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【ぜのぶれいど つー】
ジャンル | RPG | ![]() |
対応機種 | Nintendo Switch | |
発売元 | 任天堂 | |
開発元 | モノリスソフト | |
発売日 | 2017年12月1日 | |
定価 | 7,980円(税抜) | |
プレイ人数 | 1人 | |
レーティング | CERO:C(15歳以上対象) | |
コンテンツアイコン | セクシャル | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
全体的に『クロス』から『ゼノブレイド』に回帰 表層は深夜のラノベ原作アニメな雰囲気に 根幹の部分はゼノシリーズらしく壮大 ブレイド関連はランダム要素と作業感が強め |
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ゼノシリーズリンク |
「Nintendo Switch プレゼンテーション2017」で初公開され、同年末に発売されたゼノシリーズ最新作。
総監督はこれまでのゼノシリーズ同様高橋哲哉氏が務めるが、メインキャラクターデザインは田中久仁彦氏からアニメーション映画『楽園追放』等を担当している齋藤将嗣氏に変更され、 敵勢力である「イーラ」側のキャラクターデザインは『VII』以降のファイナルファンタジーシリーズや『キングダム ハーツ』でお馴染のあの野村哲也氏が担当することで話題となった。
シナリオは『ゼノブレイドクロス』と異なり、高橋氏が原案のみならず直接シナリオ執筆に携わっており、数々のゼノに関わってきた竹田裕一郎氏、『クロス』から参加している兵頭一歩氏の三人体制で執筆されている。
タイトルに『2』とついている通り、『ゼノブレイド』(以下、『1』と表記)から継承・発展させた要素が多く続編と言える作品ではあるが、 ストーリー的には直接の後日談ではなく別の世界の話なので『1』(および『クロス』)はプレイしていなくても支障はない。
天空にそびえ立つ「世界樹」を中心に広がる雲海の世界「アルスト」。アルストができる遥かな昔、人は世界樹の上に住む創生の「神」と共に暮らしていたという。 天空に築かれた豊穣の大地。昼を夜に、雨を晴れにすることもできる理想郷。 人はそこを「楽園」と呼んでいた。 だがある日、人は楽園を追われアルストに移り住む。アルストに移り住んだ人は、その過酷な環境に耐えられず、長く生きることが出来なかった。 やがて人類が滅亡の危機に陥ったとき、憐れに思った神は自らの僕「巨神獣(アルス)」を遣わし、人を救った。僅かに生き残った人は巨神獣へと移り住み、幾万もの昼と夜を共に過ごした。 こうして、人々は巨神獣に国を築くことで生きるようになった。しかし、いつしか巨神獣は老齢に達し、寿命を迎えた巨神獣は雲海へと沈んでいってしまう。 寄辺を失った人々の混乱が世界にひずみを生み出し始めていた――。 主人公のレックスは、雲海から資材や古代文明の遺物を引き揚げるサルベージャーを生業とする少年。現在は故郷を離れ、小型の巨神獣「セイリュウ」の背中の上で暮らしている。 ある日、サルベージャーとしての腕を買われ、沈没船からの物資回収の依頼されたレックスは、船内で「天の聖杯」と呼ばれるブレイドの少女ホムラを発見するが、その直後、サルベージを依頼していた秘密結社“イーラ”の首魁シンによって命を奪われてしまう。 ――私の命を半分あげます 私を、楽園に連れていって―― ホムラに命を救われたレックスは、彼女と運命を共有する「天の聖杯のドライバー」として、楽園に連れていってほしいというホムラの願いを叶えるため、 「天の聖杯」をめぐるさまざまな謀略や、国家間の対立などと対峙しながら、世界の中心“世界樹”の上にあるという伝説の地、「楽園」を目指す。
(公式サイトより)
オープンワールドでの探索重視のゲームだった『クロス』から、『1』同様ストーリーの進行に伴い行ける地域が増えていく従来のJRPGに近い形となっている。
細かいシステムも『1』寄りで、例として『クロス』は高所からの落下ダメージが廃止されたが今作では『1』と同様にダメージが生じるようになった。
今作はシナリオ重視の流れに戻ったので、これを利用した強引なシーケンスブレイクや進行ルートを誤って高レベルモンスター地帯に迷い込むのを防ぐためと思われる。
一方で前二作に無かった本作独自の要素も少なくない。
バトル・ストーリーの柱となる新要素。
本作に登場する人間の中には亜種生命体である「ブレイド」を呼び出しその力を行使することができる者が存在し、作中では「ドライバー」と呼ばれる。
ブレイド
ドライバー
前二作同様シームレス式だが、『クロス』の4人制ではなく『1』の3人制に戻り、その他の要素も『1』寄りになっている。
ポーチアイテム
ボーナスEXP
雲海の満ち引き
街の発展度と権利書
前二作からの改善点など
最終的には五5人のキャラ+各ドライバーに固定ブレイドが一人という構成で、メインシナリオ的にはこの10人(+ヒカリとナビゲーターであるセイリュウを含めると12人)でストーリーが進行することになる。 この他一時的に同行するキャラもいる。
+ | キャラ一覧 ※ストーリー中盤までのネタバレを含むので注意 |
+ | アップデートで改善された要素 |
新世代ハードを代表するJRPGとして相応しいクオリティを備えた良作と言える。
オープンワールドRPGになり探索性を重視しすぎた結果賛否両論を招いた『クロス』よりも、『1』が持っていた王道的なJRPGの流れを受け継いだ正統な一作と言える。
ただ、『1』と比較すると個人によって好みが分かれやすくなった部分と単純にオミットされた要素もあり、『クロス』の反省点を上手く活かしきれていない部分も否めない。
とは言え、広大なフィールド・良質な音楽は相変わらず魅力的で、特に戦闘面に関しては純粋に前二作よりも好評であり、キャラクターたちに関しても敵味方問わず好感が持てたという意見も多い。
『1』や『クロス』にもなかった問題点も多数あったものの、Switchの名作の1つとして語られているのは、それを上回るほどの面白さがこのゲームに詰まっていることの証左であると言える。 とりわけ『ゼノブレイド』経験者へは小ネタの多さに加え、とあるサプライズ要素もあるのでまだプレイしていない人はぜひネタバレを見ない上でプレイして欲しいところ。
*1 特に「火属性の力」を持つレアブレイドはホムラとカグツチ、2周目限定でラゴウしかいない。
*2 ゲーム的には同調限界数が存在する
*3 あくまでコンボを繋げるのに必要な最低値が1→2→3なだけで3→2→4や4→3→3等でも発動可能
*4 なお彼の祖父や父も同様の趣味を持っていた。
*5 メレフが女性だと本気で気付いていない場合は除く。
*6 ACEと平松氏は『1』の時はユニットを組んでおり「ACE+」名義だった。
*7 光田氏は『1』ではエンディング曲1曲のみの参加だったため、実質的に下村氏に代わり本格参加した形となる。
*8 公式サイトのスタッフコメントでも氏はキャラ萌えについて語っており、本人も「高橋氏と竹田氏が難解なSF考証について話している一方で、自分達はキャラ萌えばかり話していた」と明かしている。
*9 QTEの評価。上から「Excellent」「Good」「Bad」の3段階
*10 本シリーズで一部の敵が有する特殊能力。攻撃を受けると反射ダメージや状態異常を自動的に与えたり、自身の周囲に継続的なダメージエリアを纏ったりするというもの。条件を満たせば味方もスパイク能力を有することができる。
*11 解説が入るタイミングとこれを持つ敵と会敵するタイミングが離れていた。
*12 「分からない形の水着」にする、という手段もあるが、「脱いで見せる」というムービーもあるためその場合当該ムービーに違和感が生じる
*13 『1』ではレベル差が5を超えるとアイコンが黒になり同時にディスアクティブ化したが、本作ではレベル差が5を超えると同じくアイコンが黒になるがディスアクティブ化はレベル差が10を超える必要がある。