「ふしぎ刑事」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
ふしぎ刑事」を以下のとおり復元します。
----
この記事は仕分けの結果、判定はバカゲーおよびクソゲーに該当する可能性があるとされました。([[判定変更依頼>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/821.html#id_17b2bc68]]提出中)~
記事の修正が済み次第、判定変更を検討してください。
//個人的にバカと鬱要素のあるクソゲーだと思うので、修正してみました
//ぶっちゃけ鬱か?って思うんだが
----
*ふしぎ刑事
【ふしぎでか】
|ジャンル|ふしぎアドベンチャー|&amazon(B00005OULN)|
|対応機種|プレイステーション|~|
|発売元|カプコン|~|
|発売日|2000年10月26日|~|
|価格|5040円(税込)|~|
//|分類||~|
|ポイント|宣伝でのシュールさと本編でのシュールさの違い&br()いろんな意味で不条理|~|


**概要
「ふしぎアイランド」にて殺人事件が発生、プレイヤーは本庁から来た腕利き刑事として相棒となるしゃべる猫「ネコニャ」とともに捜査に向かうといった内容。~
なにせ「ふしぎ」な場所であり変なデザインの建物や意味不明なことをしゃべる背景、住む住人も犬の「オマワリ」をはじめとして見た目も性格もくせのある奴らである。ちなみに主人公の刑事は普通の人間。~
主人公はそこで住人の性格や相棒ネコニャの逆切れに振り回されながら事件を捜査していくことになる。~
雑誌などの宣伝や[[公式サイト>http://www.capcom.co.jp/newproducts/consumer/fushigi/]]、ゲームのパッケージや取説の内容でも「ふしぎ」なところを前面に押し出しており、初見ではコミカルシュールギャグ系の推理アドベンチャーを思わせるが…。

**あらすじ
辞令を受けた主人公はふしぎアイランドへ~
しかし転任早々に白昼堂々殺人事件が発生。しかも殺されたのは再会を楽しみにしていた主人公の幼馴染のカワイコちゃん(本名)であった…。

**実際の内容(ネタバレあり)
-その中身は、実に不条理かつ理不尽な内容である。
--登場キャラは一見コミカルだが、オマワリは無能ですぐ人に責任を押し付ける「かなり抜けた」なんて公式説明じゃ済まない奴で、忍者は女性のパンツフェチのストーカー、ハンサムは自己中心的で性格が最悪なのだが何かともてるといった生臭いキャラばかりである。
--共通して言える特徴は皆マイペースで自分勝手であり、聞き出しや身辺調査をすればするほど裏の事情が明らかになっていき、本来の殺人事件から脱線してしまう。
--とくにオマワリは見た目も言動も異常に不快。
--相棒のネコニャは数少ない常識人(猫)ではあるのだが、やたら感情的で自分の考えに突き進むところがある。
--主人公はこの島に来て捜査をするつもりが、そんな住人達に振り回されて刑事としての自信を失ってしまい最後の方ではほぼ惰性で捜査してしまうのである。
--登場人物に中には調理されて食われる奴もいる。''ご丁寧に一枚絵つき''。

-そもそもの事件の原因はハンサムを巡る色恋沙汰なのだが、その巻き添えで(実質無差別殺人)登場キャラクターの大半が殺される。''しかもそれは回避不能''、犯人=生き残った奴方式。
--ゲームのストーリーはそんな死んだ住人たちの霊の心残りをかなえ、成仏させていくのが主流となる。もはや推理物でも何でもない。

-マルチエンディング方式ではあるのだが、エンディングは2つで、しかもどちらもグッドエンディングとは言えない内容。
--しかも3つ目のエンディング(「ふしぎ刑事 永遠に…編」)が存在する。だがこれも結局バッドエンド(ちなみに条件は1回のプレイで16種類のゲームオーバーをすべて見ること。PSP版のゲームアーカイブスの企画「お楽しみセーブデータプレゼント」にて配信されたデータでも見れる)。

#region(エンディング)
実はカワイコちゃんが真犯人。それを確信した主人公は無人の筈の彼女の自宅に踏み込みそこで彼女(とハンサム)を発見、追いつめられたカワイコちゃんは自供を始める。そして…~
~
で、そっから三つに分岐するわけだが。

-パターン1
--実は今までカワイコちゃんだと思っていたのは彼女を模したロボット(本人制作)。とりあえず永遠の愛を実現するためハンサムを拘束したまま自爆する。
--ネコニャ「ロボットが感情を得て愛を知った。感動したネコ(要約)」「愛ってなんなのかわかんないネコ(要約)」チャンチャン。
--ちなみに本物のカワイコちゃんはロボの手にかかり既に他界済。

-パターン2
--実はカワイコちゃんは宇宙人。とりあえず故郷の惑星にハンサムを拉致。
--その後、主人公のもとに手紙が届く。曰く、サッカーチームができるくらい子供が生まれたらしい。チャンチャン


-そして第3のエンディング
--そっちの専門分野の団体から仮死の術を学んで今回の計画を実行した。全てはハンサムを手に入れるため。
--見事に邪魔をしてくれた主人公は抹殺される。あの世に逝った主人公は事件の被害者達(幽霊)から愛を持って迎えられる。
--晴れて、ハンサムとの愛の巣(もとい島)を築き上げたカワイコちゃんはとっても幸せ。でも主人公の墓の前でいつまでもメソメソしてるネコニャはウザイ。チャンチャン

-分岐前の自供内容だが、計画云々言っている割に「感情的に殺した」「突発的に殺した」「なんとなく殺した」と支離滅裂っぷりが酷い。
#endregion

-他に随所に仕込まれゲームオーバーがある。その内容はふとしたことで死んだり、職務放棄をしたりと言ったくだらないものばかりである。

-推理アドベンチャーとしても聞き込みや捜査はその場限りのものが多く、アイテムやヒントはここで拾いここで使ってくださいといわんばかりに置いてあるので進行自体は極めて簡単である。またゲーム時間もかなり短い。
--そのくせ犯人が最後の最後になるまで見つからない理由が、今までの捜査がほぼ意味をなさない。

**総評
シュールなネタゲーではあるのだが、そのシュールさが宣伝とゲーム内容で明らかに異なるものであり、そのギャップと全体的な話の生臭さ(と、それまでのプレイに無意味さ)にテンションが下がること請け合い。~
なお、現在はPS3/PSPのゲームアーカイブスで販売中。

復元してよろしいですか?