【ぽけっともんすたー れっつごーぴかちゅう・れっつごーいーぶい】
ジャンル | RPG | ![]() ![]() |
![]() ![]() ![]() |
対応機種 | Nintendo Switch | ||
発売元 | ポケモン | ||
開発元 | 任天堂 | ||
制作 | ゲームフリーク | ||
発売日 | 2018年11月16日 | ||
定価 |
5,980円 【モンスターボール Plusセット】9,980円 【Nintendo Switch本体セット】37,980円 |
||
プレイ人数 | 1~2人 | ||
レーティング | CERO:A(全年齢対象) | ||
周辺機器 | モンスターボール Plus対応 | ||
判定 | 良作 (管理人裁定による) | ||
シリーズファンから不評 (管理人裁定による) | |||
ポイント |
新規・復帰層向けのソフト 大きく変わった捕獲の仕様 ボリュームや通信要素は少ない |
||
ポケットモンスターシリーズ |
Nintendo Switch初の『ポケットモンスター』シリーズ本編作品(*1)(*2)。
初代『ピカチュウ』版を基にして再構成(公式での呼称。リメイクもしくはリブートとも)した作品だが、スマートデバイスアプリ『Pokémon GO』からの新規層や親が初代世代の児童層を意識し、一部要素が現行作品から簡略化されているのが特徴。
また『Pokémon GO』からポケモンを転送できるようになっている他、本作と同時発売の周辺機器「モンスターボール Plus」との連動要素も追加されている。
開発者インタビューでは「『ピカチュウ』そのままの移植では遊ぶ人が限られるのでできる限り新たな遊びを加えた(*3)」「初年度のみならず来年再来年と継続して売れるビギナー向けタイトルになってほしい」とコメントしている。
過去の本編シリーズとは直接通信できないが、クラウドサービス『Pokémon HOME』に対応しており、『ソード・シールド』以降の新作へとポケモンを連れて行くことができる(*4)。
バトルシステム・ポケモンのステータス関連は第7世代(『SM』『USUM』)を基にしているが、後述の通り様々なアレンジも加わっているので別項に分けて後述する。
ストーリー・キャラクター
相棒ポケモン
ピカチュウ・イーブイに関する他の仕様
野生ポケモンとの遭遇、捕獲
ポケモンの連れ歩き・騎乗
主人公のキャラメイク・着せ替え要素
2人同時プレイ
マスタートレーナー
『Pokémon GO』との連動
「モンスターボール Plus」との連動
その他
各ポケモンのタイプ・相性関係は第7世代以降準拠だが、以下の通り育成・対戦面における要素の簡略化が行われている。
ステータス関連の変更点
技関連の変更点
道具関連の変更点
ボックス関連
ネット関連
その他
ポケモン本編を初めてもしくは久々にプレイする人を対象として制作された本作は、現行作の仕様を思い切って撤廃・簡略化することで、それらの人々にも分かりやすい構成となっている。
一方でポケモンとの触れ合いを意識した要素はうまくミックスされており、特に冒険や戦闘で頼りになる相棒ポケモンに対し非常に強い愛着を覚えたトレーナーも多い。
反面、原作である『ピカチュウ』版からあまりボリュームが増えていないことや一部仕様の不便さ(特に『SM』『USUM』の延長線上にあたる作品と見た場合)により、近作をプレイ済みの人からは批判的な意見も少なくない。
とはいえ、本作はいつもの本編とはゲームとしての考え方等が異なり、元々意識的に普段の作品よりもライト層向けに振り切って製作された節がある作品でもある。
またそのような作品をあえて制作するに至ったのも、『ポケモンGO』の大ヒットも手伝ってポケモンというコンテンツに(本編以外のアプローチで)新規に触れた層が急増していたという本作発売当時の情勢を鑑みると、その層を本編ゲームに誘導する為の入門用の作品を用意するというのは妥当な判断だったとも考えられる。
実際にポケモン本編の入門用もしくは『GO』の派生作としては一定の評価を得ている。普段からポケモン本編に触れている層にとっては、購入の際にはポケモンに何を求めるかで決めると良いだろう。
*1 https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2018/181031_2.pdfの10ページ参照。
*2 Switchのポケモンソフトとしては、外伝の『ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT DX』『ポケモンクエスト』が先に発売・配信されている。
*3 公式ガイドブックより
*4 ただし一度でも他のシリーズ作に連れて行ったポケモンは本作に戻せなくなってしまう。また、本作で入手した証としてピカチュウとイーブイをイメージしたマークが付く。
*5 ただし「『FRLG』の女主人公をデザインする際にこのキャラを意識した」とデザイナーが公言しており、全くゲーム本編に関わっていないというわけではない。
*6 種族によって決まっている、能力値に関わるパラメータの俗称。
*7 個体ごとの各能力にランダムに設定されるパラメータの俗称。同じ種族・同じレベルでも個体値の違いによって能力値に差が出てくる。
*8 原作では「いあいぎり」使用のためにハナダジムのクリアが必要だったのに対し、本作ではその為ではないが、ジムをクリアしないと泥棒に入られた家を通り抜けるためのフラグが立たず5番道路へ進めない為、どの道ハナダジムのクリアは必須となる。なおニビジムは原作同様、クリアせずに進もうとしても3番道路の入口にいるモブに呼び止められ、ジムに挑戦するよう促されて進めない。
*9 通常の威嚇の大半は物理技を繰り出す際のモーションだが、こちらは特殊技を繰り出す際のモーションとなっている。
*10 厳密には『ポケモンコロシアム』にも同名のアイテムが存在したが、中身は全く異なるので新アイテム扱いとする。
*11 なお、ファンの間では「改造厨」としてネタにされる『赤緑』のワタルと違い、相手のポケモンが覚えている技はすべて正規手段で習得できる技となっているため、技構成を真似することも可能。ただし、一部のマスタートレーナーが使用するポケモンは習得している技が3つ以下、場合によっては1つしか習得していない者もいるのだが、今作には技を忘れさせてくれるNPCがいないため既に技を4つ覚えているポケモンは習得技を3つ以下にできない仕様上、その技構成は完全再現できない。
*12 お気に入り登録済みのポケモン、帽子などを身に着けたポケモン、アーマードミュウツー、シャドウポケモン、ライトポケモンなど。
*13 厳密には、原作と違い初回殿堂入り以降は主人公がチャンピオンとして扱われ、ポケモンリーグ最後の対戦相手は新チャンピオンの挑戦者という扱いになる。
*14 例えばウインディの図鑑説明の冒頭が「ちゅうごく」→「とうよう(東洋)」に、マチスの二つ名が「イナズマ アメリカン」→「ライトニング タフガイ」に変更されている。
*15 ハクリュー2匹がシードラとリザードンに変更されており、強化前のドラゴンタイプはカイリューのみになった。シードラは初手で出してくるが、四天王の手持ちとしては力不足で、キングドラに進化できないこともあって強化後も続投されている。
*16 いかりまんじゅう(ジョウト地方)、フエンせんべい(ホウエン地方)、もりのヨウカン(シンオウ地方)、ヒウンアイス(イッシュ地方)、ミアレガレット・シャラサブレ(カロス地方)。おおきいマラサダは例外で、マラサダ自体がアローラ名物となっている。
*17 ポケモンの基本的な能力値に関わるパラメータ。種族値・個体値と異なりプレイヤーがある程度自由に割り振れる。「努力値」の俗称で呼ばれることが多い。
*18 個体値などと同様「覚醒値」という名称はゲーム内で使用される名称ではなく俗称である
*19 上昇値の違いを除けばGB版の初代及び金銀クリスタルに近い。
*20 なお、『GO』にも実装されている「ぎんのパイルのみ」は『GO』では「パイルのみ(捕獲時に入手できるポケモンのアメが倍増)とズリのみ(捕獲成功率上昇)の効果を併せ持つ」というものであったが、本作では純粋に「捕獲時にアイテムを入手できる確率がパイルのみよりも上昇する」という効果に変更されている。
*21 必中以外の技を回避、状態異常を回復、急所を狙う、HP1で耐えるの4種類。それぞれひかりのこな、きせきのみ、ピントレンズ、きあいのハチマキに相当。
*22 元々蛙がモチーフであるポケモンであることはスタッフから明かされていたが、PVで連れ歩きが公開された時は、そのモーションと後ろ足の長さに衝撃を受けた視聴者が多かった。
*23 『USUM』に出演しているサカキと見比べてみると違いが分かる。
*24 霧のエフェクトが原因。
*25 スティック押し込みで決定、もう一つのトップボタンでキャンセル、ボールを振る動作で3つ目のボタンの判定を行なっている。
*26 一例として、コイキングはレベル20でギャラドスに進化するが、コイキングマスターはレベル65の個体を使用する。
*27 本作に登場しないポケモンはデータ自体存在しない模様。
*28 ただしジム入場時に見せれば良く、見せたあとはバトルに参加するどころか手持ちに入れる必要すらない。
*29 『BW』以降の本編や『GO』に実装されていた要素(ただし『GO』は2017年2月の第二世代ポケモンと同時に実装されたため、サービス開始時からあったわけではない)。ボールを投げた後、通常ではボールが3回揺れて捕獲成功となるが、ごく稀に1回目の揺れの直後に捕獲成功の判定が発生する。
*30 『GO』に存在する独自のシステムであり、特殊なボールの投げ方(スワイプ動作)を行うことで捕獲率を高めることができる。
*31 1回目のリメイクの『FRLG』では可能だった
*32 『金銀』以降で登場するが、本作には存在しない。基本的に5ターン経過で解除されるようになっている。
*33 もっとも『ソード/シールド』という正式タイトルやPVの公開はピカブイ発売後まで1年近く待つ事となった、
*34 例えば、IDが「012345」の場合は「12345」と表示される。