【しん さんごくむそう おりじんず】
ジャンル | タクティカルアクション | ![]() ![]() |
対応機種 |
プレイステーション5 Xbox Series X/S Windows(Steam) |
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発売元 | コーエーテクモゲームス | |
開発元 | コーエーテクモゲームス(オメガフォース) | |
発売日 | 2025年1月17日 | |
定価(税込) |
通常版: 9,680円 TREASURE BOX: 17,680円 |
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プレイ人数 | 1人 | |
レーティング | CERO:B(12才以上対象) | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
オリジナル主人公で往く三国乱世 過去最高レベルの大規模戦闘 死にゲー寄りバランスと会話のBL臭には賛否が分かれる |
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無双シリーズ |
名もなき英雄、乱世に起つ。
『真・三國無双』シリーズ9作目にあたるが、本作はシリーズの原点回帰を掲げてナンバリングが外されている。(*1)
今までと異なりオリジナル主人公の視点で黄巾の乱~赤壁の戦いまでを追体験していく。
これまでの三國無双シリーズ外で蓄積した要素をシステムに取り入れた結果、全体的に『Fate/Samurai Remnant』の影響を強く受けた「死にゲー」寄りの作風となっている。
天下、久しく分かれれば必ず合し、久しく合すれば必ず分かれる――
後漢の成立より百五十余年。
続く旱魃 と異常気象により、大地は深刻な飢饉 に見舞われていた。
人々は飢え、草の根や木の皮を口にしてもなお飢えて、命を落としていく。
だが、為政者たちは重税を課し、横領を重ね、民を救うどころか苦しめる一方であった。
過去の記憶を失った主人公は、旅の中で荒れ果てた里に立ち寄る。
そこで、仲間と共に人々を助ける「長髪の男」、悪徳官吏を糾弾する「髯の偉丈夫」と出会う。
主人公は一人の子供を救おうとしたことで、彼らと共に官吏の軍団と戦うことになる――
年が明け、時代は大きく動く。
困窮する人々に救いの手を差し伸べ、絶大な支持を得ていた太平道なる組織が、漢王朝に反旗を翻したのである。
彼らは団結の証として黄色い布を身に付けたことから「黄巾党」と呼ばれた。
後の世に言う、「黄巾の乱」である。
そして主人公は、北の地・幽州にて「髯の偉丈夫」と再会する――
(公式サイトより)
シナリオ
ステージ
ワールドマップ
水鏡庵と絆イベント
武将
武将戦
主人公
前述のように本作では全編通してオリジナルの主人公を操作することになる。また、システムの変更により今までとできることなどが大きく変わっている。
名前は設定可能だが、それとは別に曹操から古の霊鳥になぞらえて「紫鸞(しらん)」とあだ名され、以後主人公の異名として用いられる。
+ | 武器解説。長くなるので格納 |
難易度
クリア後モード
シナリオ
シリーズ最大規模の戦闘
無双武将のキャラクター性が改善
+ | 元化の正体。ネタバレ注意! |
爽快感と緊張感を同時に楽しめるバトル
ややBL臭が強い絆イベント
武将戦の難易度の大幅上昇
街の噂
ストーリーが赤壁の戦いまで
登場武将の少なさ
変化に乏しい真ルート
シリーズ史上最強の呂布
シリーズ最大規模の戦闘から生まれる臨場感と爽快感、死にゲーライクのバランスを一部取り入れた緊張感と歯ごたえを備えた武将戦による抜本的な方針転換によって、前作『8』や『戦国無双5』など本流作で芳しくなかった近年のシリーズ評価を一気に覆すことに成功した。
無双武将も数が減らされたもののより深く内面を描かれたことにより評判も良く、物語としても充分に楽しめる。
ゲームプレイ難易度、絆イベントの方向性など決して全てのプレイヤーに受け入れられるような変化ではないものの、無双シリーズ復権の嚆矢を強くアピールした意欲作である。
*1 これまで日本版とシリーズのナンバリングが1つずれていた海外版も『Dynasty Warriors:Origins』のタイトルで発売されたことにより、ようやく日本版と足並みがそろう形となった。
*2 曹操・劉備ルートでは、その後の曹操追撃戦にあたる華陽道の戦いまで。
*3 例えば曹操と劉備が敵対する徐州の戦いで曹操に助力すると、それ以降は劉備側のシナリオやイベントが進められなくなる。
*4 とはいえ公私混同はしないので、絆レベルが高いからといって手加減してくれることはない。
*5 受け止めている最中に受けたダメージは、攻撃後に自動回復する。
*6 ただし街には入れないので、突発戦をこなすくらいしかできない。
*7 この部分は史実に従い袁術に引き継がれたともいえる。
*8 途中で徐庶が加わるが、史実通り曹操軍に降るため最終的には敵対する。龐統も赤壁の戦いで少し手を貸してくれる程度で加入はしない。