はるか昔、光の神が6つの武器を創り、世界の諸所に隠したという伝承がある。その一つが、所有者の「生きる力」を高めるという大剣。それは険しい雪山の頂に奉られており、幾千もの冒険者達が求めたが、大自然の厳しさに負けて誰一人帰ることはなかった。
一人の高潔な騎士が、この山に挑んでいた。山頂に近づくにつれ、寒さのために腐敗せずに打ち捨てられている冒険者達の死体が増えていった。彼は、それらを丁重に弔いながら、雪深い道なき道を進み、ついに山頂に到達した。
そこにあったのは、温かな光を放つ見事な大剣。しかしながら、騎士に残された体力は既に皆無に等しかった。食料は底を尽いており、十日間何も食べていなかったのだ。騎士は、大剣に手を伸ばしつつも、ここで餓死することを覚悟した。
騎士が大剣を手に取ったその時、力がみなぎってきた。それはたしかに、「生きるための力」だった。喰おう。今なら、なんでも喰える気がする。いや、喰いたいんだ。喰わなくては。騎士は、ゆっくり下山していった。腐敗していない冒険者達の肉を求めて。
武器種 | 大剣 | レアリティ | ★★ |
属性 | 光 | シリーズ | 白鉄 |
EN | Alabaster Greatsword | ||