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ファミコンミニシリーズ - (2015/04/28 (火) 23:23:56) のソース

*ファミコンミニ
【ふぁみこんみに】

|対応機種|ゲームボーイアドバンス|CENTER:&amazon(B0001D09DE)|
|メディア|32MbitROMカートリッジ|~|
|発売元|任天堂|~|
|開発元|ソフトによって様々|~|
|発売日|第一弾:2004年2月14日&br第二弾:2004年5月21日&br第三弾:2004年8月10日|~|
|定価|第一弾:各2,000円(税抜)&br第二弾、第三弾:各2,000円(税込)|~|
|判定|なし|~|
|ポイント|名作ファミコンソフトの復刻版&brほぼファミコン版の再現|~|

**概要
-2004年''ファミコン生誕20周年記念の一環''としてゲームボーイアドバンスにてリリースされた、過去のファミコンソフトを復刻収録したシリーズ。懐かしのファミコンソフトを携帯機にてプレイできる事を売りにしていた。
-''原則として''原作の忠実移植であり、アレンジなどの類ではない、いわばベタ移植である。
-カートリッジの色も独特で、第一弾と第二弾はファミコン本体をイメージした白とえんじ色のツートンカラー、第三弾はディスクカードの色をイメージした黄色になっている。
-ラベルも当時のカセットに貼られていたラベルを再現しており(「ゲームボーイアドバンス」や型番等の文字は追加されているが)、中でも第三弾は黄色の下地に貼られた当時のラベルに似たサイズのラベルに、ディスクカードを思い出してしまう事だろう。
-GBAは画面の解像度でFCに劣るため、グラフィックは縦に数ドット圧縮された状態になっており、画面下もやや欠けている。しかし必要な領域は十分に確保できており、プレイにはさほど差し支えない。
-当初は第一弾のみの予定だったが、好評につき第二弾、第三弾とリリースされた。

リリース元が任天堂ということもあり、シリーズ全般にわたって任天堂製のゲームが多めのラインナップとなっている。

**ラインナップ
-第一弾(2004年2月14日発売、全10タイトル)
--『[[スーパーマリオブラザーズ]]』
--『[[ドンキーコング]]』
--『[[アイスクライマー]]』
--『[[エキサイトバイク]]』
--『[[ゼルダの伝説1>ゼルダの伝説]]』(注:ディスクシステム版ではなく、ROM版を収録)
--『[[パックマン>Pac-Man]]』
--『[[ゼビウス]]』
--『[[マッピー]]』
--『[[ボンバーマン]]』
--『[[スターソルジャー]]』

-第二弾(2004年5月21日発売、全10タイトル)
--『[[マリオブラザーズ]]』
--『クルクルランド』
--『[[バルーンファイト]]』
--『[[レッキングクルー]]』
--『[[ドクターマリオ]]』
--『ディグダグ』
--『[[高橋名人の冒険島]]』
--『[[魔界村]]』
--『[[ツインビー]]』
--『がんばれゴエモン! からくり道中』

-ディスクシステムセレクション/第三弾(2004年8月10日発売、全10タイトル)
--『[[スーパーマリオブラザーズ2]]』
--『[[謎の村雨城]]』
--『[[メトロイド]]』
--『[[光神話 パルテナの鏡]]』
--『[[リンクの冒険]]』
--『[[ふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島>ふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島 (前編・後編)]]』(注:原作の前編、後編を全収録)
--『[[ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者]]』(注:原作の前編、後編を全収録)
--『[[ファミコン探偵倶楽部PartII うしろに立つ少女]]』(注:原作の前編、後編を全収録)
--『[[悪魔城ドラキュラ]]』
--『SDガンダムワールド ガチャポン戦士 スクランブルウォーズ』

-非売品(対象のゲームキューブソフトを購入すると抽選でもらえた景品、全2タイトル)
--『[[機動戦士Zガンダム ホットスクランブル]]』
---GCソフト『機動戦士ガンダム 戦士達の軌跡』の景品。キャンペーン期間は2004年3月18日~4月30日。
--『[[第2次スーパーロボット大戦]]』
---GCソフト『[[スーパーロボット大戦GC]]』の景品。

-その他
--『復刻版 スーパーマリオブラザーズ』
---ファミコン生誕20周年記念『ホットマリオキャンペーン』の景品。&br()正確にはファミコンミニタイトルではないが、製品の基本仕様がほぼ同一であるため併記。&br()しかし、通信機能が通信ケーブルのみとなっているなどの細かい差異がある。

**原作にはない要素
-すべてのソフトにセーブ機能が追加された。
--正確にはセーブファイルのような物が追加されたわけでなく、「ハイスコアをセーブする」の項目を選択した時点の、電源を切らずにタイトル画面に戻った状況を保存・再現する機能である。
--その機能の問題として『スーパーマリオブラザーズ』においてクリボーがメットになる裏モードから戻らないという事態もあったが、[[公式サイト>http://www.nintendo.co.jp/n08/fmk/qanda/]]においてもそれに関しての説明・対処法がある。
--『がんばれゴエモン! からくり道中』では通信機能がなくなった代わりに((原作は2Mbitだった為、GBA本体のダウンロードプレイ用の内部データが1.5Mbitなので入りきれなかった。))、1面ごとでセーブ可能になった。
-原作でIIコントローラーのマイクを使用するソフトは、セレクトボタンを押しっぱなしにしていると同様の効果が得られる。
-二人プレイに対応しているソフトは、GBAの通信機能を用いて二人プレイが可能となっている。
--通信ケーブルだけでなくワイヤレスアダプタにも対応。
--通信はダウンロードプレイででき、2P側はソフトなしでも遊べる。また、ダウンロード後通信を切断すると、2P側は電源を切るまでそのゲームを丸ごと1Pとして楽しむ事も可能。
---ただしカートリッジなしでのプレイでは、メニュー画面を出す事はできず、スリープ機能も使えない。
-原作がディスクシステムのソフトは、ロード時間をカットできる。また、演出でロード画面を再現する事も可能。

**総評
''ファミコン生誕20周年記念の一環''としての意味合いもあり、あくまでも原作を再現したソフトであって新作としての魅力ははっきりいって皆無である。~
よって、対象ソフトに一切の思い入れや興味がない人にとっては触れない方が無難であろう。

今となっては、ほとんどの原作ソフトはWii/Wii U/3DSのバーチャルコンソールにて本シリーズの四分の一(500Wiiポイント/500円)の価格にて配信されており、2,000円という価格は決して安いとはいい難い。しかし、ファミコンを忠実に再現したマニア心をくすぐるジャケットの存在や、冊子状ではなく折りたたまれた1枚の用紙にだが当時の説明書の原文を印刷された取扱説明書、携帯機でプレイできるというメリットもあり、本シリーズの存在価値が決して消え失せた訳ではない。