Red Seeds Profile / Deadly Premonition Origins
【れっどしーずぷろふぁいる / でっどりーぷりもにしょんおりじんず】
ジャンル
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アクションアドベンチャー
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対応機種
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プレイステーション3 Xbox 360 Nintendo Switch
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発売元
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【PS3/360】マーベラスエンターテイメント 【PS3完全版/Switch】トイボックス
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開発元
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アクセスゲームズ
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発売日
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【PS3/360】2010年3月11日 【PS3完全版】2015年3月12日 【Switch】2019年9月5日
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定価
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【PS3/360】8,190円 【PS3完全版】4,800円 【Switch】3,480円
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レーティング
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CERO:D(17才以上対象)
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備考
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国内はPS3/360版以外はタイトルが異なる PS3完全版/Switch版はダウンロード専売
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判定
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スルメゲー
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バカゲー
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ポイント
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『ツイン・ピークス』のオマージュ的作品 操作性やUIは最悪レベル マップはオープンワールド ストーリーの評価は非常に高い あまりにも賛否割れすぎてギネス認定される 国内では悲運の佳作
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Deadly Premonitionシリーズ
Red Seeds Profile / Deadly Premonition 2
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ザック、このゲームの概要だ
『スパイフィクション』などを開発したアクセスゲームズによるオリジナルのアクションアドベンチャー。
元々は2008年発売予定だったPS2ソフト『レイニーウッズ』を紆余曲折を経てPS3/360で販売した作品である。
監督・脚本は『月華の剣士』などを手掛け、後に『The MISSING - J.J.マクフィールドと追憶島 -』などを生み出すSWERYこと末弘秀孝氏。
アメリカの架空の田舎町という舞台、FBI捜査官の主人公、超現実的なストーリーなど、SWERY氏が愛する『ツイン・ピークス』の影響が強い。
登場人物の設定回りもかなり似通った部分が多く、若い娘の死体が発見される所から物語が始まる点も同様。
ストーリーが進むにつれてオリジナル色が濃くなっていくが、全体的には『ツイン・ピークス』のオマージュ的な側面が強い。
ただ、むしろ主人公の設定は『ツイン・ピークス』のオマージュの域を超えてしまっているような気もするが…。
なお、本頁で併記している『DEADLY PREMONITION』は海外版のタイトルであり、「死の兆候」を意味している。
詳しくは後述するが、続編や後発機種販売版は日本版も海外版タイトルに統一されている。
初期はこんな評判だったようだな。ザック
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内容は低予算なホラー系海外ドラマの1クールをゲームで再現した様な物だが、ストーリー自体はきっちり完結している。
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PVなどで紹介されたビジュアルやストーリーは既視感が非常に強いこともあって有名ドラマを模した奇ゲーだと思われていた。
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しかしそれを覆したのが大手ゲーム批評サイトIGNが出した10点満点中2点という低評価。
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クソゲー好き以外買うなとでもいわんばかりのそれは、一部のハンターやKOTYを大いに期待させた。
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数年前の作品が元、PVのグラフィックが前世代でも問題無さそうな出来、ネットで公開されたボス戦が変、北米では20ドルというシンプル価格で日本ではフルプライス…。
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これら多すぎる負の情報によって発売前から「見えている地雷」と認識され、小売にもほとんど入荷されず初週500本販売されたかも怪しいと言われた。
ストーリーはこうだ。分かるかい?ザック
アメリカの静かな田舎町グリーンベイル。この古きよきアメリカを色濃く残す町で猟奇殺人事件が起こった。
一体誰が何の目的で?突然起こった殺人事件に住民は不安を隠せず、中には町に伝わる伝説を口に出す者もいた。
そんな騒ぎの中、町に見慣れない男が現れる。この事件を解決するためにやってきたFBI捜査官、フランシス・ヨーク・モーガンだ。
この田舎町に眠る闇、町に潜む異形の群れ、そしてレインコートキラーの伝説…。
もう1人の自分「ザック」と共に、ヨークは事件を捜査していくのであった。
このゲームの特徴だ。ザック、君はどう思う?
ゲーム内容
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プレイヤーは主人公ヨークの相棒「ザック」として事件を捜査していく。
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実際に操作するのはヨークの方。しかし、あくまでプレイヤーはザックの視点で物語を追っていく。その理由はゲーム中で明かされる。
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一部のチャプターでは、ヒロインのエミリーを操作する場合もある。
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舞台となるグリーンベイルは8キロ四方のオープンワールドとなっており、自由に探索することができる。歩いて回るには広過ぎるため、『Grand Theft Auto』シリーズなどのように車を使った移動がメインとなる。
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流石に本格的なオープンワールドゲームに比べると主人公がジャンプできなかったり進行不能の場所が多かったりと、移動の制約が多い。
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探索の自由度は高く、町の各所にはサブストーリーやプレイスポットが多数用意されているなど、この点に関しては『龍が如く』シリーズに近い。
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ストーリーはプロローグ+7エピソードと、全8章構成。いくつかのエピソードがさらにチャプターで区切られている。
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ストーリーが進むと共にチャプターがとても少なくなっていく。エピソード1は7ものチャプターがあるのに、終盤は1チャプターだけで終わることもザラ。
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最後のエピソード7はエピローグで、町を去るとエンディングとなるため、エピソード6が実質的な最終章である。
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ストーリー進行に応じて「常世」と言うダンジョンに入ることになる。ここでは「シャドウ」と呼ばれる亡霊達と戦いながら探索を進める。
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戦闘においては『バイオハザード4』を思い出すかもしれないが、だいたい似たような(悪くなっている?)感覚である。詳細は後述。
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常世では「出口にたどり着く」「ボスを倒す」と言った目的ではなく、プロファイリングの情報を集めることになる。基本的には必要な情報を集め、プロファイリングを完了することでクリアとなる。
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シャドウは素手で掴み掛ってくるものの他、鉄パイプやショットガン等の武器を持つもの、中ボスとなる「這いずりシャドウ」といったものも存在する。
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ボス戦もあるのだが、終盤の数回に限られている。ただし、事件のキーとなる常世では殺人鬼「レインコートキラー」に遭遇することもあり、その場合はQTEによる逃走や隠れてやり過ごすと言った行動で回避しなければならない。
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一度クリアした常世は何度でも再挑戦可能。2回目以降では新たなアイテムやトレーディングカードが手に入る場合も。
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時間経過の概念があり、住民の行動パターンや店舗の営業状況、天気等に影響する。午前0時から午前6時までの時間では町全体が常世化して敵がうろつくようになる。
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時間経過はリアルタイムより少し早い程度で、他のゲームに比べるとかなり遅い。ただし、タバコを吸ったり仮眠と取れば早く進めることが可能。
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常世化した町はシャドウのみならず、狂暴化した鳥や巨大な犬まで襲ってくるようになる。そんな中で強引に出歩いてもこれと言ったメリットは無いので、深夜の外出は控え、大人しく寝て朝を待った方が賢明。なお、異常なのは屋外だけで、屋内は平穏そのものである。
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ただし、ストーリーの展開上、強制的に常世化した町を進むシーンもある。
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主人公には空腹度、眠気度が存在し、時間と共に減少する。眠気度は0になると空腹度の減少が早くなり、空腹度が0になるとライフが減少するようになる。
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前者は睡眠や眠気覚ましのアイテムで、後者は食事や食料アイテムで回復することができる
世界観
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ゲームの作成動機がアメリカの片田舎の町に魅せられたからと語るプロデューサーの言葉通り町は良くも悪くもリアリティがある
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自分の店に行く前に売店でポテトチップスを買う住人や、毎週同じ曜日、同じ店に行く住人、まばらながら常に見かける車等、町に人がいる雰囲気は常に漂っている
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ただ、開発能力の関係か外には名前のある住人以外のNPCはいない。屋内にはモブNPCがいるが、話しかけたりはできない。
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景観や雰囲気は良いが無駄に長い道、平均より少々高いガソリン、速度の上がらない初期のパトカー、主人公はFBIだから勝手に民間人の車には乗れないなどゲーム全体で機能美と様式美のどちらを取るかで後者を取ってしまった故の問題も多少ある。
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初期のPVではグラフィックが微妙と思われていたが、実際の所一部を除いてそこまでひどくはなく没入感を高める役割は果たせている。ただし良い訳ではない。
フランシス・ヨーク・モーガン様。評価点です。
よく練られたストーリー
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最初は町の住人の紹介等もあって少々冗長に感じられるが、犠牲者が増え始める中盤からは緊張感のある展開になっていき、終盤は正に怒涛の勢いでプレイヤーを飽きさせない。
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事件の全容の他、主人公の過去、時折現れる謎めいた演出など、随所に張られた伏線が回収される終盤の展開は必見。最終章では驚愕の展開が息つく間も無く押し寄せる。
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基本的に海外ドラマの様に感じるものの、進行の節々で非常に切ない展開を見せ、心に残る終わり方を見せる。
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メインストーリー自体はシリアスなのだが、主人公のキャラクター性を始め、随所にユーモアに富んだ会話やジョーク的な演出が盛り込まれている。
魅力的な登場人物達
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B級映画が好きで、度々そのネタを振ってくる主人公ヨークを筆頭に個性的な人物が多数存在しており、田舎町グリーンベイルに住まう彼らの掘り下げが丁寧に行われている。
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本筋とはほぼ関係ないキャラクターにも独自の物語がキチンと作られており、彼らがどのようなキャラクターなのかを知りたくなる。
高い自由度
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主人公は事件調査のためにストーリーの展開と共に様々な場所へ行くこととなる。集合場所と時間は決められている事もあるが無視しても翌日にまた指定される。
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それらを全て無視して田舎町を満喫することも可能。保安官達の態度がちょっと硬化してしまうが特に問題は無い。
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一部では本当に制限時間がある場合もあるが、その際は車から降りられなかったり燃料と車の耐久度が無限化すると言った処置がある。
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各地ではサブイベントやお遊び要素が用意されており、捜査に役立つものが貰えたり、本編だけでは分からない住民達の一面を垣間見ることなどができる。
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例えば雨の日に川の主を釣り上げてみたり、美人だが天文学的に料理が下手な婦警さんの料理を食べてみたり、コンビニ店員から聞いた心霊スポットに行ってそこに現れる幽霊をジェノサイドしてみたりなど。
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期間限定のイベントも多いが、クリアしたチャプターは再プレイが可能なので、取り逃しても大丈夫。
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日々の生活に必要な資金はFBIから送金される。ヒゲを剃ったり、服を変えて身だしなみを整えたり、コーヒー占いをしたり、車で電灯をなぎ倒してみたりすると手当が送られてくる。
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服は時間と共に汚れていくので、着替えたりクリーニングに出す必要がある。髭も同様に伸びるので、毎朝の髭剃りは欠かせない。汚れた服を着たり、だらしなく髭を伸ばしたりしていると手当も下がる。
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常世内にはセーブポイントやアイテムボックスが配置された、所謂「休憩所」が存在するのだが、前述のシステムの関係で着替えが収納されたスーツケースや髭剃り用の洗面台まで常備されているシュールぶり。
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釣り、ダーツ、レース等と言ったミニゲームも用意されており、(一応)ホラーゲームであることをつい忘れてしまうほど。
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収集要素としてトレーディングカードがあり、道端で拾えるものやサブイベントの報酬として貰えるものなど様々。
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主要キャラの他、NPCや敵、コーヒーやら洗車用のスポンジのカードまである始末。
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こうした点もあってこの作品を狙わずに作ったバカゲー扱いするプレイヤーは多い。
その他
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空腹ゲージを回復する食品アイテムは種類が多めで、野菜や缶詰の他、アメリカの片田舎ならではの料理も用意されている。シュガードーナッツやスモークサーモンと言ったアイテムが全て画像付きで用意されており、思わず食欲をそそる。
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使用すると「○○して食べた」などとアイテムに応じたメッセージが入る愉快な演出も。釣った魚の場合はちゃんと「焼いて食べた」と出る。もちろん常世でも。
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ヒロインが作ったベーグルサンドが入手可能だが、料理下手という設定のため、使用すると一定時間空腹・睡眠ゲージの低下が加速するというとんでもない効果がある。
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『ツイン・ピークス』に限らず、多くの映像作品に対するオマージュが含まれており、それらを探し出すのも楽しみの1つ。
フランシス・ヨーク・モーガン様。賛否両論点です。
ストーリー関連
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リアリティと言う面はそこまで重視されておらず、超展開も少なくない。
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すごいものになると、手がかりとも言えないような物から得た発想で向かった場所にて、釣りをしてみたら本当に証拠が釣れた。などというギャグのような展開もある。これも『ツイン・ピークス』のオマージュなのかもしれないが…。
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主人公のプロファイリングからして半ば超能力じみていてとても普通ではなく、他にも終盤のボス戦などファンタジーテイストのぶっ飛んだ要素もある。
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そもそも異界に潜り込んだり亡霊と戦ったりと、元より超常系のストーリーなのでそれ自体はおかしい話ではない。
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しかし、通常時の捜査パートは至って現実的な流れなので、人によってはギャップに戸惑うこともあるかもしれない。
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終盤までは超常現象に巻き込まれるのは主人公だけで、その主人公もそれに動じたり口外することは無いという点も、日常部分と非日常部分のギャップに拍車を掛けている。
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結末は順風満帆なハッピーエンドではなく、各演出も人によっては後味が悪く感じられる。マルチエンディングにして欲しかったという声もある。
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もちろん、あれでこそこの物語は終わると考える人も多い。決してバッドエンドなどではないし、終わり方も綺麗。
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全体的に良く練られているが、詳しくやったら疑問に思う細かな矛盾点、本編では明かされない謎も存在する。
フランシス・ヨーク・モーガン様。不満点です。
非常に悪い操作性
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前述のように、『バイオハザード』シリーズに近い操作性だが、それを劣化させたようなものである。
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初期装備の拳銃は弾が無限で、他の銃火器も序盤の内に弾薬無制限の物が手に入る。これがヌルくなると批判されず救済要素と考えられるほどアクションがひどい。
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攻撃時、銃を撃つ際は停止して敵を狙うが大まかな場所しか示されない。敵も敵でヘッドショット以外ほとんどのけぞったりしない。
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しかも照準の移動はかなり癖があり、『バイオハザード』と同じ感覚でやると、正確に狙った場所を撃つのが難しい。
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具体的には、『バイオハザード』は常に中央に照準が来るようにカメラが動くのに対し、本作は照準をある程度動かさないとカメラが動かないので、とにかく狙いにくい。
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また、構えを解いた後しばらくすると勝手に銃をホルスターにしまう。敵がこっちに向かっていてもお構いなしである。当然、構え直すと若干の隙ができる。
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唯一『バイオハザード4』に勝っている点は近接武器を構えたまま移動ができ、微妙な位置調整が可能な点くらいだろう。
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そのせいか近接武器の使い勝手が非常に良く、複数人戦では明らかに射撃武器より素早い対応ができる。威力もマグナムのような強力な銃を除けば近接武器の方が断然上。
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全体的に射撃武器の能力も低いため、ザコ相手なら耐久力無限のレンチで事足りてしまう。
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ボタンの配置変更は可能だが一部コマンドが何故か対応しておらず、振り分ける前のボタンを押さないと機能しない。
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車の運転の際にも、たまに明後日の方向へ走りだし、ブレーキ以外の操作をほとんど受け付けなくなる。
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方向キーを少し押しただけで大きく曲がってしまったり、逆に思い切りハンドルを切ったのに上手く曲がれないなど、操作性も劣悪。
不親切なUI
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メニュー画面における全体マップの表示も非常に難がある。ただっ広いフィールドを走り回るゲームでは痛い仕様。
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主人公の向いている方向を上に設定するため、見づらいことこの上ない。メニュー画面ではMAPの向きを変えることもできず、正しいマップを見たければわざわざ主人公に北を向かせてからメニューを開かなければならない。
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さらにはどんなに縮小しても周囲数十メートル程度までしか一度に表示できず、慣れないうちは自分がどこにいるのかすらわかり辛い。
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極め付けには、マーカーを設置することもできないので、ストーリー上の目的地以外に行きたい場所がある時は何度も地図を見て位置を把握しながら移動しなければならない。
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メニュー画面も奇抜さを尊重するためにユーザーの使い勝手を損なっている。
ザック、このゲームの総評だ。判断は君に任せるよ
全体的な操作性の悪さと少し悪いグラフィックで全てを犠牲にしてしまった作品。
しかし、それ以外は悪くないどころか近年あまり見ない出来の怪作である。
あまりに劣悪なUIから、酷評する意見も未だ存在し、この手の海外ドラマ的なシナリオが好きな人にも軽々しくは勧められない。
それでもこの高いハードルを乗り越え、グリーンベイルの生活に馴染むことができた人になら、このゲームは何かを心に残すだろう。
おっと、余談を忘れていたよ。ザック
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北米ではレビューサイトDestructoidが詳細なレビュー付きで(バカゲーとして)10点満点評価を出し状況は一変。
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ゲーマー達のフォーラムでカルトホラーとして好評を博したことや値段の安さもあり、Amazonを中心にジワジワ販売数を伸ばし北米の有名なゲーム業界紙である『Game Developer』の表紙を飾り特集を組まれるに至った。
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売れ行きが好評なためかヨーロッパでの販売も決まり、NTSC-ukでは11/10なんて評が下されている。
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日本では残念ながらそこまでの話題にはならず、表立った再評価は成されなかったものの、年季の入ったゲーマーからは『ミザーナフォールズ』や『GERMS 狙われた街』を思い出すとの声も出ている。
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美麗なグラフィックや快適な操作性に頼らず、シナリオと世界観で魅せるという今時の国内ゲーでは珍しい箱庭作品として一部で楽しまれている。
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操作性こそ悪いがゲーム自体は悪くないとされ、KOTYは選外送りとなった。
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ゲーム情報サイトGame Spotの発表したGame Spot BEST of 2010にてもっとも驚かされたゲーム部門を受賞した。
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また、最も評価の割れたサバイバルホラーゲームとしてギネス記録に載り、他にも他社のマイナーなGOTYやキャラクター部門にていくつか賞を獲得するなどした。
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もっとも、賛否というただでさえ明文化困難な物で格付けを行うという行為そのものに疑問を感じざるを得ないのだが…。
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こうした経緯のせいかIGNのレビューはある種の晒し者となってしまっている。
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北米で好評だったためか販売を担当したIgnition Entertainmentが続編を発売したいと発言しており、SWERY氏も乗り気であった。当時は出すなら前日譚になるだろうと語っていた。
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本作の主要キャラの「フォレスト・ケイスン」は、同社の『スパイフィクション』に登場した人物が元であり、SWERY氏の次回作『D4: Dark Dreams Don't Die』にも登場している。
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しかし氏曰くいわゆるスターシステムではなく、この場合は名前が同じだが人物はまったく違う。どちらかと言えば「襲名」とのことで、「木村庄之助システム」と名付けられている。
早い話、単なる同姓同名である。
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また、本作の初期タイトル「レイニーウッズ」はSWERY氏が後に手掛けた借金返済生活RPG『The Good Life』の舞台名として流用されている。
その後の展開だな、ザック。そう言ってくれると思ったよ。
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海外では2013年にPS3/Winで『Deadly Premonition: The Director's Cut』が発売された。
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日本版もPS3のみだが『Deadly Premonition レッドシーズプロファイル コンプリートエディション』のタイトルで2015年3月12日にダウンロード専用で販売が開始された。
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ゲーム中のタイトルは海外版と同じ『Deadly Premonition: The Director's Cut』だが、内容はちゃんと日本語化されている。
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Win版は日本語ローカライズされていないがSteamで配信されており、日本からの購入・プレイも可能。
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2019年9月5日のNintendo Directにおいて続編が発表された。タイトルは『Deadly Premonition 2: A Blessing In Disguise』で、国内でも海外タイトルのナンバリングという形で2020年7月10日にSwitchで発売された。
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さらに、前述のダイレクト終了直後に今作のSwitch版が『Deadly Premonition Origins』の題名で配信開始され、正式にシリーズ名が『Deadly Premonition』で統一された。
最終更新:2024年06月30日 15:00