【れーしんぐ らぐーん】
強烈だがキチンと作り上げられた世界観
ゲームそのものの優れた造り込み
極めて独特なマシンの挙動
チューニングに関する問題点
ストーリー・演出に関する問題点
その他の問題点
RPGとレースゲームの融和・ガードレールとおともだち・ラグーン体型やラグーン語など……癖の塊としか言い表せないゲームの1つ。
純粋なRPGとしてはレースゲームが、純粋なレースゲームとしては操作性やテンポの悪さが邪魔しやすいせいで、作風としては強烈に人を選ぶ。
RPGとして見てもレースゲームとして見ても、それぞれ単体では名作とは言い難い。
その一方で本作の世界観やチューンに魅了されたマニアも少なからずおり、ある意味強烈なネタ性でその名を馳せる作品となった。
特にストーリーはこれらの歪な土台故により輝いたともいえる側面があり、全てひっくるめて「レーシングラグーン」という唯一無二の作品と言えるだろう。
作品内のキャラ達やストーリー展開も至って真面目なので、雰囲気は基本的に硬派である点には留意されたし(*26)。
*1 主に「…」の3つ掛け、場合によって前後6つ掛けなんて時まである
*2 主に名詞を英単語、あるいはローマ字に、句読点を「……」に置き換えるイメージ。似たように見えてもキャラ毎に微妙に使い分けがある等、適当なようで意外と奥が深い……かもしれない。
*3 他にも原作セリフの改変だったり、たまに他の人物の語尾を使うこともあるじゃんか!
*4 ただしトラックとバスはある程度ゲームを進めるまで不可
*5 例えば、スタート後の発進を遅らせると「ハンディキャップボーナス」として多くもらえる
*6 「軽量化したパーツ」等ではなく、実数値分、車重が軽くなる謎の概念。反重力物質か何か?
*7 単位は「YEN」。リワーズポイントとは別物。
*8 とんだ矛盾だが、もしかすると「人に誤りは付きものだが、それさえ許されない現代社会」を暗喩しているのかもしれない……。
*9 チキンレースのロード画面
*10 「幸運を祈る」ではなく「(俺と戦わずに済んで)運がよかったな」の意
*11 公式ファンブックで、ディレクターが「自分も交通事故で親戚を亡くしているので、無闇にスピードを出すことを肯定していない」とコメントしている。
*12 設定上は欧州の架空レースでチャンピオンになった経歴を持っている。
*13 アンオフィシャルレースの略
*14 一定以上勝利すれば、ストーリーの真の結末を描いた追加イベントが発生する。全UORを制覇すればもう一つイベントが見られるが、内容は本筋とは直接関係ないので無理をする必要はない
*15 後述するが、負ければパーツを追い剥ぎされるので、順調に進めようとすればリトライを余儀なくされてしまうのだが……
*16 2015年、当時のスタッフがTwitter上にて、開発段階で初期ユニットでのノーマルクリアは確認していたことを明かしている。
*17 ただしリプレイ時などの挙動は怪しいが。どうやら背景の同期は行っていない模様
*18 無難
*19 もしくは同乗者を乗せるから50kgの本作と同じ
*20 昔のレースゲームにありがちな、MTの方が最高速や加速が優れるなどの要素もある。※レーシングラグーンではカーナビやオートマの機能のためにパーツを積む必要がありそれが重いことで結果的にそうなっている。また、レーシングラグーンの影響ではないが、実車をもじった名前という点も共通する。
*21 最軽量でも10kg
*22 尤も、これは頭文字Dのオマージュの可能性がある…具体的には、2人組で片方がナビする走り屋がいて、ナビの方が「50kgの重りだよ」と言われるシーンがあり、もっと軽いと返す(キャラ設定的には49kg(自称47kg)らしいが)。
*23 まず、主人公の初期マシンがハイテックツートンカラーのAE86。終盤への過渡期に現れる、重要な情報を握るキャラの愛車がS30型フェアレディZ。どちらも元ネタと設定の関係性は薄いが……
*24 相手が止まった後も自分が動ける(チキンレースのマップに隠し要素が2つほどあるためレースそっちのけで探索できるようになっている)ので止まってしまわないように気を付けつつ弾き飛ばして海に落とすとか相手の前に出てブレーキを掛けたまま押してもらうとかそういうゲームならではの戦術は依然としてあるのだが…
*25 同じ人物・車でも状況に応じて強さが全く異なり、ここでの面子より手強いレース自体はたくさんある。
*26 ネタバレになるので詳細は伏せるが、一ヶ所及び文章のみとはいえグロ描写もある。
*27 当たり前だが、名前が同じだけの別人。
*28 両者の発売日は約半月しか違わないため、あくまで偶然の一致である
*29 自動車のサスペンション周辺に取り付けられるパーツ。英語圏では「アンチロールバー(Anti-Roll Bar)」と呼ばれ、その名の通りカーブを曲がる際に車のロール(傾き)を抑制する効果を持つ。
*30 亜酸化窒素をエンジン内に噴射し、燃料と共に燃焼させる「ナイトラス・オキサイド・システム」のこと。混同されやすいがニトログリセリンなどとは異なる。日本では映画『ワイルドスピード』シリーズの登場等で知名度が上がったが海外のカスタムではそれ以前から知られており、本作で一足先に登場していれば評価点として上げられていたかもしれない。
*31 人物名はWikipediaのレーシングラグーンのページを見ると分かりやすい
*32 Monster-Rと名付けられたR33型GT-Rの改造車。通称ラグーン号。青と白の2種類が存在した。ゲームに登場するのは青い方がモデル
*33 そちらでベースになったのはスバルBRZであった
*34 一応、過去の作品として忘れてしまったわけではないということを喜んだ層もいたが…