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BABY UNIVERSE

【べいびーゆにばーす】

ジャンル 3Dカレイドスコープ

対応機種 プレイステーション
発売元 ソニー・コンピュータエンタテインメント
発売日 1997年6月20日
定価 4,800円(税別)
判定 クソゲー
怪作
ポイント 3D万華鏡
それ以上でもそれ以下でもない
ゲームとしては評価不可能
後に機能の一部がプレステ本体に標準搭載された


概要

ジャンルの「3Dカレイドスコープ」の通り、3Dオブジェクトを編集して「3D万華鏡」を作成するソフト。
本作の監修は藤井フミヤ氏が行っており、本作は氏のゲームにおける初プロデュース作品である。


特徴

  • 3Dを名乗っているだけあり、通常では表現不可能な奥行きのある万華鏡を作れる。
    • 選べるパーツは「ジュエル」と呼ばれており、16種類から2個を選べる。
    • 作成した万華鏡は鏡の角度を変えたり、回転させたりすることが出来る。
    • 途中で加えた動きを録画することも出来る。
    • いじれるジュエルは少ないが、色変化などよりサイケデリックな万華鏡を作れる「ElectricScope」というモードもある。
    • また、3Dの万華鏡だけでなく通常の平面上の万華鏡も作れる。
      • 奥行きがないことを除くと、やることは同じ。
  • プレイ中にディスクを普通の音楽CDに入れ替えてそのまま再生して波形の変化を楽しむ「SoundScope」というモードがある。
    • 音楽CDの再生機能はプレイステーションのデフォルト機能であり、1997年11月13日に発売された型番『SCPH-7000』からは、この「BABY UNIVERSEのSoundScope」を再構成したものが標準搭載されることになった。

問題点

  • 値段が高すぎる。
    • 映像演出作成キットに4,800円は高く感じてしまう。
  • ツールとしてもあまり使い勝手はよろしくない。
    • 万華鏡の作成自体はそれなりにストレスフリーだが、音楽CDの再生では指定した曲へのジャンプはできず、一曲ずつ切り替えていくことになる。
      • 早送りもない。一応再生機能はシャッフル、一曲リピート、CDリピートなどは揃っている。
      • また、再生モードの変更には一々「SoundScope」モードに切り替える必要があり、若干手間がかかる。

評価点

  • インテリアとしては悪くない。
    • すさまじくサイケで人を選ぶ代物であるが、画面を流れる万華鏡を眺めつつ音楽に浸るのはなかなか心地よい。

総評

シナリオ、キャラクター、操作性、爽快感といった、普通のゲームを評価する際の重要な事項は全て評価不能である。
なにせ元から存在しない。存在しない物は評価しようがない。

LSD』や『DEPTH』などと並ぶPS屈指の怪作だが、それらと違いゲーム性も皆無である。
インテリアとして割り切ったほうがよいかもしれない。

前述の通り、本ソフトの機能の一部がプレイステーション本体の標準機能として搭載されており、培われた技術そのものは無駄ではなかったと言える。


余談

  • プレステ3で起動すると、メインメニューの一部で音声が正常に再生されないことがある。
  • ロックグループ「HOUND DOG」の1998年のアルバムも『BABY UNIVERSE』である。関連性は不明。
    • ネットで本作の情報を集めようにも、あちらの方が圧倒的に有名なため情報が埋もれて非常に探しにくくなっている。

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最終更新:2022年12月12日 15:28