NieR Re[in]carnation ストーリー資料館

百獣シリーズ

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nier_rein

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百獣の剣王

むかしむかしある王国に、3つの掟がありました。それは王室が国民に課した規則。掟を犯した者には死刑をはじめとした、厳しい罰が与えられましたが、その刑罰の重さに反し、この掟の存在は多くの国民から称賛を受けていました。

1つ目の掟は「他人の所有物を許可なく奪う事を禁ず」。窃盗、強奪は勿論、命を「奪う」殺人もこの掟の対象に含まれています。過去に「心を奪う」事はどうかという議論があり、以降は他人の所有物と知った上で意図的に奪った場合、と追記されました。

2つ目の掟は「暴言や罵詈雑言で人の名誉を傷付ける事を禁ず」。掟はこういった、他の人に嫌な思いをさせない、という観点から定められていますが、この掟については、そういった言葉を使う事で王国の品格を損なう事を避ける意味も込め、制定されました。

3つ目の掟は公開されていませんでした。しかし、それこそ人々がこの掟を称賛した理由でした。3つ目の内容を考える事が、他人への思いやりに繋がると人々は語ります。王室の都合で国民を死罪にする為という実態には、誰も気が付きませんでした。

武器種 大剣  レアリティ ★★★★ 
属性 シリーズ 百獣
追加日 2021年4月10日
EN Beastlord
NieR Replicant
DOD3
NieR:Automata
SINoALICE

+ NieR Replicant
NieR Replicant
むかしむかしある王国に3人の兄弟がいました。
3兄弟の長男はその国をしはいする王様でした。
王様はとても残酷でみんなこわがっていました。

王様は毎日毎日国民からひとりイケニエを選んで処刑しました。今日は家族の見ている前で母親の首をはねました。母親の頭は3回転ほど回って、既に殺されたその息子の頭のとなりに落ちました。
ああ、なんという事でしょう。王様はそれを見て笑っているのです。
ゲへゲへと、気持ちの悪い声で笑っているのです。

そんなある日、王様は病気になりました。生きながらにして体がくさっていく病気でした。くさった体をひきずりながら王様は処刑を続けました。
家臣達は逆らいもせず毎日毎日毎日毎日処刑を続けました。

最後に王様はくさって死にました気持ち悪いにおいをだしながら王様はくさって死にましたでも家臣達は王様の前で処刑を続けました毎日マイ日殺しましタくさった王様とくさった家臣とくさった国民とくサったくさっおまエたチの

+ DOD3 ※『ニーアの剣』として登場
DOD3 ※『ニーアの剣』として登場
あっ。だめだヨナ。座って食べなさい。
走り回ったらせっかく焼いたパイがこぼれるだろ。
ほら、言った先からポロポロポロポロと。

エミールも座るんだ。何クローゼットを漁っているんだ。
さっさとスープを片付けてくれ。
そこに入っているのは俺とヨナの下着だけだ。

カイネはどこ行ったんだ? え? 食べたりなくて食材探し?
さっき渡した豚の丸焼きはどうしたんだ?
は? もう食った?

まどろむ夢の中。
失われた自分と、失われた世界と、失われた人達を想う。
もう手に入らない、あの幸せの光を。

+ NieR:Automata
NieR:Automata
むかしむかしある王国に三人姉妹の王女がいました。中でも長女は世界一賢いと評判で、やがて女王となって国を治める立場に上り詰めました。

女王は国を強くする為に軍の強化を始めます。その為にはお金が必要なので、民への税金を増やしました。民には稼ぎ口として、新たに建てた軍の工場で働かせました。

民は働き税金は増え軍は強くなり、軍が強くなれば工場の需要が増え民は働き税金は増え軍は強くなり民は働き――賢い女王の下で全ては計画通り効率よく進みます。

ソシテ国ヲ強クスル為ニ、我々民ハ工場デ良ク働クタメ工場デ機械ニ改造サレ、軍モ強イ機械ニ改造サレマシタ。今デモ国ハ制御システムニナッタ女王ノ下デ完璧ニ統治サレテオリマス。

+ SINoALICE
SINoALICE
【0806-0002】
報告:巨大工場の地下深くに新たに旧世界の生産施設の稼働が確認された。機械生命体の反応は確認されていない。
推測:自動化された人類遺跡が現在まで活動を継続していた。
推奨:司令部への報告と、さらなる調査。

【0806-0006】
報告:巨大工場の地下深くに存在する制御システムは、旧世界の人類が作り出した物である事が判明した。
推奨:調査の継続と、各種システムのデータバックアップ及び解析。

【0806-0018】
報告:調査対象である工場制御システムの調査が完了。内部のデータから人類情報が検出され、人類の人格データを利用した物である事が判明した。本件については慎重に調査を進める事に決定された。以上。

【0806-0021】
報告:調査対象である工場は旧世界の人類が作り出した兵器工場と判明。工場制御には当時の国家元首と国民の人格データが生きながらにしてシステムに組み込まれた事も確認されている。
疑問:人類の戦争に対する非合理的な生産活動。


百獣の剣

むかしむかしある王国に、とても幼い王様がいました。政務は頭の良い大臣たちがしてくれるので、幼い王様の仕事は玉座に座って笑顔でいることだけ。そんな王様には3つの願いごとがありました。

1つは早く大きくなること。幼い自分の無力さを、王様はいつも感じていたのです。国民に、そして他の国に認められるために、王様は早く大人になりたい、そう思っていました。

もう1つは、民が安心して眠れる国を作ること。それは亡くなった王様の父がいつも語っていた夢。幼い王様は大好きだった父の夢を叶える、そう決めていたのでした。

最後の1つは、自分たちが政治を行うために父を殺した大臣たちを1人残らず殺すこと。幼い王様は大人になったその時に、どんな方法で大臣たちを殺そうかを笑顔で考えていました。

武器種 小型剣 レアリティ ★★★  
属性 シリーズ 百獣
EN Beastbain
NieR Replicant
NieR:Automata

+ NieR Replicant
NieR Replicant
むかしむかしある王国に3人の兄弟がいました。
3兄弟の次男は軍隊をひきいる将軍様でした。
軍隊はとても暴力的でみんなおびえていました。

将軍は戦争が好きでした。
もえた街や転がる死体を見ることが好きでした。将軍は征服することではなく、滅ぼす事だけを命じました。
機械のように訓練された兵隊達は将軍様のために村や街や国をぜーんぶ滅ぼしていきました。
将軍様はそれを見ながらグフグフグフと下品な声でわらいます。

軍隊はひたすらに進軍しました。
海の国も、山の国も、夏の国も、冬の国も、東の国も、西の国も、見境なく滅ぼしていきました。
絶対的な将軍様の命令に従い、ずーっと何年も何年もひたすら殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺しまくりました。

やがて軍隊はある国に到着しました。
街の人も兵隊もお姫様も王子様もみんなみーんな槍で突き殺しました。最後にみすぼらしい将軍が涙ながらに命乞いをしてきましたがすぐに殺しました。
その将軍の顔はどこかで見たような顔でした。兵隊達は思い出そうとしましたが、将軍の娘が現れたとたんにその子を突き殺すのに夢中になり、二度とその事を考える事はありませんでした。

+ NieR:Automata
NieR:Automata
むかしむかしある王国に三人姉妹の王女がいました。三姉妹の二女は賢くはないけれど世界一美しいと評判で、隣国の王の下へと嫁ぎました。

隣国の王は二女の美しさをこの上なく愛しました。毎日六回は新しいドレスに着替えさせ、毎日八回は新しい花を贈ります。愛される喜びに、二女の美貌は輝きを増していきました。

王の為にも美しくありたいと願う二女は、ありとあらゆる方法で美の技を求めます。しかし永遠に美を保つ術だけは手にできません。そんなある日、二女は妙案を思いつきました。

二女は自らをはく製とし、永遠の美となる事を選びました。王は涙を流して感動します。二年後、隣国に戦が起こり、はく製は瓦礫に押し潰されてぐちゃぐちゃとなりました。


百獣の双槍

むかしむかしある王国に3人の領主がいました。力の騎士、智の騎士、心の騎士と呼ばれた3人は、3つに分けた国の領地をそれぞれ任されましたが、その内の1人、心の騎士は、真面目なだけの平凡な青年でした。

心の騎士はその誠実な性格と人当たりの良さから、多くの領民に信頼されました。しかしその心労は余りに重く、彼はある事に深く頭を悩ませる事となります。それは自身が選ばれた理由、「心」の意味についてでした。

「力」の騎士はその武勇を、「智」の騎士はその知識を。ならば王は何を望み、「心」の騎士という名を私に授けたのか。彼は日夜考え続けましたが、どれだけ考えても納得のいく答えを見付ける事は出来ませんでした。

そうして彼は今日も、寝台の上で王の獣欲を浴びながら、「心」の意味について考え続けます。彼が王の真意に気付くことはありませんでしたが、それでも彼はその身の全てを捧げ、王の「心」を満たし続けました。

武器種    レアリティ ★★★  
属性 シリーズ 百獣
追加日 2021年3月31日
EN Beastcurse
解放: 世界を滅ぼした男(魂の青年)
NieR Replicant
NieR:Automata
SINoALICE

+ NieR Replicant
NieR Replicant
むかしむかしある王国に3人の兄弟がいました。
3兄弟の三男は毎日寝て暮らすなまけ者でした。
でも、三男はとても陽気だったのでみんなに好かれていました。

国に病気が流行った時も、三男は王宮でゴロゴロしながら鼻歌鳴らすだけ。でも街の人は三男の陽気な歌声に癒されるようだと三男の事を褒め称えます。
あの人は立派だよ本当に立派だよ。

国が戦争に巻き込まれた時も、三男は王宮でゴロゴロしながら昔話をするだけ。でも街の人は三男の面白い話で戦争のつらさも忘れる事が出来ると慰め合いました。
あの人はすごいよ本当にすごいよ。

ある日も三男は王宮でゴロゴロしていました。でも今日は街の人の声は聞こえてきません。三男はゴロゴロしながら、どうしてだろう?ゴロゴロ、どうしてだろう?ゴロゴロ、どうしてだろう?
ゴロゴロ……と考え続けていました。が、そのうち眠くなって寝てしまいました。
戦争と病でみんな死んでしまった国で、いびきだけが今日も王宮に響いています。
ここは幸せの王国。幸せの王国。幸せの王国。幸せの王国。幸せの王国。幸せの王国。

+ NieR:Automata
NieR:Automata
むかしむかしある王国に三人姉妹の王女がいました。三女は世界一醜いと評判でしたが、とても心の優しい少女でした。

人の役に立ちたいと願う三女は野に下り、民に救いの手をさし伸べます。けれど、その手は弾かれ好意を受け取って貰える事はありません。それどころか人々は少女を疎み遠ざけます。

三女が拒まれるのは醜いからだと、ある人が言いました。しかし少女は自分の尽くす心が足りないからだと思い、毎日無償で奉仕を続けました。毎日毎日毎日毎日――

ある日、三女は路地裏で小さくなって死んでいました。けれどその遺体の醜さゆえに誰も葬ろうとはしてくれません。醜い少女は醜く腐ってそのまま土に帰りました。

+ SINoALICE
SINoALICE
王は謳う。
永久の王国を、沈む事なき太陽の実現を。

王妃は歌う。
偉大なる王を、彼の成し遂げた偉業を。

王子は詠う。
反逆に怯む事無く、前進する兵の尊さを。

道化は謡う。
権力に胡坐をかいて滅んだ、三人の王族を嗤う物語を。
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