【ぽけっともんすたー えっくす わい】
ジャンル | RPG | ![]() 高解像度で見る 裏を見る ![]() 高解像度で見る 裏を見る |
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対応機種 | ニンテンドー3DS | ||
メディア | 2Gbyte3DSカード | ||
発売元 | ポケモン | ||
販売元 | 任天堂 | ||
開発元 | ゲームフリーク | ||
発売日 | 2013年10月12日 | ||
定価 | 4,800円(税別) | ||
プレイ人数 | 1~4人 | ||
セーブデータ | 1個 | ||
レーティング | CERO:A(全年齢対象) | ||
判定 | 良作 | ||
ポイント |
メガシンカ初登場 久々の追加タイプ「フェアリー」 対戦環境の大幅なテコ入れ 育成難易度が格段に低下 過去作の反省を活かしたインターネット対戦 着せ替えやポケパルレ等お楽しみ要素も充実 |
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ポケットモンスターシリーズ |
『ポケットモンスター』本編シリーズの第6作。
プラットフォームをDSから3DSに移し、シリーズ初となる世界同時発売がなされた。冒険の舞台はフランスをモデルとしたカロス地方。
+ | 友達について(ややネタバレ有) |
+ | 「AZ」について(ややネタバレ有) |
+ | 四天王の1人について(ネタバレ有) |
+ | 敵ボスの言動について(ネタバレ有) |
大幅なテコ入れが行われたものの、対戦バランスはまだまだ改善の余地が多い。
今作では強いポケモンとそうでないポケモンの格差がさらに広がったとされている。その中でも特に問題視されたのがメガガルーラとファイアローである。
+ | メガガルーラ |
+ | ファイアロー |
桁外れた強さのポケモンはこれまでにも多く存在してきたが、相手の攻撃を耐えたり、相手より素早いポケモンを使って弱点技で叩くといったシンプルな対策が通用した。
しかしこの2匹の場合、メガガルーラは「おやこあいと本体のステータスによって有効な対策が少ない」、ファイアローは「なにをしても行動を許してしまう」と対策が非常に難しく、その強さに歯止めが利かない形になっているのが特に問題とされた。
ただし、ファイアローは「使わないと勝てない」の域には達していないし、メガガルーラもそうかというと曖昧なところがあるが、どちらも相手の選出を縛れるだけの強さとは確実に有しており、それが強さの格差を広げたことにつながっていた。
+ | 他のポケモン関連 |
+ | 上記以外の問題 |
グラフィックが全面3Dに進化したものの、従来の「ポケモンらしさ」はそのまま。登場する野生ポケモンの種類も歴代最多なので、ただ草むらを歩いているだけでも様々なポケモンと出会え、好きなポケモン達と旅する楽しみを味わうことができる。
また厳選・育成作業の手間が大幅に緩和され、対戦のハードルが下がった点も嬉しい。ただその対戦のバランスはメガガルーラやファイアローなどの強すぎる存在のせいで不安定気味だったものの、一本のソフトとしてみればポケモン初心者から上級者まで幅広く楽しめる安定した続編と言えるだろう。
関連ゲーム
*1 ポケモンごとに決められている、種別ごとの強さを示す数値のこと。
*2 例外として、伝説のポケモンのヒードランの専用技「マグマストーム」は120から100と、幅にして20も低下している。これは恐らくバインド技のバインドダメージが1/16から1/8に強化されたためのバランス調整と思われる。
*3 接触技を強化する特性は『BW』で追加された「どくしゅ」(接触技を受けた相手をたまに毒状態にする)が初。
*4 これについては本作の発売直前に発刊されたゲーム雑誌『ニンテンドードリーム』2013年11月号の開発者インタビューにおいて、本作のバトルディレクターの森本茂樹氏が公式に語っている。
*5 ゴースト・あくタイプはエスパー、ゴーストの2タイプにしか弱点を突けない上、その2タイプがいずれも『BW』ではややマイナーであった。また、技の威力の面でも当時はギラティナの専用技の「シャドーダイブ」(威力120)を除くと全て威力100未満で威力80前後の技がほとんどであった。
*6 ただしメガフーディンのみ90しか上昇しない。設定ミスなのか次世代の『サン・ムーン』では修正された。
*7 メガシンカによって一部の種族値が低下するポケモンは他にメガスピアーやメガバクーダなどが該当するが、こちらは本作ではなく『ORAS』が初登場となる。
*8 ポケモンの能力を底上げする数値。公式はきそポイントと呼称している。
*9 強いて挙げるとすれば、不快なニックネームを付けられたポケモンやチートで作られた不正なポケモンが送られてくることがある。
*10 0~31の32段階ある個体値のうち最も高い31を32進数で表した値。6つの各ステータスに個体値が設定されており、「2V」や「6V」などはそのポケモンが持つ個体値Vの個数を指す。また、30を「U」、0を「逆V」と呼ぶ。
*11 ポケモンにおいては主に、非常に時間がかかり運に左右される厳選作業を延々と繰り返すことを指す。
*12 3か所の個体値が一致し、2か所が異なる場合の話。性別と特性の遺伝を考慮しなければあかいいとによる遺伝の当たりパターン1/6×1/2×1/2の1/24
*13 今までは255が限界だったが、ステータス計算式の都合上、253以上割り振ると無駄が出る。
*14 ミュウのような幻のポケモン、ゼルネアスやイベルタルといった伝説のポケモンのこと。
*15 メガリザードンとメガミュウツーのバージョン違いを含めた場合。
*16 大方のファンがこのタイトルを予想していた。ちなみにジガルデの英語表記は「Zygarde」。
*17 北海道・青森県だと「せつげんのもよう」、長崎県だと「たいりくのもよう」、沖縄県だと「スコールのもよう」になる。
*18 例えば、ビオラが使ってくる「はなぞののもよう」は欧州版でしか入手できない。
*19 一応、捕獲したいポケモンに対してだけ無効な範囲攻撃であれば一層が効く。捕獲したいポケモンだけが飛行タイプ・特性が「ふゆう」なら「じしん」で一掃できる。
*20 BW2の「メダルラリー」のようなもの。こちらはただの勲章という訳ではなく、多く集めるとゲームプレイで溜まるポイントと交換可能な景品や、サイト内で遊べるミニゲームの種類が増えていく。
*21 両方とも、体力満タンから倒される時にHPを1だけ残す特性・道具。この作品では、連続ヒットする攻撃を受けた時には最初の攻撃しか耐えられずに追撃は耐えられない仕様となっており、メガガルーラの攻撃を凌ぐことが出来ない。
*22 ただしこれはあくまで「ギルガルドは物理系の攻撃をメインに戦うポケモンとして考えていた」という前の発言を受けてのもので、「特殊型をまったく想定していなかった」ということではないと思われる。
*23 前述の通り特殊型には意味が無く、そもそも攻撃力が高いのでガルーラを削りきる前にこっちが先に倒れることがままある。
*24 先制技を無効にする技。シングルバトルでは他のポケモンで攻撃できないため、完全に無意味。ダブルバトルでも汎用性が低い技なので使いにくい。
*25 攻撃力は上がるが素早さが下がってしまうので相手に先制でこおりタイプの技を撃たれて倒されてしまいがちであり、メガストーンを持たせずに別の持ち物を持たせて従来の方針で戦う方が合っていると言われがち。メガシンカできるポケモンのうちメガストーン所持率がずば抜けて低いポケモンでもある。また特性が天候に依存してしまう。
*26 メガヘルガーの特性は、日差しが強いの時に特攻が1.5倍になるが、ターン終了時にダメージを受ける「サンパワー」。全く使えないというわけではないが適用条件が局所的であり、無条件で攻撃・特攻が上昇してタスキ・頑丈を貫通するメガガルーラの特性「おやこあい」の完全下位互換である。また、「日差しが強くなるとダメージを受ける」というデメリットはあるが、夜行性のポケモンであるヘルガーのイメージに合わないという意見も多い。
*27 その証拠にシングルバトルでは全シーズンで使用率トップを維持し続けていた。
*28 ほのおタイプ自体は実ははがねタイプに次ぐ6タイプの技を半減できるものの、みずタイプ、じめんタイプ、いわタイプと採用率の高いタイプの技を弱点に持ち、耐久に優れた種族がほとんどいないため、耐性面では弱めと評価されやすい。
*29 基本的には80%命中する、という解釈で問題ない。