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邪神ドラクソス

【じゃしんどらくそす】

ジャンル アクション
対応機種 メガドライブ
メディア 16MbitROMカートリッジ
発売元 エレクトロニック・アーツ・ビクター
開発元 ダイナミックソフトウェア
発売日 1993年2月19日
定価 8,800円(税抜)
判定 なし


概要

海外でAmigaやAtari STで発売されたアクションゲーム『Risky Woods』の移植版。
全12ステージ。メガドライブへの移植にあたり、一部の設定やシステムが変更されている。


ストーリー

(取扱説明書1ページより引用)

神々が争った古えの時代
聖なる神々は 邪なる心を秘めし神を
闇の彼方へと葬った
世界は神々の聖なる力によって
繁栄の一途をたどっていた
しかし 永き繁栄の時は過ぎ
邪なる心が蘇りし兆しをみせはじめている
海は荒れ 山は砕け 雲は天を覆い
聖なる神々は その力を 石のなかへと封印されつつあった
今 光の意志を継ぐ若者が 邪なる心を再び葬るべく旅立つ
だが『邪神ドラクソス』に秘められし脅威なる力を
若者は知る由もなかった……


特徴・システム

基本的なシステムは『魔界村』ライクなジャンプアクションだが、以下のような特徴を持つ。

  • 操作系統は一般的なジャンプアクションと同じだが、アイテムを取得する際にはしゃがむ必要がある。
  • 残機制+体力制の複合で、体力がなくなると残機が減少してその場復活。残機がなくなるとゲームオーバー。
    • 回復アイテムによって体力ゲージが最大値を超えた場合は残機が1増えたうえで余剰分の体力ゲージが現在の体力となる。残機は最大で9機まで。
    • 穴に落ちた場合は大ダメージを受けて再開ポイントからのリスタートとなる。
    • 時間切れになると残機を1失いステージの最初からになる。その際にはスコア・武器等の情報はステージ開始時の状況に戻される。
    • なおゲームオーバーになった場合のコンティニューについては特定のアイテムを取得することで可能になる。
  • 武器は5種類存在。同じ武器アイテムを拾い続けることで攻撃力が3段階まで強化される。ただし違う武器を取ると攻撃力は初期状態に戻る。
    • またこれとは別に攻撃ボタンを一定時間押しっぱなしにすることで発動する回数制の魔法による高威力の全画面攻撃も存在。最大9個までストック可能。
  • 敵を倒すとアーマーリンクというアイテムを落とす。これを一定数集めることで身に着けている防具がパワーアップする。
    • 34枚集めるとシルバーアーマーとなりすべてのダメージが半減、67枚集めるとゴールドアーマーとなりすべてのダメージを無効化できるようになる。
      • またアーマーが強化されると前述の魔法の威力もさらに強化される。
    • ただし敵からダメージを受けたり穴に落ちるとリンクを足元に落としてしまう*1。その場合に規定数以下になると防具のパワーアップが無効化される。
  • 道中には門番の石像が設置されている。
    • 通過するためにはまず道中にあるゴールドリングを2つ集める必要がある。ただし揃っていない場合は残りのゴールドリングがある場所近辺に戻される。
    • ゴールドリングをはめた後は門番に呪いの歌を歌わせ、その際に表示される矢印と同じ方向ボタンを押下すると門が砕け散って先に進めるようになる。
  • ステージ内にある石像に封印された神々を全員解放し、出口に出るとクリア。
    • ただし罠の仕掛けられている石像も存在。
  • 3ステージごとにボスが登場、ボスを撃破後に出現する出口に入ることでクリアとなる。

評価点

  • BGM・グラフィックの作りこみ。
    • グラフィックの書き込みはメガドライブのゲームの中でもトップクラスに高く、アニメーションもかなりぬるぬる動くので見た目は豪華。
    • 曲数は多くはないものの、メガドライブらしい重低音を利かせたBGMのクオリティも高い。

問題点

  • 操作性は全体的にもっさり気味で、操作についても癖が強め。
    • 特にアイテムを拾うためにはしゃがむ動作が必要というのはわかりにくく、マニュアルを読んでいない場合はアイテムを拾えずクソゲー扱いするプレイヤーも多かった。
    • またしゃがむという動作を取ったり、門の開放操作も手間がかかるなどゲームのテンポが削がれる事も多い。
  • 洋ゲーらしくゲームバランスは大味。
    • 敵の出現数が非常に多く、初期状態の防御力の貧弱さや操作性のもっさり感も相まって序盤が非常に厳しい。
    • しかしゴールドアーマーになると完全に無敵化するため、異様なほどのヌルゲーと化してしまう極端なバランスとなっている。
      • その場合でもボス戦についてはボスの耐久力が高い割に時間制限にあまり余裕がないため武器が弱いとボスを倒しきれず時間切れを繰り返す千日手に陥りやすい。

総評

グラフィックやBGMに関しては非常に高いクオリティを持っているものの、もっさり気味の操作性と大味なゲームバランスで大きく評価を落としてしまった作品。
ただ極端につまらないというわけではなく普通に遊べる内容ではある。そういう意味では後述の要因で風評被害をもろに受けた作品ともいえるが…


余談

  • 『BEEP! メガドライブ』の読者レースでは、初登場でいきなり最下位近くに登場。その後もジワジワ順位を下げ続け遂には最下位帝王の『ソード・オブ・ソダン』を抜き去り最下位になったことも。ソダンの刺客として「邪神ドラクソ」の通称で恐れられた。
    • なお、当時の読者レースのクソゲーという評価は当Wikiの判定のような単に出来の悪いゲームという意味だけではなく、バカゲーやカルトゲーのニュアンスも多大に含まれているので留意すること。
  • パッケージや説明書に表記されている本作のタイトルは『邪神ドラクソス ~Risky Woods~』とサブタイトルに原題が含まれているのだが、ゲームのタイトル画面には反映されておらず、当時のゲーム誌などの表記も『邪神ドラクソス』のみだったため、現在もサブタイトル抜きの呼称が一般的になっている。
  • 現在ではPC版がSteamにて2023年2月2日に、MD版がSwitchにて2023年7月13日に配信されている。
    • ただしSwitch配信版はアーマー強化時に画面のパレット表示がおかしくなる不具合がある。

タグ:

ACT EA 1993年 MD
最終更新:2026年05月09日 07:23

*1 なお、穴に落ちた場合はリンクを大量に落とす上に再回収もできない。