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Mr.Do! VS ユニコーン

【みすたーどぅ ばーさす ゆにこーん】

ジャンル アクション
対応機種 アーケード
発売・開発元 ユニバーサル
稼動開始日 1983年
判定 なし
Mr.Do!シリーズ
Mr.Do!VSユニコーンワイルドライド/スーパーピエロ/Neo


概要

Mr.Do!』シリーズの第2弾で、本作ではユニコーンの城でユニコーンを全滅させることが目的。
ユニバーサルの過去作である『スペースパニック』のシステムをベースに作られており、アッパーバージョンともいえる作品。


システム

  • 操作系は1レバー1ボタンの操作系。ボタンでハンマーを振り下ろしブロックを叩き落すことができる。

基本的なルールは『スペースパニック』と同様だが、相違点は以下の通り。

  • 穴がブロック式になり、ハンマー一発でブロックを落とせるようになった。その代わり、プレイヤーが穴を埋める手段がなくなり、また落下中の無敵がなくなっている。
    • 穴の淵ギリギリに立っていると、対岸の敵に接触してミスになる。追い詰められたらかなり厳しい。また、ハンマーで敵を殴ると一瞬だけ怯ませて後退させることができる。
  • 成長したからと言って倒す条件が厳しくなることはなくなった(ただし、最終段階に成長すると以後分裂するようになった)。そのかわり、単に落とすだけでは倒せなくなり、ブロックで潰す必要がある。このため、最上段(屋上の一つ下)の敵は倒しにくくなった(脱出直前、穴を埋めようとした瞬間に叩くことで生成中のブロックごと落として倒すことはできる)。
    • 屋上にはブロックがなく、屋上にいると完全に無防備になる。アイテムは屋上にあるため、取りに行くにはリスクがある。
  • 特殊ブロックとして鍵ブロックとドクロブロックが存在。
    • 鍵ブロックをすべて叩き落すと屋上の扉が開いて十字架アイテムが出現し、取得すると一定時間無敵になり、画面上の敵がEXTRAモンスターに変化する。EXTRAモンスターは直接ハンマーでたたいて倒すことが可能。
      • EXTRAモンスターの文字はブロックを落とすごとに変化する。
      • EXTRAの文字を揃えると1UPし、そのステージは無条件でクリアとなる。
    • ドクロブロックは2つセットで存在し、2つとも落とすとその間にあるブロックがすべて落とされ、その際に上にいた敵も無条件で倒すことができる。
      • ただしその際にドクロブロック及びその間にあった床にはブロックが存在しなくなり穴を作ることができなくなる。
  • ハシゴの他に階段があり、階段は押すことで逆方向に向けることができる(敵の侵入経路を断つ事ができる)。
  • 制限時間が元ネタとなる『平安京エイリアン』同様の秘匿情報になっている。制限時間が尽きた場合のペナルティも「最終段階に勝手に成長してしまい、更に穴から脱出しなくても勝手に分裂するようになる」と元ネタに近くなっている。
  • 全8ステージのループゲーム。周回を重ねるごとに敵の成長速度が速くなり制限時間も短くなる。

評価点

  • 『スペースパニック』よりもわかりやすくなったルール
    • 本作では敵が成長しても倒す条件が厳しくなるということはなくなり、元の作品に比べるとそのあたりで迷うことはなくなった。
    • また特殊ブロックによるフューチャーを追加したことで地味さも改善され、達成時の爽快感も付与されているのは良点。
  • 世界観を彩るグラフィックとBGM
    • 本作では舞台が中世風のお城ということもあって過去作に比べると華やかになり、見た目でもとっつきやすい。
    • BGMもファンタジックな雰囲気にふさわしく、煌びやかながらも疾走感のあるアップテンポな曲は好評。

問題点

  • なお敷居の高い難易度
    • 元々の『スペースパニック』自体がやや敷居の高い作品ということもあって前作『Mr.Do!』のようなわかりやすさでは後退している感がある。
    • 敵を倒すのにも前作のように直接倒せないので前作経験者にはややもどかしさが残る。
    • 難易度自体も前作に比べ上昇率が高く、メインの客層となる駄菓子屋に行くような子供たちにとっては初期のルールの把握の難しさも相まって余計難しく感じられた印象も強い。

総評

原点となった『スペースパニック』に比べMr.Do!シリーズに合わせて雰囲気も明るくなり、ルールもある程度改善してとっつきやすくし爽快感も付与したのでゲームとしての完成度も十分に上がっているのは評価できる。
ただ、それでも元の作品がやや難解な上に難易度上昇も前作に比べると厳しいため、結果的に前作のファンにはややとっつきづらい作品になったのは惜しまれる。


余談

  • 背景の窓の配置は面数の下1桁の数字を模した形になっている。
  • 開発時のタイトルは『ハンマーバン』というタイトルで、主人公もMr.Do!ではなかった。
  • ロケテスト時のタイトルは『Mr.Do's Castle』。こちらは本作の海外版タイトルとして採用された。
  • ユニバーサル発売のMr.Do!シリーズでは、本作のみダイヤモンドが出現しない。
  • 国内での移植は1984年にMSX版がソニーから、1994年にX68000版がマイコンソフトから出ている。
    • MSX版はドクロブロックがない代わりに屋上にもブロックが配置されており、アレンジ色が強い。
    • X68000版は前作『Mr.Do!』とのカップリング移植となっている。
  • 「探偵! ナイトスクープ」にて、本作をもう一度遊びたい! という依頼が来たことがあった。散々探し回ったあげく見つかった基板はあまりにも高価で数ヶ月小遣い無しを宣言され、縦画面ゲームであるため自宅の巨大なブラウン管テレビを自力で縦置きにせねばならず*1、奥さんに命じられたプレイ時間は1日30分、取材後スタッフの捜索により遥かに安価で移植版が出ていた*2ことが発覚する……、と踏んだり蹴ったりな内容であった。

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ACT AC 1983年
最終更新:2026年06月22日 23:36

*1 普通のブラウン管テレビを継続的に縦置きすると確実に故障する。

*2 但しこの移植版をプレイ出来るハードウェア・X68000自体は当時でも決して安価とはいえない。とはいえ、一応当時の放送時期ではX68000の中古本体と移植版を一緒に購入した価格は本作基板とコントロールボックスを一緒に購入するよりは安価ではあったが。