ハイスクール!奇面組
【はいすくーる きめんぐみ】
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ジャンル
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アクションアドベンチャーゲーム
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対応機種
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セガ・マークIII
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メディア
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1MbitROMカートリッジ
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開発・発売元
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セガ・エンタープライゼス
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発売日
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1986年12月15日
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定価
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5,000円
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判定
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なし
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少年ジャンプシリーズ
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概要
当時集英社の『週刊少年ジャンプ』(1980年41号~1987年30号)で連載、アニメもフジテレビ系で当時放送中(1985年10月~1987年9月)で大人気を誇っていた『ハイスクール!奇面組』の初のゲーム化作品。
奇面組のいたずらで千絵が気絶してしまったため、唯が奇面組を捕まえるために奔走するという展開。
本来の主役は奇面組のリーダー一堂零なのだがヒロインの河川唯は読者からの人気投票で主役の零を上回る圧倒的人気を誇っていたため、ゲーム化されるにあたり主人公に抜擢されたものと思われる。
システム
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校舎内を移動する全体マップの移動と教室内を探索するパートに分かれており、全体マップで入る部屋の前に移動し、そこに入ることで教室内の探索に移ることになる。
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教室内を探索するパートでは机の中に各種アイテムが格納されていることがある。ただしアイテムの他にカエルやゴキブリなどの敵も入っているので要注意。
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また教室内には不良などが徘徊していることもあるので注意が必要。
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アイテムは最大5つまでしか持てない。一度取得したアイテムは使うか捨てるかしかないのでアイテムを取得する順番には気を使う必要がある。
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一部の攻撃に利用するアイテムは1つのアイテムで複数回の攻撃が可能なものもある。
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奇面組の捕獲の際にはロープが必要だが、ただロープを使っても捕獲できるわけではない。捕獲の前にはメンバーごとにおとなしくさせる手段をとってからロープを使う必要がある。
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教室内にいる不良や机から出てきた敵に触れると即ゲームオーバー。奇面組のメンバーを全員捕獲して職員室に入ればクリアとなる。
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ゲーム終了時には獲得スコアと捕獲した奇面組のメンバーの人数に応じて評価が与えられる。
評価点
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キャラクターの再現度の高さ
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キャラクターが頻繁に二頭身化するなど、原作漫画がもともとデフォルメ状態で表現されることの多かった作品ゆえ、ゲームキャラ化した際の親和性が非常に高いうえ、各キャラクターの造形も非常に高レベルで表現されている。
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もちろん行動指針そのものもそれぞれのキャラに応じたリアクションを取ってくれるため、様々なアクションを試みる楽しみもある。
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意外と豊富な隠し要素
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ターゲットとなる奇面組メンバーの捕獲方法は複数の手段が存在することもあり、その方法を見つけるのもなかなかに楽しい。
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やりこみ要素として隠しアイテムを見つけることによるスコアアタック要素も存在。最上位の評価を得るのは何気に難易度が高い。
問題点
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前述のグラフィックとは裏腹にストーリーやキャラクターの内面の観点では原作再現性が低い。
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唯は零をはじめとした奇面組の破天荒さに憧れるキャラであり、奇面組をロープで捕まえたりするようなシチュエーションはなく、どちらかといえば零たちに逆らえないお人よし。
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一応、成績は優秀で家では母親並に家事をこなすしっかり者ではあるものの奇面組のストーリー上では天然ボケキャラである。
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千絵は前述の通りオープニングで奇面フラッシュで失神するだけ。原作ではすぐさま立ち上がって反撃するのが千絵である。
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猪狩先生は特に何するわけでもなく無機質に教壇に立って授業しているだけで石のように動かない。特に猪狩先生は前身作の中学生編『3年奇面組』時代には暴走した奇面組を真っ先に叩きに来ていたキャラだけにより違和感が大きい。
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つまり本来ならば奇面組を捕まえに奔走する役回りは唯ではなくゲーム中ではあっさりひっくり返ってやられっぱなしの千絵や、いるだけで何もしない猪狩先生や事代先生である。
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キャラクターの登場が乏しい。
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奇面組には他にも名物キャラとしてスポーツマン集団の「腕組」、女生徒から人気者な「色男組」、番長軍団の「番組」、スケバン集団の「御女組」なども登場するのだが彼らは断片的にも出てこない。
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軍団に属さない者でも様々なレギュラーキャラがおり、中でも零の変態ライバル春曲鈍はかなり濃いキャラなのだが全く出番はない。
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ボリューム不足
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原作を知っていれば謎解きそのものの難易度は高くなく、奇面組が出現するポイントやアイテムの配置は固定なのでボリュームが非常に薄い。
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前述のようにスコアアタック要素はあるものの、大体のプレイヤーは奇面組を全員捕獲した時点で満足してしまうケースが多いためそういう遊び方をしないことが多く注目されないという結果となってしまいボリュームの少なさがことさら目立つようになった。
総評
原作のキャラクター再現度はなかなか高く、リアクションも原作通りの反応を示してくれるためキャラゲーとしては悪くない作りではある。
ただ謎解きの難易度が原作の知名度の高さやわかりやすさもあって非常に低いうえにボリュームも薄いため当時の高難易度傾向のゲームの中では逆風になってしまった面もある。
もう少しボリュームを増やせば評価は変わっていたかもしれないだけに惜しい作品である。
余談
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本作は後に1987年9月にMSX2に移植された。販売元はポニーキャニオン。
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本作はセガがアニメのスポンサーを務めていたこともあってかアニメの作中にてセガマークIIIのゲームを遊んでいる場面が存在していたりする。
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また、アニメの第68話にて本作が登場したことがある。
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本作の元となった当時フジテレビ土曜19:30枠で放送されていたアニメ『ハイスクール!奇面組』は、その次の20:00放送枠『オレたちひょうきん族』の前枠から視聴者を固める狙いで1985年10月から放送された。
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1981年10月レギュラー放送が始まった『ひょうきん族』は、1984年にそれまで土曜8時枠で長年にわたり不動の王者に君臨していた『8時だョ!全員集合』(TBS)から同時間枠のトップの座を奪い取った大金星は非常に有名な話ではあるが、その頃には自身も伸び悩みはじめ『全員集合』から離れていく視聴者をほとんど取り込めなくなり、フジテレビはテコ入れのため前枠から視聴率を固める狙いで子供層からの打開を求め、当時ジャンプ連載の人気漫画だった奇面組を抜擢するに至り、前述通りその人気でこの枠でもTBS側から視聴率を吸収することに成功した。
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実は『奇面組』のルーツそのものはザ・ドリフターズにあり原作漫画では零が加藤茶のマネをしたりしていたが、このような経緯もあってアニメでは、それに纏わるようなネタは一切カットされていた。
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当時TBS放送されていた『全員集合』の後番組でドリフメンバーの加藤茶と志村けんがMCを務めた『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』にはスポンサーにセガも含まれており本作のCMも行われていた。反対に『ひょうきん族』のスポンサーにセガが含まれていないため、その枠で本作のCMは行われなかった。前述通り放送局の都合で分断されてしまった奇面組と加藤茶(ドリフターズ)は完全ではないにしろ本作の影響で間接的ながら復縁したような形になった。
最終更新:2026年07月27日 15:13