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【おれのしかばねをこえてゆけつー】
ジャンル | ロールプレイングゲーム | ![]() |
対応機種 | プレイステーション・ヴィータ | |
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント | |
開発元 | アルファ・システム | |
発売日 | 2014年7月17日 | |
価格 | 5,800円 | |
レーティング |
CERO:C(15才以上対象) アイコン:セクシャル、暴力 |
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判定 | シリーズファンから不評 | |
ポイント |
ハマる人はハマる正統進化したシステム しかしシナリオは満場一致で黒歴史 |
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俺の屍を越えてゆけシリーズ 俺の屍を越えてゆけ / 俺の屍を越えてゆけ(PSP) / 俺の屍を越えてゆけ2 |
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PlayStation Studios作品 |
桝田省治の代表作で、「人間ダビスタ」の異名で知られる『俺の屍を越えてゆけ』の続編。
2011年の前作リメイクを経て、15年ぶりの完全新作として発売された。
基本システムは前作を踏襲しており、そこにプレイヤー間の交流を重視したネットワーク要素、リメイク版から追加されたシステムを発展させた要素などが追加されている。
シナリオは前作の100年後を舞台としており、桝田省治の小説『鬼切り夜鳥子』のキャラクターである夜鳥子を中心として展開される。
時は平安中期。
神から授けられた「祭具(さいぐ)」が、何者かの手によって盗まれた事件をきっかけに、大地震をはじめとした天変地異が次々と都を襲う。
神々の祟りと恐れた人々は、高名な陰陽士である「阿部晴明」を頼った。
晴明は、「人身御供」として、御所の警護にあたっていた武家の一族を女子どもに至るまで惨殺することを指示。
無残にも川原に並べられた、一族のされこうべ。そこへ「黄川人」と名乗る天界の使いが現れ、一族のされこうべに問いかける。
「こんな目にあわせてくれたヤツに復讐したいよな?」
黄川人はさらに、一族に二つの呪いが掛けられていることを告げる。
ひとつは、常人の何倍もの速さで成長し、わずか二年ほどしか生きることが叶わない『短命の呪い』、もうひとつは、人との間に子を成すことができない『種絶の呪い』。
自分たちを惨殺した者への復讐に燃える一族の魂は、その過酷な運命を受け入れることを了承し、
黄川人は天界から連れてきた「夜鳥子(ぬえこ)」という謎の女性に「反魂の儀」を行わせる。
儀式が終わり、夜鳥子の命と引き換えに再び肉体を取り戻した一族は、力を蓄えるために全国へと散っていく。
いつの日か晴明を討ち倒すために。
基本的なシステムの多くは前作を踏襲。前作未プレイならばまずは前作のページの特徴の項に目を通してもらいたい。
以下には前作との比較における本作の特徴を記す。
木版画調3Dグラフィック
外見遺伝システム
複雑化したダンジョン
戦闘バランス・難易度
『鬼神化』システム
『今月の方針』
ユーザー間の交流要素
前作から発展した要素
2からの新要素
その他の評価点
グラフィック
趣味の分かれる要素の増加
便利要素の増加
その他の賛否両論な点
+ | ... |
シナリオ攻略上の様々な問題
+ | 例えば(ネタバレ注意) |
+ | 前作からの設定の齟齬や変化が大きいもの |
+ | ネタバレ注意 |
システム面における夜鳥子の問題点
+ | さらにクリア後には(ネタバレ注意) |
システム面の粗
+ | 蜘蛛子以外にもいくつか |
+ | 以下は、アップデートにより修正済のバグ。 |
その他の問題点
システム面では前作の面白味を引き継ぎ、新要素も加え、多大なボリュームを備えた本作。
反面、前作の長所であったストーリーは一転して雑になっており、特にストーリーで始終出張っている夜鳥子によって生じた前作との矛盾点も多く、「一族(=プレイヤー)の物語」ではなく「夜鳥子の物語」となっている感は否めない。
加えて、システム面においても不自由さの原因の一端を担っていたために、彼女に不満が集中することとなった。
そういったシナリオの大幅パワーダウンに加え、システムにもいくつかの粗が見られるほか、面倒なバグも多く存在している。
前作と比較すると総合的に不満・問題点も多いものの、育成と戦闘、ユーザー同士の交流などは順当に面白いという評価もあり、新規ユーザーや、ハマれたユーザーにとっては長く太く遊べる一品となっている。
ただし、常に寿命に追い立てられるという特有の育成システムは、今作でも非常に好みが割れやすい。
ともすれば作業的とも言える『俺屍』のゲームデザインは人によって大きく評価が分かれるため、購入の際は注意されたい。
*1 正確に言えば運だけではなく、交神or結魂を行うまでに稼いだ奉納点+親の戦勝点+親の年齢に左右されるので、好みの外見を狙おうと思えばある程度狙える。
*2 結魂は同じ相手とは1回のみ。一度結魂すると一覧から削除され、そのQRコードは読めなくなる
*3 作中、鬼頭を被せられたことで名前を消されて呼べなくなるキャラが出てくる。
*4 尤も、これはシナリオの矛盾と言うより設定ミスだろうが。
*5 一応フォローすると、クリア後の夜鳥子は後述の通り「夢の世界のキャラ」扱いで本物を起こしてこんな展開になるというわけではない
*6 当主が8人に満たない場合は、ランダムで選出されたご先祖
*7 呪いを解くにはエンディングを迎える必要がある上、物語の黒幕の陰謀を知りながら、敢えて水に流さざるを得ないという胸糞悪い設定であった。
*8 設定上は式神・百爺。腸内に刺青がある都合上「下」から出入りしているはずだが、ゲーム内ではその辺りは語られない。
*9 式神の使用には健康度を消費するリスクがあり、出撃の際あまりに健康度が減りすぎてしまうと帰還後に寿命を迎えていなくても死んでしまう場合がある。うっかり夜鳥子を死なせてしまうと再度の転生に手間がかかってしまうため、プレイヤー心理として試行錯誤はしづらい状態となっている。
*10 該当ツイートより「口下手で気持ちを上手く伝えられない彼女が、それでも懸命に一族にとけこもうと努力している姿を想像するとちょっと萌えるでしょw」
*11 地縛霊・宝箱のトラップなど、先制が取れないケースもある。
*12 先手を取られれば即終了だが、このゲームにはなんと「雑魚相手なら必ず先制攻撃できるようになる術」が存在するためその心配は無用。
*13 ちなみにこの家紋、収集要素なのだが集めた家紋に変えられるとかそういうことはなく、変更にはリアルマネーが必要。ほぼ完全におまけ程度の要素。
*14 一部のダンジョンにしか出現せず、かつ水属性の鬼神が宿っている状態にする必要がある。さらに経験値量は蛇喰らい等と比べ下がっているため、稼ぐためには大量に戦う必要があるが、ダンジョンの奥地だと稼ぐ前に時間切れになるため、行きやすい場所に出現させるための調整も必要。
*15 恐らくその国のホストとの刷り合わせのミスではないかと言われている
*16 ダウンロード版。パッケージ版は2015年3月19日に発売。