか、良く言えば渋い、悪く言えば地味な楽曲が多かったが、今作では平野綾の「Super Driver」やfripSideの「only my railgun」など、アニソン方面の人気楽曲や、TRFの「EZ DO DANCE」といった懐メロ、AAAやGIRL NEXT DOORなどの最新のJ-POPライセンス楽曲もふんだんに収録されている。 ---中でも「only my railgun」はアニメ版のサイズと同じではあるが、サビの部分が(マギー審司が出てくる部分に合わせたのか)変更されており、稼働日にプレイしたプレイヤーたちの度肝を抜いた。一部のファンの間では「マギーショック」とも。 -隠しリミックス楽曲 --元々はDanceManiaXの楽曲で、EXTREMEで移植された「KISS KISS KISS」、SuperNOVA2のエンディング曲であった「Poseidon」、beatmania IIDXからの移植曲である「Dazzlin' Darlin」をいずれかの難易度でAAAを出すと、新規リミックス(「Dazzlin' Darlin」はbeatmania IIDX 17 SIRIUSからの移植のリミックス版)が出現。 --更には今作で復活した「IF YOU WERE HERE」で同じく条件を満たすと、L.E.D.によるリミックス版が出現。「まさか版権のリミックスがくるとは」と、復活だけでなく新規リミックスの収録に、ファンたちを驚かせた。 --一方で、このリミックス楽曲は「出現させたクレジット内でのみプレイ可能」であり、常駐しなかったため、通常解禁されるまでは非常にめんどくさい手順を踏まなければプレイできなかった。 -中国語曲 --beatmania IIDXシリーズからの移植曲や、pop'n musicからの移植曲のCHALLENGE譜面を選択すると、ボーカルが中国語ボーカルになるという隠し要素が搭載。 --本来、前作の時点でCHALLENGE譜面が存在していた「iFUTURELIST」が、稼働時にCHALLENGE譜面がなくなっていることが話題になった。 --その後EDIT譜面で難易度の種類をCHALLENGEにしているEDIT譜面を選んだ際に、「虹色」と「iFUTURELIST」が中国語ボーカルになっていることが判明。一時封印されたものの、その後のイベントで「Leaving...」「MAX LOVE」「going up」「BALLAD THE FETHERS」「Melody Life」といった移植曲が解禁された時点で、先述の2曲のCHALLENGE譜面も再開放された。 ---ちなみに、CHALLENGE譜面を選んだ場合のみ、プレイ中の画面下部のアーティスト表記が変わるのに加え、曲開始前とリザルト画面で表示されるジャケットのアーティスト表記も変わる。 ---以前はCHALLENGE譜面がなかった「虹色」に追加されたことはいいものの、中国語ボーカル版は「誰得」との声も多い。 -Replicant D-Action --beatmania IIDXシリーズではおなじみの「ボスフォルダ」であり、DDRでは初実装。 --beatmania IIDXと同じく一定の条件を満たすことで、EXTRA STAGEにフォルダが出現、フォルダ内に楽曲が増えていく。 --条件は、「X2新曲を20曲クリア」や「各シリーズフォルダの曲を2曲クリア」、といったわかりやすいものから、「お試しプレイ(SINGLEプレイ時のみ、1曲だけ簡単な難易度の楽曲を試しにプレイできる)で2人ともクリアを3回達成」といったわかりづらく、達成しにくいものまで存在する。 --ゲームセンターに1人でやってくる人にとって、「お試しプレイ」に誰かを誘うという行動自体ハードルが高いものであり、「CHAOS」という楽曲のBEGINNER譜面にCUTオプションをつけて放置する、という行為も多く見られた。(CUTオプションは4分まで(CUT2で8分まで)の矢印しか出ないようにするオプションで、譜面停止するCHAOSのBEGINNER譜面では、8分以上の矢印が出てこないため、曲開始から終了まで一切矢印がこないようになる。) --なお楽曲自体は、Sota Fujimori、Ryu☆、TAGといったBEMANIシリーズではお馴染みの面々から、Orbit1&MiloやJAKAZiDといった海外の大物ハードコアクリエイターの楽曲まで、ボスらしいものが揃っており、好評であった。 ---フォルダ内の6曲をAA以上でクリアし、メダルを集めるとENCORE EXTRA STAGEに「Valkyrie dimension」が出現。あまりに複雑、かつ初見殺しな速度変化・譜面停止に、多くのプレイヤーが絶望した。 ---なお、Valkyrie dimensionをプレイするとクリア成否にかかわらずメダルは全てなくなってしまう。もう一度プレイするには再びメダルを集めなおす必要があった。 ---これに関してはbeatmania IIDXのボスフォルダと共通する点ではあったが、体力面での負担が大きいDDRで最低6回プレイが必要な点は賛否両論ではあった。 -最高レベル19 --先述のReplicant D-Action楽曲が通常解禁されると、MARATHON MODEでのみ、Replicant D-Action楽曲の後半4曲(POSSESSION((SINGLE譜面はロケテスト版のEXPERT譜面と全く同じ。DOUBLE譜面はロケテスト版のEXPERT譜面をベースに一部変更されたものが採用されている。曲のジャケットの色も製品版では紫、ロケテスト版では赤という違いがある。))・New Decade・Anti-Matter・Vaklkyrie dimension)のCHALLENGE譜面が遊べるようになった。 --Valkyrie dimensionは初のレベル19曲。EXPERT譜面(レベル18)以上はもうないだろう、と思っていたプレイヤーたちの度肝を抜いた。 ---しかしValkyrie dimensionに関しては、ミスの許されないENCORE EXTRAにも関わらずあからさまな初見殺しが目立つなど、譜面そのものはあまり褒められる代物ではない。 ---DOUBLEプレイにおいては、POSSESSIONのCHALLENGE譜面がValkyrie dimension以上に難しい、一見しただけでは3rdMIXに存在した「COUPLE PLAY」モード専用譜面なのかと見間違えるほどの強烈な難易度を誇っていることが判明((ただし、POSSESSIONが製品版で出現した当初からEXPERT譜面がロケテスト版に比べて難易度が下がっていることが判明していたため、解禁前から「ロケテ版がCHALLENGE譜面として登場するのではないか?」と話題にはなっていた。))。通称「哲学」として、Valkyrie dimensionのCHALLENGE譜面以上の話題をさらった。 ---なお、X2時点ではレベル18とされていたが、X3のロケテ時点でValkyrie dimensionと同じレベル19に格上げされている。 *問題点 -楽曲解禁イベント --2010年9月1日からは、「メクルめくダンスパーティー」が開始。簡単に言えば、ゲーム終了後に神経衰弱を行い、全パネルを解放するとダンサーキャラ・ダンサーアクセサリ・楽曲のいずれかが解禁される、というイベント。 --しかし、パネルをめくって、一致しなければ開けたパネルは再び閉じられ、さらに見られる時間も少ないため、メモをとることが必須というイベントになっている。 ---獲得できるのは、WiiのDDRシリーズのダンサーであるRENA、アクセサリでパーティーセットと言う名の鼻眼鏡、楽曲はbeatmania IIDXから「GOLD RUSH」と「DROP」、北米版DDR Universe3からの移植曲「Dummy」と「Your Angel」であり、完全新曲が1曲もない、という事態であった。 ---ユーザーからは、イベントなのにたったこれだけのラインナップで数10クレジット投入させられるのか、といった落胆の声もあった。 --2010年11月17日からは、「がんばれPiX キラキラ道中」というイベントが開始。FINAL STAGEまでクリアすると、ゲーム終了後にイベントが開始。 --簡単に言えば、がんばれゴエモンシリーズのミニゲームと同じなのだが、落ちてくるPiXをキャッチし、投げる角度を決め、左右パネルの連打でパワーを貯めるとPiXが投げられ、惑星を破壊していくという内容なのだが、この内容が問題。 ---FINAL STAGEまでで、「発狂」と呼ばれる高難易度楽曲をやっていると、このミニゲームの時点で体力切れを起こしている可能性が高い。 ---そのため、このイベントを行うために、わざとFINAL STAGEには難易度の低い楽曲や、先述の「CHAOSにCUTがけ」をやって体力を温存するプレイヤーもいたため、本来のゲームを楽しまないまま、ミニゲームのためだけに数曲無駄にする、といった現象も起きてしまった。 ---解禁される楽曲は北米版DDR Universe3から「Dirty Digital」と「aftershock!!」、beatmania IIDXシリーズから「冥」。アクセサリアイテム「おしゃべりアクセサリ」と、参加特典として家庭用SuperNOVAのキャラクター「PiX」が解禁される。 ---こちらにも完全新曲がなかったことから、ファンからは落胆の声が聞かれた。 -EDIT・Weeklyオーダーコースの劣化 --EDIT譜面は前作と同じく使用可能だが、X2新曲は(家庭用Xからの移植曲2曲を除いて)EDITが不可能であるため、Web上でEDIT譜面を作成できるようにする、と公式からのアナウンスがあったのだが、結局実装されないまま稼働が終了してしまった。これはX3になった現在でも実装されていない。 ---加えて前作ではWeekly EDIT配信があり、人気によって配信されるEDIT譜面が入れ替わるシステムであったため、全国のユーザーが個性的なEDIT譜面を筐体に持ち寄り、登録していたのだが、今作では機能自体がなくなってしまった。 ---同じく前作では、携帯サイト・PCサイトでオリジナルコースを作って、EDITと同じように週ごとに配信されるという機能があったが、こちらも今作では機能がなくなっている。 ---- *総評 イベントの詰めの甘さやEDIT・オーダーコース周りの機能廃止など、ファンからは首を傾げられる部分もあったが、話題性抜群のライセンス楽曲やボスフォルダ、豊富な移植曲にオリジナル楽曲と、稼働終盤になると80曲を超えるラインナップになり、前作Xの不評を吹き飛ばすほどの作品であったとの声も多い。~ ライセンス楽曲により新しいユーザー層の開拓にも成功し、今後のDDRへの大きな布石となったことは間違いない作品である。開発中止前の集大成であった『EXTREME』を超えるとの意見もある。~ 一方で、Replicant D-Actionや海外版からの移植曲などでレベル19の超発狂譜面が大量に収録され、高難易度インフレを起こした作品でもある。しかし、この点も「間口は広く、奥は深く」というDDRのゲーム性を考えると、いいバランスになっているという意見もある。~ DOUBLEプレイの譜面に関しても、X以前ではあまり見られなかった配置など、意欲的な譜面が多く、ファンには好意的に迎えられた。~ ~ 総合的に見ると、良くも悪くも「きっと踊れる!足はもっと動く!」のキャッチコピーに恥じない出来となっており、新生DDRの方向性を決めた作品であることは間違いないであろう。