シリーズ作品および一覧の編集の際にはモンスターハンター総合スレでの議論にもご留意ください。
機種 | タイトル | 略称 | 概要 | 判定 | |
メインシリーズ | |||||
PS2 | モンスターハンター | MH | シリーズの開祖。重厚なアクションとシビアな難易度は飽くなきコアゲーマー達の心に火をつけた。 | 良 | |
PS2/Wii | モンスターハンターG | MHG |
初代のアップグレード版。後のシリーズにも引き継がれる良要素が登場。 Wii版は『MHP2G』までの便利要素を多く搭載し、『MH3』の体験版も付属していた。 |
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PS2 | モンスターハンター2 | MH2 | 要素は増したがバランス崩壊寸前に…。続編の基礎となった部分も多いが、今作限りとなった要素も多い。 | なし | |
Wii | モンスターハンター3 | MH3 |
舞台を一新、表現やシステムは正当進化。目玉の水中戦は試み自体は評価されるも、練り込み不足が目立つ。 ハード一新に伴い、武器種及び大型モンスターが削減された点も賛否が分かれる。 |
なし | |
3DS | モンスターハンター3G | MH3G |
立体視に対応し、さらなる追加要素で進化した『MH3』のアップグレード版。拡張スライドパッド対応。 『MH3』で削除された要素が多数復活。ただし、水中戦の仕様は良くも悪くもそのまま。 |
良 | |
WiiU | モンスターハンター3G HD Ver. | MH3GHD |
『MH3G』のHD化逆移植。WiiUのローンチタイトルでもある。 セーブデータは3DS『MH3G』から相互に引き継ぎ可能で、無料のオンライン協力プレイに対応。 |
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3DS | モンスターハンター4 | MH4 |
携帯機では初となるオンラインプレイ対応。ゲーム自体のボリュームも大幅進化。 起伏の激しいマップやジャンプ攻撃が追加され高低差を活かした狩猟ができるようになった。 |
良 | |
3DS | モンスターハンター4G | MH4G |
懐かしの要素も多数追加されたことにより、ボリュームとシステムが共に正統進化。 その一方で、極限状態におけるモンスターの超強化は理不尽過ぎるといった声もある。 |
賛否両論 | |
3DS | モンスターハンタークロス | MHX |
従来のナンバリングシリーズとは異なる新たな『モンスターハンター』が登場。 『MH4G』ベースに「スタイル」「狩技」等の新要素を盛大に盛り込み、懐かしの拠点やモンスターも復活。 |
良 | |
3DS | モンスターハンターダブルクロス | MHXX |
旧世代機シリーズ最終作。 シリーズ最大級のモンスター数や新要素を取り入れつつ、ファンの期待をいい意味で「ダブルクロス」した。 続編『MHW』でシステム面が大きく変更され、旧来のシステムを受け継ぐ最後の作品となった。 |
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Switch |
モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver. |
MHXXNS |
『MHXX』を精細化してHD解像度に対応し、Nintendo Switchへクロスした移植作。 セーブデータは3DS『MHXX』から相互に引き継ぎ可能(2024年4月9日まで)。 |
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PS4/One/ Win |
モンスターハンター:ワールド | MHW |
次世代機向けに作られグラフィックと表現力はよりリアルに進化し、フィールドマップも大幅に広くなった。 ゲーム性そのままに伝統的に受け継がれていた多くの要素が見直され、エリア間の移動がシームレスとなる。 進化したゲーム性は全世界で高く評価され、シリーズのみならずカプコン作品史上最大のヒット作となった。 |
良 | |
PS4/One/ Win |
モンスターハンターワールド:アイスボーン | MHW:I |
メインシリーズでは初となる大型拡張DLC。新要素のクラッチクローを如何に使いこなすかがカギ。 『MHW』の大型拡張コンテンツであるが、実質『MHWG』と言っても差し支えない内容となっている。 『MHW』からの変更点や一部追加要素は粗削りな部分もあるものの、大幅なボリュームアップを果たした。 |
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Switch/Win/ PS5/XSX/ PS4/One |
モンスターハンターライズ | MHRise |
Switch初となるメインシリーズの新作で、『MHP3』以来となる和の要素をテーマに取り入れている。 『MHW』の良さを引き継ぎつつそれ以前の要素を両立、これまで以上に狩りの爽快さや快適性が大幅向上。 翔虫によってアクションの幅が大きく広がり、難易度や快適性からシリーズ初心者でも遊びやすい作りに。 |
良 | |
Switch/Win/ PS5/XSX/ PS4/One |
モンスターハンターライズ:サンブレイク | MHRise:SB |
『MHRise』の大型拡張DLC。和風の世界から西洋風の世界へと拡張。 新要素は従来の『G』に比べ控えめだが、エンドコンテンツのボリューム感や狩猟の快適さはさらに向上。 その一方で、エンドコンテンツにおけるランダム要素には批判の声も出ている。 |
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PS5/XSX/ Win |
モンスターハンターワイルズ | MHWilds(*1) | 白紙保護中。記事下書き/避難所を通じて2025年5月28日以降記事作成可能。 | ||
ポータブルシリーズ | |||||
PSP | モンスターハンターポータブル | MHP |
『MHG』の移植作。シリーズ初の携帯機作品は「ゲーム機を持ち寄り協力して遊ぶ」スタイルで一躍人気に。 PSPの普及にも一役買い、シリーズを世に大きく知らしめた出世作。 |
良 | |
モンスターハンターポータブル 2nd | MHP2 |
『MH2』をベースにした新作。『MH2』で不評だった要素を大きく修正し、遊びやすいバランスに。 看板モンスターは今や人気者となり、シリーズ初のミリオン突破タイトルでもある。 |
良 | ||
PSP | モンスターハンターポータブル 2nd G | MHP2G |
『MHP2』のアップグレード版。 G級クエストや新モンスター等が追加され、オトモアイルーが初登場する等システム面もより快適になった。 ボリュームは『ポータブル』シリーズ最高峰。廉価版もミリオンを突破するロングランに。 |
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iOS | モンスターハンターポータブル 2nd G for iOS | 上記のスマホ移植作。画質が向上したが一部コラボクエストは未収録。2019年9月1日配信及びサポート終了。 | 参考 | ||
PSP | モンスターハンターポータブル 3rd | MHP3 |
『MH3』をベースに和風要素も取り入れた作品。細かいシステムが大幅改良、遊びやすさを意識した進化へ。 PSP向けの作品で最も売れた作品であり、未だに国内売り上げはシリーズ最高。 |
良 | |
PS3 | モンスターハンターポータブル 3rd HD Ver. | MHP3HD | 『MHP3』のHD化移植。セーブデータは『MHP3』から完全に引き継ぎ可能。 | ||
オンライン専用タイトル | |||||
PS3/360/ WiiU/PSV/ Win |
モンスターハンター フロンティア オンライン モンスターハンター フロンティアG モンスターハンター フロンティアZ |
MHF MHF-G MHF-Z |
『MH2』がベースのオンラインゲーム。やりこみ要素は最高峰だが搾取商法等の問題点も。 目玉とされていた「G級」のシステムが粗悪で大失敗を招いたが、その後は徐々に問題点が改善されていった。 強力なモンスターの攻撃に操作技術で対処する、アクション性重視のゲームバランスも好評を得ていた。 2019年12月18日サービス終了。 |
なし | |
Win | 怪物猎人 Online | MHO |
日本語訳は『モンスターハンターオンライン』で、国内サービス未展開。 中国のゲーム会社であるテンセントが開発・運営していた中国向けオンラインゲーム。 オリジナルのシステムやモンスターも登場。カプコンは監修のみ。2019年12月31日サービス終了。 |
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関連ツール | |||||
WiiU | モンスターハンター3G・パケットリレーツール | 3DS版『MH3G』しか所持していなくてもWiiU版とネットワークプレイが可能になるツール。現在は配信終了。 | 参考 |
機種 | タイトル | 略称 | 概要 | 判定 | |
アイルースピンオフ作品 | |||||
PSP | モンハン日記 ぽかぽかアイルー村 | アイルー村 |
アイルーが遂に主人公になった、村育成シミュレーションゲーム。 見た目はかわいくても、しっかり『モンハン』しています。 |
良 | |
PSP | モンハン日記 ぽかぽかアイルー村G | アイルー村G |
『アイルー村』のアップグレード版。 新たなアイルーや、やり込み要素も増加し「G級」に恥じない大ボリュームとなっている。 |
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3DS | モンハン日記 ぽかぽかアイルー村DX | アイルー村DX |
『アイルー村G』のインターフェイスを3DS向けに最適化。 さらに新要素を追加し、難易度調整も施した完全版。 |
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PSP | アイルーでパズルー | パズルー |
カプコンの『スーパーパズルファイターIIX』のキャラ差し替え版。 キャラゲーとしては合格点だが、キャラバランスは『スパズル』譲りの悪さ。 |
なし | |
AC | モンハン日記 プリプリプーギーレース | プリプリプーギー |
『アイルー村』でおなじみのプーギーレースが完全3Dに。 上下左右に振るプーギーの尻(フィギュア)がコントローラー。 |
良 | |
ストーリーズ | |||||
3DS | モンスターハンター ストーリーズ | MHST |
シリーズ初のRPG。オトモンと共に冒険する、ライダーの物語。 モンハンで初のRPGという新しい取り組みは話題を呼んだ。 しかしゲーム性や世界観の違いにメインシリーズの一部ファンからは否定的な意見も。 |
良 | |
iOS/Android | モンスターハンター ストーリーズ |
上記の買い切り型スマートフォン向け移植作。 セーブデータを製品版に引き継げる無料版『~旅立ちの章~』も配信。 |
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iOS | Monster Hunter Stories+ | 上記のApple Arcadeサブスクリプション配信版。セーブデータは買い切り版と互換性なし。2025年1月24日に配信、2月5日にサービス終了。 | |||
Switch/ PS4/Win |
モンスターハンター ストーリーズ |
上記の次世代機向けリマスター版。 新たに日本語/英語でのフルボイスやミュージアムモードが追加されたが、ゲーム性にはほとんど手が加えられていない。 |
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Switch/ Win/PS4 |
モンスターハンターストーリーズ2 ~破滅の翼~ | MHST2 |
『MHX』『MHW』シリーズのモンスター追加やシステム改良した続編。 成長した前作のキャラクターも登場。 |
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その他 | |||||
AC | モンスターハンター スピリッツ | MHSP | モンスターを育て、共に戦うアーケードゲーム。仕様や世界観は『MH4』に準拠。 | ||
iOS/Android | モンスターハンター Dynamic Hunting |
タップとフリックで操作する、スマートフォン向け買い切り型ハンティングアクション。 配信当時はスマホで遊べる貴重な『モンハン』であった。2019年2月28日サービス終了。 |
特筆がない限り全てiOS/Android向けアプリ。CS機作品及び遊技機のスマートフォン移植や従来型携帯電話向けにも展開されていたソーシャルゲームは省略。執筆対象作品との連動要素がある場合はそちらも記載。
※上記の他、本Wiki記述対象外の従来型携帯電話向けアプリゲームやメダルゲーム、遊技機が多数リリースされている(各タイトルの記述は省略)。
機種 | タイトル | 概要 | 判定 |
AC | ウォーザード |
ランス「アンドレイヤー」や防具「ミヅハ装備」などのデザインの元ネタ。 他にもいくつかの点で『モンスターハンター』シリーズとの関わりがある。 |
なし |
crossbeats REV. | アーケードリズムゲーム。シリーズテーマ曲「英雄の証」等が収録。さらに『MHX』『MHF』とのコラボイベントも開催。 | 賛否両論 | |
PSP | メタルギアソリッド ピースウォーカー |
コラボゲームを収録。ティガレックス、リオレウス、トレニャーが忠実に再現されゲスト出演。 メタルギアREXをモデルにしたオリジナルモンスター・核竜ギアレックスも登場。 |
なし |
PS4/PSV/ Switch/Win |
ファンタシースターオンライン2 | 『MHF-Z』との相互コラボを実施。『PSO2』側には再現されたエルゼリオンがエネミーとして登場した。 | 執筆禁止 |
PS4/One/Win | MARVEL VS. CAPCOM: INFINITE | 女性ハンターが「モンスターハンター」名義でDLC参戦。ストーリーモードにはダレン・モーランも登場。 | |
3DS | すれちがいMii広場 | あそびの1つ「ピースあつめの旅」で、『MH4』『MH4G』をテーマにしたパネルを配信。 | 良 |
パズドラクロス 神の章/龍の章 | 『MHST』との相互コラボを実施。シリーズのモンスターや装備を模したソウルアーマーを入手できた。 | 良 | |
バッジとれ~るセンター |
『MH4G』『MHX』『MHXX』『アイルー村DX』及びグッズブランド『AIROU』のアートワークを使用したバッジを配信。 任天堂キャラクターとのコラボバッジも存在する。「イラスト交換日記」におけるバッジの貼り付け機能にも対応していた。 |
良 | |
どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー | 期間限定でアイルーが依頼人として登場し、モンハンモチーフの家具も入手できた。 | 良 | |
とびだせ どうぶつの森 amiibo+ | 『MHST』のamiiboに対応し、アイルーを住人として呼び出せる。 | 良 | |
WiiU | スーパーマリオメーカー | コラボコースとアイルーのキャラマリオを配信。 | 良 |
3DS/WiiU |
大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U |
DLCとしてMiiファイター用のハンター衣装が配信された。 | なし |
Switch | 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL | ボス・アシストフィギュアでリオレウスが登場。DLCでMiiファイター用のハンター衣装も配信。 | 良 |
TETRIS 99 | 『MHRise』とのコラボ祭を開催。 | 良 | |
PS3/PS4/PS5/ XSX/Win/Mac |
ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア | 『MHW』との相互コラボを実施。リオレウスやオトモアイルーが登場。 | 良 |
PS5/XSX/ PS4/One/ Switch/Win |
ソニックフロンティア |
コラボDLCパックを導入することでソニック用のレウス装備や肉焼きのミニゲームが追加される。 モンハン側でも『MH4G』や『MHRise』にてソニックとのコラボクエストが配信されている。 |
良 |
PS5/XSX/ PS4/One/Win |
ASSASSIN'S CREED VALHALLA | 『MHW』とのコラボDLCを配信。オドガロン装備やモンスターのスキンなどを入手できる。 | |
エグゾプライマル |
モンハンシリーズの一部スタッフも開発に携わっている、チーム対戦型マッシヴアクション。 シリーズとのコラボレーションが行われ、敵としてリオレウスやエグゾスーツとしてハンター装備及びラージャンが登場した。 |
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太鼓の達人シリーズ |
本作のBGMをメドレー化した楽曲が収録されている。構成は収録時期で異なるが「英雄の証」で始まり「上手に焼けました~!」で終わるのは共通。 その他、キャラクター提供やモンハン側での相互コラボも実施。 |
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ストリートファイターシリーズ | 『V』『6』にてコラボコスチュームなどを実装。モンハン側でも『MH4』以降多数の作品でコラボ装備等が登場している。 |
カプコンの看板シリーズの1つ。その名の通り、プレイヤーは「ハンター」となり、様々な種類のある装備とアイテムを用いてモンスターを狩る。
ジャンルとしてはMOアクションの側面を持っており、オンラインやローカル通信などによる最大4人パーティ(例外あり)での協力プレイを特色としている。もちろんソロプレイも可能。
クエストを達成することで得られるお金(ゼニー)と材料を使用することで、装備を強化してさらに手ごわい戦いに挑む事ができるという、広義的なハック&スラッシュ要素が中核になるアクションである。
シリーズ初期は明確なストーリーが存在しなかったが、後に「拠点を守る」といった目標が掲げられるようになった。クエストの攻略進行に合わせ拠点が発展していくシリーズ作品もある。
自給自足のハンター生活を支える様々なアイテムの主な入手方法は以下の通り。
ハンターの武器は、刃物・鈍器・飛び道具(これらの中で更に複数の種類に分かれる)に大別され、そこから1つを選んで狩りに赴く。この他は身を守る防具と様々なアイテム。これだけの準備で大自然の驚異に挑む。
ハンターが操る武器はそれぞれに特徴があり、武器種によって立ち回りは大きく異なる。
戦いの経験や、装備の効果や敵との相性を理解することも、熾烈な戦闘を勝ち残るにあたって重要な装備の1つとなる。
対峙する大型モンスターとの戦いはまさに「命の奪い合い」という言葉が似合うほどシビアなバランス。
初見のモンスターにはまず間違いなく苦戦を強いられるが、何度も立ち上がりながら弱点を探り、根気良く戦う事で勝利への糸口を掴むことになる。
『ロックマン』や『魔界村』などといったカプコン製アクションの例に漏れず、敵に対する攻略法を組み立てる歯ごたえ満点の過程も本シリーズの大きな魅力の1つである。
こうしたシビアな世界観・難易度バランスの硬派なハック&スラッシュACTではあるが、回復薬を飲めばガッツポーズ、生肉を火にかければコミカルなBGMが流れ、良い加減に焼き上がると聞こえてくる「上手に焼けました~」ボイス等々、どこかコミカルなノリを有している。
CMでも「モンスターが闊歩するフィールドの真ん中で軽快な曲に合わせてマンガ肉を焼くシーン」が用いられたことで有名。
一方、コミカルな印象とは裏腹に高難易度かつ素材集めの手間暇もかかるため人を選ぶことは否めず、始動当初は知る人ぞ知るストイックなシリーズだった。
しかし仲間と協力して高い障害を乗り越える面白さや、モンスターの面影を絶妙に残した独特の装備デザインが次第に認知され、携帯機用の「ポータブルシリーズ」進出で協力プレイが爆発的に広まったことから人気が沸騰。
中でも『MHP2』と『MHP2G』は「狩りゲー」ブームの牽引役となり、多くのフォロワー作品が生まれた。
ユーザー層も老若男女幅広く、中には現実のユーザー同士で結婚する『モンハン婚』なるものも存在しており、一時期は「モンスターハンターブライダルフェア」なる公式キャンペーンまで行われていた。
『MHXX』に至るまではゲーム中でイベントクエストとしてさまざまなコラボレーションを実施していたのも特徴だった。
コラボ先は『週刊ファミ通』『電撃』といったゲーム雑誌に始まり『少年ジャンプ』『コロコロコミック』といった漫画雑誌、『ゼルダの伝説』『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』などの他社ゲームや『サンリオキャラクターズ』『初音ミク』などのキャラクターIP、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンやユニクロといった現実世界においてもモンハンとのコラボを展開した企業まで、多岐にわたっており、コラボ先をモチーフにしたユニークな武具を入手することができた。詳しくはコラボ先のシリーズリンクなども参照。
『MHW』以降はワールドワイドでゲーム内容を統一する都合上、版権問題の折り合いが難しいため、ゲーム内における他社とのコラボは縮小傾向にある。
多くのタイトルでは発売からしばらく経った後、新モンスターやより高難易度の「G級(マスターランク)」クエストを追加したアップグレード版や拡張コンテンツを発売していた。
恒例の要素であり、新作が発売されると正式発表前から期待は大きいが、いわゆる完全版商法であるため一部から批判もあった。
現在はDLCとして配信されるようになり、初期に買ったプレイヤーが損をすることは無くなっている。
「獣人種」にあたる小型モンスターであり、シリーズのマスコット。見た目は二足歩行のネコ。毛並みはシャム猫に似ている。
人間の言葉を話すなど知能は非常に高く(ただし語尾に「ニャ」がつくことが多い)、中には人間と共生していて人間社会に溶け込む者もいるが、狩り場において敵対する野生のアイルーもいる。
当初は着せ替えも可能な豚「プーギー」がマスコットとされておりアイルーは今のような可愛げはなかったが、アイルーの方が見た目が可愛く人気が上がっていった。
そのため、後の作品において『MHP』でプレイヤーをパワーアップさせる料理を作ってくれる「キッチンアイルー」や『MHP2G』でプレイヤーの狩りについてきてサポートをしてくれる「オトモアイルー」などの要素が追加され、マスコットとしての地位を確立することになったのである。
『MHX』では「ニャンター」としてついにオトモアイルーを操作可能になった。
黒い体毛の「メラルー」もいるが、こちらはハンターのアイテムを盗む厄介な相手。その他、アイルーの原生種に当たる「テトルー」など、この手のマスコットの例に溺れず派生種も存在する。
敵として登場するアイルーとメラルーは、一定ダメージを受けると地面に潜って逃げるが、死ぬことはない。開発当初は剥ぎ取りも可能だったようだが、「猫だし街にもいるキャラなので剥ぎ取りを避けたかった」という理由で地面に潜り落とし物を落とす形となった。
鳴き声は音響スタッフが飼っているネコから直接サンプリングしたもの。一部の作品ではスタッフロールにそのネコの名前が記載されている(*4)。
『MHST』シリーズのネームドキャラなど、一部の作品では、人間の声優によるボイスも併用されている。
しかしながら、本編作品や外部出演では『MHW』のフルボイス化以降もネコの声が引き続き使われており、人間の声優による日本語ボイスを聴ける機会は少ない。
2010年以降は、デフォルメされたアイルーを主人公とした『ぽかぽかアイルー村』シリーズを皮切りに、アイルーを主役としたスピンオフ作品が多数登場。
アイルーとメラルーやプーギーのイラストを用いたグッズブランド『AIROU FROM THE MONSTER HUNTER』も展開されている。
ちなみに、アイルーはスピンオフ作品を含んだシリーズで唯一の皆勤賞モンスターである。
先述の通り、初期の作品ではストーリーはさほど重視されておらず、スタッフロール(*5)視聴後もゲームは続く。
むしろストーリークリア後からが本番と考えるプレイヤーも多く、クエストまたは装備獲得を基準とした目標を自分で設定していく必要がある。
しかし『MH4』以降はストーリー描写も強化されるようになり、スタッフロール視聴後もアップデートによる追加モンスターなどによりストーリーが続く場合もある。
操作性は独特で、プレイヤー操作やカメラ移動、アイテム選びなどは全て別ボタンで行う。モンスターとの対戦時にはこれらの操作が素早く要求されるので、若干の慣れが必要。
PS2で発売されたタイトルおよび『ポータブル』シリーズでは(左の)スティックがキャラ移動、方向キーがカメラ移動に割り当てられていたため「モンハン持ち」と呼ばれる独特な持ち方が推奨されていた。
『MH3G』以降は「ターゲットカメラ」などこうした複雑なカメラ操作を補助する機能が搭載されるようになり、「モンハン持ち」は廃れることとなった。
大型の敵を相手に大型の武器を振るうだけあってハンターの動きは鈍重なものが多く、アイテムの使用時に隙を晒す仕様となっており、それを加味した狩りが求められる。
基本的にダメージは受けないものの、仲間の攻撃(と一部アイテム)がハンターにも当たる仕様(フレンドリーファイア)となっており、マルチプレイの際にはソロプレイとは違った立ち回りが求められる。
敵モンスターの残り体力は非表示(*6)。モンスターの行動を観察するなどプレイヤー自身の知識や経験則が重要となっている。
ダメージは血しぶきの激しさや部位破壊などで判断することになるが、こういった暴力的な表現が苦手で敬遠している客層も少なからずいる。
加えて、低年齢層にも人気が出た(*7)ためか近年の作品では血しぶきのエフェクトを非表示、もしくは閃光のエフェクトに差し替えるなどといった暴力的描写を控えめにする設定ができるようになった。
メインシリーズのレーティングは全てCERO:C(15歳以上対象)で、部位破壊の描写は角を折る、鱗・甲殻・眼を抉る、尻尾を切断するといったものに留まる。
頭部を叩き潰す、首や胴体を切断する、臓物を引きずり出すなどモンスターの凄惨かつ激しい欠損描写は出てこない(*8)。
プレイヤーキャラのレベルアップが存在しないのも特徴の1つである。強くなる方法は、より強力な武具を生産・強化しスキルを整える、ただそれだけ。
それでも武具の能力だけでゴリ押しはできず、攻撃や回避(防御)のタイミングや武具やスキルに関する知識など、プレイヤー自身の能力がそれ以上に重要となってくる。
逆に言えば、プレイヤーの腕前次第では当該ランクに見合わない武具でもクリアできる場合もある。
これらの選択には一定の余地があり、攻撃力重視の組み合わせや操作性重視の組み合わせなどそれぞれの個性も反映できる。
ボイスはあるが、NPCも含め掛け声程度で長いセリフはほとんど無かった。しかし『MHW』以降ではムービーシーンのセリフにボイスが追加され、『MHRise』では狩猟中にもよく喋る(*9)。
なお初期の作品では開発スタッフが大半のボイスを担当していたが、『MHF』及び『MHX』以降ではプロの声優によるボイスが使用されている。
シリーズの多くの作品において世界や設定が繋がっており、設定資料集でも舞台の土地柄やモンスターなどに関する膨大な設定が存在している。世界観も本シリーズの立派な魅力の一つである。
初代及び『G』のスタッフロールで流れるオーケストラによる壮大な楽曲。作曲者は甲田雅人氏(*11)。
現在はシリーズのメインテーマとして扱われており、『DQ』シリーズの「序曲」や『FF』シリーズの「FINAL FANTASY」のような立ち位置である。
シリーズ問わず多くのアレンジが作られ、オーケストラで再録音される機会も多い。
初代及び『G』以降も超大型モンスターとの決戦時やスタッフロールで流れるのがお約束となっている。
シリーズのBGMを演奏するリアルイベント「狩猟音楽祭」では必ず演奏され、ゲームミュージックメインではない演奏会でも曲目に採用されることがある。
2021年に開催された東京オリンピックでは、開会式における選手入場曲にも採用されている。
公式のスコア(楽譜)も販売されており、楽器を演奏できる方は手に取ってみるのも一興だろう。
オーケストラだけでなく、吹奏楽、ピアノ、エレクトーン、エレキギター(絶版)向けのスコアも販売されている。
以下の分類は主にファンコミュニティで語られるものであり、公式の媒体で語られた内容ではない(*12)点に留意。
*1 公式では他にも『MHWs』という略称も併用されているが、識別性の観点から当Wikiでは『MHWilds』を主な表記として採用している。
*2 ただし、コラボ作品由来のモンスターの中には実際に魔法を操るモンスターも存在している。また、それらしく説明はされているが現実的には再現が困難であったり、インパクト重視でそもそも設定を考えていないようなものもある。
*3 怒り状態時に見た目が変わる種もいる。
*4 例を挙げると、『MH3』では「AIROU VOICE」という役職でクレジットされている。
*5 特定のクエストをクリアすることでムービーとスタッフロールが流れるので、そこを一区切りと考えるプレイヤーは多い。
*6 かつてのコンシューマー作品では与ダメージ値も非表示だったが、『MHW』以降では与ダメージ値が表示される(非表示にすることも可)。
*7 児童向け雑誌『コロコロコミック』でも取り上げられており、プロデューサーである辻本氏へのインタビューが載せられたこともあった。
*8 ただし、甲虫種の一部は倒すとバラバラになる他、『MHP2G』以前の作品では特定条件下で小型鳥竜種を倒すと真っ二つになるという描写があった。いずれも臓物が飛び散ったりはせず、倒されたモンスターはすぐに消えてしまう。
*9 設定で頻度を減らしたり掛け声だけにすることも可能。
*10 世界観上は狩猟の際に死亡してしまうハンターもいるようだ。
*11 シリーズには『初代』~『MHP2G』及び『MHF』まで携わっていた。他には『デビルメイクライ』シリーズや『ワイルドアームズ』シリーズなどにも携わっている他、近年は『この素晴らしい世界に祝福を!』などアニメの劇伴でも活躍している。
*12 似たような分類がされることはある。
*13 特に独自の世界観を持つ『MHF』やスピンオフ作品と区別する際に使用されていた。
*14 勘違いされやすいが、『MHP』を除き移植作品ではなく、『MHP』も移植にあたって大幅なアレンジが行われている。
*15 『MHXX』でさらに2体追加された。
*16 独自のアレンジが加えられた「遷悠種」と実装されたり、骨格やモーションを引き継いだ新モンスターとして実装される場合もある。
*17 厳密には『MHP2G』のスタッフと共同開発であり、公式の媒体では『MHP2G』初出のモンスターとして扱われている。