機種 | タイトル | 略称 | 概要 | 判定 | |
ナンバリングシリーズ | |||||
PS2 | モンスターハンター | MH | シリーズの開祖。重厚なアクションとシビアな難易度は飽くなきコアゲーマー達の心に火をつけた。 | 良 | |
PS2/Wii | モンスターハンターG | MHG | 初代のアップグレード版。後のシリーズにも引き継がれる良要素が登場。 | ||
PS2 | モンスターハンター2 | MH2 | 要素は増したがバランス崩壊寸前に……。続編の基礎となった部分も多いが、今作限りとなった要素も多い。 | なし | |
Wii | モンスターハンター3 | MH3 |
舞台を一新、表現やシステムは正当進化。目玉の水中戦は試み自体は評価されるも、練り込み不足が目立つ。 ハード一新に伴い、武器種及び大型モンスターが削減された点も賛否が分かれる。 |
なし | |
3DS | モンスターハンター3G | MH3G |
立体視に対応し、さらなる追加要素で進化した『MH3』のアップグレード版。拡張スライドパッド対応。 『MH3』で削除された要素が多数復活。ただし、水中戦の仕様は良くも悪くもそのまま。 |
良 | |
WiiU | モンスターハンター3G HD Ver. | MH3GHD | 『MH3G』のHD化逆移植。WiiUのローンチタイトルでもある。無料のオンライン協力プレイに対応。 | ||
3DS | モンスターハンター4 | MH4 |
携帯機では初となるオンラインプレイ対応。ゲーム自体のボリュームも大幅進化。 起伏の激しいマップやジャンプ攻撃が追加され高低差を活かした狩猟が出来るようになった。 |
良 | |
3DS | モンスターハンター4G | MH4G |
懐かしの要素も多数追加されたことにより、ボリュームとシステムが共に正統進化。 その一方で、極限状態におけるモンスターの超強化は理不尽過ぎるといった声もある。 |
賛否両論 | |
PS4/Win | モンスターハンター:ワールド | MHW |
次世代機向けに作られグラフィックと表現力はよりリアルに進化し、フィールドマップも大幅に広くなった。 ゲーム性そのままに伝統的に受け継がれていた多くの要素が見直され、エリア間の移動がシームレスとなる。 進化したゲーム性は全世界で高く評価され、シリーズのみならずカプコン作品史上最大のヒット作となった。 |
良 | |
PS4/Win | モンスターハンターワールド:アイスボーン | MHW:I |
メインシリーズでは初となる大型拡張DLC。新要素のクラッチクローを如何に使いこなすかがカギ。 『MHW』の大型拡張コンテンツであるが、実質『MHWG』と言っても差し支えない内容となっている。 『MHW』からの変更点や一部追加要素は粗削りな部分もあるものの、大幅なボリュームアップを果たした。 |
||
Switch/Win/ PS5/XSX/ PS4/One |
モンスターハンターライズ | MHRise |
Switch初となるナンバリング相当の作品で、『MHP3』以来となる和の要素をテーマに取り入れている。 『MHW』の良さを引き継ぎつつそれ以前の要素を両立、これまで以上に狩りの爽快さや快適性が大幅向上。 翔虫によってアクションの幅が大きく広がり、難易度や快適性からシリーズ初心者でも遊びやすい作りに。 |
良 | |
Switch/Win | モンスターハンターライズ:サンブレイク | MHRise:SB |
『MHRise』の大型拡張DLC。和風の世界から西洋風の世界へと拡張。 新要素は従来の『G』に比べ控えめだが、エンドコンテンツのボリューム感や狩猟の快適さはさらに向上。 |
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ポータブルシリーズ | |||||
PSP | モンスターハンターポータブル | MHP |
『MHG』の移植作。シリーズ初の携帯機作品は「ゲーム機を持ち寄り協力して遊ぶ」スタイルで一躍人気に。 PSPの普及にも一役買い、シリーズを世に大きく知らしめた出世作。 |
良 | |
モンスターハンターポータブル 2nd | MHP2 |
『MH2』をベースにした新作。『MH2』で不評だった要素を大きく修正し、遊びやすいバランスに。 看板モンスターは今や人気者となり、シリーズ初のミリオン突破タイトルでもある。 |
良 | ||
PSP | モンスターハンターポータブル 2nd G | MHP2G |
『MHP2』のアップグレード版。G級クエストや新モンスター等が追加され、システム面もより快適に。 ボリュームは『ポータブル』シリーズ最高峰。廉価版もミリオンを突破するロングランとなった。 |
||
PSP | モンスターハンターポータブル 3rd | MHP3 |
『MH3』をベースにした新作。和風な要素も取り入れた設定が話題に。 細かいシステムが大幅に改良され、遊びやすさを意識した進化へ。 PSP向けの作品で最も売れた作品であり、未だに国内売り上げはシリーズ最高。 |
良 | |
PS3 | モンスターハンターポータブル 3rd HD Ver. | MHP3HD | 『MHP3』のHD化移植。セーブデータは『MHP3』から完全に引き継ぎ可能。 | ||
クロスシリーズ | |||||
3DS | モンスターハンタークロス | MHX |
『MH4G』の課題を改善しつつ、新要素も盛大に盛り込んだ『モンスターハンター』の新シリーズ。 懐かしの拠点やモンスターも復活。 |
良 | |
3DS | モンスターハンターダブルクロス | MHXX |
旧世代機シリーズ最終作。新たな要素を取り入れつつ、ファンの期待をいい意味で「ダブルクロス」した。 続編『MHW』でシステム面が大きく変更され、旧来のシステムを受け継ぐ最後の作品となった。 |
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Switch |
モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver. |
MHXXNS |
『MHXX』を精細化してHD解像度に対応し、Nintendo Switchへクロスした移植作。 セーブデータは3DS『MHXX』から相互に引き継ぎ可能。 |
機種 | タイトル | 略称 | 概要 | 判定 | |
アイルースピンオフ作品 | |||||
PSP | モンハン日記 ぽかぽかアイルー村 | アイルー村 |
アイルーが遂に主人公になった、村育成シミュレーションゲーム。 見た目はかわいくても、しっかり『モンハン』しています。 |
良 | |
PSP | モンハン日記 ぽかぽかアイルー村G | アイルー村G |
『アイルー村』のアップグレード版。 新たなアイルーや、やり込み要素も増加し「G級」に恥じない大ボリュームとなっている。 |
||
3DS | モンハン日記 ぽかぽかアイルー村DX | アイルー村DX |
『アイルー村G』のインターフェイスを3DS向けに最適化。 さらに新要素を追加し、難易度調整も施した完全版。 |
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PSP | アイルーでパズルー | パズルー |
カプコンの『スーパーパズルファイターIIX』のキャラ差し替え版。 キャラゲーとしては合格点だが、キャラバランスは『スパズル』譲りの悪さ。 |
なし | |
AC | モンハン日記 プリプリプーギーレース |
『アイルー村』でおなじみのプーギーレースが完全3Dに。 前後左右に振るプーギーの尻(フィギュア)がコントローラー。 |
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オンライン | |||||
PS3/360/ WiiU/PSV/ Win |
モンスターハンター フロンティアオンライン モンスターハンター フロンティアG モンスターハンター フロンティアZ |
MHF MHF-G MHF-Z |
『MH2』がベースのオンラインゲーム。やりこみ要素は最高峰だが搾取商法等の問題点も。 目玉とされていた「G級」のシステムが粗悪だった為、大失敗を招いてしまった。 その後は少しずつ改善されてはいった。2019年12月18日にサービス終了。 |
なし | |
Win | モンスターハンターオンライン | MHO |
中国のパブリッシャーであるテンセントが開発・運営していた中国向けオンラインゲーム。 カプコンは監修のみ。国内はサービス未展開。2019年12月31日にサービス終了。 |
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ストーリーズ | |||||
3DS | モンスターハンター ストーリーズ | MHST |
シリーズ初のRPG。オトモンと共に冒険する、ライダーの物語。 モンハンで初のRPGという新しい取り組みは話題を呼んだ。 しかしゲーム性や世界観の違いにナンバリングシリーズファンからは否定的な意見も。 |
良 | |
Switch/Win | モンスターハンターストーリーズ2 ~破滅の翼~ | MHST2 |
『MHW』シリーズのモンスター追加やシステム改良した続編。 前作を超えるグラフィックの進化と王道ストーリーは好評。 その一方で単調な共闘クエストやヒロインの描写が問題に。 |
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その他 | |||||
AC | モンスターハンター スピリッツ | MHSP | モンスターを育て、共に戦うアーケードゲーム。仕様や世界観は『MH4』に準拠。 | ||
iOS/Android | モンスターハンター Dynamic Hunting |
タップとフリックで操作する、スマートフォン向け買い切り型ハンティングアクション。 2019年2月28日に配信及びサポート終了。 |
特筆がない限り全てiOS/Android向けアプリ。CS機作品及び遊技機のスマートフォン移植や従来型携帯電話向けにも展開されていたソーシャルゲームは省略。
※上記の他、本wiki記述対象外の従来型携帯電話向けアプリゲームやメダルゲーム、遊技機等が多数リリースされている(各タイトルの記述は省略)。
機種 | タイトル | 概要 | 判定 |
PSP | メタルギアソリッド ピースウォーカー |
コラボゲームを収録。ティガレックス、リオレウス、トレニャーが忠実に再現されゲスト出演。 メタルギアREXをモデルにしたオリジナルモンスター・核竜ギアレックスも登場。 |
なし |
AC | 太鼓の達人シリーズ |
本作のBGMをメドレー化した楽曲が収録されている。 構成は収録時期で異なるが「英雄の証」で始まり「上手に焼けました~!」で終わるのは共通。 |
|
crossbeats REV. | アーケードリズムゲーム。シリーズテーマ曲「英雄の証」等が収録。さらに『MHX』『MHF』とのコラボイベントも開催。 | 賛否両論 | |
PS4/One/Win | MARVEL VS. CAPCOM: INFINITE | 女性ハンターが「モンスターハンター」名義でDLC参戦。ストーリーモードにはダレン・モーランも登場。 | |
3DS | バッジとれ~るセンター |
『MH4G』『MHX』『MHXX』『アイルー村DX』及びグッズブランド『AIROU』のアートワークを使用したバッジを配信。 任天堂キャラクターとのコラボバッジも存在する。 |
良 |
3DS/WiiU |
大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U |
DLCとしてMiiファイター用のハンター衣装が配信された。 | なし |
Switch | 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL | ボス・アシストフィギュアでリオレウスが登場。DLCでMiiファイター用のハンター衣装も配信。 | 良 |
TETRIS 99 | 『MHRise』とのコラボ祭を開催。 | 良 | |
PS5/XSX/ PS4/One/ Switch/Win |
ソニックフロンティア |
コラボDLCパックを導入することでソニック用のレウス装備や肉焼きのミニゲームが追加される。 モンハン側でも『MH4G』や『MHRise』にてソニックとのコラボクエストが配信されている。 |
良 |
プレイヤーは「ハンター」となり、様々な種類のある装備とアイテムを用いてモンスターを狩る。
これによりクエストを達成して得られるお金(ゼニー)と材料を使用することで、装備を強化してさらに手ごわい戦いに挑む事ができるという、広義的なハック&スラッシュ要素が中核になるアクションである。
シリーズ初期は明確なストーリーが存在しなかったが、後に「拠点を守る」といった目標が掲げられるようになった。クエストの攻略進行に合わせ拠点が発展していくシリーズ作品もある。
自給自足のハンター生活を支える様々なアイテムの主な入手方法は以下の通り。
ハンターの武器は、刃物・鈍器・飛び道具(これらの中で更に複数の種類に分かれる)に大別され、そこから1つを選んで狩りに赴く。この他は身を守る防具と様々なアイテム。これだけの準備で大自然の驚異に挑む。
ハンターが操る武器はそれぞれに特徴があり、武器種によって立ち回りは大きく異なる。
戦いの経験や、装備の効果や敵との相性を理解することも、熾烈な戦闘を勝ち残るにあたって重要な装備の1つとなる。
対峙する大型モンスターとの戦いはまさに「命の奪い合い」という言葉が似合うほどシビアなバランス。
初見のモンスターにはまず間違いなく艱難辛苦を味わわされることになるので、そこから何度も立ち上がりながら弱点を探り、根気良く戦う事で勝利への糸口を掴むことになる。
『ロックマン』や『魔界村』などといったカプコン製アクションの例に漏れず、敵に対する攻略法を組み立てる歯ごたえ満点の過程も本シリーズの大きな魅力の1つである。
こうしたシビアな世界観・難易度バランスの硬派なハック&スラッシュACTではあるが、回復薬を飲めばガッツポーズ、生肉を火にかければコミカルなBGMが流れ、良い加減に焼き上がると聞こえてくる「上手に焼けました~」ボイス等々、どこかコミカルなノリを有している。
CMでも「モンスターが闊歩するフィールドの真ん中で軽快な曲に合わせてマンガ肉を焼くシーン」が用いられたことで有名。
一方、コミカルな印象とは裏腹に高難易度かつ素材集めの手間暇もかかるため人を選ぶことは否めず、始動当初は知る人ぞ知るストイックなシリーズだった。
しかし仲間と協力して高い障害を乗り越える面白さや、モンスターの面影を絶妙に残した独特の装備デザインが次第に認知され、携帯機用の「ポータブルシリーズ」進出で協力プレイが爆発的に広まったことから人気が沸騰。
中でも『MHP2』と『MHP2G』は「狩りゲー」ブームの牽引役となり、多くのフォロワー作品が生まれた。
ユーザー層も老若男女幅広く、中には現実のユーザー同士で結婚する『モンハン婚』なるものも存在しており、一時期は「モンスターハンターブライダルフェア」なる公式キャンペーンまで行われていた。
『モンスターハンター』シリーズでは、殆どの作品において世界や設定が繋がっている。舞台の土地柄やモンスターなどに関する設定の膨大さは、設定資料集からも窺える。
本シリーズの世界観は、もはや魅力の一つと言えるだろう。興味のある人は、ゲーム内外にちりばめられた様々な知識にも触れてみてはいかがだろうか。
初代及び『G』のスタッフロールで流れるオーケストラによる壮大な楽曲。作曲者は甲田雅人(*9)氏。
現在はシリーズのメインテーマとして扱われており、『DQ』シリーズの「序曲」や『FF』シリーズの「FINAL FANTASY」のような立ち位置である。
また、シリーズ問わず多くのアレンジが作られ、オーケストラで再録音される機会も非常に多い。
初代及び『G』以降も超大型モンスターとの決戦時(*10)やスタッフロールで流れるのがお約束となっている。
シリーズのBGMを演奏する「狩猟音楽祭」では必ず演奏されている他、ゲームミュージックメインではない演奏会でも演奏される事もある。
カプコンのAC向けリズムゲーム『crossbeats REV.』にも収録されたことで、シリーズに縁のないプレイヤーにも知られる機会が出来た。
また、作品毎のメインテーマやBGMも評価が高く、「狩猟音楽祭」というオーケストラコンサートが開催されたりするなど、単なるゲーム音楽の枠を超えて愛されている。
さらに、2021年に開催された東京オリンピックの開会式における選手入場曲として前述の『DQ』『FF』のメインテーマ等と共に使用された。
しかも「英雄の証」が流れたのは、日本選手団が入場するタイミングでのことである。
また、『MH4』のメインテーマである「旅立ちの風」も一緒に使用された。
*1 ただし、コラボ作品由来のモンスターの中には実際に魔法を操るモンスターも存在している。また、それらしく説明はされているが現実的には再現が困難であったり、インパクト重視でそもそも設定を考えていないような物もある。
*2 怒り状態時に見た目が変わる種もいる。
*3 元気な時にはピンと張っていたヒレや耳が垂れ下がったりする種もいる。
*4 好戦的なモンスターには弱った兆候を見せないモンスターもいる。
*5 特定のクエストをクリアする事で、ムービーとスタッフロールが流れる為、そこを一区切りと考えるプレイヤーは多い。
*6 実際、児童向け雑誌『コロコロコミック』でも取り上げられており、プロデューサーである辻本氏へのインタビューが載せられたこともあった。
*7 設定で頻度を減らしたり掛け声だけにすることも可能。
*8 ただし、初期のころから実際に死亡している訳でなく、言葉の綾が残っている物であった。なお、世界観上は狩猟の際に死亡してしまうハンターもいるようだ。
*9 シリーズには『初代』~『MHP2G』及び『MHF』まで携わっていた。他には『デビルメイクライ』シリーズや『ワイルドアームズ』シリーズなどにも携わっている他、近年は『この素晴らしい世界に祝福を!』などアニメの劇伴でも活躍している。
*10 厳密には短縮版が流れる。
*11 勘違いされやすいが、『MHP』を除き移植作品ではなく、『MHP』も移植にあたって大幅なアレンジが行われている。
*12 『MHXX』でさらに2体追加された。
*13 独自のアレンジが加えられた「遷悠種」と実装されたり、骨格やモーションを引き継いだ新モンスターとして実装される場合もある。