「モンスターハンター フロンティア オンライン」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
【もんすたーはんたー ふろんてぃあ おんらいん/じー/ぜっと】
ジャンル | ハンティングアクション | |
対応機種 |
Windows Vista/7/8/8.1/10 Xbox360 (終了予定) プレイステーション3 プレイステーション4 Wii U (終了予定) プレイステーション・ヴィータ |
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発売・開発元 | カプコン | |
運営元 |
カプコンオンラインゲームズ ※旧「ダレット」(~2011年6月22日) |
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サービス開始日 | 2007年7月5日 | |
課金形態 | 基本料金1ヶ月:1,400円+α(体験モード無料) | |
判定 | なし | |
ポイント |
やりこみ要素は文字通りケタ違い 年に数回の大型アップデートで次々追加される新モンスター達 延命のための果てしない作業感 これでもかというほどの搾取運営 Gになったことで半数の客と信頼を失った |
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モンスターハンターシリーズリンク |
カプコンの人気シリーズの一つ『モンスターハンター』の完全オンラインネットゲーム。一般に『MHF』または『MHF-G』『MHF-Z』と略される。
基本的には『モンスターハンター2(MH2)』に『モンスターハンターポータブル2nd?(MHP2)』以降のシステムを取り入れたものだが、長年のアップデートによって据え置き・ポータブルシリーズを遥かに凌ぐ独自路線を展開している。
尚、当初は『モンスターハンター フロンティア オンライン』の名称でサービス展開。2013年4月17日以降は『モンスターハンター フロンティア G』、2016年11月9日以降は『モンスターハンター フロンティアZ』の名称だが、データ等は完全に移行しているので実質同一タイトルである。
Windows版のみならず、Xbox360、PS3/PS4/Vita、WiiUといったコンシューマゲーム機(以下まとめて「CS版」と呼称)でもサービスを展開している。ゲーム内容は同一だがシステムとサービス面ではいくつか異なるものがある。重要な違いもあるのでこれから始めるという人は参考にされたし。
サーバー :WinとPS3/PS4/Vitaはサーバー1(*1)。4が360のサーバーとなっており、WiiUのサーバーはW1と呼ばれている。サーバー間のキャラクターの移動は不可なので、既存のユーザーと一緒に遊びたければ機種を選ぶ必要がある。逆に機種が同じユーザー同士なら誰とでもプレイ可能。なおPS3/PS4とVitaは互換性があり、両機種で同じキャラクターデータを使用できる。人口はPCとPS3を統合したサーバー1がトップ。独立サーバーの360版にも根強いプレイヤー層がいるが、WiiU版は同時接続が3桁の過疎状態である。なお2018年8月1日をもって360版とWiiU版のサービスが終了(Win版への移行及びサーバー統合)することが発表された。既存のアカウントはそのまま利用できるが、これらのハードでは今後プレイ不可能になる。
ロード関連 :PCのスペックにもよるが基本的にはWinが有利。Winではロードなしで入れるエリアに360では2~3秒のロードが入るのはザラ。360本体の性能が足りていないのにWin版を360に最適化せずに移植したのが原因なので今後も改善はしないと思われる。他のCS版についても実状は似たり寄ったりだが、この中では新しいハードであるWiiU版とPS4版は比較的良好らしい。
決済方法 :料金は同額だがWin・PS3・WiiUはwebマネー及びクレジットカードによりカプコンオンラインゲームズ(PCのみ、ハンゲームやDMMのアカウントも有効)を通じて支払う。窓口は同じでも機種ごとに支払う必要がある(*2)。360はクレジットカード及びMSPでの決算になる。MSPは通販サイトなどで割引されて販売されているため360の方が安くプレイできる。レア素材コード付きMSPも販売されているため料金面では360版にかなりのアドバンテージがあるだろう。また360版ではハンターライフコース1ヶ月契約ごとにゴールドメンバーシップも1ヶ月無料付属する。他FPSなども360でプレイするユーザーにとってこれはかなり大きい利点ではないだろうか。
ネットカフェ特典 :Win版は基本料金などを払っていない状態でも、全国に数百店存在する公認ネットカフェなら無料でプレイ可能、さらに様々な特典が得られる。CS版はネットカフェでプレイできない(*3)。その代わりにネットカフェ特典を自宅で受けられるNコースという課金サービスが存在する。これはプレイスタイルによって一長一短だろう。
スクリーンショット :当初はWin版のみだったが、後にCS版でもコントローラ操作で撮影可能になった。ただし保存できるのは1枚のみで、複数枚撮りたければ随時アップロードする必要があるので連写ができないのが欠点(SNSのアカウントとの連携させればゲーム内から直接アップロード可能)。
グラフィック:Winはより高画質のハイグレードエディションにも対応している。PS4版ではデフォルトでその画質が備わっている。3Dアクションとしては比較的古いゲームであるので、近年のPCなら(通常グラフィックであれば)オンボードでも問題なく動作する例も多い。
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名称 | 説明 | 受注条件 |
変種 | 通常モンスターの凄腕相当の個体。肉質や弱点が異なる。 | HR5(旧HR100) |
奇種 | 通常モンスターの亜種の凄腕相当の個体。剛種のように、狩猟の証が色別で存在している。 | HR5 |
剛種 | 古龍種およびシーズン4.0以降のオリジナルモンスターの凄腕相当の個体。「討伐の証」が手に入る。 | HR5 |
覇種 | フォワード5から正式に実装された剛種を超えた存在。F5にて定期的に1体ずつ、計6体が実装された。 | HR6(旧SR300) |
烈種 | G3から実装されたG級における剛種的な存在。既存のモンスターの新種でマシンチックな姿のモンスター。 | GR1 |
始種 | G7から実装された烈種より上の存在(*5)。既存のモンスターの先祖で自然と調和した姿のモンスター。 | GR1 |
遷悠種 | G8から実装された、MHP2ndG以降の作品に登場したモンスターをアレンジして移入したもの。 | HR5 or GR100 |
辿異種 | Z1から実装された、既存モンスターの特定部位が発達し能力も大幅に強化されたモンスター。 | GR200~800 |
クエストによっては特殊な個体が出現することがある。上記の分類とは独立(例えば「変種の特異個体」等も存在する)。
なお、上記の剛種モンスターのクエストの受注、および下記のハードコアクエストの受注に必要なアイテムは、G9.1アップデートにて不要になった。
名称 | 説明 | 受注条件 |
特異個体 | 既存のモンスターとは挙動や体力等が大きく変化している個体。特殊な素材が入手可能。ハードコア(HC)クエストに出現。 | HR5(*6) |
激個体 | 通常の個体よりも一部アクションが強力になっており、常時怒り状態のモンスター。 | 可変 |
若個体 | 通常の個体よりも体力や攻撃力が弱体化しているモンスター。特殊なイベントクエストなどに登場。 | 可変 |
SP武器 | 凄腕以降に生産可能。既存シリーズに登場した武器の色違い・属性違いが多い。かつては一部クエストの受注に必須だった。 |
進化武器 |
ラヴィエンテ素材から作成できる武器で、最終強化時の性能はG級実装以前のMHFでは頭一つ抜いていた。 長らくインフレの波に取り残されてかなり悲惨になっていたがG9アップデートにて大幅に強化され最強クラスに。 強化するには素材ではなくゲキ(*7)が必要。 |
HC武器 | ハードコアコエストで入手できる素材と武器魂で作成する。レア度(*8)が非常に低い割にその強さは折り紙つきで、HCクエストではさらに性能が強化される。 |
剛種武器 | 剛種討伐の証と素材から作成できる強力な武器。様々な特殊効果を持っており、下記2種共通で天嵐(覇種)防具を装備することで強力になる。 |
天嵐武器 | 剛種武器をHC素材で更に強力にしたもの。レア度はすべて最上位の12となっており、赤いオーラのようなものをまとっている。 |
覇種武器 | 天嵐武器を覇種素材で強化したもの。進化武器に比肩する性能を発揮する。白いオーラのようなものを纏っている。 |
烈種武器 | 覇種武器を烈種素材で強化したもの。武器自体にスキル効果を内包し、烈種防具との併用でG級武器に比肩。 |
始種武器 | 烈種武器を始種素材で強化した剛種武器の最終形態。基本性能と武器自体の内包スキル効果がさらに強化される。 |
G級武器 | G級モンスター素材から生産する。装飾品の代わりに「シジル」による特殊効果の焼き付けが可能。 |
G級技巧武器 | 主に既存の武器から派生強化する。G級武器としての性質に加え、移動速度UPなどの効果を持つ。 |
天廊武器 | 攻撃力や属性値などを一定コストの範囲で任意でカスタマイズ可能な武器。さらに「天廊石」によってスキルを付加できる。 |
遷悠武器 |
上記の遷悠種の素材などから生産強化。シジルと装飾品に両対応している。装備するとスキル「早食い」が発動する。 生産時点では剛種~天嵐武器と同等で、最終的にG級武器と同等の基本性能になる。 |
辿異武器 |
上記の辿異種の素材から生産あるいは強化。シジルと装飾品に両対応。 さらに辿異種モンスターの発達部位を破壊しやすい特性がある。 |
また、リーチが通常とは異なる武器も存在する。武器種にもよるが、通常リーチも含めると最大で6通りが用意されている。
長・極長 | 通常よりも攻撃範囲が長めの武器。極長は通常リーチ部分に判定がなく、先っぽだけに判定がある。 |
短・極短 | 1キャラ分ほどリーチが短い代わりに威力は申し分ない。基本性能は高めで、うまく扱えれば強力。 |
特殊リーチ | 一部のイベント武器などに当てられている。武器の右上の箇所のみ判定があったり、手前に判定がないなど癖が強い。 |
プレイヤーごとに用意されるエリア。各種カスタマイズや素材収集が可能。
マイハウス | 装備を変更したり、猫飯を食べたりする。が、弁当が有用なのであまり使われない。 |
マイガーデン | 肉を焼いたり採取素材を入手したりできる「農場」的な施設。グークはここで飼育する。 |
マイギャラリー | 様々な家具をセットし、コンテストで高評価がもらえるとアイテムが獲得できる。それに留まらずコーディネイトするも良し。 |
マイトレ | アイルーの施設や、スキルを付加させるプーギーを雇うことで、様々な素材を得ることができる。施設拡張にはマイトレポイント(*9)というものを消費する。 |
マイサポート |
F.2で追加された、プレイヤーキャラをサポートする小型の飛竜「ホルク」(ターゲッティングされないオトモキャラ)、 G5で追加されたMHF版オトモアイルーである「パートニャー」を管理する 元気のみなもとはここで1日1個入手可。 |
マイミッション |
HR5以上で特定のモンスターを狩猟する「ミッション」を受注できる。 本来は一定値でカンストする攻撃力(*10)の上限を増やしたり、被ダメージを減らすことができるようになる。 |
同じ武器でも条件を満たせばモーションを切り替えることができる。
地ノ型 | 初期の型。MH2由来の既存のモーションに追加して、F独自のものが存在する。 |
天ノ型 | 秘伝書を入手した時点で使用可能。一部のモーションが独自のものに差し代わる。連続攻撃の回数を増やす等システムが変更されるものも。 |
嵐ノ型 | 天の型をベースに一部モーションが変更される。かつては条件が必要だったが現在は天ノ型と同時に解放される。 |
極ノ型 | GSR1以上で解放される。「ハンターが極まる」とされ、上記3モーションをさらに昇華させたものとなる。 |
ハンターズクエスト | 常時配信され、ハンターランク以外の受注制限が無いクエスト。これだけで数百種類も存在する。 |
イベントクエスト | 毎週更新される期間限定のクエスト。タイムリーな季節イベントや素材救済クエストなどが該当。 |
フロンティアクエスト | こちらも週代わりだがイベントクエストと異なり数週間でローテーションする。 |
特殊素材クエスト | 過去の期間限定クエストを常設化したものが中心。一風変わった武器防具の素材が手に入る。 |
プレミアムクエスト | HRPが多く入手できたり、貴重なアイテムが確定で入手できる。要プレミアムコース。 |
デイリークエスト | 一日一回だけしか受注できないが、難易度の割に報酬の質が良いクエスト。 |
スペリアクエスト | 目的に応じた素材収集やランクポイント稼ぎに適したクエスト。課金アイテムである「スペリアチケット」を必要とする。 |
そもそもカプコンは正式サービス開始前に、「課金アイテムは実装しない」と公言していた。
が、その約束を反故にしたばかりか、下記のような露骨な搾取運営をしていたため、猛烈な批判を浴びている。ユーザーを金蔓としか見ていないと思われても仕方が無い。
ただし、課金アイテムを販売する前はサーバーの運営費と開発費が利益のほとんどを食いつぶしていたという発言もあり、課金アイテム実装後はしっかり利益が出せるようになった(サービス継続に繋がった)と後年話している。とはいえ説明もなく実装された点は問題だろう。
ハンターライフコース
エクストラコース
プレミアムコース
アシストコース
秘伝書コース
Nコース
狩人応援コース(旧称フォワード応援コース)
パッケージ特典・プレミアムキット
ガチャ商法
その他の課金項目
食事システム
剛種武器を作るために
剛種チケット
紙集めオンライン
秘伝防具絶対主義
SR上げを利用した課金と秘伝書のレベル上げ
HC素材の入手確率
防具強化素材
ブースト期間の導入
ハンターナビ
復帰区
極限征伐戦
精錬装飾品の直接生産
2013年4月17日にMHFはMHF-Gにゲームタイトルを変更。同時にG級クエストを導入し新しい時代の幕開けとなる・・・はずだったが、 その肝心のG級が1から10までプレイヤーを苦しめる要素だらけだったため、多くのプレイヤーが予想していたG級とのギャップの差が激しく、G級に期待していたユーザーたちが次々と失望し引退を始めゲーム内人口が大きく過疎へと向かった。 プレイヤーの間では「防御補正や武器強化失敗を含めれば、過去最悪のアップデートだ」という声が上げられるほどである。 このMHF-Gの大失敗は今までのMHFの評価を大暴落させるだけでなく、あまりの酷さにMHFのプロデューサー本人も「100点中5点」「面白さを考慮しない時間を要求するだけのゲーム」と苦言を言い放つほどだった。
果てしない延命のために作られたランク
武器強化失敗
モンスターの仕様
大失敗を認めるまでの運営態度
モンスター・装備・フィールドなどが随時追加実装されていくため、ゲームのボリュームは桁違いで、やり応えは抜群。
シリーズ作をやり込み、さらに狩り応えのあるモンスターをオンラインで狩りつくしたい、という人は一度プレイしてみて損はないだろう。
しかし『モンスターハンター』というゲームとして見ると、ローカルルールや素材の仕様による延命に絶望することは間違いないので、異なるゲームと捉えるべきである。
とはいえ、幾度ものアップデートやリファイン、救済等によって、敷居そのものは下がっている。
稼働当初はネットゲームという、日々修正されていくスタイルで他シリーズとの差別化は図れたが、オンライン化が常態化した現在では、そのアドバンテージは無くなりつつある。
MHシリーズもグラフィックやシステムが洗練されていく中、あくまでMH2ベースの世界観は古臭いというイメージはどうしてもつくかもしれない。
一見難しいように感じても今までの9年のアップデートで蓄積されてきた要素があるため、SR帯はやりがいがあるといえる。
他のネットゲームと異なり課金で作業工程を大幅短縮できるのもあって、課金漬けをすれば今からでも廃人に追いつくことも可能。
G1アップデートで大不評を買った内容もG2、G3アップデートを経て大きく改善され、今後も新要素追加やグラフィック全般のリファインなども予定されている。
ただし、ユーザーの間ではG1の失敗が未だに根強く残っており、人口はアップデートごとに多少持ち直すものの緩やかな減少傾向にある。
今後のアップデートに期待するか、この先は期待できないと手を出さないでおくか。
十二分に考えた上で『フロンティア』の世界に訪れてほしい。
なお、現在はHR4(旧HR99)までの大半のクエストが無料開放されている。4までであっても、ボリュームはかなりの物なので、無料で遊べる範囲は大きく拡張されている(*35)。