NieR Re[in]carnation ストーリー資料館
百獣の剣王
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nier_rein
むかしむかしある王国に、3つの掟がありました。それは王室が国民に課した規則。掟を犯した者には死刑をはじめとした、厳しい罰が与えられましたが、その刑罰の重さに反し、この掟の存在は多くの国民から称賛を受けていました。
1つ目の掟は「他人の所有物を許可なく奪う事を禁ず」。窃盗、強奪は勿論、命を「奪う」殺人もこの掟の対象に含まれています。過去に「心を奪う」事はどうかという議論があり、以降は他人の所有物と知った上で意図的に奪った場合、と追記されました。
2つ目の掟は「暴言や罵詈雑言で人の名誉を傷付ける事を禁ず」。掟はこういった、他の人に嫌な思いをさせない、という観点から定められていますが、この掟については、そういった言葉を使う事で王国の品格を損なう事を避ける意味も込め、制定されました。
3つ目の掟は公開されていませんでした。しかし、それこそ人々がこの掟を称賛した理由でした。3つ目の内容を考える事が、他人への思いやりに繋がると人々は語ります。王室の都合で国民を死罪にする為という実態には、誰も気が付きませんでした。
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NieR Replicant |
NieR Replicant
むかしむかしある王国に3人の兄弟がいました。
3兄弟の長男はその国をしはいする王様でした。
王様はとても残酷でみんなこわがっていました。
王様は毎日毎日国民からひとりイケニエを選んで処刑しました。今日は家族の見ている前で母親の首をはねました。母親の頭は3回転ほど回って、既に殺されたその息子の頭のとなりに落ちました。
ああ、なんという事でしょう。王様はそれを見て笑っているのです。
ゲへゲへと、気持ちの悪い声で笑っているのです。
そんなある日、王様は病気になりました。生きながらにして体がくさっていく病気でした。くさった体をひきずりながら王様は処刑を続けました。
家臣達は逆らいもせず毎日毎日毎日毎日処刑を続けました。
最後に王様はくさって死にました気持ち悪いにおいをだしながら王様はくさって死にましたでも家臣達は王様の前で処刑を続けました毎日マイ日殺しましタくさった王様とくさった家臣とくさった国民とくサったくさっおまエたチの
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DOD3 ※『ニーアの剣』として登場 |
DOD3 ※『ニーアの剣』として登場
あっ。だめだヨナ。座って食べなさい。
走り回ったらせっかく焼いたパイがこぼれるだろ。
ほら、言った先からポロポロポロポロと。
エミールも座るんだ。何クローゼットを漁っているんだ。
さっさとスープを片付けてくれ。
そこに入っているのは俺とヨナの下着だけだ。
カイネはどこ行ったんだ? え? 食べたりなくて食材探し?
さっき渡した豚の丸焼きはどうしたんだ?
は? もう食った?
まどろむ夢の中。
失われた自分と、失われた世界と、失われた人達を想う。
もう手に入らない、あの幸せの光を。
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NieR:Automata |
NieR:Automata
むかしむかしある王国に三人姉妹の王女がいました。中でも長女は世界一賢いと評判で、やがて女王となって国を治める立場に上り詰めました。
女王は国を強くする為に軍の強化を始めます。その為にはお金が必要なので、民への税金を増やしました。民には稼ぎ口として、新たに建てた軍の工場で働かせました。
民は働き税金は増え軍は強くなり、軍が強くなれば工場の需要が増え民は働き税金は増え軍は強くなり民は働き――賢い女王の下で全ては計画通り効率よく進みます。
ソシテ国ヲ強クスル為ニ、我々民ハ工場デ良ク働クタメ工場デ機械ニ改造サレ、軍モ強イ機械ニ改造サレマシタ。今デモ国ハ制御システムニナッタ女王ノ下デ完璧ニ統治サレテオリマス。
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SINoALICE |
SINoALICE
【0806-0002】
報告:巨大工場の地下深くに新たに旧世界の生産施設の稼働が確認された。機械生命体の反応は確認されていない。
推測:自動化された人類遺跡が現在まで活動を継続していた。
推奨:司令部への報告と、さらなる調査。
【0806-0006】
報告:巨大工場の地下深くに存在する制御システムは、旧世界の人類が作り出した物である事が判明した。
推奨:調査の継続と、各種システムのデータバックアップ及び解析。
【0806-0018】
報告:調査対象である工場制御システムの調査が完了。内部のデータから人類情報が検出され、人類の人格データを利用した物である事が判明した。本件については慎重に調査を進める事に決定された。以上。
【0806-0021】
報告:調査対象である工場は旧世界の人類が作り出した兵器工場と判明。工場制御には当時の国家元首と国民の人格データが生きながらにしてシステムに組み込まれた事も確認されている。
疑問:人類の戦争に対する非合理的な生産活動。
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