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*ドラゴンボール FINAL BOUT 【どらごんぼーる ふぁいなる ばうと】 |ジャンル|格闘アクション|CENTER:&amazon(B00006LJJF,image=https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcRIUEJD6SfsKQAkwlfX8teepZflQpmW_c4noCmvhfe2faTwW8rMJm36X74&s=10)[[裏を見る>https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/91HakcdwyNL._SL1500_.jpg]]| |対応機種|プレイステーション|~| |発売元|バンダイ|~| |開発元|トーセ|~| |発売日|1997年8月21日|~| |定価|5,800円(税別)|~| |廉価版|PlayStation the Best for Family&br()1998年8月23日/2,800円(税別)|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |ポイント|20世紀最後のDBゲーム&br()非常に重たい動き&操作&br()ハメ技連発で楽勝&br()OPとBGMは高評価|~| |>|>|CENTER:''[[ドラゴンボールシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 プレイステーションでのドラゴンボールゲーム第3弾にして、同ハード最終作。~ 本ソフトが発売された1997年は、ドラゴンボールという作品にとっての一つの節目であった。原作完結後の基幹となっていたドラゴンボールGTは3ヶ月後の11月に終了を控え、サブタイトルにある通りドラゴンボールのゲーム最終作のつもりで発売したものと思われる(21世紀に入ってDB再ブームが起きてから多数のゲームが発売されたが)((開発スタッフの鈴木敏弘氏もVフェス'97にて「最後のゲームになると思います」とコメントしている。))。~ しかしその出来は…。 **特徴 -主なゲームモードは対戦(COM・対人戦)・天下一武道会・BUILD UP(キャラを育成できる)。トレーニングもオプションモード内でプレイできる。 -ドラゴンボールZと、本作の発売当時放映中だったドラゴンボールGTのキャラが登場している。 --最初から使用できるのは孫悟空・パン・悟空(GT悟空)・トランクス(GTトランクス)・ベジータ・孫悟飯(潜在能力解放)・フリーザ(最終形態)・セル(完全体)・ブウ(純粋魔人ブウ)・ピッコロの10人。CPUの対戦モードで勝ち進むか特定の条件を満たすことで段々キャラクターが増えていき、最終的には総勢18名となる。 ---隠しコマンドを入力することで、最初からすべてのキャラを登場させることが可能。 --通常のラスボスであるスーパーベビーだけはCPU専用キャラであり、プレイヤーが使用することはできない。 ---条件を満たしてスーパーベビーを撃破すると、超4孫悟空(超サイヤ人4孫悟空)とのバトルが発生する。 ---超4孫悟空を倒すと真のエンディングとなり、全キャラ&キャスト紹介、スタッフロールの曲もボーカルになるなど豪華な内容となる。 -キャラクターの動きは、当時一部のゲームや映像作品などで取り入れられていたモーションキャプチャーが採用されている。 **問題点 -操作関係のあらゆる点が非常に悪い。 --パンチ・キック・エネルギー弾などの攻撃やジャンプ・ダッシュなどの移動・ガードはボタンを押してからワンテンポ遅く発動するため、直観的な操作が困難。慣れないうちは思うように動かせないだろう。 --キャラの動きがとにかく重たく、地上で普通に左右移動するときも動きは緩慢。空中でも遅いため本作では常にダッシュ移動を用いるが、それでもドラゴンボールらしかぬもっさり感が否めない。ダッシュしながらの攻撃も不可能。 --ドラゴンボールゲーム初の3Dポリゴンを使用しているが、動きが悪い部分でイメージを下げてしまっている感がある。グラフィック自体は、1997年当時として見ると標準レベルと言えるが。 -ハメ技で簡単に勝ててしまうバランスの悪さ。 --特定の必殺技がキャンセル可能なため発動中にまた技コマンド入力→発動→コマンド入力を繰り返せば簡単に勝ててしまう。 --もっともそれ以前にパンチorキックを一発当てる→少し前に出る→またパンチかキック→少し前に出るの繰り返しで簡単に倒せるため、格闘ゲームとしても非常に浅くバランスも悪い。 -デモ必殺技(かめはめ波などの遠距離必殺技)では、『[[超武闘伝>ドラゴンボールZ 超武闘伝]]』シリーズのように防御・弾き飛ばし・かき消し・撃ち返しといった掛け合いが可能だが、撃ち返しの場合COMの連射がかなり強いので、押し勝つのはこれまでのシリーズと比較するとかなりシビアである((幸いオプションでデモ必殺技のON・OFFが可能。))。 -対戦前にキャラクター同士の会話デモがあるが、一部キャラの掛け合いがおかしい場合がある。 --例えば孫悟空VSピッコロだとピッコロが「''さて…宇宙のゴミをかたづけてやるか''」、孫悟空VSパンでパンが「''あんたなんかに負けないんだから!''」と言うなど。 -あまりにも多すぎる同キャラクター。 --本作に登場するキャラは前述の通り総勢18人と、当時の格闘ゲームとしては比較的多い方だが、&bold(){孫悟空}(大人悟空)・&bold(){超孫悟空}(超サイヤ人大人悟空)・&bold(){SONGOKOU}(「Z」時代の山吹色胴着の超サイヤ人大人悟空)・&bold(){悟空}(GT少年悟空)・&bold(){超悟空}(GT超サイヤ人少年悟空)・&bold(){超4孫悟空}(超サイヤ人4孫悟空)と''孫悟空だけで6人もいる((孫悟空とベジータの合体キャラであるベジットも含めると7人。))。''さらに孫悟空ほどではないものの、&bold(){トランクス}(GT版トランクス)・&bold(){超トランクス}(GT版超サイヤ人トランクス)・&bold(){TRUNKS}(「Z」時代の未来版超サイヤ人トランクス)とトランクスだけでも3人いる。まさに''超サイヤ人のバーゲンセール状態。'' ---しかもこれらのキャラは、ごく一部の必殺技や対戦前のデモと勝利後の台詞・コスチュームが異なるだけのコンパチ同然といえるほど性能が被っている。特に''超孫悟空とSONGOKOU、超トランクスとTRUNKSは対戦前のデモと勝利後の台詞が全く一緒である。'' //---このあたりは超武闘伝でも行われた手法&ポリゴンを使用した3Dモデルはモーションを流用できるため予算の限られたキャラゲーではキャラ数を増やすいい手法でもあったとは思われるが・・ //超武闘伝シリーズはこれほど露骨な使いまわしじゃなかったし、モーション流用で同キャラを増やすのはいい方法と言うのは無理あるのでCO ---その上VSCOMでは、偶数戦ごとに必ず超悟空・超トランクス・超孫悟空・TRUNKS・SONGOKOUと戦わなければいけないため、上記で他に上がっているキャラと被ってしまうとまた戦うのかという気持ちになる。Sparking!シリーズのように圧倒的なキャラ数ならまだしも、約半分が同じようなキャラばかりというのはいかがなものか。 -解説書の操作説明に一部誤り(軸をずらす方法、空中での攻撃)があり、発売当時購入した際、解説書表記訂正のお知らせが店頭で配られた(少なくとも本稿執筆者は)。廉価版ではきちんと修正されているかは未確認。 **評価点 -東映動画(現・東映アニメーション)が本作のために制作してくれたオープニングアニメと、「Z」時代のドラゴンボールソングでおなじみの影山ヒロノブ氏が熱唱する主題歌の評価が非常に高く、本作を酷評しているユーザーも唯一の利点として挙げることが多い。さらにEDテーマも2曲影山氏が歌っている((超4孫悟空のステージ曲も影山氏などが歌っている(挿入歌扱い)。))。 -BGMも本作オリジナルや過去のDBゲーム作品([[超武闘伝シリーズ>ドラゴンボールZ 超武闘伝]]・[[超悟空伝 覚醒編>ドラゴンボールZ 超悟空伝 覚醒編]]・[[Ultimate Battle 22>ドラゴンボールZ Ultimate Battle 22]]など)のアレンジ曲を含めて総じてクオリティが高く、裏技としてだがサウンドテストもある。 -対戦前、会話デモ中にロードする(裏読み)ため、当時の格闘ゲームでありがちだったロード時間によるストレスはあまり感じない。 -好きなキャラを育成することで自分だけの最強キャラを作ることが出来るBUILD UPモードは割と好評((『ドラゴンボールZ Ultimate Battle 22』にも存在し、本作はそのデータを引き継ぎ可能。))。 -技コマンドは斜め入力が必要なものはなく、いたって簡単(例えば超かめはめ波は↓←→△)。 -対戦前、会話デモにおけるキャラの一枚絵がクオリティ高く、しかもセリフを喋る時リップシンクするため、なかなか凝った作りになっている。 --それ故、上記の通りキャラによってはおかしな台詞の掛け合いになる点が惜しまれる。 //-当時ドラゴンボールのキャラを立体で操作できることが新鮮な時代だったが特徴的な悟空の髪型なども、少ないポリゴン数しか使えないPS1でできるだけ再現しており、一応前から見ても横から見ても悟空の髪型に見えるようなモデリングとなっていた。 //そこまでグラフィックが凝っているわけではなく、利点として挙げるにはかなり苦しいのでCO **賛否両論点 -本作独自の戦闘システム、メテオスマッシュの存在。 --相手に近づいて吹っ飛ばしてからタイミングよくコマンドを入力することで、ラッシュ連続攻撃を仕掛けることが出来るというもの。さらに攻撃が終わったらすぐにまたコマンドを入れることによって継続可能。あと一撃で相手を倒せる時に成功させると、専用の台詞を発してフィニッシュを決めることが出来る。 --この時の演出は割とドラゴンボールらしさはあるが(孫悟空の場合、瞬間移動しながら攻撃するなど)、本作の難点であるハメ要素も兼ねているとの批判もある。 ---メテオスマッシュを仕掛ける側は後になればなるほど成功率が下がっていき、受ける側も反撃コマンドがあるなど一応バランスは崩れない要素になっており、オプションでON・OFFの設定も可能である。 **総評 発売当時、ドラゴンボール最後のゲームと銘ったにしては正直お粗末な出来と言わざるを得ない。~ 同年にドラゴンボールGTも終了したことで、ドラゴンボールブームはいったん休止するが、せめて20世紀最後のDBゲームとしては有終の美で納めてほしかったところだろう。 //ただ、ポリゴンゲーム黎明期、多くのキャラゲーもポリゴン化されたが当時良作と呼べるポリゴンキャラゲーは皆無だったため、その視点から見るとファイナルバウトはまだ遊べたほうだといえる。 //とくにかめはめ波のモーションをゆっくりと3Dで眺めることができたのは当時として斬新だった。 //意見箱スレで、援護としては無理があるという意見に賛成が多かったのでCO **余談 当初は「ドラゴンボールGT(仮題)」として発表されていた。~ もしこのタイトルのままで発売すれば、国内では唯一のGTを冠したゲームになっていた。 **オープニング動画 #region &video(https://www.youtube.com/watch?v=RxXYRM0eZ38) #endregion
*ドラゴンボール FINAL BOUT 【どらごんぼーる ふぁいなる ばうと】 |ジャンル|格闘アクション|CENTER:&amazon(B00006LJJF,image=https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcRIUEJD6SfsKQAkwlfX8teepZflQpmW_c4noCmvhfe2faTwW8rMJm36X74&s=10)[[裏を見る>https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/91HakcdwyNL._SL1500_.jpg]]| |対応機種|プレイステーション|~| |発売元|バンダイ|~| |開発元|トーセ|~| |発売日|1997年8月21日|~| |定価|5,800円(税別)|~| |廉価版|PlayStation the Best for Family&br()1998年8月23日/2,800円(税別)|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |ポイント|20世紀最後のDBゲーム&br()非常に重たい動き&操作&br()ハメ技連発で楽勝&br()OPとBGMは高評価|~| |>|>|CENTER:''[[ドラゴンボールシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 プレイステーションでのドラゴンボールゲーム第3弾にして、同ハード最終作。~ 本ソフトが発売された1997年は、ドラゴンボールという作品にとっての一つの節目であった。原作完結後の基幹となっていたドラゴンボールGTは3ヶ月後の11月に終了を控え、サブタイトルにある通りドラゴンボールのゲーム最終作のつもりで発売したものと思われる(21世紀に入ってDB再ブームが起きてから多数のゲームが発売されたが)((開発スタッフの鈴木敏弘氏もVフェス'97にて「最後のゲームになると思います」とコメントしている。))。~ しかしその出来は…。 **特徴 -主なゲームモードは対戦(COM・対人戦)・天下一武道会・BUILD UP(キャラを育成できる)。トレーニングもオプションモード内でプレイできる。 -ドラゴンボールZと、本作の発売当時放映中だったドラゴンボールGTのキャラが登場している。 --最初から使用できるのは孫悟空・パン・悟空(GT悟空)・トランクス(GTトランクス)・ベジータ・孫悟飯(潜在能力解放)・フリーザ(最終形態)・セル(完全体)・ブウ(純粋魔人ブウ)・ピッコロの10人。CPUの対戦モードで勝ち進むか特定の条件を満たすことで段々キャラクターが増えていき、最終的には総勢18名となる。 ---隠しコマンドを入力することで、最初からすべてのキャラを登場させることが可能。 --通常のラスボスであるスーパーベビーだけはCPU専用キャラであり、プレイヤーが使用することはできない。 ---条件を満たしてスーパーベビーを撃破すると、超4孫悟空(超サイヤ人4孫悟空)とのバトルが発生する。 ---超4孫悟空を倒すと真のエンディングとなり、全キャラ&キャスト紹介、スタッフロールの曲もボーカルになるなど豪華な内容となる。 -キャラクターの動きは、当時一部のゲームや映像作品などで取り入れられていたモーションキャプチャーが採用されている。 **問題点 -操作関係のあらゆる点が非常に悪い。 --パンチ・キック・エネルギー弾などの攻撃やジャンプ・ダッシュなどの移動・ガードはボタンを押してからワンテンポ遅く発動するため、直観的な操作が困難。慣れないうちは思うように動かせないだろう。 --キャラの動きがとにかく重たく、地上で普通に左右移動するときも動きは緩慢。空中でも遅いため本作では常にダッシュ移動を用いるが、それでもドラゴンボールらしかぬもっさり感が否めない。ダッシュしながらの攻撃も不可能。 --ドラゴンボールゲーム初の3Dポリゴンを使用しているが、動きが悪い部分でイメージを下げてしまっている感がある。グラフィック自体は、1997年当時として見ると標準レベルと言えるが。 -ハメ技で簡単に勝ててしまうバランスの悪さ。 --特定の必殺技がキャンセル可能なため発動中にまた技コマンド入力→発動→コマンド入力を繰り返せば簡単に勝ててしまう。 --もっともそれ以前にパンチorキックを一発当てる→少し前に出る→またパンチかキック→少し前に出るの繰り返しで簡単に倒せるため、格闘ゲームとしても非常に浅くバランスも悪い。 -デモ必殺技(かめはめ波などの遠距離必殺技)では、『[[超武闘伝>ドラゴンボールZ 超武闘伝]]』シリーズのように防御・弾き飛ばし・かき消し・撃ち返しといった掛け合いが可能だが、撃ち返しの場合COMの連射がかなり強いので、押し勝つのはこれまでのシリーズと比較するとかなりシビアである((幸いオプションでデモ必殺技のON・OFFが可能。))。 -対戦前にキャラクター同士の会話デモがあるが、一部キャラの掛け合いがおかしい場合がある。 --例えば孫悟空VSピッコロだとピッコロが「''さて…宇宙のゴミをかたづけてやるか''」、孫悟空VSパンでパンが「''あんたなんかに負けないんだから!''」と言うなど。 -あまりにも多すぎる同キャラクター。 --本作に登場するキャラは前述の通り総勢18人と、当時の格闘ゲームとしては比較的多い方だが、&bold(){孫悟空}(大人悟空)・&bold(){超孫悟空}(超サイヤ人大人悟空)・&bold(){SONGOKOU}(「Z」時代の山吹色胴着の超サイヤ人大人悟空)・&bold(){悟空}(GT少年悟空)・&bold(){超悟空}(GT超サイヤ人少年悟空)・&bold(){超4孫悟空}(超サイヤ人4孫悟空)と''孫悟空だけで6人もいる((孫悟空とベジータの合体キャラであるベジットも含めると7人。))。''さらに孫悟空ほどではないものの、&bold(){トランクス}(GT版トランクス)・&bold(){超トランクス}(GT版超サイヤ人トランクス)・&bold(){TRUNKS}(「Z」時代の未来版超サイヤ人トランクス)とトランクスだけでも3人いる。まさに''超サイヤ人のバーゲンセール状態。'' ---しかもこれらのキャラは、ごく一部の必殺技や対戦前のデモと勝利後の台詞・コスチュームが異なるだけのコンパチ同然といえるほど性能が被っている。特に''超孫悟空とSONGOKOU、超トランクスとTRUNKSは対戦前のデモと勝利後の台詞が全く一緒である。'' //---このあたりは超武闘伝でも行われた手法&ポリゴンを使用した3Dモデルはモーションを流用できるため予算の限られたキャラゲーではキャラ数を増やすいい手法でもあったとは思われるが・・ //超武闘伝シリーズはこれほど露骨な使いまわしじゃなかったし、モーション流用で同キャラを増やすのはいい方法と言うのは無理あるのでCO ---その上VSCOMでは、偶数戦ごとに必ず超悟空・超トランクス・超孫悟空・TRUNKS・SONGOKOUと戦わなければいけないため、上記で他に上がっているキャラと被ってしまうとまた戦うのかという気持ちになる。[[Sparking!シリーズ>ドラゴンボールZ Sparking!]]のように圧倒的なキャラ数ならまだしも、約半分が同じようなキャラばかりというのはいかがなものか。 -解説書の操作説明に一部誤り(軸をずらす方法、空中での攻撃)があり、発売当時購入した際、解説書表記訂正のお知らせが店頭で配られた(少なくとも本稿執筆者は)。廉価版ではきちんと修正されているかは未確認。 **評価点 -東映動画(現・東映アニメーション)が本作のために制作してくれたオープニングアニメと、「Z」時代のドラゴンボールソングでおなじみの影山ヒロノブ氏が熱唱する主題歌の評価が非常に高く、本作を酷評しているユーザーも唯一の利点として挙げることが多い。さらにEDテーマも2曲影山氏が歌っている((超4孫悟空のステージ曲も影山氏などが歌っている(挿入歌扱い)。))。 -BGMも本作オリジナルや過去のDBゲーム作品([[超武闘伝シリーズ>ドラゴンボールZ 超武闘伝]]・[[超悟空伝 覚醒編>ドラゴンボールZ 超悟空伝 覚醒編]]・[[Ultimate Battle 22>ドラゴンボールZ Ultimate Battle 22]]など)のアレンジ曲を含めて総じてクオリティが高く、裏技としてだがサウンドテストもある。 -対戦前、会話デモ中にロードする(裏読み)ため、当時の格闘ゲームでありがちだったロード時間によるストレスはあまり感じない。 -好きなキャラを育成することで自分だけの最強キャラを作ることが出来るBUILD UPモードは割と好評((『ドラゴンボールZ Ultimate Battle 22』にも存在し、本作はそのデータを引き継ぎ可能。))。 -技コマンドは斜め入力が必要なものはなく、いたって簡単(例えば超かめはめ波は↓←→△)。 -対戦前、会話デモにおけるキャラの一枚絵がクオリティ高く、しかもセリフを喋る時リップシンクするため、なかなか凝った作りになっている。 --それ故、上記の通りキャラによってはおかしな台詞の掛け合いになる点が惜しまれる。 //-当時ドラゴンボールのキャラを立体で操作できることが新鮮な時代だったが特徴的な悟空の髪型なども、少ないポリゴン数しか使えないPS1でできるだけ再現しており、一応前から見ても横から見ても悟空の髪型に見えるようなモデリングとなっていた。 //そこまでグラフィックが凝っているわけではなく、利点として挙げるにはかなり苦しいのでCO **賛否両論点 -本作独自の戦闘システム、メテオスマッシュの存在。 --相手に近づいて吹っ飛ばしてからタイミングよくコマンドを入力することで、ラッシュ連続攻撃を仕掛けることが出来るというもの。さらに攻撃が終わったらすぐにまたコマンドを入れることによって継続可能。あと一撃で相手を倒せる時に成功させると、専用の台詞を発してフィニッシュを決めることが出来る。 --この時の演出は割とドラゴンボールらしさはあるが(孫悟空の場合、瞬間移動しながら攻撃するなど)、本作の難点であるハメ要素も兼ねているとの批判もある。 ---メテオスマッシュを仕掛ける側は後になればなるほど成功率が下がっていき、受ける側も反撃コマンドがあるなど一応バランスは崩れない要素になっており、オプションでON・OFFの設定も可能である。 **総評 発売当時、ドラゴンボール最後のゲームと銘ったにしては正直お粗末な出来と言わざるを得ない。~ 同年にドラゴンボールGTも終了したことで、ドラゴンボールブームはいったん休止するが、せめて20世紀最後のDBゲームとしては有終の美で納めてほしかったところだろう。 //ただ、ポリゴンゲーム黎明期、多くのキャラゲーもポリゴン化されたが当時良作と呼べるポリゴンキャラゲーは皆無だったため、その視点から見るとファイナルバウトはまだ遊べたほうだといえる。 //とくにかめはめ波のモーションをゆっくりと3Dで眺めることができたのは当時として斬新だった。 //意見箱スレで、援護としては無理があるという意見に賛成が多かったのでCO **余談 当初は「ドラゴンボールGT(仮題)」として発表されていた。~ もしこのタイトルのままで発売すれば、国内では唯一のGTを冠したゲームになっていた。 **オープニング動画 #region &video(https://www.youtube.com/watch?v=RxXYRM0eZ38) #endregion

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