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【きゃぷてんつばさつー すーぱーすとらいかー】
ジャンル | スポーツ・シミュレーション | |
対応機種 | ファミリーコンピュータ | |
メディア | 3MbitROMカートリッジ | |
発売元 | テクモ | |
発売日 | 1990年7月20日 | |
定価 | 6,900円 | |
判定 | 良作 | |
キャプテン翼シリーズリンク |
斬新なシステムで高い評価を得た『キャプテン翼』の続編。
テクモシアターシリーズ第4弾であり、第1弾の前作に比べて演出面が格段に強化されている(テクモシアターのVol.2、3、5は忍者龍剣伝シリーズ)。
今作は原作の3年後を舞台としたゲームオリジナルのストーリー。ブラジルに渡った後のサンパウロFCで新たなチームメイトと共にリオカップを戦い抜く大空翼や、冬の全国高校サッカー大会を戦う岬太郎や日向小次郎らの活躍が描かれる。最終的には全日本代表としてワールドユース大会を優勝するのが目的。操作可能なチームはサンパウロFC、南葛高校、全日本の3つ。
システムは前作から大幅に進化し、かけひきの要素がより強まった。
チームデータ関連の操作(前作ではチームデータの閲覧はスタートボタンを押して確認)がコマンド形式に統一された。
継続方式は前作同様のスコアメモ(パスワード)。前作の32文字から、18文字と大幅に短縮された。
+ | フォーメーションとディフェンスタイプの詳細 |
+ | 相手との競り合いについて・長いので収納 |
+ | ペナルティの詳細 |
+ | アウトオブプレー時の詳細 |
+ | ネタバレあり |
致命的というわけではないが、やはりどうしても気になってしまう部分はある。
+ | ネタバレあり |
前作から大幅に強化された演出と秀逸なストーリー展開から、シリーズ最高傑作と讃えられることも多い作品。
システム上の不備や粗もあるが、それらによる珍事態が試合展開を盛り上げたり、低レベル攻略時に役立つテクニックとして有効に活かせると言った長所としてみられることも多い。この面も最高傑作と呼ばれる由縁。
ただJrユースからの続投組で新しいシュートを編み出しパワーアップしたのはフランスのピエール、ナポレオンコンビのみ(それも後々ストーリーパートでゲルディスにあっさりキャッチされているという残念な点も)。また、日本では翼ひとり。
西ドイツはカペロマンやメッツァ、アルゼンチンはバビントンやサトルステギなどといった新戦力が加わって、チームとしてはパワーアップしても、シュナイダーやディアスら個人によるパワーアップ要素が少ない点はキャプテン翼としてはいささか物足りなさを感じるところではある。しかし、そんな彼らも次作以降で次々と新しい技を編み出していくことになり、その魅力をシリーズを通して一層高めていく。更に新しいライバルキャラも次々と参戦し、よりエキサイティングな激闘を繰り広げていくことになる。