MOUSE:やとわれの探偵
【まうす やとわれのたんてい】
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ジャンル
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FPS
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対応機種
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Windows(Steam/Microsoft Store) Linux(Steam) Nintendo Switch 2 プレイステーション5 Xbox Series X/S
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発売元
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PlaySide
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開発元
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Fumi Games
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発売日
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2026年4月17日
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定価
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【Win】3,400円(税込) 【Switch2/PS5/XSX】4,950円(税込)
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レーティング
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【Switch2/PS5】CERO:C(15才以上対象) 【XSX】IARC:16+
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プレイ人数
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1人
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判定
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良作
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ポイント
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1930年代カートゥーンアニメ風のFPS ストーリーはハードボイルドかつノワール FPSとしては難易度は低め
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概要
オーストラリアのメルボルンに拠点を置くPlaySide Studiosが発売し、ポーランドのワルシャワに拠点を置くインディーゲーム開発スタジオFumi Gamesが開発したFPS。
本作は『Cuphead』や『Bendy and the Ink Machine』などのように、1930年代のカートゥーンアニメーションに絵柄のインスパイアを受けたゲームとなっているが、『魂斗羅』インスパイアな横スクロールアクションだった『Cuphead』とは違って、こちらは『BLOOD: One Unit Whole Blood』『Duke Nukem 3D』などにインスパイアを受けた『Compound』『Doom (2016)』などの流れを汲むブーマーシューター系FPSとなっている。
原題は『MOUSE: P.I. For Hire』で、元々は2023年にプロトタイプとなる映像をSNSで公開したところ大きくバズり、そこから開発が本格的に始まった。
特徴
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主人公となるネズミの私立探偵「ジャック・ペッパー」を一人称視点で操作するFPS。
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エリアクリア型のスタイルとなっており、ステージを順番に攻略しながら敵を倒していき、ゲームを進めていく。
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グラフィックは全編モノクロのカートゥーンアニメーション風のスタイルとなっており、設定で往年のアニメ作品を思わせる映写機のノイズなどを画面上に表示させることも可能。
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ちなみに、主人公であるジャック・ペッパーの声は『The Last of Us』のジョエル役や『バイオハザード6』のジェイク・ミューラー役で知られるトロイ・ベイカー氏が演じている。
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基本アクション
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基本的にジャックは武器を使った射撃や爆発物の投てきなどで戦う。
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武器にはそれぞれ残り弾数が存在し、弾切れになると攻撃ができなくなる。ステージ中に弾薬が落ちているが、拾える上限数は武器ごとに決まっている。
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素手で殴る攻撃もあるため、弾が枯渇しても一応戦うことはできる。
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また所持している武器にかかわらず、足で蹴って雑魚敵をスタンさせる動作もある。
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ジャックの機動力は基本的に高性能で、ジャンプ力や移動速度などはかなり高い。
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基本的なアクションは以上だが、ゲームを進めるにつれて空中ジャンプや空中浮遊などの新アクションが解禁されていく。
評価点
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カートゥーンとノワールが共存した独自の作風
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前述した通り、本作のグラフィックは『Cuphead』のように1930年代のカートゥーンアニメーションを元にしているが、コミカルさを前面に押し出したそちらとは異なり、ノワール映画のようなハードボイルドな作風とカートゥーン特有のラバーホースアニメーションを上手く調和させた作風となっている。
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全体的なストーリー展開は探偵ものらしく、シリアスかつノワールな作風である一方、武器やUIなどのグラフィックは2Dのアニメーションを使用し、カートゥーンらしいコミカルさも損なっておらず、全体的に高評価。この手の海外作品が好きな人にとってはたまらない。
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台詞回しも登場人物がネズミであることに引っかけて、チーズを元にしたジョークや皮肉などが多く登場し、こちらも評価されている。
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また、レトロな雰囲気や似てる武器が出てくることから声優も一緒な『バイオショックインフィニット』にも通づる点もあるかもしれない。
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アニメーションのクオリティーの高さ
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『Cuphead』などと同じくカートゥーンアニメーションもクオリティーは高く評判は良い。
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1930年代のラバーホースアニメーションを上手く再現しており、この手のカートゥーンアニメが好きな人ならとても刺さる。
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意外と悪くない視認性
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全編モノクロの作品故に視認性を心配する人も多いだろうが、敵を含めたキャラクターのグラフィックは2Dである一方、ステージや足場などは3Dのグラフィックで制作されているため、視認性に関しては実際のところ、そこまで悪いわけではない。
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回復アイテムや弾薬などのグラフィックは3Dであるが、カートゥーンアニメ調のテクスチャになっているため、こちらも識別しやすい。
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特徴に記した通り、カートゥーンアニメらしさを強調する演出を設定で切り替えることができるため、ゲームプレイを優先したい人とカートゥーンアニメ的な作風を重視したい人、そのどちらにも対応できるようになっている。
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雰囲気を盛り上げるサウンド面
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BGMは作風やグラフィックに合わせたクラシックジャズ風の楽曲を使用しており、こちらも評価は高い。
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PS5世代のゲームとして発売したため、解像度やフレームレートに関する描画も高品質。
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パフォーマンスモードにすれば、PCはもちろんのことPS5/XSX/XSSでも最大120fpsの動作に対応しており、対応するモニターがあれば、滑らかに動くゲーム画面を体験することができる。
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クオリティーモードにすれば、PS5/XSXでは4K60fpsの動作にも対応。120fps対応のモニターが無くとも、十分美麗な映像で楽しめる。
賛否両論点
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この手のFPSの中では難易度が低い。
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後述する通り、敵のAIがワンパターンなので雑魚相手に苦戦することはあまりない。FPSに慣れたコアなゲーマーからすると、少々物足りなく感じる。
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さらに難易度をルーキーにすれば、雑魚敵の攻撃でやられることもほぼなく、回復アイテムも潤沢に出現するため、FPSがよっぽど苦手なユーザーでもない限り、クリア自体はかなり容易となっている。
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ただしこれに関しては、難易度が低い分この手のジャンルに慣れていないがストーリーや作風を楽しみたい人にとっては、評価点になっているとも言える。
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特に度々比較に出している『Cuphead』がコアゲーマーをターゲットに据えたシビアな高難度故に賛否が分かれたため、そういう意味ではライトゲーマーでも楽しめるゲームにするのは一概に間違いとは言えない。
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探偵ものであるが、プレイヤーが推理する要素は全くない
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ストーリーや題材こそ探偵ものであるが、プレイヤーが推理したり積極的に情報収集するようなゲームデザインとはなっていない。
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一応、ジャックが推理を行うシーンは存在するが、証拠となる写真や情報を貼り付けるだけでジャックが勝手に推理してストーリーは進んでいくため、ゲームプレイにおいて探偵要素はほぼ形骸化している。
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あくまでも本作のジャンルはFPSであるため、そちらに比重を置きたいユーザーからすればサクサクとゲームを進めることができるが、探偵を題材とした作風やタイトルから、自力で謎を解きたかった・推理したかったという意見もある。
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疑似2.5Dの表現方法
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本作と比較されるうえで比較されがちな『Cuphead』だが、完全2Dだったために「アニメとゲームの融合」という独特の雰囲気が高く評価された。
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その一方でスプライトが2D、マップが3Dという表現になっている本作は同様の効果を得にくい。とはいえ、FPSゲームという都合上仕方ない場面がある。
問題点
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雑魚敵のAIがそこまで賢くない
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近距離の敵はこちらに向かってくるだけ、遠距離の敵は距離を取って撃ってくるだけ、といった感じにワンパターンなものが多いので、対処が簡単でメリハリが少ない。
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モノクロ画面の弊害
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評価点にて「視認性は悪くない」と書いたが、逆にとても優れているとも言い難い。
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例えば、入るとダメージを受ける硫酸の水場があるのだが、画面がモノクロであるせいで、見た目だけではダメージを受ける水場なのか、入っても大丈夫な水場なのかが咄嗟に判断しづらい。
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武器のクセが全体的に強い。
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先述した『Duke Nukem 3D』からインスパイアを受けている通り、フリーズガンなどの多彩な武器が登場するも、どれも「銃を放ってから敵を殺すのに必要なステップがある」「持てる&拾える弾薬数があまりない」といった問題を多く抱えている。
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結果として『Wolfenstein II: The New Colossus』でも陥ったこうしたブーマーシューター系によくある「武器の選択肢は多いけど結果的にショットガンやマシンガンしか使わず、操作を圧迫させるだけ」の問題に陥りがちになる。難易度もそこまで高くないため、そういった武器を使う必要性がそんなにないのもその問題に拍車をかけている。
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また、『BioShock』や『Deus Ex』のような「敵の頭上にピアノや金槌があり、それを撃って敵を下敷きにできる」というイマーシブシム要素を取り入れているものの、落下するのが遅い、敵の動きが早いなどの条件が重なるのであまり役に立たないことが多い。
総評
カートゥーンとノワールを上手く組み合わせた作風、そしてラバーホースアニメーションを再現したグラフィックに関しては満場一致で高評価を得ている。
この手の作風が好きなユーザーであれば、存分に楽しめることは間違いないので、その点に関しては安心していいだろう。
一方で、FPSとしては難易度が易し過ぎるなどの、ゲームバランスの粗が多少見られるところや、全編モノクロの画面による弊害などの欠点も無くはない。
ただ「難易度が低めである」という点に関しては、FPSに慣れていないユーザーでもストーリーや作風を気軽に楽しめるという利点にもなっているので、興味があれば是非。
余談
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本作は雑魚敵に対して、ヘッドショットで頭を吹き飛ばしたり火薬で燃やして消し炭にしたりと、普通のゲームであればCERO:Z(18歳のみ以上対象)でもおかしくない過激な描写が多数ある。
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しかし、全編モノクロの画面とカートゥーンでデフォルメされたグラフィックのおかげか、レーティングはCERO:C(15歳以上対象)に留まっている。もちろん本作の表現は完全無規制である。
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2026年7月9日にSwitch2/PS5でパッケージ版が発売された。
最終更新:2026年07月26日 19:49