戦友が死んだ。あいつの剣を継いで、敵国の兵士を一人でも多く、同じ目にあわせてやる。俺はあいつの顔を思い浮かべて、心に誓った。友が殺された痛みを慰めるには、そうするほかないだろう。
殴るような俺の一撃によって、敵軍将校の頭蓋に気持ちの良い大穴が空く。穴の入り口は捲れて、大きな花弁が開いたようだ。ただ、そんな無様な屍を見ても、予想に反して心の曇りは晴れなかった。
心を静めようと敵をなぎ倒すうち、剣は撃力の反作用を受けて、 負荷に耐えきれず壊れてしまった。それを自分の手で直してみると、ようやく心の傷が少し癒えたような、 心地好い感覚を覚えたんだ。
敵を殺し、剣が壊れ、直す。それを繰り返して友の剣が原形を留めなくなった頃、俺はついに立ち直れた。ただ、引き換えにあいつへの想いに靄がかかってしまったような、そんな気がするのだが。
武器種 | 小型剣 | レアリティ | ★★★★ |
属性 | 光 | シリーズ | |
追加日 | 2022年2月28日 | ||
EN | Amicable Devotion | ||
解放 | フレンリーゼ(破砕裂の狩人) |